日本最大級の小説投稿サイト「小説家になろう」発の大人気作品「Re:ゼロから始める異世界生活」の小説第23巻のネタバレ解説です。
ネタバレを見たくない方は、ページを閉じて頂きますようお願い致します。
第22巻の詳細について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
目次
第1章「コンビニを出ると、そこは不思議の世界でした」ネタバレ

ここ、これまでの巻と立場が真逆になるんだよな。今まで“記憶を奪われた被害者”はレムだった。それを取り戻すために走ってたスバル自身が、今度は全部忘れて目覚める。一番見たくなかった構図だ。
そうなんだよ…!だからラムの『スバルが忘れたら、ラムは、レムは』って言葉が刺さるの。レムを覚えてる最後の砦がスバルだったのに、その砦が崩れたってことでしょ。タイゲタの書庫で何が起きたのか分からないまま、また階段から落ちて死ぬ──暴食ルイ・アルネブの権能の地獄が、静かに幕を開けるんだよね。
目覚めたスバルが記憶をなくしていることに、エミリアとベアトリスはひどく動揺する。
エミリアとベアトリスは、驚きと悲しさを超えて、スバルの記憶を取り戻すために力を尽くすと決意する。
全員が集まった場所で、改めてスバルの記憶喪失が共有される。
中でも、ラムとユリウスの動揺は激しかった。
二人で朝食の準備のため水を汲みに行く途中、ラムはスバルに腹芸をしている理由を話せと詰め寄る。
スバルが本当に記憶を失ったんだと話すと、ラムは震える声で「スバルが忘れたら、ラムは、レムは」と呟いた。
襟ドナの存在も共有される
スバルとラムが戻ると、改めてユリウスが自己紹介をする。
その流れで、アナスタシアが今はエキドナであることも共有された。
話は、スバルが記憶を失った経緯に戻る。
スバルは、三階層のタイゲタで倒れているところを、エミリアとベアトリスに発見されていた。
「死者の書」が所蔵されている書庫が原因の可能性が高いと考え、食事の後、全員で三階層に向かうことになった。
タイゲタでの手掛かり捜索
文字が読めなくなったスバルは待機を命じられ、同じく文字が読めないシャウラと、仲間ではないと言うメイリィが両脇を固める。
二人に記憶を失ったとしても、スバルは変わらないと言われ、スバルの中での逼迫感が解かれていく。
エミリア達の捜索は打ち切られ、記憶喪失の原因と考えられるようなものは見つけられなかった。
今後についての話し合い
スバル以外のメンバーは、食事をした拠点の部屋に戻り、スバルの記憶を取り戻すことを優先するのか、塔の攻略を進めるのかを話し合う。
その間、スバルは四階層で自分に異世界転生したことで得られたチートスキルがないかを確かめたが、全く何もなかった。
拠点に戻ろうとすると、一本道を間違って、四階層と五階層を繋ぐ螺旋階段の場所に来てしまう。
そして、そこから落下してスバルは命を落とした。
緑部屋で目覚める
死に戻りをしたスバルは、緑部屋で目覚め、エミリアとベアトリスがそれを心配していた。
今朝、繰り返されたやりとりが繰り広げられ、スバルは困惑する。これは夢かと。
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第2章「オマエハダレダ」ネタバレ

章タイトル『オマエハダレダ』が重いよな。スバルは死に戻りに気づかず、自分の力を『予知夢』だと誤解する。しかも信頼の目を向けてくる二人に隠し事をする“ナツキ・スバル”に、自分で不信感を抱くんだ。
わかる…!『記憶が、人を形作るんだよ』って囁きながら突き落とされるでしょ。記憶を失うって、ただ物忘れじゃなくて“自分が自分でなくなる”ことなんだって突きつけてくるの。階段の途中で嫉妬の魔女が心臓を掴んで『愛してる』っていう死に戻りの罰も健在で、もう逃げ場がないんだよね。
スバルは、目の前で繰り広げられる今朝と同じエミリア、ベアトリスの振る舞いを見て、自分の能力を「予知夢」だと考える。
そして、その能力を信頼の眼差しを向けてくれる二人に隠していることに、「ナツキ・スバル」に不信感を感じていた。
繰り返される一日
スバルは、予知夢で見た夢と同じ一日を繰り返す。
途中、演じきることができずに、変わる所もあったが、大筋はたどることができた。
タイゲタの書庫で、昨日の自分の迂闊さを恥じると、メイリィが「本当にそう思うわ」と肯定する。
スバル抜きでの話し合いを、扉の前で聞くと、エミリアとベアトリス以外は、記憶を失ったスバルを頼ることはできないと話すのが聞こえる。
信頼を失っていたことに気付き、スバルは足早にその場を走って去る。
気づけば螺旋階段の前にいて、後ろから誰かに押され、落下を始める。「記憶が、人を形作るんだよ」そんな声が頭に響きながら、スバルは落下し、絶命した。
混乱と残骸
目覚めて絶叫するスバルを、エミリアが背中をさすって落ち着かせている。
スバルは直前の落下となった背中への感触を思い出し、混乱してエミリア、ベアトリスを突き飛ばし、緑部屋から逃走する。
走り抜けた先には白い世界が広がり、そこには剣聖レイドがいた。
レイドは、箸をスバルの体内に入れて臓器をくすぐり、足蹴にした階段に突き落とす。
階段の途中でスバルの前に嫉妬の魔女が現れ、時間が止まり、心臓を掴みながら「愛してる」と囁く。
スバルが解放された時、小水を垂れ流し、その場にうずくまり、そこには「ナツキ・スバル」の残骸だけが残っていた。
みなさん、1月6日(水)からの後半クールの放送に備えて、準備は万全ですか?
2020年も今日が最後です。
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第3章「残骸」ネタバレ

『残骸』、タイトル通り精神が削れていく章だ。塔から脱出しようとして砂蚯蚓に襲われ、五枚目の扉に『■■■』って何かに拒まれる。そして戻ったら仲間全員の死体──ユリウスがメイリィを庇って死んでるのが効くよな。
そうそう、ここパトラッシュで泣くの…!スバルが錯乱してユリウスの剣を突き立てても、静かに見つめるだけで、最後は自分の身を犠牲にしてスバルをバルコニーに投げて影から救うでしょ。地の文の言葉を持たない地竜が、誰より雄弁にスバルを愛してるの。バルコニーの『次、当ててみなよ、英雄』って声の不気味さも込みで、忘れられない章なんだよ。
自分が死に戻りをしていることに気づいたスバルは、殺される前に監視塔からの脱出を試みる。
食料、水、砂漠用の服装の準備をする。
五階層の大きな扉を開き、アウグリア砂丘に進みでる。靴裏が爆発し、スバルが宙に飛ぶ。
砂丘で砂蚯蚓に襲われる
スバルを宙へ飛ばしていたのは、砂に潜伏していた砂蚯蚓だった。
10mはある巨体は獲物を見つけ、捕食のために大きな口を開く。
スバルが飲み込まれる瞬間、シャウラの「ヘルズ・スナイプ」が砂蚯蚓をズタズタに切り裂く。
その巨体が地面に落ちると、砂が地面に沈んで行き、スバルはそれに飲み込まれた。
地下で目覚めるスバル
スバルが気が付くと、地下の空間に到着していた。
近くに食料や水を詰め込んだ皮袋があったが、まるで誰かが食べ漁ったように周囲に散乱しており、スバルは危機を感じる。
そのまま、這いつくばるようにしてその場から逃走を開始した。
数時間、暗闇の砂の中を這い蹲り、扉を発見する。一目でその扉が自分のためにあるのだと分かり、その先にあるものに会うのが自分の役割だと悟る。
一枚、二枚と、スバルが扉に触れると薄く光って、消える。しかし、五枚目の扉がスバルを跳ね返した。
スバルはなぜこの扉が、「■■■」が自分を邪魔するのだと怒る。しかし、今度はスバルの体が淡く光り、プレアデス監視塔の五階層にある大扉に転移させられていた。
殺意の虜になったスバルが階段を上る
スバルは、誰かが自分を殺すのだから、その誰かを先に殺せばいいと考える。
最初に見つけた人間を殺すと決め、階段を上っていく。その先には、頭を潰されて息絶えたシャウラがいた。
四階層の通路には激しく争われた跡があり、スバルがその道を息を潜めて辿っていく。
曲がり角の先に、左肩から右脇に両断されたエキドナの死体を見つける。
ラムの死体は、後ろから胸を一突きされていた。
ユリウスの死体は全身に凄惨な傷跡を刻み、その後ろに庇われるようなメイリィの死体があった。
緑部屋のパトラッシュ
スバルが緑部屋に入ると、期待していたエミリアやベアトリスの死体ではなく、パトラッシュがいた。
緑部屋を出た後、パトラッシュがついてくるのを見て、スバルはユリウスの騎士剣を突き刺す。
それでも、パトラッシュは静かな目でスバルを見つめているだけだった。
スバルは膝から崩れ落ち、「一人にしてくれ」とつぶやく。そこに、塔全体を破壊するような、嫉妬の魔女のものと思える黒い靄が襲いかかる。
パトラッシュはスバルを加えて、その靄から逃走する。
プレアデス監視塔が影に呑み込まれる中、パトラッシュは自分の身を犠牲にしてt道なき道を駆け抜ける。
そして、スバルを偽装した壁、その先のバルコニーに向けて投げつけると、影に呑まれていった。
バルコニーで出会う生きている何か
スバルはバルコニーで、一羽の白い鳥がこちらを見ているのに気付く。
同時に、生きた誰かが背後にいることを感じた。
「次、当ててみなよ、英雄」
その言葉を最後に、スバルは首を斬られ、命を落とした。
プレアデス監視塔、四周目
記憶をなくしたスバルが、4周目のプレアデス監視塔に目覚める。
緑部屋にはエミリア、ベアトリス、そして命をかけてスバルを守ろうとしたパトラッシュがいた。
スバルは、パトラッシュを抱きしめて感謝を伝えた。
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『Re:ゼロから始める異世界生活』
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第4章「生者たちの塔」ネタバレ

ここが一番怖い章かもしれない。スバルが“ナツキ・スバルを演じて”犯人を探すんだけど、メイリィと話してる途中で意識が飛んで、気づいたら自分の手でメイリィを絞め殺してる。腕には『ナツキ・スバル参上』の傷。
そうなんだよ…!犯人を探してた本人が犯人かもしれないっていう、ミステリの皮をかぶった精神ホラーなの。記憶を失ったスバルの中に、別の“何か”が入り込んでる。そしてベアトリスがタイゲタの書庫で見つけた死者の書のタイトルが『メイリィ・ポートルート』──仲間の死を、本のタイトルで知らされる残酷さが刺さるの。
スバルは、今回は記憶喪失を打ち明けず、『ナツキ・スバル』を演じることに決めた。
記憶喪失と殺害がセットなのかは不明だが、状況を見極めて誰が自分を殺す人物なのかを探ろうとする。
朝食会場の拠点に集まる際、スバルを見て表情を固くしたのはユリウスだった。
スバルは、ユリウスに声をかけ、「昨夜のこと」で話があると、食後に呼び出した。
ユリウスとの話し合い
スバルは、ユリウスこそが書庫での自分の記憶喪失に関係する人物かと疑っていた。
昨夜のことなど記憶にないが、話を合わせて何が起きたのか、何ができたのかを探ろうとする。
しかし、ユリウスからは「エキドナとスバルの密通」の話だけが出て、スバルの目論見は外れる。
隣の部屋で保険として待機していたシャウラが出てきて、スバルはご褒美としてシャウラを抱きしめた。
通路の先でメイリィと出会う
スバルはパトラッシュの近くで考え事をしようと、部屋を出て通路を歩く。
その曲がり角でメイリィと出会い、スバルに用があるのだと話を切り出してくる。
メイリィは、「昨日の夜の話は、どこまで真に受けていいのか?」と艶っぽく聞いてきた。
スバルは意識が飛び、気がつくと、メイリィの死体が目の前に転がっていた。
スバルは心臓マッサージと人工呼吸を繰り返すが、メイリィは息を吹き返さない。メイリィの首には締められた指の跡があり、それはスバルに一致した。
そして、スバルの左腕の内側には、『ナツキ・スバル参上』と傷が刻まれていた。
ベアトリスの発見
スバルが部屋の外に出ると、エミリアが声をかけて近寄ってくる。
スバルはエミリアの親愛の深さに触れて、全てを打ち明けてしまおうと考えた瞬間、ラムが慌てたように声をかけ、ベアトリスが三階層「タイゲタ」の書庫で重要なものを見つけた、という話をした。
ベアトリスは、禁書庫に近い「タイゲタの書庫」を解析しようと、朝からこの場所にいた。そして、上から「三段目の一番右にある本」だと場所を示す。
その本の名は、「メイリィ・ポートルート」だった。
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幕間「メイリィ・ポートルート」ネタバレ

幕間でメイリィの人生が丸ごと開かれる。魔獣に育てられ、エルザに拾われ、“ママ”に飼われて、ずっと誰かを真似して生きてきた。自分が何を望んでるのかさえ分からない子だったんだよな。
そうそう、ここ泣くの…!そんなメイリィに“ナツキ・スバル”が『自分の望みに耳を傾けろ、らしく動け、俺が覚えていてやる』って言うでしょ。エルザを殺された自分がどうしたいか、生まれて初めて自分の心に向き合おうとした矢先に、偽物のスバルに殺されるの。3巻でスバルを殺そうとした敵キャラが、こんなに切ない一人の少女として描かれるなんて、リゼロの“悪役にも人生がある”って姿勢が一番出てる章なんだよね。
メイリィの本を見つけて、エミリアは混乱してすぐに捜索に出ようとする。
しかし、ベアトリスがそれを止めて、ラムが今探しているところだと伝える。
シャウラがラムの呼びかけに応じて、状況を確認し、メイリィが死んだのかと淡々と呟いた。
そして、死者の書があれば、お師様が読めばいいと、スバルに提案する。
スバルは、メイリィに何が起きたのかを知るため、死者の書を開く。
メイリィの始まり
森の捨て子として魔獣に育てられ、魔獣の女王となっていたメイリィの元に、エルザが現れる。
エルザが群れを殲滅すると、メイリィを「ママ」の元に連れ帰った。
「ママ」は、「色欲」のカペラと似たような言葉遣いをしている。
エルザは、ママの言うことを素直に聞いていると命がいくつあっても足りないと助言した。
ママの意向で、エルザとメイリィは一緒に過ごすことが多くなる。
メイリィの心のうち
死なないと思っていたエルザが、灰になって死んだ。
メイリィは、座敷牢の中に入れられ、考える。考えても、憎いのか、悲しいのか、それすら分からない。
メイリィは、ただ周りを真似して生きてきた。魔獣を。母を。エルザを。だから、ロズワール邸では、求められる姿を模倣して見せた。
死ねと言われればそれを受け入れようとも、考えていた。
しかし、メイリィの心は答えを求めた。エルザを殺された自分が、どうしたいのか、その答えが知りたかった。
「タイゲタの書庫」でスバルと会うメイリィ
夜、皆が寝静まった頃、メイリィは一人で「死者の書」を求めてタイゲタの書庫を訪れる。
そこに、後ろから『ナツキ・スバル』が声をかけてくる。『ナツキ・スバル』も本を探しに来たのだと。
夜更かしするなよと言われ、それを機に書庫を離れる。焦燥感から、次第に走り出す。
見られたくはなく、知られたくはなかった。だが、見られ、知られてしまった。
プレアデス監視塔の外の仕込みを使って、全てを破壊することも考える。
しかし、メイリィは、足早に「死者の書」の書庫に戻る。
スバルではないスバル
メイリィの視界にはスバルの背中が見える。周囲には数冊の本が散らばっており、目当ての本を見つけたようにも見えた。
その背中に向けて、襲撃をかける寸前。
スバルが振り返りもせず、メイリィの心の内を見透かしたかように話しかける。
自分の望みに耳を傾けろ、「らしく」動け、俺が覚えていてやる、と。
朝食後の出来事
メイリィは、一晩、寝ることもできずに必死に考える。自分の望みに耳を傾ける。
朝食の後、スバルに声をかけて別室に移動した。
メイリィは突き飛ばされ、「それを直接聞くのはルール違反だ」と言われる。
そして、今回はこれで脱落だが、次はもっと活躍を期待していると告げられる。
メイリィはスバル、のはずの誰かに、首を締められて命を落とした。
細い目線
死者の書から意識が剥がされたスバルは、本と混ざり、スバルとメイリィが混濁してしまっていた。
それを、ベアトリスとエミリアが慎重に、スバルと本の意識を分離させる。
混乱するスバル。慌てるエミリア。真剣なベアトリス。
その様子を、シャウラが目を細めて見つめていた。
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第5章「殺人は、癖になる」ネタバレ

『殺人は、癖になる』、タイトルがもう不穏だよな。スバルの中で『全員殺して死者の書を読めば自分を取り戻せる』っていう発想が芽生える。記憶がないと、倫理の歯止めまで効かなくなるのが本当に怖い。
そうなんだよ…!でもベアトリスが腕の傷を治してくれる小さな手を見て、その考えを撤回するでしょ。記憶はなくても、向けられた優しさには反応できるの。そこにラムが千里眼でパトラッシュ越しに監視してて『偽物』と断じる──仲間の信頼を失ったスバルが、どこまで孤独になれるか試されてるみたいで苦しいんだよ。
タイゲタの書庫に集まった仲間たちは、スバルの口から、死者の書が自分達の知るメイリィのものだったと告げられる。
その日の予定は変更となり、メイリィの遺体を探すことになった。
スバルを心配するベアトリス、それを眺めるシャウラだけがその場に残る。
シャウラは、メイリィの死者の書を優しく抱き寄せ、お師様が本当に願うなら自分も探しにいくと告げる。
内側にいる「メイリィ」との間で葛藤を繰り返し、スバルはシャウラに「メイリィのことを頼む」と伝える。
シャウラはメイリィの死者の書をスバルに渡し、耳元で「ちゃんと分かったっスからね」と囁いた。
スバルの頭の中を渦巻く「ナツキ・スバル」についての謎を、「死者の書」を通じてメイリィが教えてあげようかと嘯いた。
スバルの葛藤とメイリィの遺体
スバルは、仲間を全員殺して、その死者の書を読めば自分を取り戻せるのではと考える。
ベアトリスの小さな手を、そんな感慨で見ていた。
しかし、スバルの腕の傷を治癒魔法で治療するベアトリスを見て、その考えを撤回する。
意識が混濁し、どの考えが本当に自分のものなのかが曖昧になる。
メイリィの遺体は、消えてなくなっていた。
明日からの動向
午後の時間の全てを捜索に充てて、メイリィの遺体を見つけることのできなかった仲間達は、少し沈み気味で夕食をとる。
襟ドナが、アナスタシアのオドを削って外に出ていると話し、明日からは塔の攻略を優先的に進めるという話に落ち着いた。
深夜に遺体を確認しにいく
スバルは、深夜に緑部屋を抜け出し、メイリィの遺体を確認しにいく。
しかし、そこにメイリィの遺体はなく、入り口にはラムが立っていた。
ラムは千里眼でパトラッシュを通じてスバルを監視しており、スバルの深夜の徘徊に気付いた。
そして、スバルに向けて「偽物」と言い放ち、状況の説明を求める。
スバルは、「メイリィ」の考えに従い、ラムを殺すことで問題解決を図ろうとしたが、控えていたエミリアによって氷漬けにされ、身動きが取れなくなった。
ラムはスバルを拷問して「本物のスバルとメイリィの場所」を聞き出そうとするが、エミリアがそれに反対する。
スバルが「記憶喪失」を叫ぶと、ラムが感情を露わにし、エミリアを道から除外し、魔杖を突きつける。
そして、衝撃がスバルを襲い、意識が途絶えた。
ナツキ・スバル参上
スバルは、メイリィを殺した部屋の氷の檻の外で目覚める。
肩が外れており、氷の檻を無理矢理脱出したように見える。
部屋の壁面には夥しい数の「ナツキ・スバル参上」という言葉が刻み込まれている。
そこに剣聖レイドが現れ、妖しく嗤った。
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第6章「Re:ゼロから始まる異世界生活」ネタバレ

決着の章タイトルが作品名そのまま『Re:ゼロから始まる異世界生活』、ここに意味を込めてるよな。エキドナにすら『祠の魔女に用があったんだろう』と断罪されて、シャウラの自切した大鋏の爆発でベアトリスもエキドナも失う。どん底だ。
そうそう、でもここでスバルが一番大事なことに気づくの…!影に呑まれる寸前、“ナツキ・スバル”がエミリアに恋してたって分かって、『自分に愛される価値はなくても、彼女達に愛される価値はある』って思うでしょ。記憶を失って空っぽになっても、人に愛された事実は消えない。だから自分を殺してでもナツキ・スバルを取り戻すって決意する──タイトルの“ゼロから”が、ここで重みを持つんだよね。
レイドは、スバルの脱臼した肩を入れ直し、自分は塔の外に出ると話す。
しかし、その前に心残りが一つあると言い、気配を察知した方角へ向かって歩き出した。
スバルがその後を追っていくとそこは螺旋階段で、炎を纏ったケンタウロスが20頭以上蠢き、それを単身、ユリウスが相手取っていた。
レイドが螺旋階段から落下していき、ケンタウロスを潰しながら着地する。
驚くユリウスに対し、モテる秘訣は顔、美味い酒は火酒「グランヒルテ」、強さの秘訣は俺が俺だから、と告げる。
そして、ユリウスに試験の続きだと言った。
ユリウスの戦い
剣聖レイドは、二階層エレクトラの時とは状態が異なり、今が自分を仕留めるチャンスだと話す。
しかし、その圧倒的な力は健在で、五階層にいたケンタウロスは2秒で全滅した。
レイドの心残りはユリウスだったが、精霊騎士としての力を出せないと知るや、収穫がないと言って、塔の外に出ようとした。
六階層から上がってきたケンタウロスの炎がユリウスに近づき、スバルがそれを知らせる。ユリウスは間一髪で回避すると、声の主であるスバルを見上げ、迷いながらも、アナスタシアを頼むと叫んだ。
ベアトリス、エキドナと再会
通路を走り出したスバルは、ベアトリス、エキドナと再会する。
ベアトリスはスバルを発見したことを喜ぶが、エキドナはラムの話を受けて最大限の警戒をスバルに向ける。
魔法を放つ手を向けて、「祠の魔女」に用があったのだろうと叫び、スバルが「ナツキ・スバル」を演じていると断罪する。
スバルは、堰が切れたように怒号し、神々に許しを求める。
しかし、そこに大きな蠍、シャウラが現れて白光が通路を蹂躙した。
vs シャウラ(巨大蠍)
シャウラの「ヘルズ・スネイプ」に対して、ベアトリスが「E・M・T」を展開して防御し、エキドナが「エル・ジワルド」を詠唱して頭上に迫った蠍に熱線の攻撃を仕掛ける。
蠍は、その大鋏を熱線で切られ、通路の奥へと逃走して言った。
ベアトリスが、五階層、四階層、上階層のいずれでも問題が起きていると情報を共有する。
ユリウスとの合流を目指して動き出した瞬間、自切されていた大鋏が白く輝き、爆発した。
ベアトリスは消失し、エキドナは両足を付け根から失い、息絶えた。
影に飲み込まれる
床の下からは無数の影の手が現れ、スバルを呑み込んで溶かしていく。
「愛してる」の連呼の中、自分が自分でなくなる寸前、エミリアが影の中からスバルを救出して、逃走を開始した。
スバルは『ナツキ・スバル』がエミリアに恋をしていたことに気付く。
そして、自分に愛される価値はなくとも、彼女達に愛される価値はあると考る。
スバルとエミリアは、崩落した床から落下していき、影の中に呑まれていった。
スバルは、自分を殺して、『ナツキ・スバル』を取り戻すことを決意する。
次巻、第24巻のネタバレについて詳しく知りたい方は、下記の記事をお読みください。
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