日本最大級の小説投稿サイト「小説家になろう」発の大人気作品「Re:ゼロから始める異世界生活」の小説第20巻のネタバレ解説です。
ネタバレを見たくない方は、ページを閉じて頂きますようお願い致します。
第19巻の詳細について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
目次
プロローグ「月下狂想曲」ネタバレ

ガーフィールは獣化し血の塊から脱出する。
付近にヴィルヘルムとテレシアの姿はなく、制御塔の目の前の広場まできていた。
血の塊から脱出したガーフィールを、亜獣が襲撃する。その亜獣を、ガーフィールを追ってきた八ツ腕のクルガンが粉砕していった。
二人は制御塔に突っ込み、ガーフィールが突き上げられ、最上階まで飛ばされる。「色欲」の不在を確認し、対話鏡で連絡を取ろうとするが、床から突き出た手に足を捕まれ、階下に叩き落される。
覚悟を決めるガーフィールには、初めて「鬼包丁」を抜いたクルガンが立っていた。
剣鬼 vs 剣聖
ヴィルヘルムとテレシアは、剣の頂と言える激しい剣戟を繰り広げていた。
テレシアの剣戟がヴィルヘルムに傷を与え、死神の加護がヴィルヘルムを削っていく。
ヴィルヘルムは、永遠に決着が着かなければいいと考えながらも、テレシアにここにいるべきではないと諭す。
乱暴に出血を抑え、再び券を携え、二人は対峙する。
ユリウス、リカードの戦い
ユリウスの最大の攻撃は、剣にまとう「クラリスタ」と放射する「クラウゼリア」。
そのどちらも、筆頭宮廷魔術師であるロズワールにヒントを得て、独学で虹色を顕現させたものだった。
誘精の加護により、「火」のイア、「水」のクア、「風」のアロ、「陽」のイン、「陰」のネスと6属性の準精霊と契約し、その組み合わせにより多彩な攻撃を仕掛ける。
「暴食」は、ユリウス、リカードのどちらの攻撃も見知っているような話をし、既知のようにかわす。
暴食は、剣技、武技、魔法、その全てが一流で、あまりに多彩な術で、ユリウスとリカードを圧倒する。
そして、ヨシュアの幼少の頃の「リンガ取り」の話をし、憎かったと話してユリウスの肘から先を切断した。
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第一章「醜悪なる晩餐会」ネタバレ

水竜が「暴食」ライ・バテンカイトスを荒れ狂うように噛み砕く。
その様子を見て、フェルトと「白竜の鱗」がオットーの元に駆け寄ってきた。
オットーがフェルトに話を聞くと、フェルトは自分の宿に「ミーティア」、ロム爺やエッゾ曰く、「ラインハルトもタダでは済まない」威力のものを取りにいくところだったと話す。
水竜の動きが止まり、血と肉に変わる。美食の「暴食」ライ・バテンカイトスが再び現れる。
オットーがフェルトにそのミーティアを持ってくるように依頼すると、フェルトはガストンを託して宿に向かう。
著しく分が悪い展開
ロイ・アルファルドの前に、白竜の鱗、ガストンは手玉に取られ、遊ばれる。
オットーの前まで飛ばされてきたガストンが、「鍛え上げてきた奴」の動きに近いと話す。オットーには、複数の流派が、技術が、チグハグに統合されて表出しているようにも見えた。
オットーは、「暴食」が名前と記憶を食う存在だと聞いていたが、食べた後のことに考えを巡らせる。
そこに、ロイ・アルファルドが戦い方を変えて、氷の最大魔法を打ち込む。ガストンが白竜の鱗の盾となり、その攻撃を受けて膝をつく。
その見覚えのある氷魔法に、オットーは確信を持った。
名前を奪われる「白竜の鱗」
「暴食」ライ・バテンカイトスは、白竜の鱗の一人「ヒックス・ハルトマン」に急接近し、肩に手を触れて名前を告げる。
そして、肩に触れた手を舐めると、オットーの記憶からヒックスが失われ、突然戦場に知らない男性が倒れているという状況が出来上がる。
暴食は、状況を理解したダイナスに対して、「ミリアンのことも、メイリィのことも、お前のせいじゃない」と話した。
暴食の権能は、名前を食べ、記憶を自分のものにし、そこから派生する技術や知識を自分のものにすること、で確定した。
助っ人登場
白竜の鱗の連撃、ガストンの衝撃波、オットーの魔石爆弾と、できる限りの攻撃を続けていく。
爆弾の威力は爆風で服がボロボロになった程度で、「暴食」本人にはダメージが通っていない。
しかし、露わになった体には、無数の暴力の傷跡が刻まれていた。
いよい劣勢の状況に向かう寸前、暫く聞いていなかった声がする。
自分はスバルにしか手を貸さない、今回は特別措置なのかしら、と大精霊ベアトリスが降り立った。
ベアトリスとオットーの怒り
「暴食」は、レムの真似をしてベアトリスを嘲笑する。その立ち居振る舞いに、オットーとベアトリスが激怒し、絶対にスバルに会わせてはならないと決意する。
ベアトリスの魔法「エル・ミーニャ」が炸裂するが、「暴食」も回避する。
ベアトリスが、オットーにだけ聞こえる声で「あと5発」しか大技は打てないことを伝える。
ベアトリスの懐には、パックの依り代となるはずだった7つの魔晶石があり、魔法を放ったことで一つが砕け散っていた。
vs 「暴食」ライ・バテンカイトス
ベアトリスは、「アル・ミーニャ」を発動させるフリをして、味方の攻撃のサポートをする。
しかし、ガストンは「流法」が限界を迎えて血を吐き、ダイナス以外の竜の鱗は「暴食」の食事の対象となって倒れる。
ベアトリスは、二つ目の魔晶石を砕いて「ウル・ミーニャ」を唱え、空に浮かぶ紫色の円盤を出現させ、そこから放たれる極光が「暴食」を襲う。しかし、決定的な一打にはならない。
ベアトリスが今度は「シャマク」を使い、三つ目の魔晶石を砕くと、一瞬の隙をついてフェルトが頭上から現れ、ミーティアで「暴食」を横薙ぎにした。
しかし、その使い方は間違っており、そのミーティアを知るベアトリスがフェルトの側に立ち、四つ目と五つ目の魔晶石を砕いて膨大なマナをミーティアに注ぎ込む。
ミーティアの先端から白い光が放たれ、暴食を襲う。
大罪司教「暴食」担当、ルイ・アルネブ
光が放たれた前方は抉られ、壮絶な破壊がプリステラの街の原型を変える。
光の後には、大文字になって地面に倒れれる絶命寸前の「暴食」ライ・バテンカイトスがそこにいた。
ベアトリスは、このミーティアはエキドナが「神龍ボルカニカ」への嫌がらせのために作ったものだと説明する。
ダイナスが尋問や交渉材料として「暴食」を拘束しようと近くが、その時、異変が起きた。
ダイナスから血が流れ、倒れた体から血の塊が形成される。オットーの足が切り刻まれ、骨が見える状態になった。
目の前には40代の大きな男が、いや、可憐な少女が現れる。先程までの「暴食」ライ・バテンカイトスを「兄様」と呼び、自分は「美食」も「悪食」もどうでもいい、食事は誰と一緒に食べるかでしょ、と話す。
少女は大罪司教「暴食」担当、ルイ・アルネブと話した。そして、今日はここで終わりだとその場を去っていく。
ベアトリスは六つ目、七つ目の魔晶石を使用して、広場で倒れる面々を治療した。
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第二章「領域の被害者」ネタバレ

カペラは、水門を放流して王選陣営を救ったのも、キリタカ以外の住人会を殺して回ったのも、アルだと確信を持って疑う。
当然、アルはとぼけるが、カペラには何か確信があるようだった。
カペラの攻撃に対し、アルは見知ったように回避し、首をはね、胴体を刻み、内部から爆発させた。
それでもカペラにダメージはなく「次は落とした頭を叩き潰すか」と、次の検証作業を告げるかのように話す。
地下空間を崩落させる
アルはカペラに致命傷を与え続けるが、すぐにカペラは元の姿に変容し、意に介さない。
アルは100回死んでも倒せるか怪しい、実際にもう半分ぐらい行ってる、とカペラに告げた。
黒竜の姿となったカペラに対し、用意してあった罠を発動させ、地下空間を崩落させる。
アルは壁の隙間から水路へ脱出し、黒竜となったカペラはアルが自分のためを思って罠を作っていたことにウットリしていた。
アナスタシア、フェリスと合流
水路の先で、アルはアナスタシア、フェリスと合流する。
フェリスが都市庁舎での戦いでアナスタシアが魔法を使ったという話をすると、アルが態度を急変させる。
青龍刀をアナスタシアに向け、「アナスタシア・ホーシンができないことをやった」と言って警戒を強めた。
アナスタシアも、表情をなくしたような冷たい目線を、アルに向けて投げつける。
亜獣からの逃走
水路の反対に「色欲」カペラが姿を表す、福音書の記載で自分は一度退散すると告げた。
代わりに、衛兵の死体を獣に変えた「亜獣」を呼び寄せ、アル達を囲い込む
アルとアナスタシアは一時停戦し、包囲網を突破するべく逃走を開始する。
TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』
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— 『Re:ゼロから始める異世界生活』公式 (@Rezero_official) December 10, 2020
第三章「戦士の称賛」ネタバレ

ガーフィールは牙で八ツ腕のクルガンの「鬼包丁」を噛み砕く。
二人は乱戦となり、水中の中での殴り合いを続ける。ガーフィールには酸素が必要で、屍人であるクルガンには必要ない。その状況の差が徐々に戦いを傾けていく。
クルガンが、水路を削り取り、濁流に流れたガーフィールは酸素を得る。流された場所で、ガーフォールに「ゴージャスタイガー?」と声をかける声がした。
ガーフィール vs 八ツ腕のクルガン、終幕
ガーフィールが流れた先にはフレドと姉、つまりガーフィールの弟と妹がいた。
避難所には弟妹以外にも多くの大人がいて、弟妹の叫ぶ激励に触れて、全員がガーフィールの勝利を叫ぶように願う。
八ツ腕のクルガンとの最後の決戦に向かうガーフィール。
聖域で自分の弱さを知り、プリステラでラインハルトと出会い、多くを抱えたことで、自分はより弱くなったのではないかと悩んでいた。
八ツ腕から繰り出される死線の中、ガーフィールの世界から音が消え、愛すべき人々の姿が浮かぶ。
その姿を見て、全てを守れるように、強くなっていけばいいのだと答えを出す。
クルガンによってガーフィールの両腕は破壊され、爪は落ちる。最後に残された牙で、クルガンの首を噛みちぎる。
八ツ腕のクルガンは、初めてで最後の言葉、「見事」とガーフィールに声をかけ、崩れ去って砂に戻った。
アル達の元にプリシラが現れる
「色欲」が生み出した亜獣に追われる三人の元に、プリシラが現れる。
プリシラは、「陽剣」を振って無数の亜獣を灰に返す。
その様相は、哀悼であり、慈悲だった。
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第四章「剣鬼恋歌—断章」ネタバレ

ヴィルヘルムは、大征伐へ出発する時の別れを思い出す。
止めるヴィルヘルムを突き放すテレシア、ヴィルヘルムの方に傷を与え、帰ってきたらあの日の続きの言葉を聞かせて、といって旅立った。
ヴィルヘルムの剣戟が増し、あの日と同じ結末を迎えようとする。
全ての葛藤を切り捨て、ヴィルヘルムがなすべきことを為そうとした時、視界に「ハインケル」が映り込んだ。
ヴィルヘルムの悔恨
研ぎ澄まされたヴィルヘルムの意識は霧散し、その後はテレシアの一方的な舞台だった。
ヴィルヘルムは足の機能を奪われ、最早戦うことはできなくなった。
せめて、自分にトドメを刺しにくる時に相打ちにしようと、ヴィルヘルムが最後の灯火を目に灯す。
しかし、テレシアは動けないヴィルヘルムを一瞥し、ハインケルに向かう。母の手で、息子を殺めに。ヴィルヘルムは叫んだ。
ハインケルは為す術もなく、尻もちをついて後ずさりする。
テレシアの剣がハインケルに向かう瞬間、「龍剣」レイドを抜いた「剣聖」が現れた。
ラインハルトがテレシアに対峙する。
ヴィルヘルムが、ついぞ言ってはならない言葉、「殺さないでくれ」とラインハルトにテレシアの助命を懇願してしまう。
ラインハルトは、お祖母様は15年前に自分が殺し、これは偽物だと突き放した。
第五章「テレシア・ヴァン・アストレア」ネタバレ

テレシアは、十二歳の頃に叔父から「剣聖の加護」を受け継ぐ。
「死神の加護」により人を傷つけることを恐れ、剣と離れて花を愛でて生きてきた少女は、兄と弟に見守られながら、叔父に命じられて長兄と試し合いをする。
自分の木剣を落とそうとしてくれる長兄に全てを任せたが、気付けば自分の木剣が長兄の喉元にあった。
半ば狂乱しながら、テレシアは「剣聖」を受け継いだ。
テレシアの初陣
亜人戦争が始まって一年、ルグニカ王国は最高戦力である「剣聖」の投入を決断する。
今代の剣聖の初陣に多くの戦士が集まる中、テレシアは天幕で膝を抱えて震えていた。
そこに、長兄が現れ、優しく妹を抱きかかえて戦う必要はない、自分が守ると優しく慰めた。
長兄は、その戦いでテレシアのいる本陣を守って命を落とした。
長兄テムズも、次兄カルランも、弟カジレスも、前剣聖の叔父も、テレシアの代わりに戦地に赴き、全員が命を落とした。
ヴィルヘルムとの出会い
亜人戦争が始まって5年、テレシアが19歳になる頃、王都の未整理の区画の花畑に、気まぐれに種を蒔いてその結果を見にくる生活を送っていた。
後ろを振り返ると、ハッとする少年の姿があった。
テレシアとヴィルヘルムは逢瀬を重ね、互いに想い合っていることを、互いに確信していた。
だから、トレアス領に戦火が広がり、ヴィルヘルムが単身戦場に向かったことを聞いた時、絶望に沈むのではなく、テレシアは剣を取った。生まれて初めて、自分から。
テレシアはトレアス領に入り込んだ亜人達を一掃する。機会を得た「剣聖の加護」と「死神の加護」から、高笑いが聞こえる。テレシアに剣を取れと呟き続けた声と同じ声で。テレシアは、それが「剣神」であることを理解した。
花畑の上で、自分が剣聖だと知ったヴィルヘルムが突っかかってくる。それをねじ伏せ、テレシアは、ヴィルヘルムを、王国を守るために「剣聖」として立つ。
ヴィルヘルムが、それを奪い取ると言ってくれたことに、期待を抱きながら。
「剣神」からテレシアを奪いとる
亜人戦争終結の式典会場で、テレシアとヴィルヘルムが再び剣戟を交える。
ヴィルヘルムの剣がテレシアの剣を折り、テレシアの声から「剣神」の声が聞こえなくなる。
二人は、結婚してからも、優しく穏やかな時間を過ごした。
誰が悪いわけでもないとテレシアは思う。
二人の間にできた子供「ハインケル」は、誰より真摯に剣に打ち込んだ。それでも報われなかった。
ハインケルの妻となった「ルアンナ」は、眠り姫となって夫と息子を孤独にした。
テレシア達の孫「ラインハルト」は、背負いきれない無数の酷い宿命を背負った。
そして、テレシアは白鯨征伐の「大討伐」に参加する。
白鯨戦で虚飾の魔女と出会う
大討伐は優勢に進み、現役を退いて50近くの年齢となったテレシアも活躍していた。
しかし、突如として、テレシアから剣聖の加護が失われる。テレシアは「ラインハルト」に継承されたのだと、直感ですぐに理解した。
目の前に虚飾の魔女「パンドラ」が現れ、何をされたのか分からないまま、意識が闇に落ちていく。
愛しいヴィルヘルムの名前を呼んだのが、テレシアの最後だった。
そして、プリステラへ
テレシアが目を覚ますと、しわくちゃのおじいちゃんになったヴィルヘルムがいた。
それでも見間違えるはずがなかった。
テレシアがヴィルヘルムの言葉を待つ。
ヴィルヘルムが拙い言葉をつなぐ。
私はお前を愛してる。
20年以上待たせた言葉を聞き、涙を流して、テレシアは灰となった。
傷跡を残すアストレア家
ハインケルは、テレシアを斬ったラインハルトを弾劾するが、ラインハルトは平然とあれはお祖母様ではないと言い放つ。
ヴィルヘルムは、黙りながら、テレシアの遺灰を自分の上着で包み込む。
よろめくヴィルヘルムをラインハルトが支えようとするが、触るな!と一括し、ラインハルトに後悔を問う。
ラインハルトは、自分は正しいことをした、後悔はないと真っ直ぐにいう。
ヴィルヘルムはそれを肯定し、自分が間違っている、だからもう話すことは何もないと、決定的な別れを告げた。
ラインハルトは他の戦場へ、ヴィルヘルムは遺灰を抱えて一人歩き出し、残されたハインケルは悔しさの叫びをあげる。
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— 『Re:ゼロから始める異世界生活』公式 (@Rezero_official) December 27, 2020
第六章「プリステラ攻防戦リザルト」ネタバレ

スバルとエミリアは、53人の女性たちと一緒に都市庁舎へ向かって歩き出していた。
そこに、キリタカの声で四つの制御塔の奪還が成功し、プリステラが勝利したという放送が流れる。
事実を確認するため、急いで都市庁舎に向かうと、瓦礫の上で歌う歌姫がいた。
その歌声に、53人の女性達が、都市庁舎に集まった住民達が涙を流した。
全員無事
スバルとエミリアの元に、ベアトリスとアナスタシアが現れる。
再会を喜びながら、王選陣営に誰も死者はいないことを告げられ、スバルも安心した。
簡易野戦病院となった最寄りの避難所には、ガーフィールと復活したミミ、オットーがいて、賑やかな空間になる。
しかし、オットーが雰囲気を変え、隣の避難所に「大罪司教の一人が捕縛されている」と話す。
囚われの大罪司教
スバル、エミリア、ベアトリスが隣の避難所を訪れると、アルが見張りで立っている。
ベアトリスに対して「ベア子」と話すと、ベアトリスは「その呼び方はスバルだけに許している」と怒る。
扉の向こう側には、「憤怒」の大罪司教シリウス・ロマネコンティがいた。
スバルは、シリウスに話を聞く。
プリステラを襲撃したのは福音書の指示であり、「叡智の書」や「人工精霊」は自分の求めるところではない。他の大罪司教とは一切関わりがなく、根城やまとめ役も存在しない。そも、大罪司教の目的は嫉妬の魔女の復活ではない。
シリウスは、ここで、ペテルギウスが依り代であるスバルに呑まれていると言い放つ。
そして、ペテルギウスが表に出てくるまで時間がかかる。自分はそれをひたすら待つと話した。
スバル達が部屋を去ろうとすると、「暴食」には気をつけるように伝える。「美食家」「悪食」「飽食」そのどれもがスバルを求める。暴食の権能の被害に遭えば、誰もスバルを覚えていられなくなる。それは嫌だと。
ベアトリスの警戒
部屋の外にいたアルに対して、ベアトリスが警戒心を現し、すぐに外に出ようと提案する。
外で詳しい話を聞くと、ベアトリスが動けているのは、キリタカの所の魔晶石をアルがベアトリスの元に持ってきたからだという。
そして、魔晶石をどうやって持ってきたかは「聞くな」の一点張りであり、その行動の不審さから、ベアトリスはアルを警戒していたのだ。
ベアトリスとスバルの心配をよそに、エミリアはアルは悪い人ではないと思う、と言い、三人は避難所での仲間の安否確認に戻る。
ヴィルヘルムの葛藤
避難所にヴィルヘルムの姿があり、スバルはエミリアとベアトリスに頼み、一人で向かう。
ヴィルヘルムは、妻との決着は、存分に会話を交わしつけたと話した。
遺灰を持ってきたヴィルヘルムに、いつかお墓参りをさせてくださいとスバルが言うと、ヴィルヘルムが是非と応じる。
スバルが戻ろうとすると、ヴィルヘルムが一度呼び止める。しかし、何も言うことができない。
スバルが去った後、「あなたが、もし私の」と言葉を零した。
ユリウスの慟哭
スバルは、避難所の入り口にユリウスの姿を見つける。
しかし、スバルがユリウスに声をかけようとすると、それを無視するように外に出た。
全速力で追いかけ、ユリウスの肩を掴み、ユリウスの名前を呼ぶと、ユリウスの表情が見たことのない慟哭の色に染まる。
スバルに、自分のことを覚えているのか、そう聞いたユリウスに、スバルは当たり前だろと答えてから嫌な予感がする。
ベアトリスとエミリアが追いつき、スバルが二人にユリウスのことを聞くと、二人の記憶からユリウスが失われていた。
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第七章「水面に波紋を残して」ネタバレ

負傷者を除く王選陣営が一堂に集まり、大罪司教討伐に関する話し合いの場が持たれた。
捕縛した大罪司教「憤怒」のシリウスについては、ラインハルトとフェルトが王都へ連行し、専門の人間によって情報を引き出すことになる。
「色欲」によって黒竜や蝿、その他の生物に変えられた人々は、エミリアが氷漬けにし、解決方法が見つかるその時まで、仮死状態で保存することが決まった。
アナスタシアの提案
「暴食」の被害により、名無しの被害者が街には多く出ていた。彼らは目覚めず、同時に誰の記憶にもないレムの状態だった。
王選陣営にも被害は出ており、リカードはユリウスを庇って、片腕の肘から先を失っていた。
ユリウスは、自信の記憶は持ったまま、周囲から忘れられる新しいパターンの被害を被っていた。
アナスタシアは、ここまでの被害状況を確認し、解決方法を「賢者」シャウラに聞きに行こうと提案する。
かつて、嫉妬の魔女を封印した三英傑、「神龍」ボルカニカ、「剣聖」レイド、「賢者」シャウラ。
その一人の賢者は、ルグニカ王国の最東、アウグリア砂丘のプレアデス監視塔にいるとのことだった。
オットーとガーフィール
プリステラには負傷者が多く、フェリスもクルシュの治療に集中しているため、回復術師の手が回らない状況が続いていた。
オットーの足の回復は思わしくなく、復元師「ダーツ」から叡智の書の回収をすることもあり、オットーはプリステラに待機することとなる。
ガーフィールは、オットーの治療をしながら、街の復旧や治療にあくせく動いていた。
ガーフィールも、街の防衛戦力としてここに残していく判断をすることになった。
ユリウスはスバルと同行する
ユリウスは、周囲から忘れられ眠り姫となった「ヨシュア」の側に佇んでいた。
弱気になっていたユリウスに、スバルが激昂して叱咤する。
ユリウスは、活力を取り戻し、スバルと共にプレアデス監視塔へ同行することとなった。
アナスタシアの正体
スバルは避難所の集会所に戻り、そこにいたアナスタシアに対して、お前は誰だと問い詰める。
アナスタシアは、プリシラにも見破られたと言い、自分は「エキドナ」だと告げた。続けて、アナスタシアの狐の襟巻きが本体だと言い、スバルは襟ドナと名付ける。
襟ドナは、人工精霊であり、スバルの知るエキドナとは別の存在。欠点が多く、人と契約できず、魔法での自衛も難しい、唯一特技があるとすれば、気配を消すことだと話した。
そして、アナスタシアの体を借りている理由を説明する。
アナスタシアは、ゲートに欠陥があり、マナを体内に取り入れることができない。よって、魔法の行使や精霊との契約もすることができない。似たゲートの欠陥に「剣聖の末裔」があるが、こちらはマナの排出ができず、取り込んだマナを身体能力に回している。
今回は、緊急避難的にアナスタシアのオドにエキドナの存在を書き換えている。これまで4回同じことをしたが、戻れなかったのは今回が初めて。
自分がプレアデス監視塔を目指すのは、自分の存在をアナスタシアから外して、体を返すため。
症例としてのレム
襟ドナの話にスバルは納得し、共にプレアデス監視塔を目指すことになる。
襟ドナは、スバルに一人ぐらい症例を連れて行ったほうが良いと話し、プレアデス監視塔に向かう途中でメイザース領に立ち寄り、レムを連れていこうと提案した。それぐらいの役得があってもいいと。
また、プレアデス監視塔に行くことは、エキドナによって定めらえた襟ドナの宿命なのだと話す。
ラインハルトの心配
扉をでたスバルの近くには、万が一の保険として待っていたラインハルトがいた。
中の話はラインハルトには聞こえていたが、スバルを慮って、聞こえていなかったことにしてくれる。
2年前、王族に病が発症した際、賢人会の命令を受けてラインハルトはアウグリア砂丘に望んだ。しかし、進んでも塔が近づかない結界に阻まれ、踏破することができなかったのだ。
互いの無事を願い、それぞれの任務に二人は向かう。
エミリア、ベアトリスと並んで歩く
避難所の近くの通路で、スバルを探していたエミリア、ベアトリスと会う。
エミリアの胸にはパックの依り代となる魔晶石が首飾りとなってぶら下げてあり、マナを溜めているところだった。
三人の目には、激闘の後が残る街と、手を繋いで微笑ましく歩くルスベルとティーナの姿があった。
次巻、第21巻のネタバレについて詳しく知りたい方は、下記の記事をお読みください。
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— 『Re:ゼロから始める異世界生活』公式 (@Rezero_official) January 2, 2021
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