「リゼロ」ベアトリスは、エキドナの三番目の人工精霊にして、ナツキスバルの契約精霊です。
禁書庫の司書として400年間待ち続けた「その人」の正体、大精霊ベアトリスの実力など、リゼロのベアトリスを詳しく知りたい方は本記事をご覧ください。
ベアトリスとは?
エキドナの三番目の人工精霊
ベアトリスは、エキドナによって生み出された三番目の人工精霊です。
魔女の館で生み出された際には、パックが近くにおり、すぐに自分の兄だと認識して大好きな感情と共に一緒に過ごすこととなりました。
一番目の人工精霊である襟ドナに対しては、パックに対して感じる親愛の情はなく、水門都市プリステラで再会した時も一定の距離感を保った関係を作っていきました。
禁書庫の司書
ベアトリスは、聖域での戦いを終えた後、エキドナに知識の書庫を維持し書庫を渡すべき「その人」を待つことを命じられます。
ロズワールの屋敷に禁書庫を接続し、そこで「その人」が来ることを信じて400年の時を過ごしていきました。
「叡智の書に最も近い本」を渡される
知識の書庫を託された際、ベアトリスは、エキドナから道標として「叡智の書に最も近い本」も渡されています。
しかし、ベアトリスの書には記述が記されることが一切なく、そのことでベアトリスは自分の運命が終わっていると考え、絶望していくようになりました。
ナツキスバルの契約精霊
聖域編後は、ベアトリスはスバルの契約精霊となります。
陰属性の大精霊として強力な力を持つベアトリスでしたが、契約相手に自分一人としか契約できないという縛りがありました。
そのため、マナは契約者のスバルから徴収する必要があり、そのことを言い訳にして毎晩スバルと一緒に寝るようになります。ただ、たまにペトラに呼ばれて、ペトラと一緒に寝ることもあります。
ベアトリスの強さ・能力
陰属性の大精霊
ベアトリスは陰属性の大精霊であり、現時点でベアトリスを超える陰魔法の使い手はいません。
陰属性の魔法は大抵使用することができ、また独自魔法も構築できるなど技量の高さはずば抜けています。
扉渡り
扉渡りは、ベアトリスのオリジナル魔法です。
陰属性の本質は「分断」であり、この性質を利用して分断された禁書庫と扉を繋げるのが、ベアトリスの「扉渡り」でした。
接続できる場所は自分が認知している扉に限られており、ロズワール邸の扉だけでなく、アーラム村や、かつてエキドナやリューズ達と過ごした聖域の扉にも接続が可能です。
ミーニャ
ミーニャは、「時の静止したマナの矢」であり、デバフ特化の陰属性において希少な攻撃手段です。
ミーニャに触れたものは時が止まり、粉々に砕かれる効果を持っており、エルザや多兎との戦いで大活躍しました。
アル・シャマク
アル・シャマクはシャマク系の最大魔法で、対象を別次元に飛ばす効果があります。
多兎戦で使用し、撃退が難しい多兎を一箇所に集めた上で、別次元へ飛ばすことで勝利しました。
スバルとのオリジナルスペル
スバルの契約精霊となってからは、オリジナル魔法を開発していき、現在までに三つの魔法を生み出しています。
E・M・M
「E・M・M」は絶対防御魔法であり、スバルとベアトリスの体の周囲に、時間と空間が静止するエリアを構築し、一切の外部からの干渉を受けなくすることができます。
権能でさえも干渉不可の絶対防御が実現されていますが、代わりに発動中は動けなくなるというデメリットもあります。
E・M・T
「E・M・T」は絶対無効化魔法で、スバルとベアトリスを中心に半径十数メートル程度の球体のバリアを展開、範囲内のマナ効果を無効化する効果があります。
「E・M・T」のバリア内では、魔法使いや精霊使いなどはマナを使用することができないため、自動的に物理的な戦闘を強いることができ、範囲内に物理的な攻撃能力の強い味方がいる時に使用すると効果が高いです。
開発中の魔法
三つ目のオリジナル魔法はまだ研究中であり、プレアデス監視塔時点で名前が明らかになっていません。
失敗すると次元の間に落ちると言われていることから、恐らくアル・シャマク系の効果を踏襲した魔法になっているものと思われます。
ベアトリスの「その人」とは?
エキドナが語った理由には嘘がある
ベアトリスが400年間待っていた「その人」について、聖域の夢の城の中で、エキドナは「誰をその人に選ぶのか知りたかった」と説明していましたが、これはフェイクの可能性があります。
理由は次の通りです。
- スバルが帰った後、エキドナは「わざとスバルに契約を断られるように仕向けていた」ことが判明している
- IFストーリーの中で「その人」が実在していたことが示唆されている
ただ、IFストーリーでのエキドナについては「大嘘」である可能性もあるため、本当の「その人」が存在するかはまだ断定できません。
「その人」について判明している情報
IFストーリー「IFからカサネルイセカイセイカツ」で言及された、「その人」の情報については次の通りです。
- 男
- 禁書庫に来ることで自分が「その人」と自覚する
- 知識の書庫を受け継ぐべき人物
上記の説が正しければ、「その人」はスバルではないことが確定しますが、上述の通り、上の「その人」の情報も嘘である可能性があるので、まだわかりません。
ベアトリスの主なストーリー
魔女の館でパック、エキドナと幸せな日々を過ごす
ベアトリスは、魔女の館で三番目の人工精霊としてエキドナによって生み出されます。
誕生した瞬間から、パックに対しては親愛の情を抱いており、パックとエキドナと共に、魔女の館で魔法の勉強をしながら幸せな日々を過ごしていました。
エキドナの代わりにトスカの願いを聞き届ける
エキドナが不在中はベアトリスが代わりに魔女の役目を務めており、屋敷にたどり着いた者の願いをかなえることとなっていました。
非常に困難な立地にあるため、魔女の館にたどり着くものは多くありませんでしたが、剣聖レイドの弟であり、ラインハルトと同様にマナ異常循環体質をもつトスカがたどり着き、幼馴染みの少女が龍の生贄になるのを防ぐため、龍と対峙することに力を貸すこととなります。
パック、トスカと共に白銀龍と対峙したベアトリスは奮闘、最後はエキドナが現れ、隕石を降らせて白銀龍の群れの撃退に成功しました。
しかし、ここでパックが使命のために旅立つことを決意、最愛の兄が離れていってしまうことになります。
初代ロズワールを迎え聖域の構築を始める
ベアトリスが寂しい想いをしていたことを知ったエキドナにより、ベアトリスは初代ロズワールを紹介され、共に聖域を構築していくこととなりました。
メイザースの領地に半獣の村を構築し、ここに外で迫害を受けていた半獣達を庇護して集めていきます。
その中には、後にベアトリスの親友となるリューズ・メイエルの姿もありました。
リューズと友達になる
ベアトリスは、リューズと共に過ごす時間が多くなるに連れ、本当の友人になっていきます。
ヘクトールが聖域を急襲し、結界を展開するためにリューズが魔水晶に入る決断を下しても、ベアトリスはそうならないように必死に様々な案を出しますが、リューズを止めることができず、辛いお別れの時間を迎えることになります。
ヘクトールとの戦闘でロズワールは戦線離脱、ベアトリスはエキドナに知識の書庫の維持と、書庫を「その人」に渡すまで守り続ける使命を与えられ、禁書庫の司書となりました。
「その人」を待ち400年間禁書庫で過ごす
エキドナは戦いから戻ってくることがなく、初代ロズワールが命を終えると、ベアトリスは禁書庫で孤独に「その人」が現れるのを待ち続けます。
孤独の中、トスカが人間ではあり得ない寿命の中、禁書庫の扉を開いてベアトリスを外に連れ出そうともしましたが、精霊としての使命を守りたいベアトリスはその手を取らず、孤独の400年を選ぶこととなりました。
パックと再会するも嫉妬する
400年が経過する頃、エミリアと共に兄パックが契約精霊として現れ、ベアトリスはパックとの再会に歓喜します。
パックとの再会は400年の孤独の中でも数少ない嬉しい出来事でしたが、エミリアの契約精霊となり、自らの使命を全うしているパックに対し、ベアトリスは嫉妬の感情を抱いてしまいました。
エミリアと触れることはベアトリスにとって辛いこととなり、次第に距離を置いて接するようになります。
スバルを選んで禁書庫を出る
スバルが現れると、ベアトリスは今度こそ「その人」なのではないかと期待します。
また、スバルが「その人」でないとしても、スバルにならば自らの終わりを預けてもいいと思えるほどに好意的な感情を持ちました。
しかし、スバルはベアトリスの願いを叶えることはせず、逆に自分を助けて欲しいと情けないことを言い出します。
その言葉はベアトリスに響き、叡智の書、禁書庫が炎に包まれると同時に精霊としての役目を放棄、スバルを助けるために契約精霊となることを決意しました。
これまで、スバルのことを「お前」としか呼んでこなかったベアトリスでしたが、この時から「スバル」と名前で呼び、一気にツンデレのデレを発揮、おんぶを要求したり、マナ徴収を言い訳に一緒に寝ることを要求したりと、スバルにベタベタのデレデレになります。
水門都市で大罪司教相手に奮闘
水門都市では大罪司教相手に奮闘、レグルスによる負傷からスバルと周辺の人々を助けるため、マナを使い果たすほどに必死になります。
アルがミューズ商会の崩壊した跡地から、パックの依代となり得る魔晶石を拾ってくると、その中のマナを用いてベアトリスが復活、フェルトと共にミーティアを発動、暴食の大罪司教ライ・バテンカイトスを撃破する活躍を見せました。
その後、スバル達は大罪司教によって齎された被害の解決方法を求め、賢者シャウラがいるとされるプレアデス監視塔へ向かうこととなります。
出発前、スバルにアナスタシアが襟ドナになっているとひっそり共有され、エキドナ制作の人工精霊の姉と再会することとなりました。
プレアデス監視塔でスバルと共に奮闘
プレアデス監視塔では、スバルの相棒として、記憶喪失となった時でも必死に尽くしていきます。
確定した世界では、紅蠍となったシャウラ相手に時間稼ぎを敢行、「E・M・M」、「E・M・T」といった二つのスバルとのオリジナル魔法を駆使しながら、エミリアがプレアデス監視塔の試験を突破する時間まで粘りました。
エミリアが監視塔の新しい管理者となると、ベアトリスは最上階に同行、そこで神龍ボルカニカを目にして驚きます。
しかし、その直後、嫉妬の魔女サテラの影が監視塔を襲い、ボルカニカの竜の息吹によって最上階にいた仲間達は無事でしたが、スバルとレムがヴォラキア帝国まで飛ばされてしまいました。
ベアトリスの主な関係者
エミリア陣営関係者 | |||
---|---|---|---|
エミリア | パック | スバル | ロズワール |
ラム | レム | オットー | ガーフィール |
ベアトリス | フレデリカ | リューズ | ペトラ |
パトラッシュ | アンネローゼ | クリンド |
400年前の関係者 | |||
---|---|---|---|
フリューゲル | 剣聖レイド | 荒地のホーシン | エキドナ |
神龍ボルカニカ | サテラ | ジュース | シャウラ |
パック | ベアトリス | ファルセイル | ヘクトール |
在りし日の聖域 | |||
---|---|---|---|
エキドナ | ベアトリス | ロズワール | リューズ |
ジュース | ヘクトール |
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本ページの情報は2022年4月1日時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
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