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Re:ゼロから始める異世界生活のネタバレ【小説・アニメ・漫画】

【リゼロネタバレ】Arc9「黄金縫綴」完全ガイド|あらすじ・主要キャラ・考察まとめ

『Re:ゼロから始める異世界生活』(通称:リゼロ)の第九章「黄金縫綴の都市攻略 アルデバランの章」は、シリーズ全体の伏線を一気に回収し、Arc10「獅子王の国」への扉を開く、まさに作品の転換点となる大章です。

Arc8「ヴォラキア帝国篇」でスバルたちが帝国の大災(蝗害)と死闘を繰り広げた直後、Arc9ではルグニカ王国に舞台を移し、謎多き傭兵アルデバラン(ナツキ・リゲル)が「世界を敵に回す」と宣言して立ち上がります。彼の132,044回に及ぶループの果てに明かされる目的、スバルとの親子関係、そして王選の決着——Arc9はリゼロ史上最も衝撃的なエピソードの連続です。

この記事では、Arc9の全体像を網羅的に解説します。あらすじ・主要キャラクター・重要イベント・書籍情報・Arc10への伏線まで、完全ガイドとしてお届けします。


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目次

Arc9「黄金縫綴の都市攻略」基本情報

項目 内容
正式タイトル 黄金縫綴の都市攻略 アルデバランの章
Web版連載期間 2024年7月22日〜2025年11月27日(終幕「Reweave」)
Web版話数 約60話+幕間
書籍対応巻 第39〜43巻(MF文庫J)
主要テーマ アルデバランとスバルの対決・132,044ループの終幕・王選の決着・Arc10への橋渡し
著者 長月達平
イラスト 大塚真一郎

Arc9を読む前に知っておくべき前章の概要

Arc7(ヴォラキア帝国篇 前編)の要点

Arc7はスバルたちがヴォラキア帝国に不時着したところから始まります。帝国では皇帝の座をめぐるクーデターが進行中であり、スバルは「アベル」と名乗る流浪の男——実は正統な皇帝ヴィンセント・ヴォラキア——と出会います。Arc7でのスバルは、帝国軍・九神将・大罪司教の三つ巴の戦いの中で何度も「死に戻り」を繰り返します。セシルス・セグムントとの激突、ガーフィールの成長、そして忘れられた騎士ユリウスの覚醒——Arc7は「スバルと仲間の絆」が試され、強化される章でした。Arc7のクライマックスで帝国の正統皇帝ヴィンセントが復権し、反乱勢力が処断されるという決着を迎えます。

Arc8(ヴォラキア帝国篇 後編)の要点

Arc8ではヴォラキア帝国に「大災(蝗害)」という未曽有の災害が襲いかかります。これはルイ・アルネブ(「暴食」の大罪司教・子供体)の権能が暴走したことで引き起こされた、死者が蠢き生者を喰らう恐怖の状況です。Arc8のポイントはスピカの誕生です。「星喰い」の異名を持つスピカは、ルイ・アルネブがスバルの精神・記憶・感情を取り込んだ結果として生まれた存在であり、Arc9以降の展開においても重要な位置を占めます。Arc8は「帝国での犠牲と決別」をテーマに、スバルたちがルグニカへ帰還するところで幕を閉じます。

Arc9の位置づけ——帝国編の後を継ぐ「王国の最終決戦」

Arc9は「帝国でのすべてが終わった後の王国で、もう一つの嵐が待ち受けていた」という構造を持ちます。Arc8が帝国×軍事の物語であったのに対し、Arc9は王選×宿命の物語として展開されます。Arc9はリゼロのメインテーマである「死に戻り」に全く新しい解釈をもたらします。アルデバランもまた「死に戻り」に似た権能「ループ(ドメイン)」を持ち、スバルとの「ループ使い同士の対決」という未踏の領域が描かれます。Arc9終幕「Reweave」では、Arc10「獅子王の国」への強烈な伏線が張られ、第十章の物語へと直結していきます。

Arc9物語的意義——リゼロ全体像の中での第九章

Arc1〜Arc9の流れとArc9の位置

リゼロのストーリーは大きく「ルグニカ王国篇(Arc1〜Arc6)」「ヴォラキア帝国篇(Arc7〜Arc8)」そして「王国決戦篇(Arc9)」という三つのフェーズに分けられます。Arc1「白鯨のいる世界」ではスバルが異世界に召喚され、Arc2〜Arc6で王選候補者たちとの連携が深まります。Arc7〜Arc8のヴォラキア帝国篇でスバルは「異国での戦争」を経験し成長。Arc9で「原点であるルグニカ王国」に戻ってきたスバルが、すべての伏線を回収しながら最終決戦を迎えるというのがリゼロ全体のアーキテクチャです。Arc9は「Arc1からずっと続いてきた王選という物語のクライマックス」であると同時に「Arc10以降の新たな物語の起点」という二重の役割を持っています。

「死に戻り」のテーマの深化——Arc9でスバルが問い直すもの

Arc1でスバルが「死に戻り」の権能を得て以来、作品全体を通じて「死に戻りとは何か」「この権能の代償は何か」というテーマが探求されてきました。Arc9では、このテーマが全く新しい角度から照射されます。アルデバランもループ使いであるという事実は、「スバルだけが特別ではない」という認識をスバルに突きつけます。さらに、スバルの「死に戻り」が「未来に魔女を生む可能性がある」というアルデバランの主張は、スバルの権能が単なる「能力」ではなく「世界に影響を与える呪い」である可能性を示します。Arc9を経たスバルは、「自分の権能の意味」について今まで以上に深く問い直すことになります。この問いへの答えが、Arc10以降の物語の核心となっていきます。

Arc9主要あらすじ——段階的な展開解説

序盤:プレアデス監視塔とアルデバランの封印(39巻)

Arc8の激戦が終わり、スバルたちはルグニカ王国へと帰還します。書籍39巻は「Arc8の後日談とArc9の導入」として機能する巻で、スバルがプレアデス監視塔を訪れるシーンから始まります。39巻のポイントは「アルデバランによるスバル封印事件」の導入です。傭兵アルことアルデバランが謎の行動を開始し、スバルを監視塔に誘導して「オル・シャマク」という禁忌の術式を発動。スバルベアトリスを黒い球体に封印し、Arc9の主軸となる対立が幕を開けます。

中盤前半:アルデバランの正体「ナツキ・リゲル」と132,044ループ(40〜41巻)

Arc9の最大の核心はアルデバランの正体解明です。彼の真名は「ナツキ・リゲル」——すなわちナツキ・スバルの「息子」にあたる存在であることが明かされます。ナツキ・リゲルはエキドナの手によって「別のループ世界」から引き出された存在で、132,044回ものループを経験してきた彼は、限定空間内で自身の死を繰り返す固有の「ループ権能(ドメイン)」を持ちます。40巻では、アルデバランが「剣聖」ラインハルト・ヴァン・アストレアと激突する場面が描かれます。41巻ではアルデバランの真の目的が判明——「スバルの子(未来の魔女)の誕生を防ぐため、スバルを異界へ追放すること」です。

中盤後半:大罪司教解放とアルデバスターズ結成(41〜42巻)

アルデバランは王都ルグニカで囚われていた大罪司教を解放し、さらなる混乱を引き起こします。これに対抗するため、エミリア陣営とフェルト陣営の混成軍「アルデバスターズ」が結成されます。42巻ではアルデバランの目的地がカララギにある「モゴレット大噴火口」——スバルを異世界へ永久追放するための「風穴」であることが明かされます。オットーフレデリカガーフィールらが合流しArc9最大の総力戦へ突入します。

後半:レムの記憶完全回復と悲劇(Arc9・35話相当)

Arc9の重要なサブプロットとして、レムの記憶完全回復があります。Arc6で記憶と名前を失った「名無し」状態で目覚めたレムが、Arc9で完全に記憶を取り戻すという感動的な展開が描かれます。しかし、記憶を取り戻したレムは「記憶喪失中のレム」と「元々のレム」という二つの自己が同居した状態になります。この内的矛盾が爆発した結果、レムは自らの手でスバルを傷つけてしまうという衝撃の展開が待っています。記憶の回復とは必ずしも「元通りになる」ことではなく、「二つの記憶を持つ新しい自分」として生きていく苦しさをレムが体現する、リゼロらしい複雑な感情描写です。

終盤:ロイ・アルファルドの解放とユリウス問題

Arc9において、「暴食」の大罪司教ロイ・アルファルドの処遇が重要な問題として浮上します。Arc5でユリウスの「名前」を喰らったロイ・アルファルドが解放されたことで、ユリウスの名前と記憶の回復問題が改めてクローズアップされます。しかし、ロイ・アルファルドはArc10において獄中で死亡し、ユリウスの名前は永遠に「暴食」の権能によって封印されたままとなります。名前を失ったまま「虹色の精霊騎士」として新たな契約を結んだユリウスの姿は、Arc9→Arc10の橋渡しの中でも最も切ない展開の一つです。

Arc9クライマックス:逆封印——スバルの反撃とアルデバランの決着

42〜43巻で展開される「アルデバスターズ」対「アルデバラン一味」の総力戦がArc9最大のクライマックスです。43巻では「憂鬱の魔女」と化した村娘(ヤエ)が登場し、アルデバランの権能が暴走を始めます。最終的に、スバルは死に戻りを選択してArc9全体をリセットし、今度は先手でアルデバランにオル・シャマクを発動して逆封印します。アルデバランは小さな黒い球体に封印され、その球体はスバルの胸元でペンダントとして携行されることになります。

Arc9終幕「Reweave」——フィルオーレ登場とArc10への扉

Arc9終幕のタイトルは「Reweave(リウィーヴ)」——「再び縫い直す」という意味です。Arc9全体のタイトル「黄金縫綴」の「縫綴(sewing)」と呼応する詩的なエピソードタイトルです。「Reweave」で描かれる最大の衝撃は、「フィルオーレ・ルグニカ」の登場です。フェルトの真名が「フィルオーレ・ルグニカ」である可能性はリゼロ考察界で長年論じられてきましたが、Arc9終幕では「もう一人のフィルオーレ」——神龍教会が擁立する「聖女フィルオーレ」が登場します。金髪赤眼というルグニカ王家の証を持つこの人物の存在が、Arc10「獅子王の国」のメインコンフリクトを形成します。

Arc9主要キャラクター一覧

キャラクター Arc9での役割・状況 詳細記事
ナツキ・スバル 主人公。アルデバランに封印されるが死に戻りで逆封印に成功 スバル Arc10
エミリア 「氷の魔女」と呼ばれ、王選最有力候補として総力戦を指揮 エミリア Arc10
レム 記憶完全回復(Arc9・35話)。二重の記憶による内的混乱も描かれる レム Arc10
ベアトリス スバルと共にオル・シャマクで封印される。精霊術師として活躍 ベアトリス Arc10
アルデバラン(ナツキ・リゲル) Arc9の主敵。132,044ループの傭兵。逆封印でペンダントに アルデバラン Arc9
フェルト(フィルオーレ) 「フィルオーレ・ルグニカ」という真名が浮上。アルデバスターズに参加 フェルト Arc10
クルシュ・カルステン 龍の血の呪いの中でも王選の重要局面を戦い抜く クルシュ Arc10
アナスタシア(エキドナ憑依) 商人の器に「知恵の魔女エキドナ」が宿った状態でArc9を過ごす アナスタシア Arc10
プリシラ・バリエル プリシラの死者の書がアルデバラン行動の起点に。Arc9で決定的な転換を迎える プリシラ Arc9
ラインハルト・ヴァン・アストレア アルデバランと激突。「剣聖」として世界最強の試練に立ちはだかる ラインハルト Arc10
ユリウス・ユークリウス 名前喪失のまま虹色の精霊騎士として継続。ロイ獄死でArc10で名前回復不可能に ユリウス Arc10
ロスワール・L・メザース Arc9でも陰謀の糸を引く。エキドナとの関係がArc9展開に影響 ロスワール Arc10
ガーフィール・ティンゼル アルデバスターズの一員として戦力に。成長した半獣人として活躍 ガーフィール Arc10
フレデリカ・バウマン アルデバスターズで弟ガーフィールと共に戦う。獣人の能力を発揮 フレデリカ Arc10
オットー・スーウェン 商人兼参謀としてアルデバスターズを支援。スバルの親友として要所で活躍 オットー Arc10
スピカ Arc8からの継続。「星喰い」能力がArc9でも言及される スピカ Arc10
ヴィンセント・ヴォラキア(アベル) 帝国篇後の帝国再建に従事。Arc9ではルグニカの動向を監視 ヴィンセント Arc10
エキドナ(エコー) アナスタシアに憑依する知恵の魔女。Arc9でも謀略の中心に エキドナ Arc10
セシルス・セグムント Arc8帝国篇から継続。Arc9ではルグニカ情勢に絡む展開も セシルス Arc10
シリウス・ロマネコンティ 「嫉妬」の大罪司教。アルデバランによる解放で再び動き出す シリウス

Arc9キャラクター深堀り:アルデバランの全容

真名「ナツキ・リゲル」の意味

「リゲル(Rigel)」はオリオン座の足元に位置する1等星の名前です。「アルデバラン(Aldebaran)」がおうし座の目に位置する1等星であることと合わせると、「アルデバラン」という名はリゲルを「見つけるための星」という意味を含意しているとも解釈できます。「ナツキ」という姓を持つことは、スバルとの関係の証左です。

132,044回ループの重さ

スバルが作中で経験する「死に戻り」の回数は最終的に数十〜数百回に及ぶとされますが、アルデバランの132,044回というループ数はその比ではありません。この回数はある限定的な空間(「ドメイン」内)で死を繰り返した回数です。この経験こそが、アルデバランを「剣聖ラインハルトとほぼ互角に渡り合える」存在にした理由です。132,044回という経験の重みは、スバルが「自分の死に戻りを申し訳なく思う」感覚を根底から揺さぶります。

アルデバランの目的——「スバルの排除」の真意

アルデバランがスバルを異界へ追放しようとした理由は、単純な「敵意」ではありません。彼の132,044回ループで見た「未来」には、スバルの「死に戻り」の権能が最終的に新たな「魔女」を生み出してしまうという結末が含まれていました。「未来の子が父を消しに来る」という構図は、リゼロ作品テーマの「因果と宿命」「親子関係」「死に戻りの呪縛」が凝縮された最も哲学的なテーマです。アルデバランはスバルを「悪人だから排除したい」のではなく、「スバルが存在し続けることで生まれる未来の惨劇を防ぎたい」という悲しい使命感で動いていたのです。

Arc9重要イベント詳細解説

王選候補者たちの最終局面——王選ガイドとの連動

Arc9は王選完全ガイドにまとめた5名の候補者の「最終フェーズ」です。エミリアが「氷の魔女」としての力を制御しながらアルデバスターズのリーダー的存在として戦場を引っ張ります。クルシュ・カルステンはArc6でカペラから注入された龍の血の呪いの苦しみの中でも戦います。アナスタシアエキドナ(知恵の魔女)が憑依した状態で行動します。プリシラはArc9で決定的な転換を迎え、フェルトはArc9終幕でフィルオーレとの関係が問われます。

魔女たちの影——ダフネ・ティフォンの存在

Arc9の後半では、Arc4で登場した魔女たちの影が再び描かれます。ダフネ(暴食の魔女)ティフォン(傲慢の魔女)の存在が、Arc9の世界観に大きな影を落とします。特に注目されるのは、アルデバランが「エキドナの手によって造られた存在」という設定と、魔女たちの時間を超えた計画との関連性です。Arc4「魔女の試練」で描かれた知恵の魔女エキドナの真の目的が、Arc9で一部明らかになります。

スバルとエミリア——Arc9での二人の関係

エミリアとスバルの関係はArc9でさらに深化します。Arc1でスバルがエミリアを助けたことから始まった二人の物語は、Arc9では「王選最有力候補×その支援者」という完成形に近づいています。エミリアがArc9で「氷の魔女」と呼ばれる存在として自らの力を完全に制御し始めた一方で、スバルはアルデバランとの対決を通じて「自分の権能の代償」と真剣に向き合います。Arc9クライマックスでエミリアがアルデバスターズを指揮する姿は、Arc1の「ひ弱で差別される半精霊の王選候補」という初期設定から考えると隔世の感があります。

ベアトリスとスバルの「約束」

ベアトリス(ベア子)はArc4の聖域でスバルと「人の子たるあなたの選ぶ人」として契約を結んだ存在です。Arc9ではスバルと共にオル・シャマクで封印されるという極限状態に置かれます。封印された状態でもベアトリスはスバルの精神的な支えとして機能し、Arc9のスバルが絶望の淵から立ち直る原動力の一つとなります。「わたくしがいる、スバル」というベアトリスのセリフに象徴される、二人の絆の深さがArc9での最も印象的な描写の一つです。

Arc9書籍一覧(39〜43巻)

巻数 主要内容 発売日 Amazonリンク
39巻 Arc8後日談+Arc9導入・アルデバランの封印事件開幕 2024年5月頃 Amazonで39巻を見る
40巻 アルデバランの反逆宣言・ラインハルトとの激突 2024年9月頃 Amazonで40巻を見る
41巻 氷結の魔女の介入・アルデバランの真の目的判明 2025年6月25日 Amazonで41巻を見る
42巻 アルデバスターズ結成・目的地と権能全貌の解明 2025年9月25日 Amazonで42巻を見る
43巻 Arc9クライマックス・憂鬱の魔女ヤエ登場・スバル逆封印で決着 2025年12月25日 Amazonで43巻を見る

Arc9に関するよくある質問(FAQ)

Q:Arc9はアニメ化されていますか?

A:2026年5月現在、アニメはArc6「プレアデス監視塔」篇(アニメ4期)が放映中です。Arc9のアニメ化はまだ先になる見込みですが、Web版・書籍版で先に読むことができます。アニメ派の方はDMM TVでArc1〜Arc6を先行視聴できます。

Q:Arc9の書籍はすべて発売済みですか?

A:はい。2025年12月25日に43巻が発売され、Arc9の書籍化は完結しています。44巻(2026年3月25日発売)からArc10が始まります。

Q:Arc9のWeb版はいつ終わりましたか?

A:Web版Arc9は2025年11月27日に終幕「Reweave」が公開されて完結しました。その後、2026年1月末からWeb版Arc10「獅子王の国」の連載が始まっています。

Q:レムの記憶が戻るのは書籍何巻ですか?

A:レムの記憶完全回復はArc9の35話相当の部分で描かれます。書籍では41〜42巻の間に含まれます。Arc6での記憶喪失から始まった長い旅の決着です。

Q:Arc9で王選はどうなりましたか?

A:Arc9では王選の5候補者が最終局面を迎えます。プリシラの運命が大きく動き、「聖女フィルオーレ」の登場でフェルトの王位継承問題が複雑化します。王選の正式な決着はArc10以降に持ち越されます。

Arc9 vs Arc8・Arc7との比較

観点 Arc7(ヴォラキア帝国 前編) Arc8(帝国 後編) Arc9(黄金縫綴)
舞台 ヴォラキア帝国 ヴォラキア帝国(大災) ルグニカ王国・監視塔
主敵 ベルステツ・九神将 ルイ・アルネブ・蝗害 アルデバラン(ナツキ・リゲル)
スバルの権能 死に戻り多用 死に戻り制限下 ループ使い同士の対決
書籍巻数 31〜36巻 37〜38巻 39〜43巻
特徴的テーマ 政治・軍事・王権 絶望・犠牲・救済 宿命・父子・王選決着

Arc10「獅子王の国」への伏線まとめ

Arc9終幕「Reweave」は、Arc10への直接的な伏線として機能しています。

伏線①:聖女フィルオーレと神龍教会——Arc9終幕で登場した「聖女フィルオーレ・ルグニカ」は、Arc10のメインコンフリクトを形成します。44巻(Arc10初巻)のサブタイトル「別離と鎮魂の四十四幕」では、神龍教会という新勢力がルグニカの王選に介入する展開が描かれます。

伏線②:クルシュの龍の血の呪い——クルシュに注入された龍の血の呪いは、Arc10でフィルオーレの介入によって解呪されます。Arc6から続くこの呪いの解決がArc10の重要な展開の一つです。

伏線③:フェルトの「フィルオーレとしての宣戦布告」——フェルトがArc9→Arc10の境界で「フィルオーレとして宣戦布告する」という展開があり、「フェルト=フィルオーレ」の真名が正式に明かされる瞬間が近づいています。

伏線④:アルデバランのペンダント問題——スバルの胸元で眠るアルデバラン(黒い球体)は、Arc10以降の展開でも重要な役割を果たす可能性があります。

伏線⑤:エキドナの計画——エキドナがアルデバランを造り出した理由、アナスタシアに憑依し続ける意味、これらはArc10以降の展開に繰り越されています。

伏線⑥:「獅子王」フーリエの誓い——Arc10のタイトル「獅子王の国」は、クルシュが幼少期に憧れた存在に由来します。第四王子フーリエ・ルグニカが「余が其方の獅子王になろう」とクルシュに誓った約束——この誓いの完結がArc10の感情的な核を形成します。

Arc9を読むための推奨環境

Web版(小説家になろう)で読む

Arc9のWeb版は現在も「小説家になろう」にて無料公開中です(Arc9完結済み)。Web版では書籍版に先行して内容が公開されており、Arc10も現在Web版で連載中です。

書籍版(MF文庫J)で読む

書籍版はAmazonやBookWalker、書店で購入できます。39〜43巻がArc9対応です。書籍版はWeb版に加筆・修正が施されており、よりクオリティの高い版として読むことができます。Arc9を最高の形で楽しみたい方は書籍版をおすすめします。

まとめ:Arc9「黄金縫綴」の意義とArc10への期待

Arc9「黄金縫綴の都市攻略 アルデバランの章」は、リゼロという物語において複数の重要なテーマが同時に決着するという稀有な章です。

  • 「死に戻り」という権能の意味の問い直し——アルデバランもループ使いであり、スバルだけが特別ではないという衝撃
  • レムの記憶完全回復——Arc6から続く「名無し」の物語の決着
  • 王選の最終局面——Arc1から続く王選の物語がArc9で大きな転換を迎える
  • Arc10「獅子王の国」への扉——「フィルオーレ」「神龍教会」「フーリエの誓い」という新たな謎の提示

Arc9は単に「スバルとアルの対決」という表面的な構造を超えて、リゼロという物語の「なぜスバルが死に戻りを持つのか」「その力が生み出す未来とは何か」という根源的な問いに向き合う章です。Arc9を読み終えた方は、ぜひArc10ガイドへと歩みを進めてください。

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Arc9重要用語・設定用語集

オル・シャマク(Ol Sharak)

Arc9の中核をなす禁忌の術式「オル・シャマク」は、特定の対象を「空間的・時間的に切り離す」封印術です。アルデバランがスバルを封印するために使用しましたが、Arc9クライマックスではスバルが先手でアルデバランに使用し逆封印を成功させます。この術式の存在はArc9以前から仄めかされていましたが、具体的に登場したのはArc9が初めてです。封印された状態の存在は「黒い球体」として可視化され、意識は保持されながらも外界への干渉が不可能な状態に置かれます。

ドメイン(Domain)——アルデバランの権能

アルデバランの「ドメイン」とは、限定空間内で自身の死を繰り返してそのたびに記憶を保持し続ける権能です。スバルの「死に戻り」が世界全体をリセットするのに対して、アルデバランのドメインは「特定の状況を内側から繰り返す」という点で異なります。この権能の存在がArc9の「ループ使い同士の対決」という構図を生み出しました。132,044回という試行回数はこの「ドメイン」によって蓄積されたものです。

アルデバスターズ(Aldebusters)

Arc9で結成された混成部隊「アルデバスターズ」は、エミリア陣営とフェルト陣営が協力して組んだ対アルデバラン特別部隊です。ラインハルトオットーガーフィールフレデリカらが参加し、Arc9の最終決戦を戦い抜きます。「アルデバスターズ」という名前はスバルが命名したとされ、リゼロらしいポップさと悲壮さが同居したチーム名として読者の印象に残っています。

神龍教会と「聖女フィルオーレ」

Arc9終幕「Reweave」で登場した「神龍教会」は、Arc10以降の物語の新たな対立軸となる勢力です。神龍ボルカニカを崇拝する宗教組織であり、ルグニカ王国の建国神話「神龍の盟約」と深く関わっています。神龍教会が擁立する「聖女フィルオーレ・ルグニカ」の存在は、フェルトの真名と同じ名を持つことで、Arc10の王選に複雑な政治的局面をもたらします。


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