2026年3月、ついに刊行された原作小説44巻をもって、『Re:ゼロから始める異世界生活』はいよいよ第10章へと突入した。第9章の終幕『Reweave』でアルデバランとの長き戦いが決着し、嫉妬の魔女サテラの顕現と剣聖ラインハルトの死闘という未曾有のクライマックスを越えた今、物語は最終局面に向けて静かに、しかし確実に歯車を回し始めている。
本記事では、第9章までで明らかになった全伏線を整理しつつ、第10章で予想される最終決戦の舞台・王選の決着・スバルとエミリアの結末・サテラとの最後の対峙・残された大罪魔女と神龍ボルカニカの運命までを徹底的に先行考察する。長月達平氏の発言・ファン界隈の予想・Web版との差異も踏まえ、可能な限り多角的に「リゼロの結末」を読み解いていく。
【ネタバレ・予想注意】
本記事は原作小説44巻、Web版第9章までの全章ネタバレを含みます。さらに第10章および最終章の未確定の予想・考察を多く含むため、原作未読の方・予想に触れたくない方はブラウザバックを推奨します。本記事の内容はあくまで筆者個人および公開情報からの考察であり、公式設定ではありません。
第10章の予想スケジュールと刊行ペース
2026年3月25日に刊行された原作小説44巻は、第9章のエピローグと第10章の幕開けを兼ねる重要巻となった。次巻45巻は2026年6月25日刊行予定とアナウンスされており、ここから本格的に第10章が動き出す。
これまでの章ごとの巻数・期間
| 章 | 巻数 | 主な舞台 | 連載期間(書籍) |
|---|---|---|---|
| 第1章 | 1巻〜2巻前半 | 王都ルグニカ | 2014年 |
| 第2章 | 2巻〜3巻 | ロズワール邸 | 2014〜2015年 |
| 第3章 | 4巻〜9巻 | 白鯨討伐〜ペテルギウス | 2015〜2016年 |
| 第4章 | 10巻〜15巻 | 聖域〜大兎・暴食 | 2016〜2018年 |
| 第5章 | 16巻〜21巻 | 水門都市プリステラ | 2018〜2019年 |
| 第6章 | 22巻〜29巻 | プレアデス監視塔 | 2019〜2022年 |
| 第7章 | 30巻〜35巻 | ヴォラキア帝国 | 2022〜2023年 |
| 第8章 | 36巻〜40巻 | ヴォラキア最終決戦 | 2024年 |
| 第9章 | 41巻〜43巻 | 監視塔・アルとの最終決戦 | 2024〜2026年 |
| 第10章 | 44巻〜(予想:50〜55巻) | 王都ルグニカ/最終決戦 | 2026年〜(予想:2028〜2030年完結) |
第3章以降、各章は概ね5〜6巻、期間は1.5〜2年で完結している。第10章が「最終章」であることを踏まえれば、これまでの章よりも長尺になる可能性が極めて高い。最低でも7〜10巻、刊行ペース通りなら2028〜2030年頃の完結が現実的なラインだろう。
連載ペース変化の影響
長月達平氏は当初「全37巻完結」を構想として語っていた時期があったが、第7章ヴォラキア編で構想が大きく拡張された経緯がある。MF文庫Jの公式サイトでも「第10章=最終章」とは明言されていないものの、ファン界隈では「9+1の対称構造を取り、10章で完結する」という説が支配的だ。
第9章までで明かされた伏線まとめ
第10章の予想に入る前に、ここまで明かされた重要な真実を整理しておこう。
サテラとスバルの関係
第6章プレアデス監視塔編で、嫉妬の魔女サテラは「最大の障害」と呼ばれていたが、第8章以降、彼女がスバルに対して異常なまでの執着と愛情を抱いていることが繰り返し描かれてきた。第9章終盤では、ついにアルデバランの仕組んだ召喚儀式を介してサテラの人格が現代に顕現し、剣聖ラインハルトと衝突するという未曾有の展開を迎えた。
サテラがスバルに「死に戻り」を与えた理由──それは「ある約束」のためとされてきたが、その約束の中身は依然として明かされていない。第10章では、この400年越しの謎がついに解き明かされると見られる。
アルデバランの正体「ナツキ・リゲル」
第9章終盤、アルデバランの真名が「ナツキ・リゲル」であることが判明した。スバルと同じ「ナツキ」姓を名乗るこの男は、エキドナによって「サテラを始末するため」に造られた存在であり、自身でも「何億回試してもダメだった」と独白している。
アルはスバルとは別個体だが「後追星」というキーワードで結びついており、同じ世界・同じ時間軸に存在するもう一人のナツキとして、スバルを世界から排除することを目的としていた。
パック=終焉の獣
エミリアの父代わりであった大精霊パックの正体が「終焉の獣」であることは、第6章で既に示唆されていたが、第9章ではその真の役割が明確化された。エミリアが死亡または同等の状態に陥った場合、パックは世界そのものを凍結・破壊する存在として顕現する。
第9章ではパックがエミリアと再契約を交わし、彼女の記憶復帰に重要な役割を果たした。だがこの「終焉の獣」が第10章で完全に発動した時、世界は救済か破滅かの二択を迫られる。
暴食の大罪司教の決着
暴食三兄妹「ライ・バテンカイトス」「ロイ・アルファルド」「ルイ・アルネブ」は、それぞれ異なる結末を迎えた。
- ライ・バテンカイトス:第6章プレアデス監視塔でラムの風魔法によって首をはねられ死亡。
- ロイ・アルファルド:剣聖レイド・アストレアを喰らおうとするも逆に体を乗っ取られ、致命傷を負った。
- ルイ・アルネブ:第7章でスバルに保護され、最終的に改心。
暴食の権能による「奪われた記憶・名前」の問題は、ロイから記憶を吐き出させることでしか解決しないとされてきたが、ロイが死亡した今、第10章ではこの問題に最終的な決着が必要となる。
プリシラの死亡と再消滅
第8章の終盤、プリシラ・バーリエルは陽剣ヴォラキアで異空間を脱出する際に焼かれて死亡。第9章では屍人として一時復活するも、戦後消滅した。王選候補者の一人が永久に欠けた状態で、第10章は始まる。
第10章で残された伏線一覧
第9章までに回収されなかった、第10章で必ず明かされるはずの伏線を整理する。
1. サテラの「最後の頼み」とスバルへの愛
サテラは「最後の頼みが叶ったらスバルを殺してくれ」とエキドナに依頼していた。この「最後の頼み」とは何か。スバルが嫉妬の魔女に「愛してる」と言うことなのか、それとも別の何かなのか。
2. 剣聖の本質と陽剣レイド
剣聖ラインハルト・ヴァン・アストレアの「龍剣レイド」、そして帝国の「陽剣ヴォラキア」──この二振りの神剣は同じ起源を持つとされる。陽剣は「ヴォラキア皇帝に選ばれた者しか抜けない」設定だが、ヴィンセント=アベルがその真の使い手だった。剣聖ラインハルトもまた、龍剣をその身に呼び寄せる「加護持ち」だが、加護そのものの起源は明かされていない。
3. 神龍ボルカニカの真意
第6章プレアデス監視塔1層で登場し、第8章以降は親竜王国の「契約」を象徴する存在として伏線を残してきた神龍ボルカニカ。その記憶は欠落しており、エミリアをサテラだと誤認するシーンも描かれた。ボルカニカ・フリューゲル・ファルセイル・シャウラの四者関係は、第10章で必ず描き直される。
4. 賢者フリューゲルの正体
「フリューゲル=シャウラの本来の名」であることは第6章で明かされたが、では「賢者フリューゲル」とは何者だったのか。プレアデス監視塔の各層に刻まれたギリシャ神話の星座、フリューゲルの大樹に刻まれた日本語の文字──これらは「フリューゲルが地球出身者だった」可能性を強く示唆している。スバル=フリューゲル説、あるいは「ナツキ姓を持つ別の地球人」説が長らく囁かれてきた。
5. 王選の最終決着
プリシラ消滅後、王選候補者は実質4名(エミリア・クルシュ・アナスタシア・フェルト)。さらに44巻では「聖女フィルオーレ」が5人目の候補者として浮上した。神龍教会というかつて言及されなかった新勢力の登場により、王選は宗教と政治の交差点で大きく揺れている。
6. クルシュの記憶喪失
第3章で暴食ライ・バテンカイトスに記憶を奪われたクルシュ・カルステンは、第9章でも完全な記憶を取り戻せていない。フィルオーレが「クルシュの体に残った『龍の血』の呪いを消した」という44巻の描写は、この回復の伏線とみられる。
7. レム・ユリウスの記憶問題
同じく暴食に名前を奪われ、人々の記憶から消えた状態が続くレムとユリウス。第9章末でロイが死亡した結果、彼らの記憶を取り戻す手段は限定的になっている。サテラの権能か、エキドナの介入か、別ルートによる解決が予想される。
8. ベアトリスの「あの方」
禁書庫の門番ベアトリスが400年待ち続けた「あの方」とはエキドナのことだったが、第7章以降、ベアトリスはスバルとの契約精霊として安定した役割を果たしている。エキドナとの最終的な再会・対話は第10章で必ず描かれる。
9. 大罪魔女たちの結末
暴食・憤怒・色欲・強欲・怠惰・傲慢・嫉妬の七大罪。第9章までで多くの大罪司教が倒されたが、「魔女」本人たちはエキドナの茶会で確認されただけで、本格的な対峙は未だ。サテラを除く6魔女との最終対話がスバルに残された課題だ。
10. ロズワール家の使命
ロズワール・L・メイザースが400年にわたって追い続けた「龍歴石の予言」と「エキドナとの再会」は第7章で結末を迎えたが、メイザース家全体の役割──聖域の管理・エミリアへの執着・大魔女との接点──は第10章で再評価される可能性が高い。
第10章の予想される舞台
第10章の幕開けは王都ルグニカだ。44巻のあらすじから読み取れる通り、スバルは第9章の最終決戦から王都へ帰還し、エミリアと合流するために動き出している。だが第10章全体の舞台は王都にとどまらず、これまでに登場した重要拠点が再訪される可能性が極めて高い。
主要舞台候補
| 舞台 | 意義 | 登場予想時期 |
|---|---|---|
| 王都ルグニカ | 王選決着・神龍教会との衝突 | 序盤〜中盤 |
| 聖域 | エミリアの故郷凍結問題の最終解決 | 中盤 |
| プレアデス監視塔 | サテラとの最終対峙の舞台 | 後半 |
| 禁書庫(書庫塔) | ベアトリス・エキドナとの和解 | 後半 |
| 嫉妬の魔女の封印地 | 世界の核心・最終決戦地 | クライマックス |
| 地球(日本) | スバルの過去と帰還の選択 | エピローグ |
最終決戦地はどこか
これまでのリゼロは、章ごとに「閉じた空間」での攻防を描いてきた。第3章のメイザース邸、第5章の水門都市、第6章の監視塔、第7・8章のヴォラキア帝都──いずれも「外界から隔絶された舞台」での戦いだった。第10章の最終決戦地は、これら全てを集約する世界規模の舞台になると予想される。
有力なのは「嫉妬の魔女が封印された場所=聖域の中央」「監視塔の隠された最上層」「世界そのものの境界」の3案。とりわけ「世界の境界」案は、スバルが地球から異世界へ召喚された「あの瞬間」に立ち戻るメタ的構造として、ファン考察界隈で根強い支持を得ている。
王選の決着予想
王選はリゼロの根幹を成す政治イベントだ。第10章での決着は、物語全体の収束に直結する。
候補者5名の現状
- エミリア:聖域試練突破済み、スバルと婚約状態。最有力候補だが「ハーフエルフ」という出自への偏見が依然として残る。
- クルシュ・カルステン:記憶喪失からフィルオーレの介入で部分回復。武断派の支持を固めつつある。
- アナスタシア・ホーシン:人工精霊エキドナ(青)と精神入れ替わり。商人連合のバックアップは健在。
- フェルト:旧ラインハルト騎士団を巻き込んだ最大のダークホース。王統への血の繋がりも示唆されている。
- 聖女フィルオーレ:神龍教会の修道女、44巻で5人目の候補として浮上。「龍の血の呪い」を消す力を持つ。
誰が王になるのか
結論から言えば、筆者の予想では「フェルト」が最有力だ。理由は以下の通り。
- エミリアは「聖域の解放と魔女の救済」というスバルとの個人的な物語に集中するため、王座から降りる可能性が高い。
- クルシュとアナスタシアは権能・権謀の渦中にあり、第10章で「自身の救済」を優先せざるを得ない。
- フィルオーレは「神龍教会」という外部勢力からの差し出された候補で、政治的に正統性を欠く。
- フェルトは唯一「貧民街→盗っ人→王統の血筋」という王道的な英雄譚の主人公格として描かれ、ラインハルトとの関係性も成熟している。
ただし「誰も王にならず、ルグニカ王国そのものが解体される」という大胆な結末予想も根強い。神龍ボルカニカとの契約が400年を経て終了する以上、王制そのものが時代遅れとなり、共和制や評議会制への移行が描かれる可能性も否定できない。
スバルとエミリアの結末予想
第8章の終わりにスバルとエミリアは婚約を交わし、第9章を通してこの絆は揺るがなかった。だが第10章では、この関係が最終的にどう着地するかが大きな焦点となる。
パターンA:スバルが異世界に残る
最もファン人気が高いのがこのパターン。スバルがエミリアと結ばれ、異世界で新たな家族を築く王道エンドだ。元の世界(地球の日本)への未練はあるが、エミリア・ベアトリス・レム・ラム・パトラッシュとの絆を選び、異世界に永住する。
パターンB:スバルが地球に戻る
「死に戻り」の終焉と引き換えに、スバルは元の世界に戻される。エミリアとは離別するが、彼女の心には永遠にスバルが残る──というビターエンド。長月達平氏は過去のインタビューで「リゼロはエミリアを書きたくて始めた」と語っており、この場合物語の中心はエミリアの自立に置かれる。
パターンC:両世界の接続
第10章でスバルが二つの世界を行き来できるようになり、両方の生活を持つ「両世界エンド」。ファン界隈では「フリューゲル=スバル説」と組み合わされ、「スバルが400年前にも干渉する」というタイムループ的解釈とともに語られる。
筆者予想:パターンAの変形版
長月氏の作家性とこれまでのスバル像を踏まえれば、パターンA(異世界永住)が最有力。ただし「死に戻り」を完全に手放した上で、サテラに「愛してる」と告げる──そして魔女の救済を完了させる──という、極めて象徴的なシーンを経由した着地になるはずだ。
サテラとの最終決着予想
嫉妬の魔女サテラは、リゼロという物語の最大の謎にして最大のヒロインだ。第10章での最終決着は、物語の核心となる。
サテラ=もう一人のエミリア説
サテラのビジュアルがエミリアと酷似していること、ボルカニカがエミリアをサテラと誤認すること、エミリアがハーフエルフであること──これらの伏線から、「サテラ=エミリアの血族(双子・先祖)」説が長く支持されてきた。
サテラの真の願い
第6章でサテラがエキドナに「最後の頼み」を託していたこと、第9章でアルデバランがサテラの召喚を「ラインハルトへの時限爆弾」と表現したこと──これらを総合すると、サテラの真の願いは「自身の消滅」であり、それを成し遂げてくれる存在としてスバルを待っていた可能性が高い。
スバルがサテラに何と言うか
第3章でサテラに対して何度も「愛している」と言いかけ、果たせなかったスバル。第10章のクライマックスでは、ついにスバルが嫉妬の魔女と直接対峙し、ある言葉を告げる──それは「愛してる」かもしれないし、「君を救う」かもしれないし、「さよなら」かもしれない。
筆者予想:スバルは「俺が君の代わりに生きる」と告げる。サテラの呪いを引き受け、彼女を解放する形で物語は閉じる。死に戻りはここで終わり、スバルは「ただの人間」として残りの人生を生きる。
大罪魔女との対峙
サテラ以外の6人の大罪魔女──強欲のエキドナ、暴食のダフネ、色欲のカーミラ、怠惰のセクメト、憤怒のミネルヴァ、傲慢のテュフォン──の存在は、第4章の「魔女の茶会」で印象的に描かれた。第10章では彼女らとの最終対話が再び描かれる可能性が高い。
エキドナとの最終決着
強欲の魔女エキドナはアルデバラン(ナツキ・リゲル)を作った張本人であり、リゼロの黒幕格だ。第7章でその一部が解決されたが、彼女の「全知への渇望」は依然として伏線。ベアトリスとの再会を含めた最終的な対話が必要だ。
暴食ダフネ・色欲カーミラ
暴食ダフネは「世界の食糧問題」を解決するために自身が魔女になった存在。色欲カーミラは「すれ違いの愛」を象徴する。両者ともサテラへの理解を持つ「協力者」であり、第10章ではスバル側に立つ可能性がある。
怠惰セクメト・憤怒ミネルヴァ・傲慢テュフォン
残る3魔女はそれぞれ独自のスタンスを持つ。ミネルヴァは治癒の力でスバルに何度も介入してきており、最終決戦での援軍となる可能性が高い。テュフォンは子供のような無垢さで、スバルを救う側に回るだろう。セクメトは最も読めないが、「動きたくない」という性質上、消極的中立を貫くと予想される。
キーキャラ予想:誰が生き残り、誰が死ぬか
第10章は最終章であり、相応の犠牲が描かれることは避けられない。各キャラの予想される結末を以下にまとめる。
生存予想キャラ
- ナツキ・スバル:生存。死に戻りの代償を払いつつ、エミリアと共に未来を生きる。
- エミリア:生存。聖域の凍結を解き、母フォルトナの記憶と向き合う。
- ベアトリス:生存。スバルとの契約精霊として最後まで寄り添う。
- レム:記憶を取り戻して生存。スバルの「ヒーロー」を見届ける。
- ラム:生存。ロズワールとの関係に決着をつける。
- フェルト:王として戴冠する展開なら生存確定。
- パトラッシュ:生存。最後までスバルを支える地竜。
死亡・退場予想キャラ
- サテラ(嫉妬の魔女):消滅。スバルによる救済を経て、永遠に世界から去る。
- アルデバラン(ナツキ・リゲル):第9章で既に決着済みだが、第10章で完全消滅。
- ロズワール・L・メイザース:自己犠牲で死亡。エキドナへの執着を昇華させる。
- 神龍ボルカニカ:契約終了とともに昇天。最後の奇跡をルグニカに残す。
- パック(終焉の獣):エミリアに「父」として完全に別れを告げ、消滅。
展開次第のキャラ
- ラインハルト・ヴァン・アストレア:第9章でサテラと対峙したが生存。第10章では「剣聖の宿命」を超える役割を担う。死亡もあり得る。
- クルシュ・アナスタシア:王選敗北後、政治的に第二線に退く。生存予想だが、犠牲の可能性も。
- プリシラ:既に消滅したが、聖女フィルオーレの正体次第で「実は別人格として生きていた」という再登場もあり得る。
神龍ボルカニカと終焉の獣
リゼロ世界の「世界存続の鍵」を握る2大存在──神龍ボルカニカと終焉の獣パック。第10章ではこの両者の運命に決着がつく。
ボルカニカの最後の役目
神龍ボルカニカは400年前に親竜王国ルグニカと「契約」を結び、王国を守護してきた存在。だがその記憶は欠落し、自身の役割すら曖昧になっている。44巻で登場した聖女フィルオーレ──「龍の血を消す力」を持つ彼女の存在は、ボルカニカの契約終了を象徴する。
第10章では、ボルカニカが最後の奇跡をルグニカに残し、自ら静かに昇天する展開が予想される。これは王制の終了と、新時代の幕開けを意味する。
終焉の獣パックの覚醒条件
パックは「エミリアが死ぬか、それと同等の状態になった時」に終焉の獣として顕現し、世界を凍結する。第10章でエミリアが究極の試練──おそらく「サテラとの一体化、もしくは自己犠牲」──を経験する場面で、パックの覚醒がトリガーされる可能性が高い。
その時スバルがどう動くか──エミリアを救うのか、世界を救うのか、それとも両方を成立させる第三の道を見出すのか──これが第10章最大のクライマックスとなる。
作者長月達平の発言から読み解く
長月達平氏のインタビュー・公式発言から、第10章の方向性を読み解いてみよう。
「エミリアを書きたくて始めた」
2022年のMedery.Character’sのインタビューで、長月氏は「リゼロはエミリアを書きたいから始めた」と明言している。この言葉は、第10章がエミリアの物語として閉じることを強く示唆する。スバルの成長物語であると同時に、エミリアが「ハーフエルフ・嫉妬の魔女の血族(疑惑)」というアイデンティティを乗り越え、自らの足で立つ物語──それがリゼロの結末になる。
当初構想「全37巻」を超えた理由
長月氏は当初「全37巻完結」を構想していた。しかし第7章ヴォラキア編で世界観が大きく拡張され、結果として44巻時点でも完結に至っていない。この拡張は意図的なものではなく、「キャラクターたちが勝手に動き始めた」結果だと氏は語っている。
これを踏まえれば、第10章もまた予定よりも長尺になる可能性が高い。最低でも7巻、ファンの間では「10巻=50巻完結」というキリの良い予想も支持を集めている。
Twitter(X)での質問回答企画
公式サイト「re-zero.com」では定期的に長月氏への質問企画が実施されており、過去には「死に戻りの起源」「魔女の茶会の実態」など重要設定への言及があった。第10章開始に合わせ、こうした企画でさらなる伏線が公式から提供される可能性も高い。
ファン考察まとめ:5つの主要説
第10章の結末について、ファン界隈で支持を集める考察を5つ紹介する。
説1:スバル=フリューゲル説
スバルが400年前に転移してフリューゲルとなり、サテラを封印した張本人だったという説。プレアデス監視塔の地球的要素・日本語の文字・ナツキ姓の偶然などから、最も古くから語られてきた。第10章で時間軸を超えた展開があれば一気に有力化する。
説2:サテラ救済エンド説
スバルがサテラに「愛してる」と告げ、彼女を救済する形で物語が閉じるという説。長月氏のインタビュー発言と矛盾せず、最もエモーショナルな結末として支持が厚い。
説3:両世界エンド説
スバルが地球と異世界の両方を生きる結末。原作初期にも「異世界召喚は一方通行」と明言されていないため、最終章で「両世界の接続」が描かれる可能性。エミリアと結ばれつつ、地球の家族とも再会する希望ある終幕。
説4:ループ構造完結説
「スバルがフリューゲルとして400年前に戻り、現在のスバルを召喚する」というタイムループ的構造で物語が閉じる説。スバル自身が「死に戻り」の起源となるメタ構造で、SF的な美しさを持つ。
説5:ビターエンド・地球帰還説
スバルが地球に戻り、異世界では「伝説の英雄」としてのみ語り継がれるビターエンド。エミリアは王として孤独に生き、レムは記憶を取り戻すも会えない──という切なさ重視の結末。少数派だが文学的評価は高い。
第10章タイトル予想
第10章は44巻のサブタイトルから「『神龍と聖女』」「『水面下の密約』」などのキーワードが既に出ている。最終章タイトルとしては、以下のような候補が予想される。
- 『嫉妬の終わり』──サテラとの最終対峙を象徴
- 『星の還る場所』──スバルの帰還と魂の救済を象徴
- 『ナツキ・スバルの選択』──主人公の最終選択を強調
- 『竜が眠る丘』──ボルカニカと王国の終焉を象徴
- 『はじまりの物語』──全てがゼロから始まったことへの回帰
特に「『はじまりの物語』」または「『ゼロから始める異世界生活』」のセルフタイトル化は、ファン界隈で「最終章タイトル候補No.1」として根強い支持を得ている。タイトルそのものを章タイトルにすることで、物語全体の収束を象徴する手法だ。
最新44巻まで発売中(MF文庫J)
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まとめ:第10章はリゼロの集大成
2026年3月の44巻刊行とともに幕を開けた第10章は、リゼロ全体の集大成となる最終章である可能性が極めて高い。第9章までで張られた数々の伏線──サテラとスバル、ボルカニカと王国、終焉の獣と世界──の全てが、ここで回収される。
残された伏線は10以上、予想される結末パターンも多数。しかし長月達平氏の作家性と、これまでの物語の積み重ねを踏まえれば、第10章は「スバルとエミリアが共に歩み続ける」「サテラが救済される」「世界が新たな時代を迎える」という三本柱で構成されるはずだ。
最終巻完結予想は2028〜2030年。それまでの間、私たちはスバルと共に──そしてエミリアやレム、ベアトリス、ラム、王選候補者たち、魔女たちと共に──最後の冒険を見届けることになる。
原作小説を未読の方、最新44巻を読み逃した方は、ぜひこの機会に追いかけてほしい。第10章の盛り上がりは、これまでの全章を超える壮大なものになるはずだ。
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- リゼロアニメ 1st season
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