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Re:ゼロから始める異世界生活のネタバレ【小説・アニメ・漫画】

【ネタバレ】Re:ゼロから始める異世界生活【ライトノベル/小説第13巻】

ネタバレ Re:ゼロから始める異世界生活 ライトノベル/小説第13巻

日本最大級の小説投稿サイト「小説家になろう」発の大人気作品「Re:ゼロから始める異世界生活」の小説第13巻のネタバレ解説です。

ネタバレを見たくない方は、ページを閉じて頂きますようお願い致します。

第12巻の詳細について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。

リゼロ小説版12巻ネタバレ解説
【ネタバレ】Re:ゼロから始める異世界生活【ライトノベル/小説第12巻】日本最大級の小説投稿サイト「小説家になろう」発の大人気作品「Re:ゼロから始める異世界生活」の小説第12巻のネタバレ解説です。 ネタバレ...
目次

第1章「泣きたくなる音」あらすじ

リゼロ原作小説13巻第1章を泣きたくなる音、魔女の真実、魂の安堵、自分を救うとして整理した図解
原作小説13巻第1章を、魔女の真実、魂の安堵、自分を救うという観点で整理しています。
リゼ男

リゼ男

この章で魔女たちが『嫉妬は恨んでるけどサテラは好き』って明かすの、長年の“嫉妬の魔女=サテラ”って前提を根っこから覆してくるよな。エキドナいわく、適性のない魔女因子を取り込んだせいで別人格が芽生えた二重人格なんだと。

リゼ子

リゼ子

そうそうそうなんだよ…!サテラが愛を告白するとスバルの“意識”は拒絶してるのに“魂”が安堵しちゃうって描写が本当に怖いの。死に戻りで魂を握られてる代償がこういう形でじわじわ効いてて、賢人候補って呼ばれる伏線まで仕込まれてるのが鳥肌なんだよね。

嫉妬の魔女サテラが、スバル達から数メートルまでの距離で止まる。

憤怒の魔女ミネルヴァが一歩前に出て、何もしないということは、自分が知っているあんたということで良いのかと確認する。返事はない。

仇であるはずの嫉妬の魔女に対して、誰も襲いかからない現状にスバルは困惑するが、カーミラがサテラと嫉妬の魔女は異なる存在だと話す。

ダフネが「賢人候補」であるスバルならそのくらい分かっているだろうと話そうとするが、セクメトがまだ本人は知らない話だとダフネを止めた。

テュフォンが、魔女達は嫉妬は恨んでいるが、サテラは好きなのだと説明する。

エキドナが、サテラが適性のない魔女因子を取り込んだことで、魔女人格が芽生え、二重人格になったのだと説明した。

スバルとサテラの邂逅

ミネルヴァは、サテラはスバルに会いに来ているのだと話す。

一歩前に出たスバルの目の前に、サテラの両手が差し出される。スバルの魂は、その行動に対して安堵を感じてしまう。

嫉妬の魔女は、スバルへの愛を告白する。スバルは意識では拒絶しているが、その魂が安堵してしまう。

この場所に居続ければ、自分が自分でなくなると理解したスバルは、外の世界のことは自分でどうにかするから、外に出してくれと懇願した。

ミネルヴァは、死に戻りを前提として「自分が誰より傷つけばいい」と考えるスバルを看破し、スバルを気持ち悪いと表現する。

スバルは、自分が犠牲になることの何が悪いんだと激怒する。

サテラの願い

スバルがサテラに、死に戻りの権能を与えてくれたことを、八つ当たりのように感謝する。

サテラは、スバルに泣かないでと伝える。苦しまないでと伝える。もっと自分を大切にして、愛してと伝える。

スバルの拒絶とサテラの愛の囁きが繰り返される。

ふと、スバルがレムを喪ったことの後悔を語る。レムを頼ったことで失ったことが、スバルを自分以外の誰も頼らずに状況を打開させようとする、今の状態に繋がったと告白する。

スバルがサテラの横で蹲り、涙を流し始める。

セクメトが、その姿を見て「子供」と表現する。

魔女達の分裂

テュフォンが、スバルが泣いているのを見て可哀想だといい、誰が泣かせたのかと魔女たちを睥睨した。

魔女達は、それぞれの態度で警戒し、場に緊張感が流れる。

サテラは、スバルが与えてくれた情景を論え、スバルが全てを与えてくれたから、だから愛しているのだと話す。

スバルの中で、拒絶と安堵の二律背反がピークに達し、舌を噛み切った。

ミネルヴァがすぐにスバルを助けようとするが、テュフォンはスバルが自分で選んだことを邪魔してはいけないと通さない。

ミネルヴァは拳でテュフォンを突破するが、その先にはセクメトが立ち、自分はスバルとテュフォンの味方だと言って邪魔をする。

サテラは、声を震わせてスバルに近づき、「スバルが救おうとする全ての中に、スバルだっているべきだということに、どうして気付かないの」と嘆く。

スバルの意識に、これまで受け取ってきた言葉が現れる。レムの言葉が。エミリアの言葉が。

スバルは、自分が失くなった後に、誰かが泣いてくれるのだろうかと心に思う。守りたい人達に、必要とされているのだろうかと心に思う。

そして、「死にたくないよ」とついに本音をこぼした。

憤怒の魔女ミネルヴァが、這いずって近づき、頭突きでスバルを癒した。

サテラは、涙をこぼしながら微笑み、「スバルが救われることを、許します」とスバルに告げる。

エキドナの評価

ダフネは、百足棺でテュフォンを抑え込み、自身が素足で草原の上に立って、セクメトを抑えていた。

エキドナが行動の理由を問うと、スバルが多兎を倒すと吐いたことの結末を見届けるためだと話す。

カーミラは、瀕死のスバルが戻ってくるように、「無貌の花嫁」でスバルを死の淵から呼び戻していた。

エキドナが行動の理由を問うと、愛の存在から目を背けさせないためにしたのだと話す。

エキドナは、全員がそれぞれの方法でスバルを助けようとしたと評価した。

エキドナがもう一度契約を持ちかける

死の淵から蘇ったスバルには、まだ混乱が残っている。

そこにエキドナが、もう一度契約を持ちかける。自分なら全ての問題を解決できる。スバルの望む未来に導くことができると。

スバルは、「自分も死にたくない」と打ち明け、エキドナの提案をきっぱり拒否した。

エキドナは、負け惜しみだと言って、ガーフィールの心の呪縛を解くことが、状況を打開する鍵だと助言した。

スバルは、魔女一人一人に感謝を伝える。

スバルはサテラに、自分をもう少し好きになってみると伝える。

サテラはスバルの手を取り、大切な人達と一緒に抗ってと伝える。

そして、「いつか、必ず私を殺しに来てね」と告げた。

スバルは、「俺が必ず、お前を救ってみせる」と返した。

https://twitter.com/Rezero_official/status/1311078824822468608

第2章「勝算度外視」ネタバレ

リゼロ原作小説13巻第2章を勝算度外視、友達の涙、試練の喪失、交渉の破綻として整理した図解
原作小説13巻第2章を、友達の涙、試練の喪失、交渉の破綻という観点で整理しています。
リゼ男

リゼ男

パトラッシュが傷を負いながら墓所からスバルを運び出して、オットーが友情で支える——ここでスバルが思わず泣くの、茶会で心を抉られた直後だからこそ刺さるんだよな。

リゼ子

リゼ子

うん…そしてここで判明する残酷な事実が、エキドナにスバルの“試練に挑む資格”を奪われてたってこと。もう一度墓所に入ろうとした瞬間に嘔吐感で弾き出される描写、聖域の謎を一つ潰したと思ったら手札を一枚奪われてて、詰将棋みたいな緊張感がたまらないの。

スバルが目覚めると、墓所の遺跡の外にいて、愛竜のパトラッシュとオットーと再会する。

パトラッシュは、墓所の遺跡に入り、傷を負いながらスバルを連れ出していた。

パトラッシュの好意、オットーの友情に触れて、スバルはつい先程までの魔女の茶会での出来事を思い出し、思わず涙を流す。

パトラッシュに感謝を伝え、オットーにお前は俺の友達だと伝えた。

スバルの「試練」に挑む資格

パトラッシュをオットーに任せ、スバルは墓所の遺跡の外で考えを整理する。

ロズワール邸は自分の帰還が契機となって動き出すため、まずは聖域の問題を片付ける必要がある。

聖域は、ガーフィール、ロズワール、試練の三つの難問があり、明らかにしないといけない点は、自分が第二の試練をクリアしたかということだった。

それを確かめに、もう一度墓所の奥に進もうとするスバル。

しかし、墓所に入って数歩進んだ先で、耐えきれない嘔吐感に襲われ、スバルは慌てて外に飛び出す。

スバルの「試練」に挑む資格は、エキドナによって失っていた。

ロズワールとの交渉

スバルはロズワールの寝室に赴き、聖域についての質問をする。

互いに叡智の書やループについて共通認識があることを前提に話を進めるが、聖域を解放せずに抜け出す手段を模索するスバルと、聖域解放させたいロズワールの間で、話が衝突してしまう。

スバルが聖域の解放に及び腰であるのは、覚悟が決まっていないからだとロズワールは糾弾する。

そして、スバルに対して、「エミリアの意思を踏み躙ってでも目的を遂行する意思を期待する」と伝えた。

さらに、スバルの覚悟を引き出すため、自分がロズワール邸の襲撃を依頼したのだと告げ、盤面の厳しさを突きつけた。

ロズワールの思惑

ロズワールがスバルに求めるものは、大切なただ一つ以外を救わない存在だった。

それ故、スバルの弱点である同時二拠点襲撃を企て、スバルが大切なものを零さざるを得ない状況を作っていた。

スバルは、自分の覚悟を磨くためだけにロズワール邸の面々を死なせるのかと、ロズワールはどうかしていると伝える。

ロズワールは、400年前にあの瞳に魅入られて以来、ずっとどうかしているのだと返す。逆に、なぜ、スバルはまだどうかしていないのかと聞き返した。

スバルは土下座し、墓所の資格を失ったことを打ち明け、ロズワールの思惑通りに動けないから屋敷への襲撃を止めて欲しいと懇願する。

ロズワールは、エキドナの手を取れば資格は再発行されると説き、エキドナを理解しているのは君だけじゃないと話した。そして、スバルは自分の希望だと伝える。

エミリアの心意気

スバルは月夜の下で、解決の糸口が見えない状況に頭を悩ませていた。そこにエミリアが現れる。

スバルの様子を見て心配するエミリアに対し、スバルはロズワールと聖域の抜け道がないかで揉めて来たところだと漏らす。

そして、本当は自分が代わりに試練を受けられれば良かったのだけど、と力不足を謝った。

エミリアは、スバルのその優しさは受け取ることができないと伝える。

試練は、近道も抜け道もなく、正面から自分の力で突破しなくてはいけないと分かる。

だから、スバルには、自分が頑張るところを傍で見ていて欲しいと、そういう支え方をして欲しいと伝えた。

オットーの全力パンチ

スバルは、恥ずかしさに耐えることができず、森の中を獣のように走り回る。

エミリアの覚悟を信用していなかったのは自分だったと、浅ましい庇護欲で見下していたと気付いたからだ。

走り、走り、走り続け、森の斜面に足を取られてそのまま落下する。

どうしたらいいのかと、頭を悩ませた。

斜面の上に人影が現れ、「どうしたらいいか、教えてあげましょうか」と声をかけてくる。

それはオットーの声であり、スバルが近づいて、指示されるままに深呼吸をしようとすると、全力のオットーの拳がスバルの顔面に振り抜かれた。

オットーは、スバルに友達の前でカッコつけるなよと告げた。

オットー vs スバル

オットーは、スバルの置かれている状況を悉く正しく言い当てる。

解決するべき問題の多さと、自分の非力さに悩むスバルの状況を、見事に看破していた。

そして、スバルには力も知恵もない、しかも一人で抱え込んで高望みをする、分不相応な人間だと指摘する。

この間、スバルはオットーに何度も挑むが、オットーはスバルを圧倒している。

オットーは、惚れたエミリアに格好をつけるのは良い、惚れられたレムに格好をつけるのは良い、でも友達である自分に格好をつけて相談をしないのは許せないと伝える。

そして、荒唐無稽で信じようがない話だと口籠るスバルに対して、それでも話して、最後に「信じろ」と一言いえばいいんだと告げる。

スバルはようやく、自分の抱えている状況を、少しずつ、そして全て、オットーに打ち明ける。

オットーの勝算

スバルは全て話し終えて、こんな話を信じられるのかとオットーに聞き返す。

オットーは、自分は商人の世界を生き抜いてきた人物だと話す。

騙し合いの世界で、必ずしも正しい結果がついてきた訳ではないけれど、常に勝算の高い方を選んできたのだと話す。

だから、これが勝算度外視で乗っかる初めての賭けだと、スバルの話を信じると伝える。

笑顔のスバルが向かう先

スバルは高揚感を笑顔に変えて、ロズワールの建物に走っていく。

ドアを蹴破る勢いで開けていき、ロズワールとラムがいる部屋の扉を開けはなつ。

そして、自分とロズワールの願いをチップに、賭けをしようと言ってのけた。

第3章「STRAIGHT BET」ネタバレ

リゼロ原作小説13巻第3章をSTRAIGHT BET、最後の賭け、素顔の対話、全部救うとして整理した図解
原作小説13巻第3章を、最後の賭け、素顔の対話、全部救うという観点で整理しています。
リゼ男

リゼ男

章タイトルそのまま、スバルがロズワールに『STRAIGHT BET』——全部救えたらスバルの勝ち、こぼれ落ちたら言いなり、って一発勝負を持ちかける。死に戻りを“やり直せる甘え”じゃなく退路を断つ覚悟に変えてるのが熱いんだよな。

リゼ子

リゼ子

そうなんだよ…!しかもロズワールが化粧を落とした素顔で対面して『友人に頼るのはお前を弱くする』って突き放すの、彼なりの歪んだ愛なのが切ないの。ラムが千里眼で会話を覗いて賭けを知り、叡智の書の存在を暗に認める一手も、終章への伏線として効いてて見逃せないんだよね。

突然賭けをしようなどと宣うスバルが現れ、ラムは怒りの感情をスバルに向ける。

しかし、ロズワールがラムに言い聞かせ、ラムはスバルとの話し合いの間は部屋に出ることになる。

ロズワールは既に化粧を落としており、素顔でスバルと対面していた。

二人きりになったロズワールは、よもや今世でまた会うとはと驚きながら、スバルが復活した理由が友人の手助けだと聞くと、それを甘くて青い、友人に頼るという行為はスバルを弱くする行動だと否定した。

スバルは、話は結局平行線だと語り、勝負の内容を説明する。

スバルは今回の集会を最後の勝負として、聖域とロズワール邸の問題に取り組む。

スバルが守りたいものを全て救うことができれば、スバルの勝ち。ロズワールはその後もやる気を失うことなく、エミリアに協力する。

スバルが救いたいものが手からこぼれ落ちれば、ロズワールの勝ち。次にループをしたとしても、スバルはロズワールの言いなりになる。

ラムのアドバイス

ロズワールの部屋から出たスバルは、建物から出る前にラムと話をする。

ラムは千里眼で二人の会話を覗き見しており、それで二人の賭けを知った。

スバルに叡智の書の存在を知っているのだろうと聞かれると、暗にそれを肯定する。スバルは、叡智の書から既にずれているため、ロズワールは自由なのだとラムに伝える。

ラムは、スバルにエミリアが乗り越えられると信じているのかと問い、スバルはそれを肯定する。

すると、ラムは、エミリアが試練を越えられないのは、エミリアのせいではなく、躓く理由に自分で気付けないからだとアドバイスを送った。

オットーとの作戦会議

建物を出てオットーと合流し、スバルはロズワールとの賭けが成立したことを報告する。

オットーは、一つ目の盤面が成立したことを喜び、すぐにその気持ちを抑え、次の盤面に目を向ける。

必要なことは「ガーフィールの協力」と「エミリアの試練の突破」。

二人はそれぞれの役回りを果たすため、動き出す。

リューズと相談

監禁されていた建物、リューズ・メイエルのクリスタルの前で、スバルはリューズと再会する。

事情を把握しているスバルを見て、リューズはスバルが強欲の使徒であることを確信した。

スバルは、リューズが敵でないかを確認するため、ロズワールについてどこまで知っているのかを質問する。

リューズは、ロズワールについては、叡智の書はエキドナから受け継いだことぐらいしか知らないと話す。

続けて、スバルはリューズが聖域に反対していることは理解しているが、一度解放しなければならないことを説得する。

しかし、リューズは「反対」などしておらず、スバルと同じように、解放した後で残るか去るかは各自が選べばいいと考えていると話す。

スバルは、リューズを通じてガーフィールを説得しようと考えていたため、当てが外れたことに驚く

リューズの秘密とガーフィールの秘密

リューズは、最初に作られた4体のうち1体で、名前を「リューズ・アルマ」だと話す。

スバルが最初に会ったのは、「リューズ・ビルマ」。4体の意思は統一されており、オドの影響で長時間は顕現することができないため、交代制でリューズの役割を担っていた。

しかし、10年前に「リューズ・シーマ」がガーフィールを助けに墓所に入り、管理者としての役割から外され、それを契機にシーマは森の中に潜むようになり、アルマやビルマとは疎遠になっていた。

シーマは墓所の中でガーフィールが見たものを理解しており、その後もガーフィールと繋がっている。

よって、「聖域に反対」しているリューズがいるとすれば、意思が統一されていないシーマだろうと説明する。

また、ガーフィールが試練で見た内容は、おそらく母親との別れの思い出だと告げた。ガーフィールが、母親の性「ティンゼル」を名乗っているのは、忘れないためだろうと。

エミリアの過去に向き合う

エミリアは、昨晩スバルと出会って話をしてから、今日の昼に至る今まで、一睡もすることができていなかった。

スバルは、エミリアに、試練でエミリアが何を見たのか話してくれないか、と踏み込む。エミリアの悩みを知って、それを支えたいのだと。

エミリアは、見た記憶は、眠る前だったと思うと話す。エミリアは、六、七歳の頃にエリオール大森林で氷像となっており、パックが見つける100年の間、そのまま氷漬けになっていた。そして、起きてから今に至るまでが、およそ7年。

エミリアが古い言葉を使ったり、精神的に幼い言動をするのは、この時間軸のズレが原因だった。

エミリアは、試練で見た記憶を思い出そうとするが、はっきりと思い出すことができない。

覚えているのは、すごく優しいお母さんみたいな人がいたこと。エミリアが混乱し始める。

一緒に暮らしていたエルフの仲間たちは、未だ氷像のままであり、パックと一緒に待っても目覚めなかった。

そこにロズワールが現れ、竜珠が光ったことを確認すると、エミリアが玉座に座れば、エリオール大森林の氷像を溶かすことも叶うと言い、だからエミリアは王選に参加したのだと話す。

エミリアはそこで、スバルに話して安心したのか寝息を立てる。

スバルは、ラムの助言の意味を知り、エミリアが過去の記憶を覚えていないから、繰り返しても試練を突破することができないのだと理解した。

そして、エミリアを知っているパックに頼ろうと考える。

スバルがパックを呼び起こす

スバルは、これまでパックに命を奪われた記憶を思い出し、どうしたらパックが出現するかを考える。

そして、エミリアの首に両手をかけた。

両手から白い靄が現れ、手が凍っていく痛みを感じる。

顕現したパックは、ずっと結晶石の中にはいたと話しつつ、呼び出してくれたスバルに感謝した。

第4章「嘘と、嘘つきと、大法螺吹きと」ネタバレ

リゼロ原作小説13巻第4章を嘘と大法螺、契約の破棄、記憶の蓋、父の別れとして整理した図解
原作小説13巻第4章を、契約の破棄、記憶の蓋、父の別れという観点で整理しています。
リゼ男

リゼ男

パックがエミリアとの契約を破棄して消える章。依り代の結晶石がひび割れて『僕の次に君を大切にしてくれる子に任せる』って——お父さんとして娘を手放す覚悟、何度読んでも泣くんだよな。

リゼ子

リゼ子

そうそうそうなんだよ…!契約が消えることでエミリアの記憶の蓋が外れる、っていう設定がこの先の試練と直結してるのが上手いの。『お父さんの嘘つき』って震える声、エミリアが“母様とジュース”って取り乱す伏線とも繋がってて、彼女の凍りついた過去がいよいよ動き出すのが分かるんだよね。

エミリアが目覚めると、手にはスバルが握ってくれていた温もりの感触だけがあり、朝まで手を握ってくれると約束した少年の姿はなかった。

どうして自分は過去を思い出せないのかと自責の念に駆られると、突然パックの声がして、それは自分のせいでもあるから責めすぎてはいけないよと宥められる。

ずっと姿を現さなかった家族が、目の前に姿を現した。しかし、それはとても弱々しい姿で。

パックは、あまり時間がないという。それに呼応するように、エミリアがぶら下げるパックの依り代なっていた結晶石がひび割れる。

パックは、エミリアを僕の次に君を大切にしてくれる子に任せると話し、エミリアとの契約を破棄すると伝えた。そして、契約がなくなることで、エミリアの記憶の蓋が外れ、色々なことを思い出すだろうと告げる。

消える寸前、パックはエミリアに愛を告げる。

消えたパックに、エミリアは「お父さんの嘘つき」と声を震わせた。

ガーフィールが目覚める

シーマの家で目覚めたガーフィールは、エミリアがパックと別れた精神的ショックで、今夜の試練への挑戦が見送られたことをシーマと話す。

また、シーマから、初日の試練の後にスバルに魔女の瘴気が漂っていると告げられ、それから警戒を強めているのだという。

ガーフィールは、シーマに早く寝るように言って、警戒のために外へ見回りに出た。

外にはラムがいて、話しかけてきたガーフィールに送りなさいと命じて、集落まで自分を送らせる。

眠れるエミリアの約束

スバルは、パックと別れて心身が傷ついたエミリアの部屋にいる。

エミリアは、そっとスバルの手を握って、朝まで自分の手を握っていて欲しい、そうしたら、明日の朝にはきっと大丈夫になっているはずだから、とスバルにお願いをした。

スバルは、エミリアの手を取り、反対の手でエミリアの頭を撫でる。

エミリアは、その感触に目を細めて、眠気の中に落ちていった。

エミリアの夢の中

夢の中の小さなエミリアは、フォルトナ母様との別れの情景を思い出す。

フォルトナは、エミリアについた嘘を謝るが、嘘は自分を一人きりにすると考えるエミリアは、首を横に降る。

エミリアが目を覚ます。まだ朝は遠く、月が夜空に浮かんでいる。

フォルトナに対して、嘘つきという。パックに対して、嘘つきという。スバルに対して、嘘つきという。

朝まで手を握ってくれていると約束した少年の姿は、そこにいなかった。

早朝の行方不明者

ガーフィールが早朝、シーマの家を訪れると、そこにシーマはいなかった。

テーブルにお茶が二つ出されており、昨晩に誰かがシーマの家を訪ねていたことが分かる。

すぐに瘴気を漂わせるスバルの顔が浮かび、ガーフィールは家を出た。

すると、スバル、ラム、オットーの三人が青い顔をしてこちらを向いている。

エミリアが行方不明となり、捜索を開始したところだと言われる。

ガーフィールは、スバル達とは分かれ、単独でシーマを探すことを決める。強欲の使徒の権限を行使し、複製体に捜索の指示を出した。

リューズ・メイエルの複製施設

ガーフィールは、複製体からの報告を受け、リューズ・メイエルの複製施設にシーマがいると考えた。

建物の中に入ると、一番奥の施設の扉が開いている。

扉を開ける権限があるのは、建物を訪れ、奇跡を所持し、強欲の使徒であること。ガーフィールの頭の中には、ナツキ・スバルが描かれていた。

リューズ・メイエルのクリスタルの前にガーフィールが立つと、背後から声がする。

オットー・スーウェンがそこに一人で立っていた。

クレマルディの森攻防戦

オットーは、当初の予定はスバルとシーマも同席し、ガーフィールと話し合うことだったと説明する。

しかし、エミリアの急な失踪があったことで、エミリアとスバルが話し合う時間を自分が稼ぐことになったと説明した。

突破しようとするガーフィールに対し、オットーはそれを邪魔しようとするが、瞬時にガーフィールの攻撃が入り、オットーは崩れ落ちる。

建物の外に出たガーフィールは、複製体に指示を出そうとするが、輝石が見当たらない。

怒ってオットーの元に戻るが、そこにはオットーの姿はなかった。崩れ落ちたのは演技だったのだと理解する。

オットーを追って、建物の外に出る。建物の匂いで鼻は効かない。足跡をたどってオットーを見つける。

輝石を返せと近づいていくと、数メートルの深さの穴に落とされる。そして、森中の虫がガーフィールに襲いかかる。

墓所の遺跡の中で再会

ガーフィールの咆哮を遠くに聞きながら、スバルは自分の果たすべき役割に目を向ける。

墓所の遺跡の中に入り、こみ上げる嘔吐感を無視しながら進むと、廊下の壁に背を預けて座り込むエミリアがそこにいた。

スバルが声をかける。エミリアが「スバル」と名前を呼ぶ。

スバルがエミリアの隣に腰掛け、話をしようかと切り出した。

第5章「オットー・スーウェン」ネタバレ

リゼロ原作小説13巻第5章をオットー・スーウェン、言霊の加護、商人の孤独、友達の重みとして整理した図解
原作小説13巻第5章を、言霊の加護、商人の孤独、友達の重みという観点で整理しています。
リゼ男

リゼ男

まさかの章まるごとオットーの過去回。『言霊の加護』で生き物の声が騒音として押し寄せ、隣の人の声すら聞こえず感情のない子供時代を過ごした——あの陽気な行商人の裏にこんな孤独があったとは。

リゼ子

リゼ子

わかる…!兄が文字を教えてくれて、感謝を伝えたら両親が泣き崩れる場面で初めて感情が芽生えるの、地味だけど一番沁みるの。加護って祝福のはずなのに当人には呪いになりうるっていうリゼロの加護観が凝縮されてて、オットーがスバルを『友達』と呼んだ重みが二章ぶんも増すんだよね。

幼少期の頃のオットーは、「言霊の加護」による理解不能な騒音が耳を支配し、隣にいる人の声すら聞こえない状況だった。

両親が懸命に話しかけてくれても、それを理解することができない。オットーは、およそ感情というものがない子供時代を過ごした。

兄と弟の二人の兄弟がいて、兄が文字をオットーに教えてくれた。オットーが、両親に日頃の感謝を告げると、両親は泣いて崩れ落ちた。感情を理解する感受性のなかったオットーの中にも、何かが芽生えた。

8歳になったオットーの変化

オットーが8歳に成長する頃、理解不能だった騒音は、生き物たちの言葉だったことが分かる。

人間の声と他の生き物の声を理解できるようになり、すぐに同年代の子供達に追いつき、それ以上の才能を見せていった。

兄に言霊の加護を相談すると、周囲には気軽に言わないように口止めをされる。

しかし、その3日後にはオットーが虫や動物と話せることが知れ渡る。実家の地竜と話をしている所を弟に見られ、弟がうっかり友人に漏らしてしまったのだ。

15歳になったオットーの転機

15歳になったオットーは、男女の愛憎劇に巻き込まれてしまい、町一番の権力者の娘に殺し屋まで雇われる状態となった。

オットーの父親の知人の商会に雇われ、16歳の時に行商人として独り立ちすることになる。

それから四年、実家の地竜、町中に言霊の加護がバレた契機となった愛竜フルフーと共に、苦難の行商人ライフを過ごしていたオットーは、油を大量に買い込み、不良在庫として抱えていた。

ロズワール伯爵の儲け話に飛びつき、魔女教徒に捕縛され、リカード達に助けられ、生きる目的と意味を理解して、涙を流した。

貸し借りはきちんと

オットーは、頼まれてもいない時間稼ぎを、この上なく危険なガーフィールを相手にする。

命を救ってくれたスバルのために、友達のために、オットーは言霊の加護を全力で解放し、ガーフィールに立ち向かう。

森中の生き物の声がオットーに届き、オットーは脳の処理がパンクして鼻血を出す。

そこまでしても、ついにガーフィールに追いつかれ、足蹴にされて追い詰められる。

オットーを敵と認め、ガーフィールの鋭い戦意がオットーに向けられる。

オットーは、ガーフィールはここまで来るのに森を散々に荒らしたと言い、森の生き物達の声を代弁する。

「お仕置きしてやれ」

森中の生き物達から少しずつ分け与えられたマナが、オットーの周囲に集まる。

オットーが「アル・ドーナ」土属性の最大魔法を放ち、ガーフィールに土砂流の質量の暴力が襲いかかった。

それでも、ガーフィールはその場に立っていた。

万策尽きたオットーは、「僕の個人戦はここまでってことにしましょう」と呟く。

風の刃がガーフィールに向けて叩きつけられた。

ラム vs ガーフィール

ラムが、ボロボロのオットーを見て、「地霊の加護」を持つガーフィールに対して、なぜ決め手を「アル・ドーナ」にするのか理解に苦しむと蔑む。

ロズワールの敵方につくのかと問うガーフィールに対し、スバルのタイミングの良さを信頼している。スバルが機を見たと動けば、それが勝ち目だから自分はそれに乗るのだと、信頼を口にした。

ガーフィールは、ラムが完全に引かないことが分かり、獣化し、大虎を顕現させる。大虎の相貌には理性が消え失せていた。

ラムは自分達の勝ちだと呟き、大虎となったガーフィールに近づき、大虎を近距離攻撃で蹂躙していく。

しかし、角をなくした状態では短時間した戦うことができず、ツノから出血し、ラムは倒れそうになる。

間一髪のところでオットーがガーフィールの隙を作り、そこで決着がついた。

ラムの風の最大魔法がガーフィールに降りかかる。

第6章「信じる理由」ネタバレ

リゼロ原作小説13巻第6章を信じる理由、破られた約束、好きだという声、過去への一歩として整理した図解
原作小説13巻第6章を、破られた約束、好きだという声、過去への一歩という観点で整理しています。
リゼ男

リゼ男

エミリアが『怒ってもくれないのは、本当は私に期待してないからじゃないの』ってスバルに詰め寄る章、依存と不安が一気に噴き出すんだよな。約束を破ったスバルとパック、二人の“嘘”が彼女を追い詰める。

リゼ子

リゼ子

そうなんだよ…!精霊術師にとって約束は命綱だからこそ余計に刺さるの。そこにスバルが『好きだ』って告白した上で『いつまでも過去にウジウジするな』って甘やかさずに踏み込むのが、ロズワール的な“削ぎ落とし”とは真逆の向き合い方で、章タイトル『信じる理由』に着地するのが本当に綺麗なんだよね。

墓所の遺跡の中で、エミリアはスバルがどうして資格を失ったのに、この場所にいるのかと聞く。

スバルは、資格は失っていて、多少無理しているんだと説明し、エミリアを見つけられて安心したと話す。

エミリアは、安心しただけなのかと、怒っていないのかと子供のように聞く。

スバルは、怒ってなんか全然いないと話す。

エミリアは、どうして困らせることをしたのに、怒ってもくれないのかと返す。それは、スバルが本当は自分に期待していないからではないかと、問い詰めるように聞き返した。

エミリアの不安がこぼれ出す

エミリアの不安が、失望が、堰を切ったように流れ出す。

なぜ、朝まで手を握ってくれていると約束したのに、スバルは姿を消したのか。

スバルは、答えることができない。

なぜスバルは約束を破るのか、なぜパックは約束を破るのか、精霊術師である自分にとって約束は大切なものなのに、どうして二人とも嘘をつくのかと問い詰める。

エミリアは混乱して、約束を守らないと、自分は「母様とジュースに」と口にし、取り乱す。

スバルの答え

スバルは、エミリアが好きだと告白する。

しかし、毎晩試練に挫けるエミリアに、いつまでも過去にウジウジするんじゃねぇと、これまでにエミリアに対して向けたことのない口調で突きつける。

自分の役目だと言いながら失敗するエミリアに口先だけだと、パックがいなくなった途端に試練を放棄して寝ているだけだと、いい加減付き合いきれないと、悪意と嫌悪の感情をエミリアに向ける。

エミリアは、震えながら、嗚咽を噛み殺し、渇いた笑みを浮かべて、だからスバルにもパックにも、見放されて当然だと口にしようとする。

スバルは、その言葉を否定して、それでもエミリアが好きだと告げる。全てが好きだと告げる。弱いところも、醜いところも、全てが好きで、見限ることも、嫌うこともできないのだと告げる。

エミリアとスバルの本音がぶつかり合う。互いを遠慮なく傷つけ合いながら、互いを果てしなく想い合いながら、裸の言葉が二人の関係を作っていく。

エミリアは、過去の記憶が少しずつ思い出され、自分が自分でなくなることに不安を感じていた。

スバルは、エミリアにどんな思い出があったとしても、好きなままだと言い尽くす。

エミリアは、嘘つきのくせに、と返し、スバルは、嫌なら避けろ、と言った。

一秒の時間が過ぎ、エミリアが目を閉じる。二人は二度目の、エミリアにとっては一度目の、口づけをかわす。

スバルは、こんなに言い合いをしても、好きな気持ちが募るばかりだと話す。

エミリアが記憶を思い出して、自分を失いそうになったとしても、自分と歩いてきた道のりが消えることはない、だから大丈夫だと優しく伝えた。

墓所の外で待つのは

墓所の拒否による嘔吐感で倒れそうになるスバルを、エミリアが支えながら二人は墓所の外に出る。

自らの血で全身を赤に染めたガーフィールが、そこに立っていた。

第7章「クウェインの石は一人じゃ上がらない」ネタバレ

リゼロ原作小説13巻第7章を一人じゃ上がらない、墓所の対峙、母への願い、過去の真実として整理した図解
原作小説13巻第7章を、墓所の対峙、母への願い、過去の真実という観点で整理しています。
リゼ男

リゼ男

ガーフィールが『墓所の入り口を潰せばエミリアも苦しまない』って理屈で立ちはだかる章。優しさが裏返った妨害なんだよな。試練は最も見たくない過去と向き合って答えを出すもの——その本質をスバルが突きつける。

リゼ子

リゼ子

そうそうそうなんだよ…!ガーフィールが母親に『幸せになってほしかった』と語り、捨てられたことすら混血ゆえと許そうとしてたのが切ないの。なのに試練で見た真実——母親が聖域を出た直後に崖崩れに遭っていた、って事実が彼を縛ってたって構図、聖域を守る執着の根っこが全部繋がって涙腺崩壊なんだよね。

ガーフィールは満身創痍の姿をしており、それはオットーとラムの奮戦の結果であると伝えられる。

ガーフィールは、二人の命を奪っていないとは明言しないながらも、スバルとエミリアの命を奪うのではなく、墓所の入り口を潰すという方法で答えた。

ガーフィールがスバルに相対する理由

ガーフィールは、墓所の遺跡の入り口を潰せば、エミリアも苦しむ思いをすることはないと話す。

そのガーフィールの意見に、エミリアとスバルは受け入れられない。

エキドナの試練は最も見たくない過去を見せるものであるが、それと向き合い、答えを出すことが試練の本質だった。

それをスバルは経験し、それをエミリアは臨もうとしている。自分の中に大切なものを見つけるために。

スバルは、ガーフィールが過去に試練でみた内容に踏み込む。

ガーフィールは母さんに、「幸せになって欲しかった」と話始める。

ガーフィールが聖域を守る理由

ガーフィールは、自分とフレデリカを捨てた母親に理解を示していた。

望まれた子ではなく、おまけに混血、外の世界で幸せになるためには自分達は邪魔だったのだろうと。それは許容できると話す。

しかし、試練で見た過去で、ガーフィールは自分の母親が聖域を出てすぐに崖崩れに遭って死んでしまったのだと告解する。

母さんには幸せになって欲しくて、そして自分達に恨ませて欲しかったと、行き場のない思いが溢れ出す。

外に出ることだけが幸せに繋がる道とは限らない。結界が解放されれ、聖域の住民は自分達と同じように犠牲にならないのではないのか。

だから、自分が結界になる。聖域の内と外を守る本物の結界になり、聖域の住民や婆ちゃんを守るのだと、ガーフィールは雄々しく叫んだ。

ガーフィール vs スバル

ガーフィールは獣化し、大虎の姿となり、理性を失った頭脳でスバルに襲いかかる。

スバルは「シャマク」を解き放つ。無理解の闇にガーフィールが覆われるが、スバルのゲートはそこで致命的な破壊となった。

スバルはシャマクからはみ出ているガーフィールの右肩に、フレデリカの青い輝石を走りつける。

青い輝石、その中にいるパックがガーフィールのマナを急速なスピードで吸っていき、獣化が解かれ、弱々しい姿のガーフィールが姿を表した。

瀕死寸前のガーフィールは、ついにスバルと同じ土俵に立ち、素手での殴り合いが始まる。

そこに、スバルが「見えざる手」を顕現し、ガーフォールに真下から突き上げる拳撃を喰らわす。

それでも、ガーフィールは立ち上がる。自分が折れなきゃ、聖域は守られるのだと。

そこに、ガーフィールへの雪辱に燃えていたパトラッシュが突っ込んでいき、ガーフィールを頭突きで吹き飛ばした。

スバルが、これが数の力だと、勝利を宣言した。

第8章「らぶれたー」ネタバレ

リゼロ原作小説13巻第8章をらぶれたー、見えざる手、届いた声、愛の手紙として整理した図解
原作小説13巻第8章を、見えざる手、届いた声、愛の手紙という観点で整理しています。
リゼ男

リゼ男

ついにスバルが見えざる手を『インビジブル・プロヴィデンス』と名付ける章。権能の自覚が一歩進むんだよな。そしてラムが『試せばいい』とガーフィールを試練へ送り出す粋な一押し。

リゼ子

リゼ子

そうなんだよ…!ガーフィールの試練で、10年前は聞こえなかったリューズや母さんの声が今度は届くの。母が二人に青い輝石を託し『必ずお父さんを連れて戻る』と誓っていた——その言葉を受け取って初めて彼が前を向ける構図、聖域編クライマックスの集大成で、章タイトル『らぶれたー』の意味が分かると胸がいっぱいになるんだよね。

スバルは目覚める前、自分から顕現した見えざる手を「インビジブル・プロヴィデンス」と名付ける。

そして、目を開け、エミリアやオットー、パトラッシュと互いの無事を喜んだ。

ラムの膝の上で休んでいたガーフィールも目を覚ます。

ラムに今後はエミリア様とラムのために力を尽くすように言われるが、ガーフィールは、負けを認めつつも、半端な状態ではそれを受け入れられないと応える。

そこに、ラムが、ならば試せばいいと墓所の遺跡に向いて返す。もし傷ついたなら、長年の付き合いの好で慰めてあげると言付けて。

ガーフィールの挑む試練

ガーフィールは試練の夢の中、10年前と同じように無音上映される別れのシーンを見る。

幼いガーフィールの記憶だからなのか、フレデリカの声も、リューズの声も、母さんの声も聞こえない。

手のひらを返したように、何かが変わり、何かが始まることを期待していたガーフィールは、10年前と同じ光景に拒絶感を持ちながら叫ぶ。

リューズの言葉が聞こえる。母さんの言葉が聞こえる。10年前には届かなかった言葉が聞こえる。

母さんは、リューズとフレデリカにガーフィールを託す。二人の子供に青い輝石を渡す。そして、「必ずガーフィールのお父さんを連れて戻るから、待っていてね」と何度もガーフィールとフレデリカの額に口づけをして、そして出発した。

自分の知らない光景に、ガーフィールは愕然とする。

過去のフレデリカが、ガーフィールに向け話す。知らないはずがない、母様に愛されていたことを、と。

ガーフィールの額の傷は、母さんの愛を忘れるためにつけた傷だった。

母が愛してくれていたことを知ってしまったら、聖域に残っている理由を正当化することができなくなるから、忘れていたのだ。

試練の夢の世界が終わりを迎える頃、フレデリカはガーフィールにどうしたいの?と問う。

ガーフィールは、母さんが俺を愛してくれていたと思い出させてくれたスバル達に、求められることをしたいと返した。

帰ってきたガーフィール

遺跡の外にはリューズ・デルマとシーマも駆けつけ、戻ってきたガーフィールの名前を呼ぶ。

晴れ晴れとした表情をしたガーフィールが現れ、区切りはつけたと話す。

一度だけスバルに礼を言い、そして「大将」とスバルを呼んだ。

困惑するスバルに、ラムが年上なのだから受け止めなさいと言ってくる。

恐る恐るガーフィールの年齢を確認すると、ラムが14歳だという。中二だった。

エミリアが試練に挑む

エミリアが、聖域を解放するために試練に挑む。

遺跡に入る前に、スバルの元に近づき、先ほどの墓所の遺跡の中での二人の出来事について、終わったらたくさん話し合う必要があると、二人して恥ずかしそうに相談する。

そして、スバルに見送られ、エミリアは墓所の中に入っていった。

ガーフィールが、大将に一つだけ謝らないといけないことがあると話してくる。

中で見たのだと、スバルの恋文を。

スバルは、羞恥で悶えた。

エミリアと恋文

エミリアが遺跡の一番奥の部屋に入ると、思わず口元が綻んでしまった。

壁の四方に、パックの絵と、拙いイ文字で書かれた「らぶれたー」が刻まれている。

これから、一番辛い過去に向き合わないといけないのに、エミリアの口は綻んだままだった。

突きつけられる過去を前に、恐怖ではなく、親愛の情が内にあった。

試練が始まる。

夢の世界でエキドナと出会う

エミリアは、エリオール大森林で目を覚ます。

世界はまだ雪景色となる前で、緑豊かな情景が広がっている。

木陰に佇む人影が、エミリアに対して個人的な悪意と嫌悪を向けてくる。

前回までは、エキドナの言葉によって傷つけられたエミリアだったが、今回は何の影響もなかった。

スバルが名乗る時のポーズを真似する。両足を広げ、踏ん張り、指を天に向ける。

「私の名前はただのエミリア。エリオール大森林で生まれた、氷結の魔女」

エミリアは、そう宣戦布告した。

次巻、第14巻のネタバレについて詳しく知りたい方は、下記の記事をお読みください。

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