大人気作品「Re:ゼロから始める異世界生活(リゼロ)」のネタバレあらすじ解説ページです。
リゼロの最新29巻までのあらすじをネタバレ有りで解説していきます。
外伝や主要キャラ、見どころも紹介、リゼロファンにおすすめです。
「リゼロ」とは?死に戻りの主人公スバルが運命に立ち向かう物語
「Re:ゼロから始める異世界生活(リゼロ)」は、小説家になろう発の長月達平先生の作品です。
「死に戻り」という特異な権能を持った平凡な少年スバルが、美しいハーフエルフの美少女エミリアと出会い、不条理な世界と過酷な運命に立ち向かいながら成長していく物語です。
爆発的な人気を誇り、小説だけに留まらず、アニメや映画、コミック、ゲームなど様々なメディアミックスがされている大人気作品です。
「リゼロ」の魅力は『不条理に対する挑戦』
リゼロの最大の魅力は『不条理に対する挑戦』です。
主人公のスバルやヒロインのエミリアだけでなく、味方も敵もほとんどの登場人物が「不条理」と遭遇した過去を持っています。キャラクターごとに不条理への立ち向かい方が異なり、その闘争が時に争いとなり、時に繋がりとなり、様々な結果をもたらしていきます。
主な登場人物の直面した不条理は次の通りです。
主な登場人物が経験した不条理 | |
---|---|
キャラ | 不条理 |
スバル | 突然の異世界召喚、「死に戻り」の権能を与えられ、求められる到達点に辿り着くまで運命から逃れられなくなる |
エミリア | ハーフエルフの容姿により自分とは関係のないことが原因で侮蔑と嫌悪に晒されて生きる、虚飾の魔女パンドラにより育ての母フォルトナを失い、エリオール大森林を永久凍土に変えてしまう |
ラム | 鬼族の神童として生まれるも角を折られ、生きるためにロズワールの治療が必須の体になる |
レム | 神童のラムの妹として生まれ常に比較される幼少期を過ごす、ラムの角が折れた時の感情の贖罪に代替品としての人生を生きる |
ロズワール | 恩師であり想い人のエキドナを失う、代々の一族を400年間犠牲にし続ける |
ガーフ | 幼い頃に母が聖域を出て崖の崩落に巻き込まれる、母に捨てられたと思い込む |
オットー | 商人として立身出世を目指すも、魔女教に捕まり、何も成すことができないまま生贄に捧げられそうになる |
ベアトリス | 禁書庫での孤独な400年間を過ごす |
アナスタシア | 先天性のゲート異常で通常より寿命が短い |
ユリウス | 幼い頃に両親が水害事故で亡くなる |
ミミ | 幼い頃にヘータロー、ティビーと共に捨てられ、カララギの最底辺で命を落としかける |
クルシュ | 獅子王の夢を共にした最愛の殿下フーリエを失う |
フェリス | 幼少の頃、実父により実家の地下に10年間監禁される |
ヴィルヘルム | テレシアを白鯨戦で失う、アストレアの男の運命に翻弄される |
フェルト | 両親がおらず貧民街で育つ、後にフェルトを残して一族全滅 |
ロム爺 | 亜人蔑視のルグニカに恨みを募らせる |
ラインハルト | 幼少期から人間では耐えられない宿業を複数身に宿す |
プリシラ | 「選定の儀」でプリスカとしての人生を終える |
アル | 嫉妬の魔女に億回挑んで敗北、世界をループする |
シュルト | 農村孤児で餓死寸前まで追い込まれる |
ハインケル | 誰よりも剣に真剣に向き合うも才能が微笑まなかった、妻ルアンナが眠り姫となり、父ヴィルヘルムを尊敬するも断絶され、愛した息子ラインハルトは異常な力に侵される |
メィリィ | 幼い頃に森に捨てられ魔獣を従え「魔獣の女王」として育つ |
エルザ | グステコ聖王国の最底辺層で育ち、「呪い人形」の祝福を受ける |
エキドナ | 世界を救う方法を求め、400年前から孤独の戦いを続ける |
それぞれが起きた過去に対してどう向き合い、戦い、その結果どこに到達するのか、その変化をキャラクターを通して体験し、共感や憤りを感じることのできることこそが「リゼロ」という作品の最大の魅力と言えるでしょう。
リゼロ最新29巻までのあらすじをネタバレ解説
リゼロ第1巻ネタバレ スバルの異世界転生、盗品蔵でのエルザとの戦い
スバルが異世界召喚、エミリアと出会う
コンビニ帰りに突然異世界召喚された「菜月・昴(ナツキスバル)」は、ルグニカ王国王都の裏路地でトンチンカンと遭遇、武器に屈したところで、徽章を巡る追いかけっこをしていたフェルト、エミリア、パックと出会いました。
エミリアは、徽章よりも傷ついたスバルを優先して治療、スバルはその恩とエミリアの可愛い容姿のため、徽章探しを手伝うこととなります。
二人と一匹は、リンガ売りのカドモンの娘プリムを助けたことを契機に、徽章の盗難相手が「フェルト」である可能性が高いと教えてもらい、貧民街の盗品蔵へと向かいますが、その中には「腸狩り」のエルザがおり、スバルとエミリアどちらも致命傷を負ってしまいました。
「死に戻り」の権能を体験
確かに倒れたはずのスバルでしたが、気づけばカドモンの店の前で目覚め、エミリアの無事を確かめに盗品蔵へと向かい、そこでロム爺と出会いました。フェルトと再会、エルザも合流して徽章を交渉で手に入れますが、エルザによって再び致命傷を負うこととなります。
またもカドモンの店の前で目覚めてスバルは混乱、店の前を通りかかったエミリアに声をかけますが、エミリアはスバルのことを忘れてしまっていました。状況に呆然としながら、エミリアを追いかけに向かったスバルの前にまたもトンチンカンが立ち塞がり、スバルはここで命を落としてしまいます。
しかし、再びカドモンの店前で目覚めたスバルは、ついに自分が「死に戻り」していることに気付くのでした。
忘れられた恩を返すため命がけでエミリアを救う
「死に戻り」の権能を自覚したスバルには、異世界知識を使ったウハウハライフを送る選択肢もありましたが、忘れられようとも、エミリアやフェルト、ロム爺を救いたいと決断したスバルは盗品蔵へ向かいます。
盗品蔵ではエミリアとパックが合流した後、「腸狩り」のエルザと戦闘に発展、パックがマナ切れで消失すると、スバルはエミリアとのコンビで時間を稼いでフェルトを外に逃します。しかし、スバルではエルザの相手にならず追い込まれてしまいますが、そこにフェルトに呼ばれたラインハルトが登場、盗品蔵を吹き飛ばす斬撃でエルザを圧倒します。
瓦礫の下で息を潜めていたエルザは、頃合いを見計ってエミリアを襲いますが、これをスバルが命がけでブロック、エルザは退散し、スバルはエミリアの名前を教えてもらった後で気絶する結果となりました。
徽章を輝かせたフェルトはラインハルトが連行、スバルはエミリアが応急処置をした後で、ロズワールの屋敷に連れ帰ることとなりました。
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リゼロ第2巻ネタバレ ロズワール邸での生活 レム・ラム・ロズワール・ベティーが登場
ロズワール邸での生活が始まる
ロズワール邸で目覚めたスバルは、ベアトリスやレム、ラム、ロズワールと出会い、徽章が王選に関わる重要なアイテムであり、エミリアがルグニカ王国の王候補であることを知りました。
エミリアの大恩人となったスバルは、ロズワール邸の使用人となることを希望、ラム、レムの指導の下で使用人生活を送り始めることとなります。
徐々に打ち解けていったスバルは、使用人生活に充実感を覚え始め、エミリアとのデートの約束、レムに髪を整えてもらう約束をして四日目の眠りにつきましたが、五日目の朝は訪れずにスバルは死に戻りを発動、幸せな日々の思い出を全員に忘れられてしまうこととなりました。
死に戻りが発動した原因を探る
孤独の寂しさに沈んだスバルは、エミリアの励ましによって奮闘することを決意、できるだけ前周を踏襲して、4日目の夜に何が起きたかを寝ずに過ごして乗り切る作戦に出ます。
しかし、使用人レベルが上がったスバルは完全に前回を踏襲することはできず、最初の周回ではなかったロズワールのお風呂場での魔法談義やラムからの文字授業などのイベントが発生しました。
四日目のレムとのアーラム村の買い出しで手を犬に噛まれて怪我をした後、夜にエミリアが先生役として部屋に訪れ、無事に2周目もデートの約束に成功、スバルは5日目の朝を迎えるために寝ずに朝まで警戒をし続けることになります。
夜中に突然衰弱に襲われたスバルは、エミリアの安全を確認するため部屋を出るも、鎖の音が聞こえたのを最後に再び死に戻りを発動しました。
レムの敵愾心を知る
三周目のスバルは、問題は「衰弱」と「襲撃者」の二つであると特定、さらに衰弱についてはベアトリスに「呪い」の可能性があることを教えられます。
まず襲撃者の問題を解決する必要があると判断したスバルは、今回は使用人ではなく食客としてロズワール邸に滞在、4日目に屋敷を出ていき、ロズワール邸が一望できる丘の上に陣取り、そこで襲撃者が訪れるのを待ちました。
しかし、スバルを襲ってきたのは、スバルの「魔女の瘴気」に激しい敵愾心を持っていたレムであり、魔女教と疑われたスバルはレムによる治療と尋問を繰り返され、身に覚えのない詰問をされることとなります。
延々と繰り返されたレムの行いからは、最終的にラムによって解放されることとなり、スバルは三度目の死に戻りを発動させました。
スバルが初めて自分から死に戻りを発動させる
直前の出来事からスバルはレムとラムを拒否、心配してくれたエミリアに死に戻りを打ち明けようとするも、世界が止まり、嫉妬の魔女の陰の手に心臓を握られ、死に戻りを口外することはできないと理解します。
エミリアの手さえ振り解いたスバルは、エミリアとパックによって謝罪に来させられたベアトリスに5日目の朝まで守って欲しいと懇願して契約を締結、少し心が楽になり、エミリアとも仲直り、食事をアーンで食べさせてもらい涙しました。
眠りについたスバルは、誰かが両手を握ってくれていることを感じながら熟睡、目覚めた時には禁書庫の中におり、ベアトリスと外に出ると5日目の朝を迎えることができていました。
しかし、スバルの代わりにレムが衰弱によって命を落とし、そのことでロズワールとラムに敵視され、スバルは弁明もせずに屋敷を飛び出して崖の上へ逃走、そこで気絶してしまいます。
気絶から目覚めたスバルの近くにはベアトリスがいて手を握ってくれており、その手の温もりによってレムとラムが自分が苦しんで眠っているときに両手を握ってくれていたのだと理解、憎悪を抱えながら到着したラムに対しスバルは大好きだと告白、全員が笑顔で迎える5日目の朝にたどり着くため、スバルは初めて自分から死に戻りを発動させました。
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リゼロ第3巻ネタバレ ロズワール邸での生活 呪術師・ウルガルムとの戦い、レムの心の雪解け
スバル再始動
決意を決めて戻ってきたスバルは、完璧を追い求める余りに自らを精神的に追い詰めてしまいます。パックがスバルの内心を読むと、エミリアがスバルを強制膝枕で慰め、スバルはため込んできた悲しさを爆発させ、号泣して眠りについてしまいました。
警戒していたスバルが子供のように泣きじゃくって眠りについたことで、姿を現したレムもスバルの髪を撫でて警戒するのがバカらしいと言葉にし、エミリアからも悪い子じゃないと諭されますが、レムは魔女の瘴気を漂わせるスバルへの警戒を解くことができませんでした。
立ち直ったスバルは、「パックが何でも言うことを聞く権利」と交換でベアトリスの協力を取り付け、呪術と嫉妬の魔女の話を聞き、強い呪術には「相手との接触」が必要なこと、エミリアが王都で語った名前サテラは、嫉妬の魔女と恐られた銀髪の銀髪のハーフエルフであることを知りました。
屋敷の庭園で微精霊達と会話をしている姿をパックと一緒に眺め、スバルはエミリアがしてきた苦労に思いを馳せます。その後、パックによるスバルの魔法体験が提案されると陰魔法「シャマク」を発動、ゲートが緩いスバルは体内のマナを全て吐き出す威力のシャマクを出してしまいました。
このとき、警戒していたレムが動き出そうとしますが、ロズワールにレムの動きに注意するよう指示されていたラムが静止し、ことなきを得ています。その後スバルがレムとラムに合流した後は、仕事を抜けたことを平謝り、さらにお願いしてアーラム村へ向かうこととなります。
アーラム村の子供達を救出
アーラム村で呪術師の可能性のある人物達にそれぞれ別の箇所を触らせた後、ベアトリスに解呪してもらい、呪術師がアーラム村にいた子犬だと判明、スバルは大急ぎで村へ戻ることを主張します。ロズワール不在の中、ラムとレムはスバルの勝手な行動を諫めますが、強行したスバルにレムがついていくと、本当にアーラム村で問題が発生していました。
スバルは子供達は森の中にいることを主張、魔獣除けが切れていた結界の外へ向かおうとします。命がけで子供達を救おうとする姿を見せたことで、ようやくレムから信頼してもらうことができ、二人で森の奥へ進み、ペトラと子供達を発見
メィリィが仕掛けた罠により魔獣ウルガルムの群れと対峙します。
結界内に向けて逃走を始めた二人でしたが、鬼化したレムが魔獣ウルガルムに囲まれ、レムを助けるためにスバルがウルガルムに大量に噛まれて気絶してしまいます。呪いが絡まったことでスバルは解呪できず、助かるためには呪いをつけたウルガルムの掃討が必要であると判明、それをベアトリスに教えられたレムが単独で森へと向かい、スバルがアーラム村で目覚める頃には既にその姿がいなくなっていました。
魔獣ウルガルムを掃討
ラムと共に森の奥に向かったスバルは、魔女の瘴気を用いた囮作戦でウルガルムを呼び寄せますが、ラムは短時間しか戦闘できず、すぐに逃走することとなります。逃げて追い込まれた先で、鬼化して正気を失ったレムと再会、三つ巴の戦いになりますが、ラムを囮にしてレムの角に一撃を入れて正気に戻し、レムを抱えて逃走を始めます。
気絶から目覚めたレムは、魔女の瘴気が原因でスバルを助けることを躊躇い、その結果スバルが複数の呪いを受けたと責任を感じ、自分一人で解決する必要があったと主張します。しかし、スバルはそれに対して怒って頭突き、レムは抱え込みすぎ、もっと周りに頼れと伝えました。
ウルガルムから逃げ切れないと判断したスバルは、レムをラムに託し、再び囮役を買ってでます。シャマク、アーラム村青年団長の剣、子供達からもらったボッコの実など、貰い物を全て用いて戦闘に入り、勝利はできませんでしたが、結果ロズワールが到着してウルガルムを殲滅します。
生き延びたスバルの元にはレムが飛びついてきて喜びます。レムはずっとラムを「姉様」と呼んでいましたが、このときには幼い頃、自分の人生を歩んでいた時と同じように「お姉ちゃん」と呼んでいました。
レムの心の氷を溶かす
ロズワール邸で目覚めたスバルの隣にはレムが座っていて、スバルの手を握ってくれていました。スバルはレムに感謝を伝えますが、レムはスバルに抱え込んできた本音を伝えます。
神童であるラムの双子の妹として生まれたレムは、ラムが大好きであるものの、比較される辛さを味わってきました。そして、魔女教襲撃の際、レムを庇って一本しかない角をラムが失うと、レムは「やっと折れてくれた」と感じてしまい、その贖罪にラムの代替品としての人生を歩もうとしてきたのでした。
レムは常に、自分の中にある神童としてのラムのイメージと比較しており、自分の不足を嘆き、姉様ならもっと上手にやれると考えていましたが、この話を聞いたスバルはレムが過去に生きて、自分を否定し続けていることを怒ります。
レムは良いところがたくさんあり、ラムの代替品などではないと主張、自分はレムがいてくれて助かったと話し、過去ではなく未来に目をむけて、笑って明日の話をしようと話すと、レムの心の氷が溶け、自分の人生を歩み始めます。
この出来事をきっかけに、レムの中ではスバルが英雄となったのでした。
また、村に置いていかれたエミリアは拗ねていましたが、スバルが謝罪すると可愛く許し、また助けられちゃったと感謝して、アーラム村でのデートの約束をしました。
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リゼロ第4巻ネタバレ 王選開始 5人の個性的な王候補と騎士、エミリアとの決別
王選開始の会議のために王都へ
ウルガルム襲撃が一段落し、穏やかな日常が積み重ねられる中、ロズワール邸に王都からフェリスとヴィルヘルムが使者として訪れ、王選に関わる会議出席をエミリアに伝えます。
話を嗅ぎつけたスバルは、エミリアを助けるために側にいたいと考えますが、エミリアは特別な優しさの理由が分からず、スバルにこれ以上頼ることはできないと考え、王都同行には反対の立場に立ちました。
二人の意見対立を見たロズワールは、フェリスとエミリアの契約を明かし、王都でゲートの治療を受けさせるためにスバルを同行させると決定、レムを従者として、竜車に乗って王都へ向かうこととなります。
王都で王選関係者達と出会う
王都では、盗品蔵の一件に関わった人達の無事を確認するために街を巡り、カドモンやロム爺、トンチンカンとの再会、ユリウスやプリシラ、アルと出会うこととなりました。
道中、エミリアは「どうして私を助けてくれるの?」と繰り返してきた質問をスバルに投げかけますが、スバルは気恥ずかしさもあって答えることができません。このスバルの行動に対して、パックが心の中に話しかけ、自分やエミリアにあまり期待させないで欲しいと伝えました。
エミリアとの約束を破って王城へ向かう
翌日王城に上ることとなったエミリアは、スバルに宿屋で待っているように約束をして出発します。しかし、スバルはエミリアとの約束を軽く考え、王城に向かうことを決意、ロズワールの言伝によりレムもスバルを自由にし、スバルは宿を出発します。
リンガ屋の目の前でアルに発見されると、プリシラの豪勢な竜車に乗って王城へ同行させてもらえることとなり、ここでアルが異世界人であること、プリシラが王候補の一人であることを教えられます。
王城の玉座の間に到着したスバルに対して、ロズワールは現れるのが分かっていたかのように振る舞いますが、ロズワールが想定していた出現方法とは別の方法でスバルがここにたどり着いたことを知り、大きな驚きを感じていました。
王選開始のための会議が始まると、五人の王候補と「一の騎士」がそれぞれに所信表明を行い、エミリアの番になると、スバルが何も分からずに「一の騎士」を名乗り、場が騒然、ユリウスとの因縁が生まれてしまいます。
会議が終わった後、スバルはユリウスに練兵場に誘われ、会議の場で騎士を侮辱したことを受けて決闘となり、エミリアの前でボロボロとなって気絶してしまいました。
エミリアとスバルが大喧嘩
目覚めたスバルの隣にはエミリアがいて、スバルがいくつもの約束を軽々しく破ってきたことを怒ります。スバルは全てエミリアのためにしていると主張しますが、お願いしていないとエミリアに返され、二人はどちらも癇癪を起こして喧嘩してしまいました。
エミリアはここでも「どうして私を助けてくれるの?」と聞きますが、スバルはまた回答することができず、互いの間に決定的な亀裂を生んだまま、エミリアはロズワール邸へ、スバルは王都のクルシュ邸へ向かうこととなりました。
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リゼロ第5巻ネタバレ 魔女教、大罪司教の登場 繰り返されるループ
フェリス、クルシュの関係性からスバルが学びを得る
エミリアと喧嘩別れしたスバルは王都のカルステン邸でフェリスの治療を受けます。クルシュの厚意に甘え、ヴィルヘルムから剣の指導を受けながら、スバルはレムに甘やかされながらも不貞腐れ、窮地に陥れば自分の権能が役立ち、そうなればエミリアもまた自分を必要としてくれると考えていました。
また、王都から領地のハクチュリに移動することとなったラインハルトは、スバルの元を訪れ、別れを告げます。この時、練兵場でのユリウスの行動は大人気なかったとラインハルトは代わりに謝罪、スバルとユリウスの戦いを「何の意味もない」と発言し、スバルはその言葉に気分を害してラインハルトとも良くない別れをしました。
王選開始がルグニカ中に告知されると、カドモンから世間の王候補の評判を聞き、エミリアの直面する状況の厳しさを理解、エミリアの力になりたい想いを強くしましたが、スバルにできることは治療のみであり、フェリスからも自分の分を弁えて、そんなに頑張らなくてもいいと言われてしまいました。
クルシュの晩酌に付き合った夜には、厚い信頼関係が結ばれているクルシュとフェリスの絆を見て、エミリアと自分の関係の弱さを思い知らされます。しかし、クルシュから自分達も様々な障害を乗り越えて今に至っているのだと教わり、できることをやるしかないのだと決心しました。
一度目のメイザース領の惨劇を体験
翌日、スバルは改めてヴィルヘルムとの稽古に臨みますが、権能頼りであるスバルは本気で強くなろうとする気がないことを見抜かれ、戦いの心構えを半ば説教されるように諭されます。そんな中、ラムからの共感覚でレムがメイザース領に危機が迫っていることを知ると、クルシュから竜車を与えられ、レムとスバルはロズワール邸へ急ぎ戻ることとなりました。
リーファウス平原に白鯨の霧が出たため、迂回路を選び、中継地であるフルールの街でスバルとレムは一泊することとなります。就寝前にスバルはレムの水魔法による治療を受けますが、それはスバルを深い眠りに誘うためのレムの策略であり、スバルが目覚めた時には既に太陽が高く上がり、レムは一人でメイザース領に戻ったことを知りました。
フルールの街で破産寸前の行商人オットーの助力を得たスバルは、二人でメイザース領へと向かいますが、森の途中で地竜が危険を感じ、オットーは離脱、スバルは単独で森の中を走り抜け、アーラム村へと到着します。しかし、村は既に惨劇に覆われており、生存者は一人もいない状態でした。
ロズワール邸に向かったスバルは庭園でレム、屋敷の部屋でラムが無残に命を落としているのを発見、ロズワールの執務室の隠し扉から地下へ向かうと、いくつかの氷柱を発見、「遅すぎたんだよ」という声と共に全身が氷漬けとなり、そのまま細かく砕け散って命を落とします。
「怠惰」の大罪司教ペテルギウス登場
スバルは死に戻りをしてカドモンの店の前に戻るも、精神崩壊してしまいます。フェリスの治療では治せないと分かると、レムはエミリアに会えば戻る可能性があると考え、廃人となったスバルを抱えてロズワール邸を目指しました。
道中で「指先」の一集団に遭遇すると、レムは11人相手に瀕死となりながらも全滅させますが、残り1名にスバルを奪われ、連れ去られてしまいます。スバルは魔女教の拠点で魔女教大罪司教「怠惰」担当、ペテルギウス・ロマネコンティと対峙、スバルの異常な瘴気から「傲慢」担当なのではないかと歓迎されました。
スバルの瘴気を追ってレムも魔女教の拠点に到着し、魔女教徒は圧倒しますが怠惰の権能の前に敗北、レムの窮地にスバルが正気を取り戻すも既に遅く、目の前で「見えざる手」によってレムは倒れてしまいます。スバルも拘束され、ペテルギウスはロズワール邸に向けて出発しました。
スバルは暗い洞窟の中でペテルギウスに向けて憎悪を溜め込みますが、辛うじて息があったレムが、最後の力でスバルの拘束を解いて命を落とします。レムの体を抱き抱えたスバルは、ペテルギウスが向かったロズワール邸に向かいますが、既にアーラム村では二度目の惨劇が発生しており、屋敷は倒壊、その上から巨大な猫が登場し、吹雪と共にスバルは再び死に戻りを発動しました。
惨劇の犯人が魔女教と大罪司教だと理解したスバルは、憎悪を目に宿らせて三度目の世界に臨みます。
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リゼロ第6巻ネタバレ 無力なスバルと諦めさせないレム
クルシュ、プリシラ、アナスタシア相手にスバルが幼い交渉
ペテルギウス打倒に燃えたスバルは、王都で戦力を整えようと考えようと決意し、カルステン邸へと戻ります。庭園で商業組合の代表ラッセル・フェローと出会った後、クルシュとの交渉に臨みますが、スバルは自分の要求だけを主張する幼い交渉を繰り広げ、クルシュからの助力を得られず、捨て台詞を吐いて屋敷から出てしまいました。
次に向かったのはプリシラ・バーリエルの屋敷でしたが、ここでもスバルは望みを主張するだけの交渉を展開、プリシラから要求された屈辱的な行為を飲み込もうとしたことで、「豚の欲望」と激怒されてしまいます。また、屋敷を去る際にはレムの名前がラムではなくレムだということで、アルが激しい怒気を放ちました。
レムがラインハルトへの連絡を取りに衛兵詰所へ向かう中、スバルはアナスタシア・ホーシンと再会、軽食を取りながらアナスタシアと会話をしてその魅力に惹かれますが、交渉術に長けるアナスタシアにとってスバルは赤子のようなもので、情報を取られ、せめてもの慰めに入手が難しい竜車の手配を与えられます。
リーファウス平原で白鯨と遭遇
レムと共に竜車でリーファウス平原を通ってロズワール邸へ向かッタスバルは、途中でオットーを中心とした行商人達に遭遇、アーラム村の人々を逃すための手段として竜車を確保しようと交渉、一行を引き連れてロズワール邸へ向かうこととなります。
しかし、フリューゲルの大樹に到着したところでリーファウス平原に霧がかかり白鯨が登場スバル、レム、オットーの三人で逃げますが、レムが時間稼ぎのために犠牲となり、オットーがレムの記憶を喪失、スバルと言い合いになってスバルは竜車から落とされてしまいました。
白鯨はスバルの近くまで寄ってきたものの気概は加えず、スバルは単独でロズワール邸へと向かい、アーラム村に到着したところで気絶、ロズワール邸で目覚めます。
パックが「終焉の獣」の姿を見せる
目覚めたスバルの近くにはラムがいてくれましたが、ラムはレムを忘れており、レムの部屋も綺麗になっていました。またも約束を破られ衰弱したエミリアと再会、スバルは魔女教の襲撃からエミリア達を守るため、強引に屋敷から連れ出そうとしますが失敗します。
説明もない最悪なスバルの行動に対して心優しいエミリアはスバルを心配、なぜ苦しそうに泣いているのかと問い、スバルは痛みで命を終えようともエミリアに死に戻りを共有しようと試みますが、世界が停滞する中でエミリアの命が失われ、死に戻りを口外することができないことを知りました。
エミリア喪失によってパックが暴れることを感知したベアトリスによって、スバルはエミリアと共に近くの森へと転移させられます。スバルは森の中でペテルギウスと遭遇しますが、そこで一度本体に戻されて戻ってきたパックが登場、終焉の獣の姿となり、パックから三つの罪を解かれて命を終えました。
レムが「ゼロから」宣言をする
カドモンの元に死に戻りしてきたスバルは、自分の力不足を認め、周囲の人達が自分に何も期待しないように、自分には何もできないのだと判断します。それでも目の前にあるものだけは失わないようにしようと決心したスバルは、心を決め、レムの手を握って街の外へ出て行こうとしました。
説明を求めるレムにスバルは一緒に逃げてくれと提案、しかしレムは、未来の話は笑いながらしなきゃいけないと一緒にはいけないと断ります。笑顔で望んでくれたのならばきっと受けていた、困難でも幸せだったと語りますが、苦しくても、諦める姿はスバルには似合わないと伝え、スバルに一番厳しい女がレムなのだと理解させました。
空っぽの自分を許せないのなら、今日から、ゼロから始めようと伝えたレムの言葉によってスバルは復活、もう一度状況に立ち向かい、全員を助けてみせると決意します。冷静に状況を見つめたスバルはロズワールからレムがクルシュ陣営との同盟交渉を任されていたことに気付き、まずその同盟を成立させることを決意します。
ロズワール側の交渉材料はエリオール大森林の魔鉱石採掘権の分譲でしたが、これだけでは同盟成立には足らず、スバルはこれまでの全ての情報から、クルシュ達が白鯨討伐を企図していと判断、白鯨の出没場所と時間という情報を交渉の材料に提示し、カルステン邸でのクルシュとの交渉を開始しました。
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リゼロ第7巻ネタバレ いざ、白鯨戦へ。ヴィルヘルムの悲願
レムに支えられて再び立ち上がったスバルは、クルシュ陣営、アナスタシア陣営と共同で白鯨討伐に動きだします。ヴィルヘルムとテレシア、白鯨の因縁が語られる第7巻。10年戦い続けた悲願の刃は白鯨に届くのか!?読めばきっと「愛してる」と叫びたくなる7巻。激闘、開幕。
交渉成立、フリューゲルの大樹へ向かう
スバルはアナスタシア・ホーシンから教えられた交渉の極意「相手の求めるものをまず差し出す」を考え、クルシュとの交渉前にラッセル、アナスタシアの協力を得ていました。二人の援護をもらったスバルは、見事にクルシュとの交渉に成功して同盟成立、アナスタシアの助力も得て、三陣営での白鯨討伐が決まりました。
ヴィルヘルムから深い感謝を捧げられると、白鯨出現まで残り時間が短いため、それぞれが白鯨討伐の準備に取り掛かります。スバルはクルシュ保有の地竜から一頭相棒を与えてもらえることとなり、カルステン邸の厩舎でダイアナ種の地竜と出会い、パトラッシュと名付けました。
アナスタシアの私兵団「鉄の牙」からリカード、ミミも参戦、大ホールでのクルシュの演説で討伐隊の士気が一気に高まると、ヴィルヘルムを隊長として一同はリーファウス平原、フリューゲルの大樹へと出発します。
白鯨の脅威に討伐隊が追い込まれる
フリューゲルの大樹に到着すると、スバルは大樹の大きさに感動しながら決戦までの時間をレムと過ごします。レムの包み込む愛情に涙を零しかけたスバルに対し、レムは第二夫人でもいいと笑顔で要求、スバルは白鯨討伐戦が終わったらエミリアにもきっちり話さないと、と考えました。
予定時間が訪れスバルのケータイのアラームが鳴ると、一瞬間を置いて白鯨が上空から出現、その威容にクルシュが致命的な対応の遅れをしますが、スバルとレムだけは遅れることなく白鯨に向かって行き、作戦通り囮となって討伐隊の全力の攻撃を一気に白鯨に浴びせました。
初撃で撃墜できないながらも、続けて総攻撃を仕掛けてヴィルヘルムやリカードを中心に白鯨に傷を追わせると、白鯨は二種類の霧を噴射して討伐隊に反撃、一気に戦況を白鯨側に傾けました。討伐隊の士気が折れかける中、スバルは魔女の正気による囮作戦を決行しますが、三体となった白鯨にヴィルヘルムが飲み込まれ、リカードが戦線離脱の負傷、主力の二人を失い、誰もが足を止めてしまいました。
ヴィルヘルムによる白鯨討伐が成就
誰もが絶望に飲み込まれる中、スバルだけは諦めずに反撃の叫びと共に突進、囮役をこなしてレム、ミミ、ヘータローと共に奮闘、戦線を維持します。クルシュと合流すると、スバルは三体が分裂した一つの存在だと確信、上空から戦場を見下ろすように漂う一体を本体と定め、本体を撃墜するための作戦を検索しました。
スバルはレムとの連携により、上空にいる白鯨の鼻の上に立ち、魔女の瘴気を高めて囮作戦を決行します。クルシュの指揮により白鯨をフリューゲルの大樹で身動きを封じ、ヴィルヘルムの一撃に繋げ、ついに白鯨討伐を成し遂げました。ヴィルヘルムは長年言葉にできなかった妻への愛を真っ直ぐに叫び、白鯨討伐は終わりを迎えます。
レムに言質を取られる
白鯨討伐を成し遂げた後、戦場は歓喜に湧く一方で被害者も多く、スバルは自分を庇って衝撃を受け、目覚めないレムの元に駆け寄ります。スバルが駆け寄るとレムは辛うじて目を覚まし、スバルの無事に安堵しますが、体には力がなくスバルの心配はどんどん高まりました。
レムがか細い声で好きって言って欲しいとお願いすると、スバルは大声で大好きだと叫び、自分の未来にはレムがいないとダメだと全力で愛情を伝えます。すると、レムはけろっと元気になり、スバルに可愛く「言質、頂きました」とウインクして見せました。しかし、レムは体もボロボロ、マナも底をついていたためここで離脱、クルシュと共に王都に戻ることとなります。
クルシュからスバルへの深い感謝と友好の誓いがあった後、スバルは次の戦いである魔女教戦に挑もうとしますが、フェリス、ヴィルヘルム、リカード、ミミ、加えて海道警備に当たっていた鉄の牙、スバルの因縁の相手ユリウスが魔女教戦に協力してくれることとなります。
スバルは50人の協力者を前に、魔女教戦の作戦会議を始めました。
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リゼロ第8巻ネタバレ 魔女教大罪司教「怠惰」担当、ペテルギウス・ロマネコンティと激突
白鯨を退けたスバル達の元に、ユリウス、ティビーも合流。作戦はロズワール邸を襲撃する魔女教撃退に移行します。魔女教徒を引き寄せるスバルの体質を利用した囮作戦で、順調に作戦を進めていきますが、「怠惰」の権能、ペテルギウスの正体に討伐隊は危機にさらされ…!?
ペテルギウス戦開始
怠惰の大罪司教ペテルギウスの権能と10本の指先の存在をスバルは共有、魔女教討伐隊と共にメイザース領の森の中を進行します。すると、スバルの魔女の瘴気に誘われて指先が登場、討伐隊は指先を追う形で拠点に到着し、スバルの前にペテルギウスが姿を現しました。
奇襲は見事に成功し、ミミとティビーによって拠点は破壊、ヴィルヘルムによってペテルギウスは一刀両断となりますが、あまりの呆気なさにスバルは何かを見落としている不安を感じながらも、指先の殲滅に作戦を移行します。
スバル囮作戦で指先の拠点を半分壊滅させた後、森の外にアナスタシア、ラッセルが集めてくれた行商人が到着、スバルは一度状況を説明するために森の外へ合流しますが、説明後に任務を再会した際に異変が発生、第二のペテルギウスが現れ、鉄の牙の仲間達が無惨にも敗北してしまいます。
第二の女ペテルギウスはヴィルヘルムによって撃破されますが、スバルは自分のせいで犠牲者を出したと痛恨、しかしヴィルヘルムは戦いは彼らの戦いであり、共に戦ってくれたことを忘れず、強くあれとスバルを背中を押す助言しました。
ペテルギウスの正体が確定
フェリスによって、「指先」の正体は特別な術式が刻まれペテルギウスが憑依できる人物である可能性が高いと判明、スバル達は指先壊滅よりも早くアーラム村の人々の避難を優先するため、村へと向かいます。途中でラムによる幻覚と奇襲によって討伐隊は壊滅しかけますが、スバルが誤解を解き、ラムも交えてアーラム村に到着しました。
スバルは村人達を避難させるために魔獣を理由にしようとしますが、既に王選開始による告知が出回っており、村の人々はハーフエルフであるエミリアを狙った魔女教徒の襲撃だと理解、スバルになぜハーフエルフを王候補に擁立するのかと怒ります。スバルは何も言い返すことができず、ラムの機転によって村の人々は渋々避難行動を開始しました。
しかし、行商人の一人ケティは魔女教徒の「指先」の一人であり、魔石爆弾を使ってスバルとフェリスに攻撃、それを合図に村に魔女教徒の残党が一気に押し寄せ、アーラム村が戦場に変わります。
何人ものペテルギウスが現れて討伐隊も削られていく中、最後のペテルギウスは村に到着したエミリア・パックによって撃破、エミリアは氷像となったペテルギウスを見て理由のわからない涙を流しました。同時にスバルは自らの体に異変を感じ、森の奥へ逃走、ペテルギウスの憑依の影響を受けてしまい、ユリウス・フェリスに介錯してもらい、白鯨戦後の作戦会議に死に戻りしました。
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リゼロ第9巻ネタバレ 取り戻した物語と眠りについた物語
第3章完結の9巻。ペテルギウスの正体と権能を見抜いたスバル。討伐隊全員の力を結集して、いよいよ大罪司教「怠惰」ペテルギウスを追い詰めます。スバルはエミリアとの絆を取り戻すことができるのか!?衝撃の展開が待ち受ける。
アーラム村の人々、エミリアを避難させることに成功
スバルは持ち帰った情報を討伐隊に共有、ユリウスからの指摘でペテルギウスの正体が邪精霊であることが発覚します。このことから、前回と順番を変更し、まずアーラム村の人々とエミリア達を避難させ、その上で指先を破壊、最後にペテルギウスと対峙する作戦を練りました。
まずアーラム村に到着すると、スバルは村人達を説得、今回は真正面からエミリアに対する熱い想いを打ち明け、その誠実な態度が村人達の心を動かし、避難に対して協力的になってもらうことができました。ユリウスの準精霊に呼ばれ、その場面を見ていたパックもエミリアとの約束を破ったことを許し、スバルに協力することとなります。
ロズワール邸では、王都から戻って以来眠れない日々を過ごして衰弱していたエミリアの元に、クルシュからの使者としてヴィルヘルムが登場、ヴィルヘルムとラムの芝居によってエミリアも避難に同意、アーラム村で村人達に合流します。半数はエミリア、ヴィルヘルムと共に王都へ、半数はラムと共に聖域へ避難することとなりました。
ペテルギウスを撃破
スバル達の想定外の動きに驚いた「指先」のケティは、他の指先にミーティアで連絡を取ろうとしますが、スバル達はこの動きを読んでおり撃破、魔女教が状況に気付く前に作戦行動を開始し、鉄の牙を中心に指先の拠点を次々に破壊していきました。指先の拠点の一つには囚われて生贄に捧げられそうになっていたオットーがいて救出、スバルは再びオットーと出会うことになります。
指先を全て壊滅させると、スバルはユリウスと共にペテルギウスの拠点へと向かい、岩壁の近くでの決戦を開始しました。ユリウスの虹色の精霊魔法はオドに直接攻撃することができ、ネクトによってスバルの視界を借りながら「見えざる手」に対処、ペテルギウスが肉体を捨てざるを得ない状況に追い込みます。
ペテルギウスは最後の手段としてスバルへの憑依を試みますが、これも対応済みであり、対話鏡越しにフェリスがスバルの体内のマナを暴走させて想像を絶する苦しみを与え、さらにスバルが死に戻りを宣告しようとして嫉妬の魔女を呼び出します。
嫉妬の魔女との再会にペテルギウスは感涙しますが、魔女はペテルギウスを「あの人」ではないと相手にせず、辛辣な言葉を投げると、ペテルギウスはあまりのショックに元の体へ戻り、最後はユリウスの虹色の剣で致命傷を与えました。深手を負わされたペテルギウスは、最後に見えざる手を空へ向けて伸ばして行きますが、それが岩壁の落下を招き、その下敷きとなって肉体的な終わりを迎えます。
オットーと共にエミリアを救出
スバルとユリウスが拠点に戻ると、オットーが火の魔石がなく王都に避難しているエミリア達の竜車に仕掛けられている可能性が高いと判明します。既に1時間半が経過しており、普通には追いつくことができませんでしたが、オットーが「言霊の加護」を用いれば追いつけると提案、スバルと共にエミリアを助けに道なき道を進んで行きました。
エミリアの元に向かう途中、肉体を捨てて異形となったペテルギウスが追いかけてきますが、スバルは借り物の力とそこにある全てを用いてこの撃破に成功します。エミリア達の元にも魔女教徒の残党が迫っていましたが、こちらはヴィルヘルムの活躍によって排除されていました。
スバルにエミリアを守るようにお願いされていたペトラ達が、竜車の中でエミリアの体をギュッと握る中、パックが急接近している存在がいると警告、スバルが竜車の中に入り、竜車の下に仕掛けられていた大量の火の魔石を持ち、間一髪で大爆発からエミリアを守り抜きました。
エミリアとスバルの絆が結ばれる
目覚めたスバルはエミリアに膝枕をされており、エミリアは周囲から事情を聞いて、スバルがまた頑張って自分を助けてくれたことを知りました。エミリアは、何度も繰り返してきた質問「どうして私を助けてくれるの?」とスバルに問いかけます。スバルは「エミリアが好きだから、君を助けたい」とようやく答えることができました。
ハーフエルフであるエミリアにとって、差別や軽蔑、忌避は日常であり、誰かに何かをしてもらえる価値など自分にはないと考えていました。「特別」という言葉はエミリアにとって悲しさの象徴であり、だからこそスバルに「普通」を期待していたのでした。
エミリアの記憶の中の人生において初めて触れる「嬉しい特別」は、エミリアとスバルの関係性を変化させ、この出来事以降、エミリアはスバルのことをきちんと頼っていくようになります。
レム、クルシュが「暴食の大罪司教」の被害に遭う
ペトラ達の乗る竜車に合流、王都へ向かったエミリアとスバルでしたが、その中でエミリアの記憶の中からレムが失われていることが発覚、スバルは白鯨戦を思い出し、レムが失われた可能性に気付きます。
王都では眠り姫となったレム、記憶を失ったクルシュがおり、敵が「暴食の大罪司教」であることが発覚、さらにはヴィルヘルムが妻テレシアの「死神の加護」で付けられた傷が開くなど、新しい謎が生まれてきます。
眠りについたまま目覚めないレムの前で、スバルはエミリアに優しく抱きしめられながら、必ずレムを取り戻すと決意しました。
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リゼロ第10巻ネタバレ 聖域とエキドナ、試練とエミリア、屋敷とエルザ、一度目の茶会
第4章開幕。ロズワール邸に戻ったスバル達は、ラムとロズワールが聖域から戻っていないことを知ります。聖域に向かったスバル達は、聖域を取り巻く複雑な問題の渦中に巻き込まれます。強欲の魔女、墓所の試練、聖域の結界、ロズワール邸の襲撃者。スバルは謎が渦巻く聖域を解放することができるのか!?
フレデリカによって聖域に導かれる
カルステン邸でクルシュ達と別れた後、エミリアとスバル、オットーはロズワール邸へ向かいますが、アーラム村には人がおらず、屋敷にはラムから呼び出されていたフレデリカだけがいました。スバルはレムを寝室へ寝かせた後、ベアトリスの禁書庫へ向かい、そこで福音書や魔女因子、ロズワールの思惑などの全ての答えは聖域にあると教えられます。
エミリアのお願いによってフレデリカが聖域の情報と行き方を教えてくれると、エミリアはフレデリカから聖域に入るための青い輝石の首飾りをもらい、スバルはメイドとなったペトラから白いハンカチをもらい、オットーを伴って聖域へと出発して行きました。
竜車の中でエミリアは、パックが王都から屋敷に戻って以降、姿を見せないことをスバルに共有します。直後、クレマルディの森に入ると輝石が光ってスバルが転移、姿を見せた薄桃色のエルフの少女を追いかけて、墓所の中に入り、強欲の魔女エキドナの夢の城に招待されました。
墓所の中でエキドナの茶会に招待される
夢の城に招待されたスバルは、差し出されたドナ茶を飲み干し、この遺跡がエキドナの墓所であり聖域は墓所を守るためのものだと教えられます。また、スバルの中に入っていた「怠惰の魔女因子」に働きかけられ、瘴気に対する抵抗力を底上げされました。
スバルは知識を司るエキドナに対してレムを救う方法を聞こうとも考えますが、エキドナの知識は最近の世界の出来事には通じていないと考え、茶会を終えて帰ろうとしますが、エキドナに茶会の対価として茶会の記憶を封じられ、お土産として墓所の試練に挑む資格を持たされて外に出されました。
墓所の中で目覚めたスバルは茶会の出来事を忘れており、外でオットー、エミリア、パトラッシュと合流しますが、遺跡に無断で侵入したためにガーフィールの奇襲を受けてしまいます。パトラッシュは敗北、オットーは一撃をもらったものの、スバルはフレデリカの姉弟であることを指摘、エミリア一行であることを伝えて誤解を解きました。
ロズワールとの密談で驚愕の狙いが明らかになる
聖域の村でロズワール、ラムと再会、村長であるリューズ・ビルマから墓所の試練に挑み、聖域の結界を解くことを求められます。エミリアは大聖堂でアーラム村の人々と向き合い、率直な言葉を向けると、村の人々もエミリアに対する認識を変えて支持、エミリアが墓所の試練に挑むこととなりました。
しかし、エミリアが墓所の中に入ってすぐにトラブルが発生、スバルが墓所の中に向かいますが、スバルも墓所の試練に取り込まれてしまいます。スバルは異世界召喚される前の世界で、自らの挫折と後悔と共に両親と向き合い、きちんと過去を受け入れて未来へと向ける決意を固めました。
墓所の石室に戻ったスバルは試練に囚われて苦しむエミリアを起こして外に出ます。その夜、スバルはロズワールとの密談の時間をもらい、これまでの状況を共有しますが、スバルは対策を怠ったロズワールを糾弾するも、ロズワールはエミリア、スバルが手柄を上げて王選の状況を一変させるために、自らが誘導したのだと驚愕の事実を打ち明けます。
戻ったロズワール邸で「腸狩り」エルザの攻撃を受ける
その後もエミリアは毎日墓所の試練に挑戦するも失敗、エミリアが囚われたことでアーラム村の人々は人質の価値がなくなり、スバルはオットーと共に村人達を連れて一度ロズワール邸へ戻ることとなりました。
出発の朝、ラムからはロズワールの伝言として、屋敷についたらベアトリスを頼り「質問をしろと言っていた」と告げなさないと教えられ、ガーフィールには青い輝石を渡されフレデリカに見せろと教えられます。
しかし、一人で屋敷に向かったスバルはフレデリカ、ペトラ、ベアトリスとも出会うことができず、レムの寝室へ向かった場所でエルザの攻撃を受け、死に戻りをすることとなりました。
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リゼロ第11巻ネタバレ 死に戻りを繰り返すスバルと二度目の茶会、らぶゆー
聖域の解放とロズワール邸の襲撃、二箇所同時の困難を解決するため奮闘するスバルでしたが、全てうまくゆかず順調に死に戻りを積み重ねていきます。ついには聖域を襲撃する三大魔獣の一角「多兎」に最も悲惨な最後を強制され、スバルはエキドナの二度目の茶会へ。そして現実に戻った先には…。
ラムと共にロズワール邸攻略に挑む
ロズワールで死に戻りをしたスバルは、第一の試練を終えた墓所の石室で目覚め、今度は自分がエミリアの代わりに墓所の試練に挑むことを提案するも、リューズ・ガーフィールに拒否されてしまいます。ロズワールとの密談でも変化が起き、今回はラムを伴ってロズワール邸へと戻りました。
スバルとラムは惨劇が起きる前のロズワール邸に到着、フレデリカを警戒しますが、フレデリカも味方であると判明し安堵します。しかし、前回の周回よりも数日早くエルザが屋敷を襲撃、ペトラが人質となり、戦闘が始まりました。今回は魔獣使いであるメィリィも襲撃に参加しており、パトラッシュとペトラが死亡、スバルはレムの元へ向かいますが、ベアトリスの禁書庫に招かれ、エルザによってレムが命を落とします。
禁書庫の中でスバルはベアトリスが福音書を持っていることを知り動揺しますが、その正体が何かも分からぬまま、禁書庫にたどり着いたエルザによって死に戻りを発動しました。
ガーフィールに監禁、多兎によって命を落とす
今度の周回では、スバルは先にリューズとガーフィールに根回しを行い、自分が墓所の試練を受けることに賛同してもらおうとします。しかし、リューズの命令によってスバルはガーフィールに監禁されることとなり、リューズの複製施設に囚われてしまいました。
暗闇の中で何日も経過し、今回の周回でも誰も救えないと絶望していたスバルでしたが、ガーフィールの脅しに屈せずにスバルを救出しにオットーが登場、スバルの拘束を解き、ラムと合流します。エミリアが試練に挑んでいる間にスバルはロズワールと会談、ベアトリスが所持している本は「叡智の書に最も近い本」であり、魔女教ではないと教えられました。
オットーとラムはスバルをまず聖域の外に逃がそうとしますが、「聖域の目」がガーフィールに状況を報告、獣化して大虎となったガーフィールと戦闘となり、ラムが突破され、オットーとパトラッシュが命を落とし、スバルは結界に触れて転移され、再びメイエルの複製施設にいました。
目を覚ましたスバルが外に出ると聖域は雪一面となっており、人は誰もおらず、スバルは雪の中で三大魔獣「多兎」と遭遇、何も知らずに手を差し出したことをきっかけに、命を落として死に戻りを発動しました。
二度目の魔女の茶会に参加
二度目の魔女の茶会では、スバルはエキドナの落ち着いた態度を不審に思い、自分の死に戻りについても把握していると考えます。死に戻りを告白しても何も起きず、スバルは異世界召喚されて初めて自分の理解者を得ることができ、孤独に耐えてきた悲しさや寂しさを吐き出し、エキドナに対して信頼を寄せるようになりました。
死に戻りについてのエキドナの見解を聞いた後、スバルは多兎の打倒方法を相談、するとエキドナは暴食の魔女ダフネに聞いてみることを提案します。ダフネの前に割り込んできた「傲慢の魔女」テュフォンに粉々にされ、「憤怒の魔女」ミネルヴァに治療された後、スバルは三大魔獣を生み出した「暴食の魔女」ダフネと会談しました。
ダフネから三大魔獣の創造の理由と撃退方法を教えられると、スバルはエキドナに茶会の対価としてペトラからもらったハンカチを求められ、外の世界に戻されます。
聖域が嫉妬の魔女の影に沈む
再び墓所の石室で目覚めたスバルでしたが、そこにエミリアの姿がなく、慌てて外に出ると嫉妬の魔女の影によって聖域は闇に沈んでしまった後でした。スバルの前には嫉妬の魔女の影が現れ、停滞していた世界の時と同様に愛情を伝えられました。
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リゼロ第12巻ネタバレ ベアトリスの400年の苦悩と病みリア、第二の試練、三度目の茶会
強欲の使徒となっていたスバルはリューズから聖域の真実を、ロズワール邸ではベアトリスの真実を聞きます。終わりを迎える聖域でロズワールと対面し、ロズワールの狂気に触れたスバルは、聖域の墓所の遺跡で病みリアとなったエミリアの元に向かい…。
ガーフィールと共に嫉妬の魔女に挑む
嫉妬の魔女の影は突然現れ、ラムの風魔法によって唯一外に出されたガーフィール以外は、全員影に沈んでしまっていました。スバルは間一髪でガーフィールに助けられると、嫉妬の魔女がロズワール邸に向かっていることに気付き、自分を独占するために自分の大切な人達を失わせようとしていると理解します。
ガーフィールはリューズの複製体を集め、自身も獣化を用いて嫉妬の魔女に挑みますがあえなく敗北、スバルも影に飲み込まれてしまいます。影に飲み込まれたスバルは他の存在と同一化させられそうになりますが、エキドナによる細工でペトラにもらったハンカチが光って短剣となり、それを用いて死に戻りを発動させます。
目覚めた墓所の石室ではエミリアが苦しんでいましたが、スバルはエミリアが嫉妬の魔女となっている可能性に怯えながら起こします。しかし、エミリアはエミリアであり、安堵したスバルは号泣、これまでの周回は混乱するエミリアをスバルが慰めてきましたが、今回は逆の立場となりました。
ベアトリスの孤独が明らかになる
落ち着いたスバルは行動を開始、今回は墓所の試練に挑んだことを伏して、ロズワールとの会談も延期、単独でリューズの複製施設へと向かい、その奥の部屋にあったリューズ・メイエルが中に入っている魔水晶の前に立ちます。すると、村長のリューズが現れ、リューズの知るエキドナの目的と聖域の意味をスバルに語りました。
エキドナの目的は不老不死、最初の四体は聖域の管理者であり、メイエルの複製体が定期的に生み出されることをリューズは語ります。また、ドナ茶によってスバルはリューズ達の指揮権を有する「強欲の使徒」となっていたことが判明、ガーフィールも同じ立場であることを知りました。
スバルは自分だけをベット対象と考えており、早朝に単独でロズワール邸へと帰還、フレデリカ、ペトラと再会して大喜びし、レムと共にアーラム村に避難してもらいます。スバルはベアトリスを連れ出すため禁書庫に向かいますが、ベアトリスはロズワールから自分のことを教えられ、解放しに来てくれたのだと勘違いしており、二人は言い合いとなり、スバルはベアトリスの400年の孤独を知ることとなりました。
闇リアの膝枕の上で死に戻りを発動
スバルがベアトリスの400年間の孤独を教えられた後、禁書庫にはロズワールによって扉渡りの破り方を教わっていたエルザが登場、ベアトリスのシャマクによってスバル達は屋敷を脱出、アーラム村へと向かいますが、既に村からは煙が上がっており、途中で遭遇したメィリィによってフレデリカやペトラ達も全員敗北した後だと知ります。
戦闘態勢に入ったベアトリスによって、一時はエルザを破壊しましたが、エルザは「祝福」によって復活、ベアトリスは致命的なダメージを負い、精霊としての最後を迎えることとなります。スバルもエルザに負傷させられますが、ベアトリスの最後の転移魔法によって聖域の複製施設へと転移させられました。
複製施設の外では聖域に豪雪が降り注いでおり、スバルはガーフィールと合流、墓所から出てこないエミリアの元へ向かいましたが、エミリアは精神崩壊して闇リアとなっており、スバルはこの状況もロズワールが仕組んだことに気付き、ガーフィールと共に向かいました。
しかし、ロズワールはこの世界に既に見切りをつけており、ガーフィールとラムが倒れ、スバルに死に戻りの発動を強要します。そこに多兎が現れ、スバルは強欲の使徒の権利を行使して複製体に自分を守らせ、辛うじて墓所の石室に到着、闇リアの膝枕の上で死に戻りを発動させました。
三度目の茶会に招かれる
墓所の石室に戻ったスバルの精神は完全に磨耗しており、ロズワールが求めたように必要/不必要で全てを割り切り、感情もなく合理的に目的のための行動をして行きます。事態の解決方法をエキドナに相談したいとスバルは墓所に戻ってきますが、魔女の茶会ではなく、第二の試練「ありうべからざる今を見ろ」に取り込まれ、これまでの死に戻りの後の世界を見せつけられました。
並行世界が存在していたのならば、自分は既に多くの人達を悲しみに沈めており、その世界は絶対救われないと分かり、スバルの精神は発狂を迎えます。このままではスバルが精神的な死を向けると危惧したエキドナはカーミラに頼んでスバルを助けにいかせますが、「無貌の花嫁」はスバルがレムではないと見破って失敗、スバルは三度目の茶会に招待されることとなりました。
茶会ではエキドナがスバルを今後ずっと支えるために「正式な契約」を持ちかけますが、他の魔女達の干渉によって契約を止められ、スバルはエキドナの本性を知ります。それでも悩むスバルでしたが、エキドナがベアトリスに禁書庫で「その人」を待つように契約した理由を聞いて、エキドナとは契約しないことを判断します。
スバルが判断を下した直後、夢の城には嫉妬の魔女となったはずのサテラが現れました。
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リゼロ第13巻ネタバレ 7人の魔女が揃った三度目の茶会、スバルの変化
七人の魔女全員が揃った三度目の茶会に呼ばれたスバル。自分との正式な契約を持ちかけるエキドナ。嫉妬の魔女とサテラの真実。魔女達によってもたらされたスバルの変化が、ついに聖域での反撃の狼煙をあげる契機となって動き出す!第4章、怒涛の反撃開始。
サテラによるスバルの考え方が変わる
スバルは、夢の城に現れたサテラと嫉妬の魔女は別存在だと教えられ、魔女達は嫉妬の魔女を憎んでいるものの、サテラにはエキドナを除いて全員好意的で大好きであることが判明します。サテラは全てを一人で抱え込もうとするスバルに対して、もっと自分を愛して、大切にしてと投げかけ、それがスバルを混乱に陥れます。
スバルは夢の城で自ら果てようとし、魔女達は全員それぞれスバルを尊重するために動いて対立、結果としてカーミラ・ミネルヴァによってスバルは復活を果たします。カーミラによって自分が愛されていることを突きつけられたスバルは本音を零し、サテラはスバルが救われることを許しますと伝えました。
スバルはエキドナとの契約を正式に断り、サテラが教えてくれたように、もっと自分を大切にして、仲間達と一緒に運命に抗うことを決めます。サテラは、いつか必ず自分を終わらせにきて欲しいとお願いし、スバルは最初の盗品蔵で倒れた時と同じように、いつか必ず救ってみせると返して魔女の茶会から出ていきました。
スバル・オットーが状況を覆すために動き出す
聖域に戻ったスバルでしたが、墓所に挑む資格を喪失、ロズワールの狂気的な戦略を知ると、打開策を見つけることができずに悩みます。そこにオットーが熱い友情パンチと共に登場、スバルはオットーというロズワールの盤面外の協力者を得ると反撃に向けて動き出しました。
スバルはロズワールと「最後の勝負」の契約を行い、スバルはまずガーフィール説得のためにリューズと事前会談を持ち、そこでリューズが聖域の解放に反対しておらず、「リューズ・シーマ」という管理者の役目を外れた最初の四人の一人の存在を知りました。
その後、エミリアの過去へ向き合うために寝室を訪れますが、エミリアの過去の記憶は混濁しており、スバルは過去を知るパックに聞くことを決断、エミリアが眠りについた後で過去の経験を活かしてパックを呼び出すことに成功します。しかし、時間がないパックはエミリアとの対話を選択、エミリアが過去の記憶を思い出せないのは自分のせいだと話し、愛情を伝えた後、強制的に契約を解除して霧散していきました。
パックを喪失したことで衰弱したエミリアの近くにはスバルがいて、明日の朝まで手を握っていて欲しいと約束します。エミリアは安堵の中で眠りにつきますが、夜中に目覚めた時にはスバルの姿はなく、パックにもスバルにも裏切られたエミリアは居室から逃亡、墓所の中に逃げ込みました。
オットー・ラムvsガーフィール
エミリア行方不明の報告を受け、オットーは単独でガーフィールと対峙することを決意、準備万端で仕掛けを用意した複製施設にガーフィールを呼び、戦いを始めます。ガーフィールはオットーを侮っていましたが、一晩中準備をして臨んだオットーは善戦、ガーフィールを驚かせます。
ラムもオットーが仲間に引き入れており途中から参戦し、ガーフを圧倒しますが、ラムの体力の限界とガーフィールの獣化によって戦況が一変、二人はガーフをマナ切れ寸前に追い込んだものの、敗北してしまいました。
スバルがエミリアの新しい支えとなる
スバルは墓所の奥に隠れていたエミリアを発見、二人は二人の関係性に向き合います。エミリアは、自分に対して否定的な感情を持ち続けており、自分が試練を乗り越えることもできず、パックを失った途端に逃げ出すダメな子で、だからパックにもスバルにも見放されるのだと考えていました。
スバルは、エミリアがダメな子であることを認めた上で、そこも含めて全部が好きだと、そうでなければ面倒臭いエミリアのことをどうして助けようなんて思うんだと本音をぶつけます。
エミリアは少しずつスバルの気持ちを理解、記憶が戻ったことで自分が自分でなくなる不安を感じていましたが、スバルはどんな過去がエミリアにあっても、絶対に好きなままだと主張、二人は口づけを交わし、スバルはエミリアの新しい絶対的な心の支えとなることができました。
ガーフィールとの戦いが決着
二人が墓所の外に出ると、オットー・ラム相手にボロボロとなったガーフィールが待っていました。ガーフィールは過去に聖域から出ようとした母親が瓦礫の崩落によって命を失い、それ以来聖域の外に出ることだけが幸せではなく、自分が聖域に住むみんなを守る本物の結界になることを決意していたのでした。
聖域の結界の解放に絶対的な反対の立場をとるガーフとの対立は避けられず、スバルは持ちうる全ての力を使って対峙、シャマクを用いてゲートが完全に破損、パックが眠る魔晶石をガーフにつけてマナを吸い取り、怠惰の権能「見えざる手」を発動して不可視の一撃を与え、最後は相棒のパトラッシュの頭突きによってガーフに勝利します。
目覚めたガーフは、幼馴染みであり恋するラムの助言により、もう一度過去に向き合うために墓所の試練へ向かい、そこで自分が母親に愛されていたこと、愛情の喪失に耐えられなかった幼いガーフは、自分を守るために記憶を塗り替えていたことが発覚、母の愛を知ることができたガーフは憑物が取れたようにスッキリし、エミリアとスバルに協力する仲間となります。
エミリアがらぶれたーを読む
次いで、エミリアが墓所の試練に挑むこととなり、墓所の石室へ向かいます。そこにはスバルがイ文字でエミリアのために書いた多くの応援メッセージのらぶれたーがあり、スバルがエミリアとの約束を破ってまで何をしていたのかを知りました。
パックから過去の記憶の封印を解かれ、絶対的な心の支えを得たエミリアは、これまでとは全く異なる心持で墓所の第一の試練に挑みます。
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リゼロ第14巻ネタバレ エミリアの過去と聖域の秘密が明らかに
スバルのラブレターに背中を押され、エミリアは自らの過去と向き合う。墓所の遺跡の外では、リューズによる聖域の始まりが語られる。そして、聖域編はいよいよ最終局面へ、ロズワール邸を襲撃するエルザ達、聖域を終わらせようとするロズワール。負けられない戦いにスバル達が挑む。
エミリアが第一の試練を突破
エミリアは第一の試練でエキドナと共に、永久凍土となる前のエリオール大森林での日々を巡ります。フォルトナ母様、アーチ、ジュースとの出会いを思い出したエミリアは、幸福な日々に変化をもたらした魔女教大罪司教「強欲」担当レグルス、「虚飾の魔女」パンドラが森に現れた場面を見ることとなります。
パンドラによりジュースが狂い、フォルトが失われると、幼少のエミリアは体内のマナを暴走させてエリオール大森林を永久凍土に変え、パンドラに自らの記憶を封じられ、パックが起こすまで100年の眠りにつくこととなりました。
過去を受け止めたエミリアは、約束を守ったことは後悔しておらず、また望みも捨てていないと前向きな未来を話します。それを受けてエキドナは試練の終了を告げ、エミリアは第一の試練を終えました。
聖域の過去が明らかになる
墓所の外ではリューズ・シーマによって過去の聖域の出来事が明かされ、「憂鬱の魔人」ヘクトールの襲撃を凌ぐために、ベアトリスの友達リューズ・メイエルが核となり、聖域の結界が展開されたことが明らかになりました。
シーマだけは幼いガーフを助けるために一度墓所の中に入っており、その時に第一の試練に取り込まれ、始祖であるメイエルの過去の記憶を知り得ていたのでした。だからこそ、聖域を解くのは皆を守るという願いを込めて核となったメイエルの意思に背くと判断し、シーマは聖域解放反対の立場に立っていたと判明します。
メイエルの願いはエミリアの「公平な世界を作る」という目的に繋がるとスバルは説明、エミリアが王となれば「世界中が聖域になる」と話すと、ガーフ、リューズも賛同、心からエミリア陣営に加わることになります。ここから、スバル、オットー、ガーフィールはもう一つの局面であるロズワール邸守護を果たしに動き出します。
ロズワールとラムの戦いが始まる
スバル達は聖域を出る前にロズワールを訪れ、降伏勧告を行いますが、人の想いは変わらないと考えるロズワールと、変わっていけると考えるスバルは折り合う事はなく、二人は戦いの最終局面へと動き出します。スバル達はロズワール邸へ、ロズワールは叡智の書の記述通りに聖域に雪を降らせに向かいました。
ロズワールはエミリアの元へと向かい、そこで本当に試練を突破してきたエミリアを見つけて驚きます。ロズワールは称賛しつつも世界が終わっていくため行いは無意味と伝えますが、ラムにロズワールを助けて欲しいとお願いされていたエミリアは、勝手に終わらせないでと怒り、聖域を解放するため残り二つの試練を突破しに向かいます。
ロズワールは大魔法を行使するためにリューズの複製施設へと向かいますが、そこにラムが現れて対峙、正々堂々と正面から、魔女の妄執からロズワールを奪いにきたと宣戦布告し、ロズワールとの戦いを始めました。
ロズワール邸の戦い開始
ロズワール邸では、フレデリカ、ペトラがエルザの襲撃に遭ったタイミングでスバル、ガーフィールが登場、ガーフィールはエルザと対峙すると同時に10年ぶりに姉のフレデリカと再会、ガーフの成長ぶりをみたフレデリカは感動します。
スバルはオットーにペトラを任せて脱出するよう伝え、ベアトリスを救いに禁書庫へと向かいました。
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リゼロ第15巻ネタバレ 聖域編完結!エミリア陣営は過去を乗り越え、未来へ進めるのか
墓所の試練に挑んだエミリア、ロズワールとの決戦に臨むラム、惨劇を襲うロズワール邸へ向かうスバル、三箇所同時の最終決戦に、エミリア陣営は全員乗り越えることができるのか!?禁書庫に引き篭もるベアトリスと、スバルの物語が始まる……!?
エミリアが墓所の試練を突破
第二の試練「ありうべからざる今を見ろ」に向かったエミリアは、エリオール大森林の湖畔でフォルトナ、ジュースとの幸せなピクニックの時間を過ごします。アーチに扮したエキドナから、理想の幸福に留まらない理由を問われ、エミリアは大変でも今の仲間達と共にフォルトナが描いた理想を実現するために頑張りたいと告げました。
エミリアの回答を受けてエキドナは「君が憎い」と涙を零し、エミリアは塔の上から湖畔に飛び込み、初めて大人になった自分の姿を確認し、第二の試練を終えます。墓所の外にはラムの代わりにアーラム村と聖域の住民が待っており、エミリアが聖域の試練を突破するのを待って応援してくれていました。
エミリアは第三の試練「いずれ来る災厄に向き合え」に向かいます。エミリアは意識だけの世界に囚われ、起こり得る未来を見せつけられます。エキドナの意地悪によって全て悲劇的な未来でしたが、エミリアは例え進む道が悲しみに満ちていたとしても、仲間達と笑い合える世界を目指して進むことを決意し、第三の試練も乗り越えました。
三つの試練を乗り越えたエミリアは夢の城に招待され、ミネルヴァによって試練の説明がなされます。ミネルヴァが母親の知り合いであることを教えられ、今は顔を見せられないと伝えられると、いつか魔女全員でのお茶会を約束して夢の城を去ります。
墓所に戻ってきたエミリアは、石室の開いた扉の奥で眠りにつくエキドナを発見、複雑な術式を破壊し、聖域の結界を解放しました。
ロズワール戦決着
ラムはスバルからもらった魔晶石に入っていたパックとのコンビでロズワールと対峙します。戦闘中、ロズワールはラムの目的が自分への復讐であると考えていましたが、この考えにラムは嘆息、自分にロズワールへの恨みなどなく、あるのは愛情だと告げてロズワールを驚愕させました。
一瞬固まったロズワールの隙をつき、パックとの連携攻撃でラムはロズワールの一手先を行き、叡智の書を奪うことに成功、書を炎に焼べて灰に変えます。ロズワールは我を忘れて魔法をラムに放ってしまい、ラムは気絶する結果となりました。また、ロズワールは複製施設で大魔法を行使しており、聖域に雪が降り始めます。
パックは、墓所の前にいた村人達を吹雪から守った後、氷柱を出してエミリアを複製施設に呼びます。エミリアはパックの存在を感じて複製施設に到着、そこでリューズ・シーマが魔水晶の封印を解き放ち、完全に聖域の結界を解放させました。
複製施設の外では、ラムを治療しながら動かなくなったロズワールがいて、エミリアは複製体達に二人の守護を任せながら多兎と対峙、避難場所である墓所へと向かいます。
スバルとベアトリスが契約を結ぶ
禁書庫でスバルとベアトリスが激論、スバルはベアトリスを失うぐらいなら約束を破ると親愛を伝えると、ベアトリスの心が揺れて「その人」になってくれるのかとスバルに問いますが、スバルはこれを拒否し、続きの言葉を伝える前に追い出されてしまいます。
一方、オットーとペトラはギルティラウによって脱出路のあるロズワールの執務室までの通路が阻まれており、屋敷に蔓延る魔獣達から逃げながらスバルと合流しました。三人はギルティラウを食糧庫に誘い込み、オットーが持ち込んだ大量の油を使い火攻めを実行、ギルティラウは撃破しますが、屋敷に火が燃え移ってしまいます。執務室に到着すると、オットーとペトラはそのまま脱出、スバルは再び禁書庫へ向かいました。
屋敷が炎上する中、ガーフィールとエルザの戦いも佳境を迎え、フレデリカとメィリィも参戦します。ガーフとエルザの戦いは均衡していましたが、メィリィが倒壊した建物の下敷きになりそうになり、一瞬エルザが油断したところで、ガーフィールの攻撃と復活できない大質量の攻撃が繰り出され、ガーフ勝利で戦いが終わります。
スバルは炎上する屋敷の中で禁書庫に突入、迷うベアトリスに対して何度も愛情を伝えます。最後の扉となったとき、スバルはベアトリスがいなきゃ寂しくて生きていけないと伝え、ベアトリスは精霊としての契約を捨て、スバルを自分の一番にするために禁書庫を出ることを決意、スバルとベアトリスは契約を結び、聖域の最終決戦へと向かいました。
多兎を撃退、騎士叙勲式が開催
多兎相手に単独で踏ん張っていたエミリアの元にスバル・ベアトリスが合流、三人は協力して大魔法アル・シャマクによって多兎を別次元へ送り、聖域での戦いに勝利します。
戦いを終えると、ロズワールとベアトリスの告白と再会、ロズワールの禊、エミリアの想像妊娠騒動など、騒々しい時間が戻ってきます。
聖域からアンネローゼ邸に向かうと、エミリアとスバルの騎士叙勲式が開催、正式にスバルはエミリアの「一の騎士」となり、二人は確かな信頼関係で結ばれました。
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リゼロ第16巻ネタバレ 聖域編から1年後!水門都市プリステラ編開幕!新たな大罪司教が登場!?
聖域を経て、一致団結したエミリア陣営の元に、アナスタシアからの使者「ヨシュア」がロズワール邸を訪れる。招かれた水門都市プリステラには、他の王選陣営も集まってきて、スバル達を新たな大罪司教が襲いかかる…!?多くの謎が生まれる激動の水門都市プリステラ編が始まる。
水門都市プリステラで大罪司教との戦いが始まる
聖域解放から一年後、新しい関係性を作り上げたエミリア陣営は新ロズワール邸に拠点を移しており、そこにアナスタシア陣営の使者としてヨシュア、ミミが訪れます。ヨシュアがパックの依代となりうる魔晶石を見つけたと情報を交渉材料にエミリア達を水門都市プリステラに招待、一同はカララギとの国境沿いにある五大都市プリステラに向かうこととなりました。
12日間の旅程を経て風光明媚な水門都市の到着すると、水の羽衣邸でアナスタシア、ユリウスと再会、パックの依代となる魔晶石は、かつてロズワール邸で出会ったミューズ商会のキリタカが保有していると教えられ、エミリア達は早速交渉に向かいます。途中、スバルの船酔いでスバル・ベアトリスは離脱しますが、歌姫リリアナとお再会、三人揃ってミューズ商会へと向かいました。
キリタカの嫉妬で交渉部屋が爆発して中断となると、スバル達は水の羽衣邸に戻りますが、そこにはプリシラ陣営を除く王選陣営が続々集結しており、水の羽衣邸のワフー文化によるおもてなしを受けます。また、翌日には呼ばれていないプリシラ陣営も到着し、ハインケル、ラインハルト、ヴィルヘルムのアストレア三世代に関わる問題も浮き彫りとなりました。
翌日、スバルはエミリアとベアトリスを連れ、リリアナのリサイタルを楽しみに噴水公園へと向かいます。そこにはリリアナと意気投合したプリシラがおり、エミリアとプリシラの険悪な雰囲気を見てリリアナが特別公演の開催を決定、スバルに講演後の歓談のために飲み物とお菓子を用意するよう求めますが、買い物中に「憤怒の大罪司教」シリウスが登場、スバルは一年ぶりの死に戻りを経験することとなります。
リゼロ第17巻ネタバレ 「強欲」「憤怒」「色欲」「暴食」の大罪司教がプリステラに登場
水門都市プリステラで「憤怒」の大罪司教によって1年ぶりの死に戻りを経験したスバル。しかし、大罪司教は「憤怒」だけではなく、「強欲」「暴食」「色欲」の大罪司教も登場し、プリステラを一気に窮地に陥れる。エミリアが誘拐され、王選陣営もバラバラになる中、都市庁舎奪還作戦を実行するが…!?
都市庁舎奪還作戦に失敗
一年間で身につけた新しい力を発揮、「最強」ラインハルトへの協力要請など、選択できる手段を講じてもシリウス相手の運命を打開できなかったスバルは、ベアトリスに協力を求めてシリウスと対峙します。二人を心配してエミリアも参戦しますが、シリウスの卑劣な手段によりエミリアは気絶、突如現れた「強欲の大罪司教」レグルスに花嫁にすると攫われてしまう結果となりました。
スバルとベアトリスが気絶している間に、「色欲の大罪司教」カペラ・エメラダ・ルグニカによる都市庁舎の占拠と放送が行われており、王選陣営はミューズ商会を野戦病院兼本拠地とし、体制を立て直していました。
また、昨晩から戻らなかったガーフとミミは、水門都市プリステラでまさかの記憶を失った母親と再会しており、一晩中ガーフが涙に暮れた後、カペラの放送を受け、母リーシアの夫が都市庁舎に勤務していると分かったことで先制攻撃の奇襲を仕掛けていました。しかし結果はガーフの無謀を受けてミミが「死神の加護」による一撃を受け、瀕死の状態でミューズ商会に運ばれてきます。
都市庁舎にはヴォラキア帝国の英雄「八ツ腕のクルガン」、ヴィルヘルムの妻であり前剣聖「テレシア・ヴァン・アストレア」が不死王の秘蹟によって操られ、敵として立ち塞がっていたのでした。
魔女の遺骨を求めてきたカペラに対し、王選陣営は現在いる最高戦力で都市庁舎奪還作戦に臨みますが敗北、スバルとクルシュが「龍の血の呪い」を全身に受け、適合できなかったクルシュが戦闘不能となってしまいます。
リゼロ第18巻ネタバレ 大罪司教達に追い込まれるスバル達は、四つの制御塔の同時奪還作戦へと挑む
水門都市プリステラに流れ込んだ濁流に救われ、敗北濃厚だったところを寸前で繋いだスバル達。「色欲」の大罪司教が去っていった後の都市庁舎を拠点とし、スバルが街に希望の放送を流す。王選陣営の主戦力が都市庁舎に集結し、四つの制御塔の同時奪還作戦に臨む。
都市庁舎の放送のミーティアで街に勇気を与える
王選陣営の敗北が決定的となる直前、水門が開け放たれて濁流が街を飲み込み、魔女教陣営も王選陣営も流されて戦いは終わりを迎えます。ミューズ商会はシリウスの襲撃を受け、一同は都市庁舎を新たな本拠地と定めて集合しました。大罪司教からの要求は「魔女の遺骨」に加え、「叡智の書」「人工精霊」「銀髪乙女との結婚式」が加えられます。
王選陣営の中でも、全てを救おうとするスバル、ユリウスと、犠牲を前提に許容するアナスタシア、アルで意見が対立、特にアルはスバルに対して「英雄幻想」だと強い憎悪の視線を向け、まるでスバルが今何を考えているのか、自分が過去に経験してきたことのように話して怒りました。
また、憤怒の権能による影響は水門都市全体を覆っており、悲しみと不安の連鎖による大惨事が勃発する直前となっていました。この問題を解決するため、都市庁舎の放送のミーティアで演説を行うこととなり、スバルがこれを任されます。用意された原稿とは異なる内容で話したスバルの主張は、水門都市の人々に大きな勇気を与え、憤怒の権能による被害を抑えることに成功しました。
制御塔同時奪還作戦を開始
放送後、オットーが参戦できていなかったラインハルトを連れて合流、王選陣営は大罪司教がそれぞれ守護する四つの制御塔の同時奪還作戦を敢行するべく、作戦会議を行い人員の割り当てを決定します。
レグルスはエミリアとの結婚式を開こうとしていましたが、エミリアはいつか誰かを好きになるのならその相手はスバルと決めており、レグルスとの結婚を真っ向から拒否、同時に結婚式会場にスバルとラインハルトが到着、強欲の大罪司教レグルスとの戦いが始まりました。
また、ダーツへの復元を依頼していた叡智の書を回収に向かったオットーは、暴食の大罪司教ライ・バテンカイトスと遭遇します。
リゼロ第19巻ネタバレ 制御塔奪還作戦開始!「強欲」「憤怒」と決着
プリステラの各方面へと向かった王選陣営と大罪司教達の戦いが始まる。エミリアを連れ去った「強欲」のレグルスにはスバルとラインハルトが対峙する。キリタカを連れ立った「憤怒」のシリウスには、プリシラとリリアナが対峙する。圧倒的な脅威を誇る二人の大罪司教を相手に、どのような決着を迎えるのか!?
暴食の大罪司教ライ・バテンカイトス戦
ライ・バテンカイトス相手には、偶然その場に集まったオットー、フェルト、ガストン、ダイナスら白竜の鱗が対峙、フェルトが旅館から「ミーティア」を取って戻ってくるまでの時間稼ぎを行うこととなります。
一番街の制御塔:クルガン、テレシアとの戦い
一番街の制御塔にはガーフィールとヴィルヘルムが向かい、ガーフィールは八ツ腕のクルガン、ヴィルヘルムはテレシアと対峙することになりました。
二番街の制御塔:暴食の大罪司教ロイ・アルファルドとの戦い
二番街の制御塔にはユリウス、リカードが向かい、暴食の大罪司教ロイ・アルファルドと対峙、ロイはユリウスの弟ヨシュアの「記憶」と「名前」を既に食べており、ユリウスはその違和感を感じながらの戦闘となりました。
三番街の制御塔:強欲の大罪司教レグルスとの戦い
レグルスは「小さな王」「獅子の心臓」という二つの権能を有することで無敵を実現しており、ラインハルトの攻撃さえ受け付けず、圧倒的に優勢に戦いを進めます。本来、レグルスが本気を出せば一瞬で戦いは終わりましたが、自分の強さを見せつけて優越感に浸りたいレグルスは、スバル達を相手に時間をかけて戦いを展開していきます。
ラインハルトが月まで飛ばされるなどのアクシデントもありましたが、スバルによって権能を見破られると、エミリアによる「小さな王」の解除、スバルによる「獅子の心臓」の解除が行われ、月を蹴って戻ってきたラインハルトにより、「最強」を失ったレグルスを撃破することに成功します。
レグルスの「強欲の魔女因子」は、次の依代としてスバルを選び、体内に入ります。
四番街の制御塔:憤怒の大罪司教シリウスとの戦い
四番街の制御塔では、憤怒の大罪司教シリウスに対してプリシラ、リリアナが挑みました。シリウスの権能によって魂の強制接続による同化が周囲の人々によって為されており、シリウスを撃破する前に同化の解除が必要となるため、リリアナの歌と加護の力で観衆の心を奪い取ろうとします。
プリシラがシリウスを相手に時間を稼ぐ中、リリアナは燃え盛る制御塔の頂上へ向かい、その地獄のような環境の中で権能の支配下にある者の心さえ奪う歌を披露、憤怒の権能の影響下から人々を奪いとります。直後、プリシラが「陽剣ヴォラキア」を引き抜いて一閃、シリウスの撃破に成功しました。
リリアナは力尽きてティグラシー大河を流れていきますが、権能の影響下から外れたキリタカがすぐに泳いで確保、リリアナはついに根負けし、キリタカの歌姫で良かったと感じていました。
都市庁舎:色欲の大罪司教カペラとの戦い
王選陣営が各制御塔に向けて出発した後、手薄となった都市庁舎を狙って色欲の大罪司教カペラが襲撃してきます。襲撃に対する準備はアナスタシア、フェリスによって練られており、カペラは二人の罠を受けて地下へ落下、そこに待ち構えていたアルと対峙しました。
リゼロ第20巻ネタバレ 水門都市プリステラ編終幕!遺された傷は癒えるのか
水門都市プリステラの各方面での激闘が始まる。「暴食」バテンカイトスにはオットー、フェルト、ガストン、ダイナスが偶然にも遭遇。「色欲」が都市庁舎に襲撃しにきて、テレシアとヴィルヘルム、クルガンとガーフィールが対峙する。「暴食」アルファルドにはユリウスとリカードが向かうが…。スバル達は何を守り、何を失うのか!?プリステラ編、最終巻、開幕。
ガーフvsクルガンが決着
ガーフィールは八ツ腕のクルガンを相手に奮闘するも、「鬼包丁」を取り出したクルガンが圧倒的な力で戦いを優勢に進めていき、二人の戦いは制御塔を貫き、地下水路を経由して最寄りの避難所に移ります。
避難所にはリーシアの子供二人がいて、自分の弟妹からの激励を受けたガーフィールは、「守るために強くなる」という結論を導き出し、ようやく思考からあらゆる余計なものを取り除いて戦うことだけに集中、ギリギリの攻防の末にクルガンを撃破し、「見事」と称えられてクルガンの最後を見届けました。
ヴィルヘルムとテレシアの最後の時間
ヴィルヘルムはテレシアと対峙、かつて亜人戦争の終戦式典で剣を交えた時と同じ流れを辿り、戦いは終わりへと近付いていきました。しかし、ヴィルヘルムが勝利を決める直前、視界にハインケルが登場、その隙をテレシアは見逃さず、ヴィルヘルムを戦闘不能とし、ハインケルに迫ります。
ハインケルは剣を手放して後ずさりするも、テレシアの剣が届く前にラインハルトが登場、ヴィルヘルムの制止を聞かずにテレシアを撃破しました。不死王の秘蹟が解けたテレシアは最後に正気に戻り、ヴィルヘルムとの最後の時間を過ごします。
テレシアが息を引き取ると、アストレアの男三世代はそれぞれ訣別し、三人の溝はさらに深くなりました。
ユリウスが「名前」を奪われる
ロイ・アルファルドはヨシュアの記憶を食べたことでユリウス、リカードの技も初見ではなくなり、様々な達人の知識と能力を自分のものにしてきた武芸百般で二人相手に優勢に進めます。昔話で動揺したユリウスを庇い、リカードが左手を失い、同時にリカードの記憶からユリウスの存在が消えてしまいました。
ロイとリカード達の戦いは決着がつかず、ロイは福音書の記述に従い、カペラと共に撤退します。
暴食の大罪司教ルイ・アルネブが登場
バテンカイトス相手にオットー達は奮戦するも、主戦力ない状態ではジリ貧で追い込まれます。そこに、アルが見つけ出した魔晶石によって復活したベアトリスが登場、フェルトもゴウリュ氏、エキドナが紛失していたミーティアでバテンカイトスの撃破に成功します。
しかし、倒れたバテンカイトスは妹のルイ・アルネブに入れ替わり、ダイナス、ガストン、オットーは負傷して倒れ、ルイはプリステラの戦いの終わりを感じてその場を去っていきました。
アルがカペラ相手に奮戦
アルは地下空間の中で切り札である「領域展開」を発動、五十回以上に及ぶ試行の中でカペラの撃破は無理と判断、屋上を崩落させてカペラを下敷きにする作戦を取り、自らは脱出路から地上の水路に脱出、フェリス、アナスタシアと合流しました。
しかし、カペラは建物の崩落では全くダメージを負わずに三人の前に登場、戦闘に発展するかと思われましたが、福音書の記述に従って撤退を判断、亜獣を放ってその場を去ります。アル達はその場から離脱、プリシラと合流して亜獣達にトドメを指しました。
賢者シャウラに会いにプレアデス監視塔を目指す
大罪司教がプリステラから撤退すると、王選陣営は今後についての話し合いを開催、カペラにより異形に変えられた人々、ユリウス同様に記憶や名前を暴食に食べられた人々を救うため、「賢者」シャウラに会いにプレアデス監視塔へ向かうこととなります。
捉えた憤怒の大罪司教シリウスは、フェルトとラインハルトが王都に護送、アナスタシア、ユリウス、スバル、エミリア、ベアトリスが代表してプレアデス監視塔へと向かい、他の王選陣営は街の復興を手伝うなど、それぞれ動き出すこととなりました。
リゼロ第21巻ネタバレ アウグリア砂丘の脅威に立ち向かう
「賢者」シャウラを求めて、大陸の東にあるプレアデス監視塔へ向かうスバル達。立ち寄ったロズワール邸ではラム、レム、メイリィが合流する。ラインハルトでも超えることのできなかったアウグリア砂丘を、スバル達は超えていくことができるのか!?結界、魔獣、塔からの白光、謎の地下、スバル達を再び謎が襲いかかる。
ロズワール邸を経てアウグリア砂丘へ
プレアデス監視塔に向かう前、一度ロズワール邸に立ち寄った一同は、魔獣が蔓延るアウグリア砂丘を超えるためにメィリィが同行することとなり、賢者シャウラにより眠り姫が治療される可能性があったため、ラムがレムを連れる形で一同に参加することとなりました。
アウグリア砂丘はラインハルトでさえ突破できなかった難所であり、スバル達も天然の結界によってプレアデス監視塔に近づけない時間を過ごします。居酒屋の店主の助言に従い、鳥を追って結界を突破したスバル達は、その先で魔獣花魁熊に襲われ、逃走中に監視塔のバルコニーからの狙撃によって全滅、死に戻りを発動しました。
スバルは死に戻りを繰り返し、何とか花魁熊の襲撃を回避しますが、監視塔からの狙撃を防ぐためにスバルとベアトリスのオリジナル魔法を発動、結界内のマナを無効化するその魔法はアウグリア砂丘の結界に触れたことで時空の綻びを生み、スバル、ラム、パトラッシュ、襟ドナは砂丘の地下の空間へと転移されてしまいます。
プレアデス監視塔に到着
地上に戻りエミリア達との合流を目指したスバル達は、二又の分かれ道を右に進みますが、そこにはスバルにしか開くことのできない鉄の扉があり、進むごとに瘴気が濃くなって発狂、スバル以外の仲間全員の精神がおかしくなり、全滅して死に戻りを発動してしまいます。
次に左の道を進んだスバル達は、地下の広い空間でケンタウロスのような魔獣と遭遇、ラム、スバル、パトラッシュが瀕死状態に追い込まれる中、シャウラが地下に到着し魔獣を一掃、全員を地上へと案内し、スバルが眠りから目覚めるのを待ちました。
スバルが目覚めるとシャウラが大喜びで抱きつき、「三つ」と呟いたこと、スバルを「お師様」と呼んでデレデレし始めます。
リゼロ第22巻ネタバレ プレアデス監視塔の三つの「試験」に挑む
「賢者」シャウラと出会ったスバル達は、賢者がシャウラではなくフリューゲルであることを知る。スバルにフリューゲル疑惑が浮かぶ中、全知を求めて三つの「試験」へと挑むが、圧倒的な難易度の試験の前にスバル達は苦戦を強いられる。スバルが起死回生の策を思いつき、深夜に独断専行するが…!?
プレアデス監視塔攻略を始める
賢者シャウラのスバルへの異常に好意的な態度から話し合いが持たれ、賢者の正体がフリューゲルであり、シャウラはフリューゲルに監視塔を任されたこと、スバルがフリューゲルと認識していることが発覚します。また、監視塔は元々大図書館プレイアデスであり、聖域と同様に三つの試験があることが明らかになりました。
第三層のタイゲタの試験では、星好きの異世界知識を持つ人物にしか解けない問答がありスバルが回答、試験を突破し「死者の書」を蔵書とするタイゲタの書庫が出現します。ここで監視塔には五つのルールがあること、シャウラが五つ目のルールを隠していることが発覚、その後二階層エレクトラに続く階段を発見しました。
エレクトラでは初代剣聖レイドが鎮座しており、試験内容は一対一での戦闘、エミリアは突破するもののユリウスさえ敗北して一時撤退となります。しかし、自らのユリウスを許すことができず、単独で再びエレクトラへ向かい、レイドと対峙しました。結果は変わらずユリウスは敗北、恥辱に塗れながらスバルに助けられて仲間の元へと戻ります。
スバルが記憶喪失となる
就寝前、スバルは監視塔の中にいた鳥に導かれて隠し通路を発見、その先で無数の異常な白い鳥と戯れる襟ドナと遭遇します。アナスタシアは現在オドの中に閉じこもっており、襟ドナが体を動かしていましたが、この話を同じく隠し通路を発見して先に進んだユリウスに聞かれてしまい、スバルはユリウスの信頼を失うこととなります。
落ち込んで塔の中に戻ったスバルはラムにデコピンで励まされ、今できることに集中、スバルはレイド攻略のためにレイドの「死者の書」を読みにタイゲタの書庫へと向かいました。しかし、翌日スバルが目覚めた時は異世界召喚された後の記憶を全て失っている記憶喪失状態となってしまいました。
リゼロ第23巻ネタバレ 記憶を失ったスバルが『ナツキ・スバル』を追い求める
タイゲタの書庫で記憶を失ってしまったスバルに、プレアデス監視塔の5つの脅威が襲いかかる。繰り返される惨劇にスバルの精神は徐々に狂っていき、ついには味方にさえもその殺意を向けてしまうが…。スバルが『ナツキ・スバル』を取り戻すための序幕。なぜ、スバルは、こんなにも頑張ることができたのか。
記憶喪失のスバルが混迷を極める
記憶喪失の原因を探るためにエミリア達はタイゲタの書庫を調査しますが、原因は見つからず、塔の攻略とスバルの記憶喪失のどちらを優先するかの話し合いが行われます。スバルは会議に参加せずに塔内の螺旋階段へ向かいますが、そこで落下し死に戻りを発動、自分に何が起きたか分からないスバルの混乱が始まりました。
再び繰り返される出来事、もう一度体験する螺旋階段の落下にスバルは絶叫、思わず監視塔の中を全力で走ってエレクトラへ向かいますが、そこでは剣聖レイドにズタボロにされ、階段に戻ると嫉妬の魔女の影によって心臓を掴まれ、スバルは一つも意味が分からない状況に発狂寸前となります。
監視塔からの脱走を試みるも、監視塔近くにいた魔獣「砂蚯蚓」、紅蠍となったシャウラの攻撃に失敗、再び地下空間へと落下していき、封印の扉の瘴気に触れて狂人となっていきます。スバルは監視塔に戻りますが、既に仲間達は命を落としており、スバルは唯一生き残っていたパトラッシュに最後まで助けられようとしますが、バルコニーで暴食と遭遇し死に戻りを発動しました。
スバルはパトラッシュだけは自分の味方であることは間違いないと確信、信頼と感謝を寄せるようになります。
「ナツキ・スバル」を取り戻すと決意
スバルは誰が自分を狙っているのかを慎重に調査していきます。ユリウスと密談した後、メィリィと偶然遭遇すると、スバルは一時的に意識を失い、フリューゲルと思しき人物がスバルの体に憑依、メィリィはここで命を落とし、スバルの腕には「ナツキ・スバル参上」と刻まれます。
全員でいなくなったメィリィを捜索しますが、タイゲタの書庫でメィリィの死者の書を発見、スバルが死者の書を読み、メィリィのこれまでの人生を擬似体験しました。日中のメィリィの遺体捜索に進展はなく、スバルは深夜に確認しに向かいますが、千里眼でパトラッシュを通じてスバルを監視していたラムが登場します。
スバルとラムの戦闘になりかけますが、エミリアによって制止、しかしスバルが記憶喪失を打ち明けたことでラムの一撃がスバルに入り気絶してしまいました。
目覚めたスバルは氷の檻の中に入れられており、そこにエレクトラから出られないはずの剣聖レイドが登場、塔から出る前にレイドとユリウスの試験の続きの戦いが始まります。ユリウスはスバルにアナスタシアのことを任せ、スバルはベアトリス、襟ドナと合流しますがシャウラ戦で二人を失い、スバルはエミリアと共に影の中に飲み込まれて死に戻りを発動します。
スバルは、自分がベアトリスやエミリア達に愛され、周りの仲間達に大切にされていることを知り、自分ではなく「ナツキ・スバル」を取り戻し、彼女達に返すことを決意しました。
リゼロ第24巻ネタバレ 魂の回廊と5つ目の塔のルール
仲間達を信頼し、『ナツキ・スバル』を取り返すと決めたスバルは、記憶喪失を打ち明けて協力を仰ぐ。再び魂の回廊へと向かったスバルは、記憶を失う前の自分に何が起きたのかを理解する。誰を救うべきなのかを確かめていき、スバルは最後にシャウラの前に立ち、質問をする―――。
魂の回廊へ向かう
スバルは緑部屋で目を覚ますと全員に記憶喪失を共有、まず自分を螺旋階段から落としていた犯人、メィリィを捕まえてメィリィが抱えていた心の闇と向き合います。スバルはエミリア達と共にメィリィには心を学ぶ時間が必要だと諭し、メィリィもこれを機会に正式にエミリア陣営の仲間となりました。
監視塔攻略のためにまず剣聖レイドの死者の書を探すこととなった後、メィリィが発見、スバルが開くとオド・ラグナへと続く「記憶の回廊」へと誘われます。スバルはここで「暴食の大罪司教」ルイ・アルネブと遭遇、魔女因子や世界、魂の回廊などの重要な情報を教えられました。
ルイの目的は死に戻りの権能を得ることであり、そのために「スバル」と「ナツキ・スバル」を別人物に仕立てようとしていましたが、スバルは魂の回廊に現れたレムの激励によって奮闘、全てを救うと決意し、「強欲」の権能に目覚めます。ルイによって魂の回廊から追い出されると、監視塔には危機が迫っており、アウグリア砂丘の魔獣が大軍勢で監視塔に迫ってきていました。
五つ目の監視塔のルールが明らかになる
アウグリア砂丘の魔獣、剣聖レイド、三人の暴食、紅蠍となるシャウラ、スバルは監視塔に迫る運命を打開するために死に戻りを何度も駆使して、攻略のヒントを探していきます。7周目の世界でシャウラと向き合ったスバルは、監視塔の五つ目のルール「試験の破壊を禁ぜず」を教えられ、シャウラ含めて全員を救うという決意を改めて固めます。
リゼロ第25巻ネタバレ スバルとレムが復活!舞台は次の場所へと向かう
繰り返していく試行錯誤の中で、スバルはタイゲタの書庫で「菜月・昴」の死者の書を見つける。本を開くと、記憶を失う前の自分の、異世界での自分の奮闘が展開される。次々と出てくる本を読み進めていくと、ついに自分に追いついて—-。再生と別れが描かれる、プレアデス監視塔編、最終巻。スバルは全員を救えるのか、そして、レムは目覚めるのか―――。
記憶を取り戻したスバルが参戦
繰り返す世界の中でスバルはタイゲタの書庫で「菜月・昴」の死者の書を発見、自分の知らない自分を追体験し、魂の回廊でスバルとナツキ・スバルが出会います。二人は互いに自分だと認め合い、一人に統合され、スバルが戻ってきました。スバルに同化していたルイは弾き出され、経験した死に戻りに拒絶反応を示します。
スバルを拒否するルイに魂の回廊から出されると、記憶が戻ったスバルはエミリアの元へ向かい全員と合流、新しい強欲の権能「小さな王」を用いてラムの体調不良を引き取り、監視塔に迫る危機に対してそれぞれを配置しました。
ラム vs バテンカイトス決着
体調の負担をスバルに預けたラムは、レムを眠り姫にした暴食の大罪司教ライ・バテンカイトスを発見、戦いを始めます。普段から10の枷をかけているラフィールは、10年ぶりに三つ目の枷を外し、バテンカイトスを圧倒していきます。勝てないと判断したバテンカイトスは逃走、レムを抱えて逃げていたパトラッシュを狙い始めました。
ラムの負担を受け取っていたスバルの権能が弱まると、ラムはバテンカイトス相手に劣勢となりますが、ロズワールが自分たち双子を引き取った理由に思いを巡らせる中で、二人の役割を理解、共感覚によってラムの身体的負担をレムに預け、ラムが覚醒、二人で一人の鬼なのだと歓喜したラムはバテンカイトスを圧倒して勝利、レムに愛情を、パトラッシュに感謝を伝えました。
ユリウス vs 剣聖レイド決着
剣聖レイドに対してはユリウスと襟ドナが向かい、アナスタシア・ホーシンの一の騎士である誇りを取り戻したユリウスは、対等な力を持ってレイドとの戦いに臨みました。レイドはユリウスを自分と同じ「棒振り」に導こうとしていましたが、ユリウスは騎士道の中にこそ自分が存在すると主張、自らの在り方を定めます。
自らを見つけたユリウスは、準精霊を解き放った上で再契約、精霊へと進化し、虹色の精霊騎士として剣聖レイドと対峙、襟ドナに諭され、表に出てくると決めたアナスタシアの声援を受け、ユリウスが秘儀「アル・クランヴェル」を発動、ユリウスの動きにレイドの肉体となっていたロイはついて行けずに崩壊、ユリウスの勝利となりました。
エミリアが新たな監視塔の管理者となる
一階層には唯一進む権利があるエミリアが向かい、そこで最後の試験官である神龍ボルカニカと対峙します。ボルカニカが守る柱に何かあると考えたエミリアは新技「氷の兵隊さん」を出し、最頂部を目指して奮闘、監視塔の最頂部で男女6人の手形が刻まれたモノリスを発見し、自分のものと思える手形に手を合わせ用とします。
直後、逆鱗に触れられ正気を取り戻したボルカニカが登場、400年前の人物達の名前を挙げながらエミリアと会話を重ねますが、エミリアがサテラであった勘違いすると暴走、エミリアとボルカニカの最終決戦が始まりました。エミリアは自らの氷魔法の究極奥義である「アブソリュート・ゼロ」で対抗、ボルカニカがパトラッシュに気を取られているうちにモノリスの手形に手を置くと、ボルカニカは再び試験官モードへ変化、エミリアは「皆、仲良くして」と願いを伝え、監視塔の新たな管理人となりました。
スバルとシャウラの別れ
屋外でアウグリア砂丘の魔獣と紅蠍となったシャウラに立ち向かう役はスバル、ベアトリス、メィリィの三人で、初連携とのメィリィとの相性も抜群で、監視塔外での戦いを繰り広げていきます。近接・遠距離に対応するシャウラ相手に時間を稼ぐため、メィリィが奮闘、多数の魔獣を従えて常に余裕を与えない連続攻撃を仕掛けていきました。
メィリィは今日の自分は調子が良いと考えていましたが、シャウラの反撃の一撃によって周囲の魔獣は消え去り、メィリィも吹き飛ばされてしまいます。スバルはメィリィの負担も引き受けますが、一人では抱えることができず、小さな王を進化、「コル・レオニス、セカンド」を発動してラムとメィリィの負担を、自分以外の仲間にも分配しました。
それでも窮地に追い込まれていたスバル達でしたが、レイドを撃破してきたユリウスが援軍として登場、ユリウスがシャウラを担当、スバルとベアトリス、メィリィで魔獣達を相手にすることとなります。
エミリアが監視塔を全てクリアすると、シャウラに劇的な変化が訪れ、役目を終えた精霊として最後の時間を迎えます。スバルとシャウラは魂の繋がりの中で最後の愛情の言葉と再会の約束を果たし、シャウラは塵へ戻っていきました。
レムが目覚める
戦いを終えたスバル達は、負傷レベルの高いスバルとラム、メィリィ、パトラッシュがレムと共に緑部屋で治療を受けていましたが、スバルが緑部屋の精霊に会いたいと言葉にした瞬間、白光と共にルイ・アルネブが登場、さらに嫉妬の魔女の影が監視塔を襲い、スバルはメィリィ、ラム、パトラッシュを緑部屋の外に出し、自らはレムとルイを抱き抱え、そのまま陰に飲まれます。
陰に呑まれたスバル達は見知らぬ草原の上に飛ばされており、そこには別人物のようにスバルに懐くルイ・アルネブと、ついに眠り姫から目覚めたレムがいました。
リゼロ第26巻ネタバレ ヴォラキア帝国でスバルがレムを守るため奮闘
神聖ヴォラキア帝国に転移されたスバルでしたが、レムがついに眠り姫から目覚めます。しかし、記憶のないレムはスバルの魔女の瘴気に警戒感を示し、スバルはレムに嫌がられながらもバドハイム密林で危険に次ぐ危険に対峙していき、少しずつ信頼を取り戻していきました。
一年ぶりに再会したレムに逃げられる
レムと一年ぶりの再会を果たしたスバルでしたが、魔女の瘴気とルイへの態度により不信感を持たれ、見知らぬ土地でレムに逃げられてしまいます。スバルは追いかけた先で謎の覆面男のアベルと遭遇、情報提供の対価として短刀をもらい、レムの追跡を続けました。
レムを見つけた先では、強弓を操る狩人と大蛇の魔獣がおり、スバルはレムとルイを抱えて逃走、崖の上から川に飛び込み、ヴォラキア帝国軍の陣地で捕虜生活を送ることとなります。戦士ジャマルとトッドに出会ったスバルは、特に気の良いトッドと打ち解け、森の中に魔獣がいると情報提供を行いますが、この情報が契機となってバドハイム密林全体が炎に包まれ、スバルはシュドラクの民の報復を受けて死に戻りを発動しました。
「血盟の儀」を受けシュドラクの仲間になる
捕虜生活開始の場面に戻ってきたスバルは、態度が怪しいとトッドに疑われて拷問、レム達を助けるためにトッドと敵対することを選び、森の中に誘い込んで大蛇の魔獣に一団を襲わせます。その隙にスバルは逃走しますが、シュドラクの民の罠にかかり、目覚めた時は集落の中におり、檻の中でアベルとの再会を果たしました。
アベル手動で「血盟の儀」を受けることとなり、スバルはアベルと協力し、瀕死の重傷を負いながら大蛇の魔獣エルギーナに勝利、同胞と認められ、レムを助けて欲しいという願いを聞き届けられます。気絶から目覚めたスバルは、龍の血の呪いとウルガルムの呪いが複雑に作用して腕が復活、シュドラクの民によるヴォラキア軍襲撃も成功、レムとの再会も果たします。
深手のスバルはここで限界を迎えて命を終えようとしますが、ルイによりレムの治癒魔法が発動、スバルの傷は癒され、命を繋ぐことに成功しました。アベルは覆面を外し、ヴォラキア帝国をこの手に取り戻すことを誓います。
リゼロ第27巻ネタバレ 城郭都市グァラルを無血開城
レムと合流したスバルは、一度はシュドラクの民を離れてルグニカへ向かおうとします。しかし、城郭都市グァラルで既に自分達に逃げ場がないことを悟ったスバルは、再びシュドラクの民の集落へ戻り、ヴィンセントと協力してグァラルの無血開城へ向けて動き出しました。
城郭都市グァラルから脱出に成功
スバルはレムを守るためにルグニカ王国への帰還を決断、レムとルイを連れて城郭都市グァラルへと向かいます。護衛としてホーリィとクーナが同行してくれ、旅の中でスバルとレムの関係性も和らいでいきました。城郭都市に到着、「アンタを見てル」とクーナに二度伝えられた後、スバル達はクーナ、ホーリィと別れ、検閲を超えるために行商人であるオコーネル兄妹の協力を得てグァラルの中に入ることに成功します。
スバルとフロップは、良宿を手配した後にこの先の護衛を雇うために酒場へ向かいますが、そこでトッドによる襲撃が降り注ぎ、何度も収穫の一切ない死に戻りを発動させられました。
スバルはトッドの性格を逆手に取り、辛うじて宿屋に戻ることに成功、荷ほどきをしていなかったレムに悲しさを感じますが、レム、ルイ、ミディアムと共にグァラルを脱出するために行動を開始、トッドとジャマルの襲撃を受けますが、城門を通り過ぎたところで、クーナ・ホーリィによる援護をもらい無事に脱出、シュドラクの民の集落に戻ることに成功します。
女装作戦でグァラルの無血開城に成功
集落に戻ったスバルは、襲撃を受けることを予期して止めなかったヴィンセントに怒りをぶつけますが、ヴィンセントの目的はスバルに現状の危機を正しく認識させることであり、二人の意見は平行線を辿ります。しかし、グァラルを狙うヴィンセントにとって、長年グァラルを拠点に行商人をしてきたフロップ達は貴重な情報源であり、抜け道の情報提供に関する交渉を始めました。
街に一切の犠牲を出さないことを求めるフロップに対し、現実的に犠牲は必ず出ると考えるヴィンセントは意見対立しますが、スバルがグァラルに駐屯中の将軍ズィクルが「女好き」という二つ名であることから、女装作戦による無血開城を提案、この作戦でグァラルに潜入することとなります。
ヴィンセントを中心とした楽士隊はグァラルで評判となり、ズィクルが滞在する都市庁舎に招待、そこで奇襲を仕掛けてズィクルを抑えることに成功、ズィクルは相手が敬愛するヴィンセントだと判断すると、即座に状況を理解して忠誠を誓い、グァラルをヴィンセント・ヴォラキアに献上しました。
アラキアとプリシラが再会
ほっとしたのも束の間、帝都からの資格として二将アラキアが到着、シュドラクの民を蹴散らし、ヴィンセント、スバル、レムに迫ります。アラキアの攻撃がヴィンセントに届く直前、その場にプリシラ・バーリエルが登場、アラキアの攻撃を無効化し、その場を制してみせました。
リゼロ第28巻ネタバレ プリシア&アルの登場がもたらすものは!?
城郭都市グァラルの無血開城に成功したスバル達でしたが、九神将の弐・アラキアの登場によって盤面がひっくり返り、一転窮地に追い込まれます。アラキアの攻撃が致命的な結果をもたらす直前、別ルートでヴォラキア帝国入りをしていたプリシラ&アルが登場、スバル達を救ってみせました。
アラキア撃破もトッド&ジャマルの介入によって取り逃す
ヴォラキア帝国での悲しい別れから運命的な再会を果たしたアラキアは、プリシラに対して「姫様」と称して好意の情を示しますが、既に立場を明確にしているプリシラは、アラキアの情を受け入れようとせず敵対の意思を示します。
しかしプリシラは最初の防御以上の介入はしようとせず、そのプリシラの様子をみたアラキアは自らの意思を貫くため、アベルを再び狙い始めますが、ここにアルが登場。アルとスバル、アベルにミゼルダ、レムの奮闘があり、最後はプリシラの再介入によって超越者としての力を持つアラキアを相手に勝利を収めました。
意識を失ったアラキアは地下牢に連行され、状況整理と各陣営の代表者での話し合いを始めようとしますが、ここにアラキアを見張っていたホーリィが急報、トッド&ジャマルによってアラキアが奪還されてしまったことが発覚します。
円卓会議により魔都カオスフレームへ向かうことが決定
ジャマルは撃破したもののトッドとアラキアを逃してしまった一同は、追跡は不可能と判断、状況のすり合わせをするため再び円卓会議の場につきます。ここでプリシラの目的がアベルを再び王の座に就かすことだと判明、しかし現状のアベルに王の器を確認できないプリシラは、協力の条件として九神将を一人味方につけることを提示しました。
会議が中断する中、シュドラクの民の族長ミゼルダはアラキア戦で足を失い、族長を務め続けることは難しいと判断、妹のタリッタを新しい族長と宣言します。無血開城を宣っておきながら被害を出したことにスバルは責任を感じ、同じく治癒魔法を持ちながら全てを癒すことのできないことにレムは無力感を感じていました。
しかし、スバルのあり様はレムにとっては不可思議なもので、スバルが一人で全てを背負うのはおかしいと伝えます。その言葉の先を言わせてはならないとスバルは感じたものの止めることはできず、レムの口からスバルは英雄ではないのだからと、スバルをここまで支えてきた言葉を否定する音を出させてしまい、スバルはここで茫然自失、自暴自棄になっていたところをアルに発見され、水門都市プリステラでの英雄願望の話を持ち出され、スバルは絶対に英雄にならなくてはならないと協力を申し出されます。
アベルとプリシラの話し合いもまとまり、魔都カオスフレームを拠点としている九神将ヨルナ・ミシグレを味方にすると判断、アベルとスバル、アルにタリッタ、ミディアム、そして馬車に忍び込んでいたルイの五人が魔都カオスフレームに向かうこととなりました。
紅瑠璃城でヨルナ・ミシグレと面会
魔都カオスフレームに到着した一同は宿を取り、アベルから持たされた手紙をヨルナに手渡すため、スバル・アル・ミディアムの三人がヨルナ・ミシグレの居城である紅瑠璃城へと向かいます。
天守閣に通された一同は、先客の一同の姿を見て驚愕。アベルと全く同じ姿をしていることから、相手が敵である九神将チシャ・ゴールドであると発覚、さらに護衛のうちの一人は九神将オルバルト・ダンクルケンであると判明します。ヨルナが現れ、スバルの機転により手紙を渡すことには成功しますが、オルバルトらから攻撃が開始、しかしここはアルの権能により回避し無事に紅瑠璃城から脱します。
宿に戻ったスバル達はアベル・ルイ・タリッタと合流。翌日になればヨルナから色良い返事がもらえると断言するアベルの言葉を信じてそれぞれに眠りにつきますが、翌日スバルが目覚めると、紅瑠璃城に向かった三人の体が幼児化してしまっていました。
リゼロ第29巻ネタバレ 悪辣王オルバルト・ダンクルケンとの賭けに勝利できるのか!?
紅瑠璃城へ向かったスバル・アル・ミディアムの三人は翌日起きると肉体の幼児化が進行していた…!?一行の宿に現れたのはヨルナ・ミシグレとの面談について報せを届けるタンザ、そして幼児化の原因である悪辣王オルバルト・ダンクルケンで…。
悪辣王オルバルト・ダンクルケンの隠していた欲望が判明
困惑する声が上がる宿の扉をヨルナの使者であるタンザが叩き、昨日手渡した手紙の返事をするため、紅瑠璃城で昼に面会をする旨を伝えてくる。幼児化した状態でどのように面会を乗り切るか相談をする中、誰も気付かぬうちにオルバルト・ダンクルケンが宿屋の中に侵入、幼児化の原因が自分であることを明かしてきた。
九神将であるオルバルトがヴィンセント・ヴォラキア皇帝に対して忠誠を誓っていると考えたスバルは、これを機会とみてアベルの正体を明かし、現在のヴィンセントがチシャ・ゴールドであることを明かすが、オルバルトの欲望は最後の一花として「皇帝陛下を弑逆したい」という仄暗いものであり、これを機会と捉えたオルバルトによってアベル以外の全員が命を落とすこととなった。
スバルは死に戻りをするも、戻ってきたのはオルバルトが既に侵入してきた時間であり、同じ状況が繰り返される。アベルはオルバルトの望みが九神将の「壱」であると考えたが、即座にスバルは死に戻りによって知ったオルバルトの本心を指摘、一瞬にして空気が変わるが、アベルから皇帝陛下を守る「焔」を超える方法を教えることを条件に協力を求めることとなった。
アベル達が協力に値する人物なのかを確認するため、オルバルトは「かくれんぼ」を提案。一回目はスバルが開始10秒で発見したものの、二回目は家を出た瞬間に死に戻りが発動してしまった。
ルイ・アルネブの正体を打ち明け別行動を開始
宿屋を表から出ることは危険と判断したスバルは裏口から出ることを提案するが、タリッタにより裏口も100人あまりの相手に囲まれていることが判明する。アベルは囲む人物達の様子を見て「魂婚術」が用いられていると判断、タリッタに囮を任せてこの場を脱することを決める。
シュドラクの民の新しき族長として相応しい力量を見せたタリッタに周囲は引きつけられ、スバル達は宿屋を脱出することに成功、一度タリッタとは別行動を取り包囲網を脱した。しかし、逃亡した先にも魂婚術の影響下に置かれている少年がおり、ヨルナの力を使用することができる凶悪な能力が再びスバル達を襲うこととなる。
アルの権能が使用不可となり強く狼狽する中、一同は窮地に陥るが、スバルの命の危機をルイが身代わりとなって守り、二人の関係性に変化が生まれる。スバルの言葉によってルイが覚醒を開始すると、プレアデス監視塔で見せた暴食の大罪司教の能力を発動させ、その場にいた相手を全員制圧してみせた。
襲撃の目的と相手が判明した今、首謀者であるタンザを取り押さえることが先決と行動指針が決まるが、その前にルイの正体を隠し続けることは不可能となり、スバルはアベル達にルイが暴食の大罪司教であることを伝える。アベル・アル・ミディアムの拒絶の様子を見たスバルは即座にルイと共に別行動をとると判断、三人と分かれて行動を開始した。
悪辣翁オルバルトとのかくれんぼが終了、カオスフレームに闇が広がる
追手から逃げる中で「星詠み」ウビルクと出会ったスバルとルイは、ウビルクの占いによってオルバルトが隠れている場所に見当をつけて紅瑠璃城へと向かう。城内に侵入すると同時にヨルナに発見されたスバルだったが、想定外のヨルナの優しさに信頼できる人物であると判断、素直に状況を共有し、共に天守閣へと上ることとなった。
天守閣のさらに上、屋外の城の頂上部には街の景観を楽しんでいるオルバルトが座っており、現れた人物達の組み合わせに驚く。タンザを悪巧みに使われたことに怒るヨルナとオルバルトの戦いが勃発する中、超越者同士の戦いにはルイでさえ何もすることができず、スバルはその巻き添えに遭い、何度も死に戻りを繰り返すこととなる。しかしそれは死に戻りではないアルの権能に近いもので、スバルは死に戻りに愛があるとさえ感じる地獄を見ることとなった。
発狂が永遠にループする世界の中でスバルは自分を愛してくれる人達を支えに奮闘、オルバルトに最初の「追いかけっこ」のルールを持ち出して戦いに勝利する。オルバルトも自らの負けを認め、正直にタンザの居場所を告白し、スバルの幼児化を解除しようとする。しかし、スバルのオドに触れた瞬間、紅瑠璃城は闇に包まれることとなった。
魔都カオスフレームが闇に包まれた頃、城郭都市グァラルには九神将の「玖」マデリン・エッシャルトが飛龍を引き連れ奇襲を開始した。相対するはプリシラ、レム、ズィクル、フロップ、シュドラクの民。この窮地を乗り切れるか…!?
【リゼロ】月刊コミックアライブ掲載外伝のネタバレ解説
【リゼロ外伝】オルコス領の積雪のあらすじネタバレ
オルコス領の積雪は、ルグニカに引越しする前、グステコ聖王国でメィリィと共に「ママ」の仕事をしていたエルザの物語です。
エルザがなぜグステコ聖王国で指名手配となり、ルグニカに引っ越してきたのかが描かれ、本編ではまだ名前しか登場していないグステコ聖王国についてスポットが当てられています。
【リゼロ外伝】剣鬼戦歌のあらすじネタバレ
剣鬼戦歌は、テレシアとの新婚旅行先のピックタットで、ヴィルヘルムが「破滅願望」ストライド・ヴォラキアと「八ツ腕のクルガン」と戦った後の物語です。
本編では未登場の「傲慢の大罪司教」が登場、神龍ボルカニカも現れ、物語の根幹に関わる情報が多く開示されました。
【リゼロ外伝】金獅子と剣聖、フランダース騒乱のあらすじネタバレ
「金獅子と剣聖、フランダース騒乱」は、ハクチュリでの生活が安定してきたフェルトが、五大都市の一つフランダースの裏社会から支持を得ることになった物語です。
フェルト陣営に灰色のエッゾが参画、トンチンカンもパワーアップしてその強さが発揮されるなど、フェルト陣営の充実ぶりが描かれます。
【リゼロ外伝】Golden Siblingsのあらすじネタバレ
「Golden Siblings」は、ガーフィールと姉弟デートで工業都市コスツールに向かったフレデリカが、「稀血」を狙われて攫われ、ガーフとクリンドが救出する物語です。
ロズワールの目的にも関係してくる「稀血」の存在、クリンドとヘクトールの同一能力、ロズワールとの契約内容、コスツールの光虫の謎などが開示されました。
【リゼロ外伝】紅蓮の残影のあらすじネタバレ
「紅蓮の残影」は、プリシラとヴィンセントが争ったヴォラキア帝国の「選定の儀」の物語です。
ヴォラキア皇族として誕生したプリスカが、なぜ「プリシラ」としての人生を歩み始めたのかが描かれています。七章で登場した九神将「弐」アラキアも登場します。
【リゼロ外伝】Poltergeist Storyのあらすじネタバレ
「Poltergeist Story」は、ロズワールの父、カールが工房として使っていたお屋敷を掃除しにいく物語です。
ペトラの意外な性質、ロズワールの隠された想い、フレデリカがロズワールのミドルネームを「J」と考えていることが明らかになりました。
【リゼロ外伝】Very Very Rough Justiceのあらすじネタバレ
「Very Very Rough Justice」は、光虫騒動後の工業都市コスツールにエミリア、ラム、ガーフがおでかけし、コスツールの職人達をさらって鉱山で働かせていた一団を捕まえる物語です。
エミリアが王様となった時の在り方を明らかにしており、ガーフとラムがエミリアを誇りに思う場面が描かれています。
【リゼロ外伝】Once upon a time in Lugunicaのあらすじネタバレ
「Once upon a time in Lugunica」は、「L」が当代ロズワールとなった挨拶をしに王都に訪れ、金翼党と同胞団の二つの組織の争いを治める物語です。
ロズワールがマーコス、ラッセルと友達になった理由、幼い頃のラインハルトとハインケルの関係、六枚舌がラインハルトに与えた呪いなどが描かれます。
【リゼロ外伝】Lugunican Hustleのあらすじネタバレ
「Lugunican Hustle」は、王都滞在中のエミリアが、ルグニカ貴族の目立たない組の支持を取り付ける話です。
ヨシュアと陣営の関わり方の変化が描かれ、アナスタシア陣営がなぜ水門都市プリステラに拠点を移したかが明らかになります。
【リゼロ外伝】魔女達のアフターパーティー/One Wild Nightのあらすじネタバレ
「魔女達のアフターパーティー/One Wild Night」は、オメガ達がグステコ聖王国の教会で謎解きをする物語です。
物語を通じて新たに巡回聖教師のライサがオメガの仲間に加わりました。
【リゼロ外伝】赫炎の剣狼のあらすじネタバレ
「赫炎の剣狼」は、プリシラとなったプリスカが、ヴィンセントの帝位を祝福してお祭りを開く剣奴孤島ギヌンハイブに遊びに行く物語です。
アルが剣奴孤島で過ごした日々、アルとアラキアの出会い、魔眼族の暗躍などが描かれています。
リゼロの主な登場人物
王選各陣営
エミリア陣営関係者
エミリア陣営関係者 | |||
---|---|---|---|
エミリア | パック | スバル | ロズワール |
ラム | レム | オットー | ガーフィール |
ベアトリス | フレデリカ | リューズ | ペトラ |
パトラッシュ | アンネローゼ | クリンド |
エリオール大森林(永久凍土前) | |||
---|---|---|---|
エミリア | フォルトナ | アーチ | ジュース |
パンドラ | レグルス | 黒蛇 | フリューゲル |
アナスタシア陣営関係者
アナスタシア陣営関係者 | |||
---|---|---|---|
アナスタシア | ユリウス | リカード | ミミ |
ヨシュア | ローシ |
クルシュ陣営関係者
クルシュ陣営関係者 | |||
---|---|---|---|
クルシュ | フェリス | ヴィルヘルム | フーリエ |
フェルト陣営関係者
フェルト陣営関係者 | |||
---|---|---|---|
フェルト | ラインハルト | ロム爺 | エッゾ |
ガストン | カンバリー | ラチンス | カリファ |
キャロル | フラム |
プリシラ陣営関係者
プリシラ陣営関係者 | |||
---|---|---|---|
プリシラ | アル | シュルト | ハインケル |
魔女教
大罪司教関係者
大罪司教関係者 | |||
---|---|---|---|
大罪司教 | パンドラ | ヘクトール | ペテルギウス |
カペラ | ライ | ロイ | ルイ |
シリウス | レグルス | ストライド | 封印の扉 |
400年前の人物
魔女
魔女 | |||
---|---|---|---|
エキドナ | セクメト | ダフネ | ミネルヴァ |
カーミラ | テュフォン | サテラ | パンドラ |
監視塔・聖域関係者
400年前の関係者 | |||
---|---|---|---|
フリューゲル | 剣聖レイド | 荒地のホーシン | エキドナ |
神龍ボルカニカ | サテラ | ジュース | シャウラ |
パック | ベアトリス | ファルセイル | ヘクトール |
精霊
四大精霊
四大精霊 | ||||
---|---|---|---|---|
パック | ザーレスティア | ムスペル | オドグラス | メラクェラ |