「リゼロでスバルが突き落とされるシーン、あれは結局誰がやったの?」──第六章「プレアデス監視塔編」を読んで(あるいはアニメ第4期で観て)、そんな疑問を抱えたままの方は多いはずです。記憶を失ったスバルが、塔の螺旋階段で背後から突き落とされて死ぬ。あまりに唐突で、しかもその場では犯人が誰なのか一切明かされない。「いったい誰が……?」という強烈なモヤモヤだけが残る、屈指の衝撃シーンです。
結論から言います。記憶喪失のスバルを螺旋階段から突き落とした犯人は──メィリィ・ポートルートです。第四章でロズワール邸を襲った魔獣使いの少女、あのメィリィです。本記事では、「どのシーンで・誰が・なぜ突き落としたのか」を、原作第六章の流れに沿って徹底的に整理します。さらに、ネット上で根強い「犯人はルイ・アルネブ(暴食)では?」という説との関係、そして死に戻りを通じてこの事件がどう決着したのかまで、ネタバレ全開で解説していきます。
⚠️ 重大ネタバレ注意
本記事は第六章「プレアデス監視塔編」(原作小説20〜25巻/アニメ第4期相当)の核心に触れます。スバルの記憶喪失、犯人の正体、死に戻りの顛末まで全て明かしています。未読・未視聴の方はご注意ください。
突き落としシーンが描かれる第六章は、第4期で映像化。第1期からDMM TVでまとめて視聴できます。
結論:スバルを突き落としたのは「メィリィ・ポートルート」
まず、検索してたどり着いた方が一番知りたい答えを、改めてはっきり示します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 突き落とした人物 | メィリィ・ポートルート(魔獣使いの少女) |
| シーン | 第六章「プレアデス監視塔編」/塔の五層と四層をつなぐ螺旋階段 |
| スバルの状態 | 「記憶の回廊」で記憶を喰われた直後の記憶喪失状態(死に戻りの自覚すらない) |
| 動機 | エルザを失った喪失感と整理できない感情の爆発。「殺すことでしか問題を解決できない」という歪んだ価値観による衝動的な犯行 |
| 結果 | スバルは落下死し、人生で(自覚のないまま)初めての死に戻りを経験する |
ポイントは、この突き落としが「計画的な裏切り」ではないということです。メィリィはスバルを憎んで殺したのではなく、行き場のない感情を持て余した末に、たまたま背を向けたスバルを衝動的に突き落としてしまった──それがこの事件の本質です。なぜそんなことが起きたのか、順を追って見ていきましょう。
そもそも、スバルはどの場面で突き落とされたのか
突き落としシーンを正しく理解するには、その「直前に何が起きていたか」を押さえる必要があります。第六章「プレアデス監視塔編」は、リゼロ全章の中でも特に絶望的な状況からスタートするArcです。
舞台は「プレアデス監視塔」
第六章の舞台は、アウグリア砂丘の最奥にそびえるプレアデス監視塔。レムを目覚めさせる手がかりを求め、スバルたちはこの塔へとたどり着きます。塔の各層には、賢者シャウラが守る試練と、星の名を冠した区画が存在し、その一つが三層「タイゲタの書庫」でした。
このタイゲタの書庫には、死者の生涯を追体験できる「死者の書」が無数に収められています。そしてこの書庫の奥には、人の記憶へと通じる「記憶の回廊」が広がっていました。スバルは何の気なしにこの回廊へ足を踏み入れてしまいます。
記憶喪失の発生──「記憶の回廊」でルイと遭遇
記憶の回廊で、スバルは思わぬ存在と出くわします。魔女教大罪司教「暴食」担当のルイ・アルネブです。暴食の権能「蝕」によって、スバルは異世界へ来てからの記憶を根こそぎ喰われてしまいます。残ったのは、コンビニを出た直後の記憶まで──つまり、異世界に来る前のナツキ・スバルへと、精神が巻き戻された状態になってしまったのです。
エミリアもベアトリスも、レムのことも、自分が死に戻りという力を持っていることすら、スバルの頭からは完全に消えていました。仲間に囲まれながら、スバルは「ここはどこだ、お前たちは誰だ」という孤立無援の恐怖に突き落とされます。この「記憶喪失」こそが、突き落とし事件の前提になります。
💡 ここを混同しないで:「記憶を奪った犯人」と「突き落とした犯人」は別
スバルの記憶を喰ったのは暴食のルイ・アルネブ。一方、その後スバルを螺旋階段から突き落としたのはメィリィです。同じ第六章で起きるため混同されがちですが、この二つは別々の事象です(両者の関係は後述します)。
そして螺旋階段で──背後から突き落とされる
記憶を失い、誰が味方かもわからないスバル。仲間たちは混乱するスバルをいったん安全な場所に残し、塔の攻略を進めようとします。その最中、スバルは塔の五層と四層をつなぐ螺旋階段へと向かいました。
そこで、悲劇が起きます。原作では、この場面を端的にこう描いています──「螺旋階段に向かうが──誰かに、後ろから突き落とされてしまった。」。背後から押し出されたスバルの体は、為す術もなく階下へと落下。そのまま落下死し、スバルは自分でも理解できないまま、世界が巻き戻る感覚(=死に戻り)を味わうことになります。
記憶を失っているスバルには、これが「死に戻り」だという知識すらありません。彼はこの異常な体験を、最初は「予知夢を見たのではないか」と勘違いします。自分が持つ力の正体すら理解できないまま、スバルは再び同じ状況へと放り込まれていくのです。
突き落とした人物・メィリィの正体と動機
では、なぜメィリィがスバルを突き落としたのか。彼女の正体と、そこに至る感情を掘り下げます。
メィリィ・ポートルートとは何者か
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | メィリィ・ポートルート |
| 外見 | 見た目10歳前後の小柄な少女(誕生日10月4日・公式でも毎年祝われる) |
| 正体 | 「魔獣使い」と呼ばれる暗殺者。腸狩りエルザ・グランヒルテの相棒 |
| 能力 | 「魔操の加護」──魔獣の中枢である「角」の役割を果たし、魔獣を強制的に従わせる |
| エルザとの関係 | 血縁はない。「ママ」と呼ぶ存在のもとで育てられた疑似姉妹(ママ=カペラと考察されている) |
| 初登場 | 第四章。アーラム村に村娘として潜伏し、ロズワール邸襲撃に加担した刺客 |
メィリィは第四章で、エルザと共にロズワール邸を襲撃した刺客でした。魔獣ウルガルムの群れを操り、スバルたちを追い詰めた敵キャラクターです。その彼女が、第六章ではなぜかスバル陣営に同行している──ここに、突き落とし事件の伏線があります。
なぜ敵だったメィリィが塔にいるのか
第五章「水の都と英雄の詩」での出来事を経て、相棒のエルザが命を落とします。唯一の拠り所だったエルザを失ったメィリィは、行き場を失っていました。スバルたちは、敵だったメィリィを切り捨てるのではなく、保護下に置いて連れて行く道を選びます。プレアデス監視塔にメィリィがいるのは、この経緯によるものです。
つまりメィリィは、突き落とし事件の時点で「敵でもなく、完全な味方でもない、宙ぶらりんの存在」でした。そしてこの不安定さこそが、悲劇の引き金になります。
動機:エルザを失った少女の、行き場のない感情の爆発
事件の前夜、メィリィは夜の書庫でエルザの「死者の書」を探していました。死者の書を読めば、亡きエルザの生涯を追体験できる。エルザを指針にして生きてきたメィリィは、彼女を失った今、これからどう生きればいいのかわからなかったのです。
その、寄る辺を探して書庫をさまよう姿を、スバルに見られてしまう。整理のつかない感情でぐちゃぐちゃになっていたメィリィにとって、「みじめな自分の姿を見られた」ことは耐え難い恥でした。エルザを失った悲しみ、自覚のない復讐心、スバルたちの優しさへの困惑、これからへの不安──あらゆる感情が渦巻く中で、メィリィはそのモヤモヤを解消する手段を、たった一つしか知りませんでした。
それが──「殺すこと」です。暗殺者として育てられたメィリィにとって、問題を解決する方法は殺人しかなかった。だから、スバルが背を向けた瞬間、彼女は反射的に突き落としてしまった。そこに明確な殺意や打算はなく、あるのは感情の暴発と、歪んだ価値観だけだったのです。
「犯人はルイ・アルネブ説」との関係を整理する
ここで、ネット上でよく見かける「スバルを突き落とした(殺した)のはルイ・アルネブでは?」という説について、誤解が生まれないように整理しておきます。結論から言えば、両方とも”正しい”のですが、指している事象が少し違います。
「直接突き落とした手」はメィリィ
螺旋階段でスバルの背を押した物理的な実行犯は、あくまでメィリィです。これは原作の流れ・ファンの共通認識として確立しています(「今回スバルを突き落としたのは誰?→メィリィです」という質問が知恵袋などで繰り返されているのが、その証左です)。
「その背後で糸を引いた存在」がルイ
一方で、暴食のルイ・アルネブは、スバルの記憶を喰っただけでなく、スバルの体を完全に乗っ取ろうと暗躍していました。そのために、ルイは不安定な状態にあったメィリィの感情を刺激し、揺さぶったとされています。つまり、メィリィの衝動的な犯行の背後には、ルイによる扇動という側面があったわけです。
📖 まとめると
・螺旋階段でスバルを突き落とした手=メィリィ
・記憶を奪い、メィリィの感情を煽って暗躍した黒幕=ルイ・アルネブ
「犯人は誰?」という問いへのストレートな答えはメィリィ。ただし、その悲劇を生んだ根本にはルイの策略があった、と理解するのが最も正確です。
派生事件:スバルがメィリィを手にかけてしまうループも
さらに混乱を呼ぶのが、死に戻りを繰り返す中で立場が逆転するループも存在することです。あるループでは、スバルの中に潜り込んだルイの魔女因子の影響で、スバル自身がメィリィの首を絞めて殺してしまうという悲劇も起きます。これはスバルの意志ではなく、あくまでルイに体を侵食された結果であり、スバルにその記憶はありません。「突き落とし」と「絞殺」、加害者と被害者が入れ替わるこの混沌こそ、第六章の救いのなさを象徴しています。
このシーンが第六章で持つ意味──「誰も信じられない」絶望
突き落とし事件は、単なるショッキングな一場面ではありません。第六章のテーマそのものを凝縮した、極めて重要なシーンです。
「死に戻りを自覚できない死に戻り」という最大級の地獄
これまでのスバルは、死に戻りという力を「絶望を覆すための切り札」として使ってきました。しかし第六章では、記憶喪失によって死に戻りの存在すら忘れている。死んでも、なぜ時間が巻き戻ったのか理解できない。これは、シリーズを通じて最も無防備な状態での死に戻りであり、スバルの精神を根こそぎ削り取ります。
突き落とされて即死できたループはまだマシでした。別のループでは、打ちどころが悪く即死できず、落ちた先で悶え苦しみながら死亡するという凄惨な死に方も経験します。第六章は、リゼロ全章でも屈指の「死に戻りの消耗が激しいArc」として知られ、スバルはこの章で数えきれない死を重ねていくことになります。
「敵か味方か」という疑心暗鬼の極致
記憶を失ったスバルにとって、塔にいる全員が「得体の知れない他人」です。そんな中で背後から突き落とされれば、当然「この中の誰かが自分を殺そうとしている」と疑心暗鬼に陥ります。アニメ第4期でこのシーンが「ナツキ・スバル殺人事件」として描かれ、視聴者が「犯人はこの中にいてほしくない!」と戦慄したのは、まさにこの仲間を疑わざるを得ない地獄が見事に表現されていたからです。
そして「赦し」へ──死に戻りが反転させた結末
しかし第六章の真価は、この絶望をどう乗り越えたかにあります。スバルは死に戻りを繰り返す中で、少しずつ状況を理解していきます。そしてあるループで、階段から落ちかけたメィリィを、スバルが逆に抱きとめて救うという転換が訪れます。
記憶を失ってなお、スバルはメィリィを「自分を殺した敵」としてではなく、大人の事情で兵器に仕立て上げられた、一人の子どもとして見つめました。突き落とした側を、突き落とされた側が赦し、手を差し伸べる──この「赦し」によって、メィリィは殺意の連鎖から解き放たれ、最終的にエミリア陣営の一員として、年相応の幸せを取り戻していくことになります。突き落とし事件は、メィリィ救済の物語の出発点でもあったのです。
よくある質問(FAQ)
Q. 結局、スバルを突き落としたのは誰ですか?
A. メィリィ・ポートルートです。第四章でロズワール邸を襲った魔獣使いの少女で、第六章ではスバル陣営に同行していました。記憶を失ったスバルが螺旋階段に向かったとき、背後から突き落としました。
Q. なぜメィリィはスバルを突き落としたのですか?
A. 明確な殺意があったわけではありません。相棒エルザを失った喪失感、整理のつかない感情、自分のみじめな姿を見られた恥──それらが爆発し、「殺すことでしか問題を解決できない」という暗殺者の歪んだ価値観によって、衝動的に手を出してしまったのが実情です。背後では暴食のルイ・アルネブが彼女の感情を煽っていたとされます。
Q. 突き落とされたあと、スバルはどうなりましたか?
A. 落下死しました。そして自覚のないまま「死に戻り」を発動。記憶を失っていたため、最初はそれを「予知夢」と勘違いします。その後も死に戻りを繰り返し、最終的に状況を理解して事件を乗り越えていきます。
Q. これは死に戻りの何回目の死ですか?
A. 「異世界に来る前の記憶」まで巻き戻ったスバルにとっては、体感として”人生初の死に戻り”でした(本当は何度も死んできた身ですが、その記憶がない)。第六章は死に戻りの回数が極めて多いArcで、塔の攻略全体では膨大な死を重ねています。
Q. 「スバルを突き落とした犯人はルイ・アルネブ」と聞いたのですが?
A. どちらも間違いではありません。直接突き落とした実行犯はメィリィ、その背後で記憶を奪い、メィリィを扇動した黒幕がルイです。「誰が突き落としたか」というストレートな問いの答えはメィリィ、と覚えておけば確実です。
Q. このシーンはアニメで観られますか?
A. はい。第六章「プレアデス監視塔編」はアニメ第4期で映像化されており、突き落とし=「ナツキ・スバル殺人事件」として強烈に描かれています。第1期から順に視聴したい方は、DMM TVでまとめて配信中です。
まとめ:突き落とし犯はメィリィ、その悲劇は「赦し」へ昇華された
最後に、本記事の要点を整理します。
- スバルを螺旋階段から突き落としたのはメィリィ・ポートルート(魔獣使いの少女)。
- 舞台は第六章「プレアデス監視塔編」、塔の五層と四層をつなぐ螺旋階段。スバルは記憶喪失状態だった。
- 動機は殺意ではなく、エルザを失った喪失感と感情の暴発。「殺すことでしか問題を解決できない」歪んだ価値観による衝動的犯行。
- その背後には、記憶を喰い、メィリィを扇動した暴食ルイ・アルネブの策略があった。
- この事件は、死に戻りを通じてスバルがメィリィを「赦し」、救う物語の出発点となり、メィリィのエミリア陣営入りへとつながった。
突き落としという最悪の出会いから、赦しと救済へ。「誰が突き落としたのか」という一つの謎の先には、リゼロらしい「絶望を意志で覆す」物語が広がっていました。第六章の全体像や、スバルの記憶がどう戻るのかが気になった方は、関連記事もぜひあわせてご覧ください。
関連記事
- 【リゼロネタバレ】スバルはなぜ記憶喪失に?6章プレアデス監視塔編
- 「リゼロ」メィリィ・ポートルートとは?魔獣使いの正体を完全解説
- 「リゼロ」メィリィは「魔操の加護」を持つ少女|エルザとの関係&エミリア陣営入りの経緯
- 「リゼロ」メイリィ Arc5解説|エルザの相棒・プリステラ留守番組の真実
- 「リゼロ」メィリィのその後は?Arc4刺客以降の運命とエミリア陣営入り
- 【リゼロ考察】エルザ・グランヒルテの正体と腸狩りの謎|メイリィとの関係
- 「リゼロ」ルイ・アルネブとは?暴食の大罪司教「飽食」とスピカへの変化
- 「リゼロ」スバルの「死に戻り」とは?仕組み・制約・全Arcでの使用回数
- スバルの死亡回数を全Arc別に完全解説|最多はArc7の55回以上
- 【リゼロ】死亡キャラ・衝撃の死亡シーン総まとめ|全章の「死」を完全整理
- 「リゼロ」シャウラの正体とは?プレアデス監視塔の番人・賢者との関係
- 「リゼロ」スバルの権能・能力一覧|死に戻り・見えざる手・コルレオニス
- 「リゼロ」カペラ・エメラダ・ルグニカ完全解説|色欲の大罪司教の正体
下記のリゼロのアニメ・OVAの映像作品は動画配信サービスを利用することで視聴できます。
- リゼロアニメ 1st season
- リゼロアニメ 2nd season
- リゼロOVA「Memory Snow」
- リゼロ劇場版「氷結の絆」
動画配信サービスには初回登録時に無料で利用できるトライアル期間があり、無料期間を活用することで、リゼロの映像作品を無料で楽しむことができます。
リゼロ作品の取り扱いがあり、かつ無料トライアルの提供がある動画配信サービスを調査しましたので参考にしてください。

