第4章「親子」ネタバレ
スバルは、漫画やラノベ、多趣味の産物が散乱する慣れ親しんだ部屋にいた。
自分を起こしにきた父親、菜月賢一と「肉体言語」と称して4の字固めをかけ合っている。
そこに、呆れたような顔をした母親、菜月美穂子が朝食の準備ができたと呼びにきた。
母親は、今日は昴のために頑張ったんだからと、上機嫌に話した。
菜月家の朝
昴が朝食の席につくと、目の前には緑の森と化したグリンピースの山が築かれている。
美穂子が、いつか昴がグリンピースが苦手だと言っていたのを思い出し、苦手なものを克服させようと仕込んだのだ。
昴が遠慮すると、美穂子は自分もグリンピースは苦手と拒絶する。賢一も、昴も美穂子も嫌いなものを、俺が好きなわけないだろう、と拒否した。
朗らかな家族の会話をしながら、朝食の時間が終わると、賢一は流れるように昴に登校を勧めてくるが、昴は逃げるように自室に逃げ込む。
そして、始業時間に絶対に間に合わない時間に、時計の針が進むのを待つ。
いつもの朝ならこれで落ち着くはずが、今朝は何かがおかしく、昴の動機は収まらない。
そこに、賢一が今日は仕事が休みだと、ムーンウォークで昴の部屋に入ってきて、「好きな子いる?」と中学生のような話題を出してきた。
昴に、外に散歩に行こうと提案をして、二人は外に出る。
父親との散歩
賢一と外を散歩していると、本当に多くの人が賢一に話しかけてくる。
昔は悪友「池田」とつるんで方々に悪ガキとして騒ぎを起こしていたらしい賢一は、老若男女問わず、町中の人々に慕われていた。
その中の一人、昔から賢一をよく知る老人に、ふと「何で月曜日のこの時間に賢一といるんだ?」と質問される。
聞かれたくない質問をされてしまった昴は、思わず走って逃げ去ってしまった。
児童公園での親子の会話
逃げ去ったスバルは寂れた児童公園のベンチに座っていて、追ってきた賢一は振った炭酸のコーラを昴に渡す。
昴はパターンが読めていると、コーラの噴射を回避しながら、賢一の振る舞いは全ての人に好意的に受け止められると、自分との違いを感じていた。
賢一が、「好きな子はいるか?」と二度目の質問をする。
昴の耳に、「スバル」と呼ぶ銀鈴の声音が響く。
賢一は、「生きてりゃ答えの出ない問題にぶつかることもある」と、学校に行かない昴にも理解を示していることを伝える。そして、悩んでいる間は文句は言わない、諦めたら流石に口出しすると、そう話した。
昴を襲う頭痛が激しくなり、心臓の動悸が強くなる。
エミリアの声が昴の頭に響き渡り、スバルは思い出す。
そして、賢一に「好きな子、できたよ。だから俺はもう大丈夫だ」と告げる。
過去と向き合うスバル
賢一は、スバルの目から見ても魅力的な人物で、幼少期のスバルの憧れの対象だった。
父のようになりたいと考えていたスバルは、幼少期の頃は、勉強も運動もできて、友達の中心にいた。
しかし、成長していくにつれ、勉強で負け、運動で負け、父への憧れから遠ざかる自分を感じる。
それでも、中心であり続けようと、友達を笑わすために無茶な馬鹿をし続けた。結果、スバルの周りから人はいなくなっていた。
高校デビューにも失敗したスバルは、いよいよ不登校となった。
それでも愛情を向けてくれる両親に対し、内心で「愛さないでくれ」と願い、自分を諦めさせてくれと願っていた。
それでも自分を諦めなかったのは、レムがいたからだった。
レムのおかげでゼロから歩き出すと決めたのだから、マイナスの過去に、スバルは向き合わなければいけなかったのだ。
賢一は、全てを受け止めた上で、昴のアホな部分をアホだと言った。
そして、全てを告白して前を向いた息子を前に、肩の荷が少し降りたといい、未来の話を向けようとした。
しかし、スバルは、自分が二度ともとの世界に戻ることはできないと知っていた。
これだけの愛情を注いでくれた二人に、何の恩返しもできないことに、スバルは号泣して謝罪をする。賢一はそれを優しく抱きとめた。
別れ際、賢一は「頑張れよ。期待してるぜ、息子」と声をかける。
スバルは、「ああ、任せとけよ。父ちゃん」と返し、見つめていた背中に自分を見られながら、前を向いて歩いていく。
母との別れ
家に戻ったスバルは、制服を着て、三時間目も終わりを迎える頃に、学校に登校しようとする。
母・美穂子は、ちょっとコンビニまでシュークリームを買いに行くと、スバルと一緒に家を出る。
何気ない会話の中、スバルが過去と向き合って、前を向いたという話をする。
美穂子は、やっとスバルもお父さんの真似をするのを辞めたということね、と穏やかな口調で話す。
スバルは、美穂子が自分の本心を見抜いていたことに驚くが、美穂子は、親は子供が考えている以上に子供のことを理解していると伝える。
昴の半分はお父さんの子供なのだから、お父さんの半分まで格好良くなって、後の半分で昴になればいいと、スバルに話した。
スバルは、泣きじゃくりながら、長い別れになることを母に告げる。母は、拙い言葉を繋がなくても、お母さんなんだから全て分かっているとスバルに伝える。
美穂子は「いってらっしぃ」と笑顔で手を振り、スバルは「いってきます!」と手を振って返した。
教室で待っていたのはエキドナ
スバルが教室の扉を開くと、そこには強欲の魔女エキドナがいた。
自分の過去と向き合う時間は、君に何をもたらしたかなと、好奇心の目をスバルに向けていた。
https://twitter.com/Rezero_official/status/1288465927281840129
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