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Re:ゼロから始める異世界生活のネタバレ【小説・アニメ・漫画】

【リゼロ】三大魔獣とは?白鯨・黒蛇・大兎の能力・正体・討伐を完全解説

「Re:ゼロから始める異世界生活」の世界には、ただの魔獣とは一線を画す三大魔獣と呼ばれる怪物が存在します。空を泳ぐ巨鯨白鯨、死の病をまき散らす黒蛇、無限に増え続ける大兎——この三体は、いずれも一国の軍勢を以ってしても容易には討てない、文字どおり世界規模の災厄です。リゼロ屈指の名場面である第三章の白鯨討伐戦をはじめ、彼らは物語の節目で人類の前に立ちはだかってきました。

本記事では、リゼロの三大魔獣を「白鯨・黒蛇・大兎の三体まとめ」という横断的な視点から徹底解説します。まず多くのファンが誤解しがちな「三大魔獣を生み出したのは嫉妬の魔女サテラではなく、暴食の魔女ダフネである」という核心から押さえ、各魔獣の能力・登場エピソード・討伐状況を比較しながら掘り下げていきます。単独キャラ記事では見えにくい、三体の”連関”が浮かび上がるはずです。


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目次

三大魔獣とは?嫉妬の魔女ではなく「暴食の魔女ダフネ」が生んだ災厄

三大魔獣(さんだいまじゅう)とは、リゼロ世界において白鯨・黒蛇・大兎の三体を指す呼称です。およそ400年前に生み出され、以来、王国や帝国の歴史に深い爪痕を残してきました。通常の魔獣が群れや個体単位で脅威となるのに対し、三大魔獣は一体ごとが「国家災害」級であり、討伐部隊の壊滅や一つの地方の消滅すら引き起こしてきた点で別格の存在です。

舞台となるルグニカ王国は、その別名を「魔獣王国」とも呼ばれるほど魔獣の被害が深刻な土地です。神龍ボルカニカの加護のもとで成り立つ親竜王国でありながら、白鯨が街道を封じ、黒蛇が森を呪い、大兎が村を呑む——三大魔獣はその魔獣禍の頂点に君臨する存在として、人々の暮らしに長く影を落としてきました。王国の成り立ちや魔獣との関わりについてはルグニカ王国の解説でも詳しく触れています。

よくある誤解:「魔獣は嫉妬の魔女が生んだ」は半分しか正しくない

リゼロにおいて、世にあふれる魔獣全般は「嫉妬の魔女に関わる存在」「魔女の残滓を帯びた獣」として語られることが多く、主人公ナツキ・スバルが死に戻りの代償として身にまとう「魔女の残り香(魔女臭)」に魔獣が引き寄せられる描写もあります。この設定から、「三大魔獣も嫉妬の魔女サテラが生んだ」と誤解されがちです。

しかし原作で明かされている事実は異なります。白鯨・黒蛇・大兎の三大魔獣を産み落としたのは、暴食の魔女ダフネです。ダフネは「食べること」「飢え」を体現した魔女であり、自らの飢餓を満たす——あるいは「人が二度と飢えないように」という歪んだ動機から、これらの怪物を世界に解き放ちました。つまり三大魔獣は、嫉妬の魔女ではなく暴食の魔女の”負の遺産”なのです。詳しくは暴食の魔女ダフネの解説記事ダフネの権能・思想を掘り下げた完全解説も併せてご覧ください。

では嫉妬の魔女サテラとの関係は?

三大魔獣の創造主はダフネですが、嫉妬の魔女サテラと全く無関係というわけでもありません。両者を結ぶのは「七つの大罪の魔女の終焉」という歴史です。400年前、サテラが適合できない魔女因子を強引に取り込んで暴走した結果、ダフネを含む大罪の魔女6名(諸説あり)が命を落としました。創造主ダフネを失った三大魔獣は、誰の制御も受けない“野放しの災厄”として世界をさまよい続けることになったのです。スバルが魔女臭で魔獣に好かれてしまう設定と合わせて理解すると、リゼロの魔獣まわりの世界観がぐっと立体的になります。世界全体の枠組みはリゼロの世界観まとめでも整理しています。

三大魔獣 比較表|白鯨・黒蛇・大兎の能力と討伐状況

まずは三体の特徴を一覧で俯瞰しましょう。同じ「ダフネ製の災厄」でありながら、能力の方向性も討伐状況も大きく異なることがわかります。

名称 異名・コンセプト 主な能力 主な登場 討伐状況
白鯨(はくげい) 霧の巨鯨 視界を奪う霧+存在ごと消す「消滅の霧」、本体1体+分体への分裂、魔法干渉 第三章(リーファウス街道・フリューゲルの大樹) 討伐済み(第三章でヴィルヘルムが討つ)
黒蛇(こくじゃ) 病巣の魔獣 触れた者に「百の病」、通った土地に「魔の風土病」と石化の呪い エリオール大森林(エミリアの過去)/劇場版「氷結の絆」 未討伐(呪いの残滓が氷の下に眠る)
大兎(おおうさぎ) 飢餓の群れ 無限増殖・共食い・数による蹂躙、対象を骨まで食い尽くす 第二章(ロズワール邸襲撃)/第四章「蝗害」 事実上討伐不能(一体逃せば再増殖)

このように、白鯨だけが明確に「討伐された」三大魔獣です。黒蛇と大兎は、その性質ゆえに通常の意味で”倒しきる”ことが極めて難しい怪物として描かれています。以下、それぞれを詳しく見ていきましょう。各魔獣を含むリゼロの強敵を広く知りたい方は、権能の全キャラ一覧加護の代表例まとめも参考になります。

なぜ三大魔獣は「別格」なのか

リゼロ世界には無数の魔獣が存在し、それぞれが旅人や村を脅かしています。しかし三大魔獣が「三大」と冠して特別視されるのには明確な理由があります。第一に規模。通常の魔獣が個や群れで人を襲うのに対し、三大魔獣は一体で街道一本・地方一つを機能不全に陥れます。第二に持続性。400年という時を越えて存在し続け、世代をまたいで人々に恐怖を刻んできました。第三に“倒せなさ”です。白鯨は霧で記憶ごと存在を奪い、黒蛇は触れずとも土地を呪い、大兎は数で押し潰す——いずれも「強い敵を斬って終わり」という通常の戦闘の論理が通用しない、構造的に厄介な怪物なのです。

この「倒せなさ」こそが、創造主・暴食の魔女ダフネの恐ろしさの表れでもあります。ダフネは戦闘力ではなく「飢餓」という概念を魔獣の形に落とし込みました。だからこそ三大魔獣は、剣や魔法の強さだけでは攻略できない。第三章で白鯨を討つために、スバルが武力ではなく「知恵」と「陣営同士の同盟」を必要としたことが、その何よりの証拠だといえるでしょう。

白鯨|霧で「存在」を消す三大魔獣の象徴

三大魔獣のなかで最も有名なのが、空を泳ぐ巨大な鯨白鯨です。全長は50メートルを優に超え、全身を白い体毛で覆われ、頭上には魔法陣の浮かぶ角を持ちます。現実のシロナガスクジラ(約30m)をはるかに上回る巨体が、霧とともに大地に影を落とす光景は、リゼロ屈指の絶望感を放ちます。白鯨を単体でさらに深掘りした白鯨完全解説も用意していますので、本記事と合わせてどうぞ。

二種類の霧と「記憶からの消去」

白鯨の恐ろしさは、二種類の霧を操る点にあります。

  • 視界を覆う霧:出現時に噴き出す拡散型の霧。鯨の鳴き声による精神攻撃を伴い、方向感覚を奪う。
  • 消滅の霧:超圧力で放出される霧。これに飲み込まれた者は命を落とすだけでなく、その存在に関する記憶が、世界からほぼ完全に消し去られる

この「消滅の霧」が白鯨を真に異質な存在にしています。襲われた集落の人々は「誰かがいなくなった気がする」という漠然とした喪失感だけを抱え、自分が何を失ったのかすら分からない。これは創造主ダフネの暴食の権能「名前を食べる」と同質の効果であり、白鯨がダフネ製であることを能力面からも裏づけています。死に戻りの主人公ナツキ・スバルにとっても、仲間の存在そのものが消えるこの能力は最大級の脅威でした。

霧による「存在の消去」がもたらす悲劇を象徴するのが、青鬼の少女レムをめぐる出来事です。白鯨の消滅の霧に飲まれた者は、世界の記憶から抹消される——この設定は、後に暴食の大罪司教ライ・バテンカイトスが引き起こすレムの記憶喪失の悲劇とも響き合います。暴食の魔女ダフネの権能が、白鯨という魔獣と暴食の大罪司教という人間、二つの形で世界に災いをもたらしているのです。暴食の権能そのものの仕組みはルイ・アルネブの解説でも触れています。なお、霧に耐性を持つかどうかには個人差があり、強靭な精神を持つ者ほど鯨の鳴き声による精神攻撃に抗いやすいとされます。

本体と分体|「3頭」ではなく「本体1+分体」

白鯨はしばしば「三頭の鯨」と語られますが、より正確には本体は一体のみで、そこから分体(最大で本体を含め三体)に分裂できる怪物です。本体を安全な位置に退かせ、分体を前線に立たせて戦う狡猾さを持つ一方、分裂すると一体あたりの力は分散して弱まるという弱点も抱えています。第三章の討伐戦では、まさにこの「分裂したところを一気に叩く」戦術が鍵となりました。

第三章の白鯨討伐戦|ヴィルヘルムの16年越しの悲願

白鯨討伐は、リゼロ第三章(Arc3)最大の山場です。スバルは死に戻りを繰り返しながら、クルシュ・カルステン陣営とアナスタシア陣営の共闘を成立させ、白鯨を相手取る大規模討伐部隊を編成します。霧対策として魔法で霧を押しのける戦術を採り、囮で白鯨を引きつけ、分体を同時に撃破する——スバルの知恵と陣営の武力が結集した総力戦でした。

そしてこの戦いに最も深い因縁を抱えていたのが、剣鬼ヴィルヘルム・ヴァン・アストレアです。彼の妻であり先代剣聖でもあったテレシア・ヴァン・アストレアは、かつての白鯨討伐戦で命を落とし、しかも「消滅の霧」によってその死すら長く曖昧にされていました。ヴィルヘルムにとって白鯨討伐は、愛する妻の仇を討つ長年の悲願。最終局面で白鯨に止めを刺したのは、このヴィルヘルムの剣でした。剣鬼の生涯とテレシアへの愛はウィルヘルム深掘り考察で、討伐戦を支えた猛将はリカルド・ウェルキン完全考察で詳しく扱っています。

なお、討伐戦で活躍したリカルド・ウェルキンらはウルフィン族(犬人)であり、クルシュ陣営の武力の中核を担いました。クルシュ自身の戦いぶりはクルシュの正体・風見の加護でも掘り下げています。この討伐戦は、スバルが「自分一人では何もできない」という絶望を乗り越え、人と人を繋いで巨大な敵に立ち向かうという、リゼロという物語のテーマを体現した名エピソードでもあります。

白鯨討伐がもたらしたもの

白鯨の討伐は、単に一体の魔獣を倒した以上の意味を持ちました。400年にわたってリーファウス街道を封じ、無数の旅人と討伐隊を呑み込んできた災厄が消えたことで、ルグニカ王国の交通と物流は大きく前進します。同時に、テレシアを失って以来16年あまりも復讐に身を焦がしてきたヴィルヘルムにとって、それは長い喪の旅路の終着点でもありました。妻の仇を討った剣鬼が、ようやく自らの人生を取り戻していく——この感情の決着が、白鯨討伐戦を単なるバトル以上の名場面へと押し上げています。アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」第二期前半でこの白鯨討伐戦の迫力と感動を改めて味わいたい方は、DMM TVでの視聴がおすすめです。

黒蛇|触れれば死、通れば呪い。最も”陰湿”な三大魔獣

三大魔獣のなかで最も知名度は低いものの、性質の凶悪さでは群を抜くのが黒蛇です。異名は「病巣の魔獣」。白鯨のような派手な戦闘力ではなく、「病」と「呪い」という見えない刃で人類をじわじわと殺す存在です。黒蛇を単体で扱った黒蛇の能力・呪いの残滓の記事も公開しています。

「百の病」と「魔の風土病」

黒蛇に触れられた者は、たちまち百の病に冒されます。眼窩・鼻孔・耳・口といったあらゆる顔面の器官から黒い血が流れ出し、体に傷跡が刻まれ、苦しみながら絶命します。さらに恐ろしいのは、黒蛇が通った土地そのものに呪いを残すこと。汚染された地では「魔の風土病」と呼ばれる奇病が蔓延し、人々の体が徐々に石へと変わっていきます。こうして黒蛇は、戦って勝つまでもなく一つの土地を人の住めない死の大地へと変えてしまうのです。

制御不能|創造主ダフネ以外には御せない

黒蛇は、創造主のダフネ自身は御することができたとされますが、暴食の魔女因子を継ぐ者や、虚飾の魔女パンドラですら完全には制御できないとされる、極めて危険な怪物です。リゼロ世界には魔獣を操る「魔操の加護」を持つメィリィのような存在もいますが、三大魔獣だけはその加護でも操れない例外として描かれています。

黒蛇の登場|エミリアの過去とエリオール大森林

黒蛇が物語に深く関わるのが、エミリアの幼少期の悲劇です。虚飾の魔女パンドラと強欲の大罪司教レグルスがエルフの里・エリオール大森林を襲撃した際、パンドラは黒蛇をも連れていました。黒蛇の呪いはエミリアの育ての親であるフォルトナたちの里を蝕み、次代の守り人アーチらの命をも奪っています。その後、黒蛇の呪いの残滓はエリオール大森林の永久凍土の下に封じ込められました。

劇場版「氷結の絆」では、北部の湖底に眠っていたこの呪いの残滓を四大精霊の一角メラクェラが呼び起こし、エミリアが禁忌の力に頼らないかを試す”道具”として用いられます。つまり黒蛇は明確に「討伐された」わけではなく、呪いの形で世界に残り続けている——これが三大魔獣のなかでも黒蛇の不気味さを際立たせています。エミリア本人の歩みはエミリア完全解説でどうぞ。

黒蛇が「人口調整」のために生まれたという説

三大魔獣のうち、白鯨と大兎は「食べるため」「飢えを満たすため」にダフネが創造したとされます。一方で黒蛇だけは少し毛色が異なり、「人類が増えすぎないように」=人口を調整するために生み出されたとも語られます。病と呪いで土地ごと人を殺すという黒蛇の性質は、確かに「数を減らす」方向に特化しています。食欲を満たす二体とは異なるベクトルを持つ黒蛇は、ダフネという魔女の思想の複雑さ——「飢え」だけでなく「過剰」への歪んだ嫌悪——を映し出しているのかもしれません。いずれにせよ、戦って勝つことよりも「触れない」「近づかない」ことしか対処法がないという点で、黒蛇は三大魔獣のなかでも極めて理不尽な災厄だといえます。

大兎|「多兎」が転じた、無限に増える飢餓の群れ

愛らしい外見と、その本質の凶悪さのギャップが最も大きいのが大兎(おおうさぎ)です。名前の由来は「大きい兎」ではなく、「多(おお)い兎」=多兎。すなわち、無数の兎が群れることで一体の巨大な災厄として立ち現れる魔獣なのです。大兎単体の徹底解説は大兎完全解説にまとめています。

無限増殖と共食い|「一匹でも逃せば終わらない」

大兎の核心的な能力は無限増殖です。一匹の兎が際限なく分裂・増殖し、視界を埋め尽くす群れとなって獲物に殺到します。個々の戦闘力は白鯨や黒蛇に遠く及びませんが、「数」そのものが暴力と化す点で討伐が極めて困難です。獲物を骨の髄まで食い尽くし、餌が尽きれば共食いを始め、それでも一匹でも生き残れば再び無限に増えていく——まさに「飢餓」を体現した怪物だといえます。

この性質は、創造主ダフネの権能と密接に結びついています。ダフネの「暴食」は単なる”食べる”ではなく「飢餓そのもの」。永遠に飢え続けるダフネが世界に放った投影こそが、食い尽くしてもなお増え続ける大兎なのです。ダフネの権能と思想はダフネ完全解説で詳しく考察しています。

大兎の登場|第二章のロズワール邸襲撃と第四章「蝗害」

大兎が初めて牙を剥くのは第二章(Arc2)。メィリィが魔獣使いとして大量の魔獣とともに大兎をロズワール邸へ差し向け、屋敷を絶体絶命の窮地に追い込みました。聖域の門番ガーフィールらの奮戦もあり辛くも凌ぎますが、群れとして押し寄せる大兎の恐怖が強く印象づけられた場面です。メィリィのその後とエミリア陣営入りの経緯はメィリィのキャラ解説で扱っています。

そして第四章(Arc4)聖域編では、原作で「蝗害」と題された章で大兎が再び登場。無限に湧き続ける大兎の群れが聖域を呑み込もうとする展開は、スバルたちにとって絶望的な状況を生み出しました。聖域に集った人々を守りながら、終わりの見えない兎の津波と戦い続ける——個々は弱くとも「全滅させられない」という一点で、大兎は白鯨とはまた違った絶望を読者に突きつけます。聖域編全体の流れや登場人物の動向はロズワール完全解説ガーフィール考察と合わせて読むと理解が深まります。

大兎は「倒せる」のか?討伐困難の本質

大兎をめぐる最大の問いは「どうすれば倒せるのか」です。結論から言えば、大兎は「全滅させない限り、倒したことにならない」怪物です。一匹でも取り逃がせば、そこから再び無限に増殖して元通りになってしまう。火力で焼き払っても、氷で凍らせても、たった一匹の生き残りがすべてを無に帰す——この性質ゆえに、大兎は歴史上ほとんど「根絶」された記録がありません。白鯨が「本体を討てば終わる」明快な弱点を持つのと対照的に、大兎には“急所”そのものが存在しないのです。これこそが、戦闘力で劣る大兎が三大魔獣に名を連ねる理由にほかなりません。リゼロにおける魔獣使いの能力や、群れを操る術についてはメィリィのキャラ解説も参考になります。

三大魔獣で最強なのはどれ?タイプ別に脅威を比較

「三大魔獣で一番強いのは?」という問いは、ファンの間でも盛り上がるテーマです。ただし三体は脅威の方向性がまったく異なるため、単純な戦闘力の優劣では測りきれません。三つの軸で整理してみましょう。

評価軸 白鯨 黒蛇 大兎
単体の戦闘力 ◎ 巨体と霧で圧倒 ○ 触れれば即死級 △ 一匹は非力
範囲・継続性 ○ 出没地域を封鎖 ◎ 土地を恒久汚染 ◎ 際限なく増殖
討伐の難しさ ○ 本体を討てば終わる ◎ そもそも触れられない ◎ 全滅させられない
知名度・象徴性 ◎ 三大魔獣の顔 △ 最も語られない ○ トラウマ回で有名

こうして並べると、「真正面から戦って最強」なのは白鯨「対処不能という意味で最恐」なのは黒蛇「終わらせられないという意味で最も厄介」なのは大兎と整理できます。白鯨だけが討伐されたのは、皮肉にも白鯨が三体のなかで唯一「明確な急所(本体)」を持つ正攻法の通じる相手だったからだといえるでしょう。リゼロには加護を自在に操るラインハルトのような規格外の存在もいますが、彼ですら三大魔獣のすべてを単独で根絶するのは容易ではないと考えられます。

三大魔獣に関するよくある質問(FAQ)

Q. 三大魔獣を生んだのは嫉妬の魔女サテラですか?

いいえ。三大魔獣を産み落としたのは暴食の魔女ダフネです。リゼロでは「魔獣全般が嫉妬の魔女に関わる」というイメージが強いため誤解されがちですが、白鯨・黒蛇・大兎の三体は明確にダフネの創造物です。詳細はダフネ解説をご覧ください。

Q. 三大魔獣はすべて討伐されたのですか?

いいえ。明確に討伐されたのは白鯨のみ(第三章でヴィルヘルムが討伐)です。黒蛇は呪いの残滓として世界に残り、大兎は無限増殖の性質上、根絶された記録がありません。

Q. 三大魔獣は人間に操れますか?

基本的に操れません。創造主のダフネ自身は御せたとされますが、魔操の加護を持つメィリィでも三大魔獣そのものは操れないとされ、虚飾の魔女パンドラでも完全な制御はできなかったと描かれています。

Q. 大兎の正しい読み方と意味は?

読みは「おおうさぎ」。名前の由来は「大きい兎」ではなく「多(おお)い兎=多兎」で、無数の兎が群れることで一体の災厄となる性質を表しています。

Q. 三大魔獣はアニメの何話・どこで見られますか?

大兎はアニメ第一期のロズワール邸襲撃の流れで、白鯨の討伐戦はアニメ第二期前半(白鯨討伐編)で描かれます。黒蛇は本編アニメよりも、エミリアの過去を描いた劇場版「氷結の絆」での印象が強い魔獣です。アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」はDMM TVで配信されており、白鯨討伐戦の迫力や大兎のトラウマ級の物量を映像で体感できます。原作小説で各魔獣の細かな設定まで追いたい方は、Amazonで原作をチェックするのがおすすめです。

三大魔獣と嫉妬の魔女・大罪の魔女たちの関係を整理

ここで改めて、三大魔獣をめぐる”魔女たちの相関”を整理しておきましょう。リゼロの根幹に関わる重要な構図です。

論点 内容
三大魔獣の創造主 暴食の魔女ダフネ(嫉妬の魔女サテラではない)
創造の動機 ダフネの「飢え」を満たすため/「人が飢えぬように」という歪んだ思想
嫉妬の魔女サテラとの接点 サテラの暴走で大罪の魔女6名(諸説あり)が死亡。創造主を失い野放しに
通常の魔獣との違い 通常魔獣は魔女の残滓・魔女臭と結びつく。三大魔獣は別格の「国家災害」級
制御の可否 ダフネ以外は基本的に制御不能。「魔操の加護」でも操れない

大罪の魔女についてさらに知りたい方は、強欲のエキドナ、怠惰のセクメト、怒りのミネルヴァ、傲慢のティフォン、色欲のカーミラ、そして暴食のダフネと、それぞれの個別解説もご用意しています。彼女たちが一堂に会する第四章の”魔女のお茶会”は、三大魔獣の背景を理解するうえでも重要なエピソードです。

まとめ|三大魔獣はダフネが遺した、討ちきれぬ災厄

リゼロの三大魔獣——白鯨・黒蛇・大兎を横断的に見てきました。要点を振り返りましょう。

  • 三大魔獣を生んだのは暴食の魔女ダフネ。嫉妬の魔女サテラではない点が最大のポイント。
  • 白鯨は霧で存在ごと消す巨鯨。第三章でヴィルヘルムが止めを刺し、三大魔獣で唯一明確に討伐された。
  • 黒蛇は「百の病」と「魔の風土病」で土地ごと殺す病巣の魔獣。呪いの残滓として今も世界に残る。
  • 大兎は無限増殖する飢餓の群れ。「多兎」が語源で、一匹逃せば再び無限に戻る討伐困難な怪物。
  • 創造主ダフネを失った三大魔獣は、誰にも御せぬ”野放しの災厄”として世界をさまよう。

三体に共通するのは、いずれも「飢え」を体現した暴食の魔女の負の遺産であるということ。単なる強敵ではなく、リゼロの世界観そのもの——魔女・魔女因子・権能の構造を映す鏡として読み解くと、物語の奥行きが一段と深まります。ナツキ・スバルが魔女臭ゆえに魔獣に好かれてしまう設定も、この大きな枠組みの一部なのです。

各魔獣をさらに深掘りしたい方は、白鯨完全解説黒蛇の能力解説大兎完全解説の個別記事へ。創造主については暴食の魔女ダフネを、世界全体の仕組みはリゼロ世界観まとめ権能一覧魔法の仕組みをどうぞ。

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