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Re:ゼロから始める異世界生活のネタバレ【小説・アニメ・漫画】

「リゼロ」ガーフィールのArc9解説|母リーシアとの再会と地霊の加護・最終章の戦い

「Re:ゼロから始める異世界生活」のガーフィール・ティンゼルは、エミリア陣営の前衛として圧倒的な戦闘力を誇る獣人剣士。Arc9(第九章)では、これまで秘めてきた母への想いが一気に表出し、剣を振るう一人の戦士であると同時に、長く失ってきた家族の一人の息子としての姿が描かれる。

本記事ではArc9におけるガーフィールの動きを「母リーシア(リアラ)との再会」「プレアデス監視塔でのアルデバランとの死闘」「地下大神殿テュフォン戦」の3点を軸に整理し、地霊の加護がどのように深化したかを解説する。Arc8でのマデリン戦からの繋がりも踏まえて読み解こう。


目次
目次

ガーフィール・ティンゼルとは?Arc9前夜までの整理

ガーフィール・ティンゼルは「聖域」生まれの混血獣人で、虎の獣化能力と「地霊の加護」を併せ持つ若き剣士。母リーシア・ティンゼル(土砂崩れで記憶を失いリアラ・トンプソンとして再婚)の存在は、長らく彼の心に空白を残してきた。姉はメイドのフレデリカ・バウマン(異父姉)。

Arc4「聖域」では母への執着と恐怖が彼の戦闘の制約となり、Arc5「水門都市」ではクルシュたちと共に大罪司教ライ・バテンカイトス(バルロイ)戦に参戦、Arc6「魔都カオスフレーム」、Arc8「ヴォラキア帝国」と戦線を渡り歩き、地霊の加護による身体強化と戦術眼を磨いてきた。Arc4の動きは「リゼロ」ガーフィールのArc4解説で詳しく扱っている。

ガーフィール・ティンゼル プロフィール

項目 内容
名前 ガーフィール・ティンゼル
種族 人間と虎の獣人の混血
所属 エミリア陣営/聖域出身
加護 地霊の加護
近親者 母リーシア(リアラ)・姉フレデリカ・実父リッカード(行方不明)
CV(アニメ) 斉藤壮馬

【Arc9最大の感情ドラマ】母リーシアとの予期せぬ再会

Arc9に入ってからのガーフィールにとって最大の出来事は、戦闘そのものではない。水門都市プリステラの復興作業中、記憶を失ったまま「リアラ・トンプソン」として暮らす母リーシアと再会したことだ。

15年越しの邂逅と「息子だと名乗れない」苦悩

母リーシアは過去の土砂崩れで記憶を失い、それを助けたギャレク・トンプソンと再婚。新たな家庭で異母弟妹を授かり、平穏な生活を送っていた。ガーフィールは復興作業の合間に偶然リアラと顔を合わせ、自分の母であることを確信する。

しかし、リアラには過去の記憶がない。息子であると名乗れば、彼女が築いた今の家庭が壊れてしまう。ガーフィールは自らの存在を伏せたまま、「ただの作業員」として母と接することを選ぶ。これはArc4で「母から捨てられた」と思い込んでいた頃の自分には到底取れなかった選択であり、彼の精神的な成長を端的に示す場面である。

ミミの前で泣き崩れた夜

その日の夜、ガーフィールは恋仲のミミ・パールバトンに連れ出され、人気のない場所で一晩中泣き続けた。剣を振るう時の獰猛さからは想像もできない姿で、母への複雑な感情を吐き出し続ける。ミミはただ静かに横にいた。

この場面はArc9でも屈指の感情ドラマとして評価が高く、ガーフィールというキャラクターが「強さ」だけではなく「弱さ」を抱えた一人の青年であることを改めて読者に突きつける。母リーシア側の物語については「リゼロ」リーシアはガーフィール・フレデリカの母親で詳しく扱っている。

プレアデス監視塔――アルデバランとの死闘

母との邂逅を経て心の整理がついたガーフィールは、Arc9中盤、フェルト陣営の指揮でプレアデス監視塔へ向かう部隊に組み込まれる。同行者は同陣営のリカード・ウェルキン、そして賢者エキドナの肉体を介在に動くエッゾ。

「死神」アルデバランとの戦い

監視塔上層で待ち構えていたのは、スバル・ベアトリスを封じた直後のアルデバラン。Arc8でプリスカ謀殺の真相が明らかになった彼は、Arc9では完全に「敵」として立ちはだかる。

ガーフィール・リカード・エッゾの3人がかりで挑むものの、アルは「死に戻り」を1,200回以上重ね、3人の攻撃パターンをほぼ全て学習済み。地霊の加護による地形変化も、虎獣化によるパワー押しも通用しない。

神龍ボルカニカへの乗り移り

追い詰められたアルは、塔最上層の「第一層メイア」へ移動。「死者の書」を空の器となっていた神龍ボルカニカの肉体に転写し、自らの人格を竜の身体に乗り移らせるという前代未聞の行動に出る。

青い鱗の竜体に「アルデバラン」の人格が宿った瞬間、ガーフィールとリカードは竜のブレスを受けて重傷を負い戦線離脱。ボルカニカ=アルは塔の入口でパックと対峙することになる。この一戦はArc9の戦況を大きく動かした分岐点となった。詳しくはArc9プレビュープレアデス監視塔の解説を参照。

地下大神殿――テュフォンの権能「罪の許容」との対峙

監視塔上層での敗北後、ガーフィールは別働隊として地下大神殿に向かう。そこに待っていたのは「傲慢」の魔女テュフォンの権能を冠した試練。

「お前の罪は何だ」

テュフォンの権能「罪の許容」は、心の中に抱えた罪悪感を罰として可視化する。ガーフィールはリカードやエッゾよりも強くこの権能の影響を受け、母を捨てたと感じていた幼少期の自分、聖域の仲間を巻き込んだ過去、フレデリカと別の道を選んだ後悔などが連鎖的に襲いかかった。

オットーの一言で解放

動けなくなったガーフィールを救ったのは、彼の親友オットー・スーウェン。オットーは「ガーフィールの罪を全て俺が許す。だからもう自分を罰するな」と告げ、テュフォンの権能を空転させた。

仲間との絆が「罪」を超克する展開は、Arc9の精神的テーマである「許す/許される」と直結しており、ガーフィールにとっては母リーシアとの邂逅と表裏一体の救済となった。

地霊の加護――Arc9で深化した4つの機能

Arc9のガーフィールは、地霊の加護の運用が一段階洗練された。本作で繰り返し描かれる「地霊の加護」は以下の4機能で構成される。

機能 解説
大地のマナ吸収 足が地面と接している間、無限に近いマナを吸い上げ続ける
自己再生 傷を負っても地面のマナで急速に再生。Arc8の雲龍メゾレイア戦でも活用
身体強化 マナを筋繊維に流し込み、虎獣化と組み合わせて爆発的な瞬発力を発揮
地形変化 地面そのものを操作し、隆起・陥没・武器化が可能。Arc9アル戦でも応用

Arc9では、これらに加えて「足元から離れた瞬間に弱体化する」という弱点を補うために、空中でも一定時間マナ循環を維持する技を見せる。これはArc8マデリン戦で雲龍ブレスを真っ向から受け止めた経験から編み出した応用と語られている。

Arc8マデリン・メゾレイア戦からの繋がり

Arc9を理解する上で外せないのがArc8でのマデリン・エッシャルト(雲龍メゾレイア)戦。マデリンが操る雲龍メゾレイアの全力ブレスをガーフィールは正面から受け止め、その勢いでマデリンを地上に引きずり下ろした。

このときの「踏ん張った経験」は、Arc9でアルのボルカニカ・ブレスを受けた際にも生きた。完全には防ぎ切れなかったが、リカードを守るだけの時間を稼いだのはマデリン戦の延長線上の動きだったといえる。Arc8全体の流れはArc8まとめに整理してある。

亜獣への躊躇を乗り越えた剣戟

Arc7のクルガン戦では、亜獣のような姿の相手に対してガーフィールが攻撃を躊躇し決定打を逃した場面があった。Arc9ではこの弱点は完全に克服されている。

アルが乗り移ったボルカニカ=かつての神獣に対しても、ガーフィールは一瞬の迷いもなく刃を立てた。「相手が獣の姿でも、中身は人格を持つ敵」と認識を切り替える訓練を、Arc8とArc9の合間に積んだことが伺える。エミリアのArc8でも同様に、彼女が氷の権能を「守るためなら使う」と覚悟を決めた成長と並ぶ精神的進化だ。

Arc9後半~最終章でのガーフィールの役割(推測含む)

Web版Arc9はまだ完結していないため、ここからは判明している描写と読者考察を交えた整理になる。

復興と前線指揮の二刀流

母との再会以降、ガーフィールは「水門都市プリステラの復興」と「監視塔遠征」の往復という、後方支援と前線突撃の両方を担う立場になっている。ヴィンセント・ヴォラキア側からの援軍打診にも前向きに応じる姿勢が描かれており、陣営をまたいだ調整役としても機能している。

姉フレデリカとの再会の予感

姉フレデリカもまた、ロズワール邸からエミリア陣営の主力としてArc9以降の戦いに参戦している。母リーシアという共通の起点を持つ姉弟が、Arc9終盤で同じ戦場に立つ可能性は十分にある。フレデリカ側のロズワール陣営での動きはレムのArc9記憶回復とも関わってくるテーマだ。

視聴ガイド――Arc9を予習・復習するなら

Arc9はWeb版で先行展開している章。映像化はまだ先になるが、Arc1~Arc4までの放送分はDMM TVでアニメ視聴が可能。第3期もアニメ化が進んでおり、ガーフィールの活躍を映像で振り返るのに最適だ。

原作小説でArc9を先取りしたい場合は、MF文庫J刊行の最新巻チェックが必須。Arc8のヴォラキア編から続く戦線の全体像を把握するうえで、書籍版での精読をおすすめしたい。リゼロ原作小説をAmazonで探す

【深掘り】母リーシアとガーフィールが交わした「察しろ」の真意

Arc9で描かれた母リーシアとの再会は、単純な親子の和解物語ではない。リーシアは過去の記憶を喪失し「リアラ・トンプソン」として新しい家族と暮らしている。一方、ガーフィールは聖域で「母に捨てられた」と思い込んで育ち、Arc4でクリンドからその誤解を解いてもらった経緯がある。

15年越しに対面した二人の間に流れた空気を、原作では「察しろ」という一言で象徴的に描いている。これは「あえて口に出さず、お互いの今を尊重する」という暗黙の合意であり、ガーフィールにとっては母から名前を呼ばれることよりも、母が今幸せでいることを選んだ覚悟の表れだ。

記憶を取り戻したリーシア側の選択

後に明らかになるが、リーシアは実は再会の最中に記憶の一部を取り戻していた。それでも息子であるガーフィールに「気付かないふり」を貫いたのは、彼の歩みを止めないためだ。Arc1~Arc4の旅で「捨てられた」と思い続けた息子が、自分の存在を理由に立ち止まることがないように――母としての最後の祈りに近い選択だった。

この母子の機微はリーシアの記事でさらに詳しく扱っているが、Arc9のガーフィールサイドから読むと「強くなった息子を、強い母が見送った」という構図が一段とくっきり浮かび上がる。

ミミ・パールバトンとの関係――Arc9で深まる絆

Arc9でガーフィールを精神的に支え続けたのは、ティビー・ヘータロー・ミミの三つ子姉妹のうち、姉ミミ。ガーフィールとミミの恋愛関係はArc6から徐々に描かれていたが、Arc9で一気に明示的になる。

「ガーは私の旦那さん」発言

水門都市での復興作業の合間、ミミは公然と「ガーは私の旦那さん」と周囲に宣言する。アナスタシア陣営のメンバーは半ば呆れ顔だが、ガーフィール本人は否定しない。むしろ母リーシアと顔を合わせた夜、泣き崩れたガーフィールをそっと支えたのはミミであり、二人の関係は単なる片思いの段階を越えていることが示される。

戦闘パートナーとしてのミミ

ミミは三つ子の三身一体「ミミ・ヘータロー・ティビー」の合体魔法「ぐらん・がでぃん」を発動できる主軸。Arc9のプレアデス監視塔遠征でも、ガーフィールの援護役として同行している。ガーフィールが地霊の加護で地形変化を行う直前にミミが範囲魔法で敵を拘束するなど、戦闘面でも完璧な分業が成立している。

戦術解説――アルデバラン戦で見せたガーフィールの選択肢

Arc9のアルデバラン戦は、ガーフィールの戦術の幅が一段階上がったことを示す象徴的なバトル。1,200回以上の死に戻りで攻撃パターンを学習されている相手にどう対処するか、その回答が本作で示された。

パターン1: 地形そのものを兵器化

ガーフィールは地霊の加護で監視塔上層の床を隆起させ、巨大な石柱を矢のように射出した。これはアルの過去経験にない攻撃であり、一時的に虚を突くことに成功している。

パターン2: 虎獣化と人型の切り替え速度

従来は虎獣化→突撃→人型に戻る、という比較的固定された流れだった戦闘ルーチンを、Arc9では「人型のまま腕だけ虎化」「下半身だけ虎化」など部分獣化に分解。アルの予測を狂わせる試みが続く。

パターン3: リカードとの連携

アルの死に戻りはガーフィール単体の動きには対応していても、リカード・ウェルキンとの連携には完全には適応していない。二人は互いの隙を埋めるように動き、何度かアルに有効打を入れている。最終的には神龍ボルカニカへの乗り移りで戦線を破られるが、戦術自体は正解に近かったといえる。

テュフォン権能との対峙――罪の概念をめぐる対話

地下大神殿の試練で描かれたテュフォン「罪の許容」との対峙は、Arc9で最も哲学的なシーンの一つ。テュフォンは「お前の罪を言え。罪のないものは通してやる」と問いかけてくる。

ガーフィールが告白した「罪」

ガーフィールが心の中で並べた罪は、概ね次の3点だった。

  • 聖域の結界が解けた際、自分の弱さで仲間を巻き込んだこと
  • 姉フレデリカが屋敷を離れる選択をしたとき、引き止められなかったこと
  • 母リーシアを「捨てた母親」と憎みながら成長した過去

テュフォンの権能はこれらの罪悪感を増幅し、ガーフィールの身体を縛り上げた。リカードやエッゾより強く影響を受けたのは、ガーフィールが「自分を許せていない」期間が長すぎたためと作中で示唆される。

オットーの「俺が許す」

動けないガーフィールに対し、オットー・スーウェンは「お前の罪は全部俺が許す。だから前に進め」と宣言する。テュフォンの権能は「罪を許可する者がいる場合は無効化する」性質を持ち、オットーの言葉によって解除された。

これはArc6でラム・レム姉妹が見せた「家族による赦し」のテーマと響き合うシーンであり、Arc9全体の「他者からの赦し」モチーフを最も鮮やかに描いた場面と評価されている。

地霊の加護――Arc9で見せた新技と限界

これまで地霊の加護は「足が地面と接している間は無敵に近い」という長所と、「空中・水中では弱体化する」という短所が明確だった。Arc9のガーフィールは、この短所を埋める新技を複数披露している。

新技1: 浮遊マナ循環

地面から離れた直後、足裏に残したマナを循環させて短時間だけ加護を維持する技。Arc8のマデリン戦で雲龍の背に乗った経験から発想されたとされる。アル戦では空中戦に対応するためにこの技で短い空中ダッシュを実現した。

新技2: 範囲地割れ

従来は「直線的に地割れを起こす」運用が主だったが、Arc9では「半径数十メートルを円形に陥没させる」範囲技を解禁。アルが立ち位置を頻繁に変える戦法に対応するための応用形だ。

限界: 神龍ボルカニカには通用しなかった

とはいえ、相手が神龍ボルカニカクラスになると地霊の加護でも完封は不可能。アル=ボルカニカのブレスはガーフィールが地霊の加護で生成した防壁を貫通し、リカードと共に重傷を負わせた。Arc9以降は「神龍級にどう対処するか」が陣営全体の課題になる。

姉フレデリカ・実父リッカードとの関係はArc9でどうなる?

ガーフィールの家族はArc9で大きな転機を迎えている。母リーシアとは再会した。残るは異父姉フレデリカと、行方不明の実父リッカード。

フレデリカとの再会の伏線

フレデリカはエミリア陣営のメイド長としてロズワール邸を守ってきた。Arc9に入って彼女もまた前線に駆り出されており、ガーフィールと再合流する展開が予告されている。母を共有する姉弟が、それぞれの戦場を経て同じ陣営で剣を交える日は近い。

実父リッカードの行方

ガーフィールの実父リッカードはリーシアと結婚した直後に行方不明となり、Arc9時点でも生死は不明のまま。一説には「亜人連合」関連で生存している可能性もあり、Arc9終盤~最終章で再登場する余地が残されている。

Arc9全体の中でのガーフィールの立ち位置

Arc9はスバルが復活し、ベアトリスがスバルと再合流し、アルデバランの正体が完全に明かされる――という主要キャラの「決着」が連発する章。ヴィンセントレムの記憶回復、エミリアの氷の権能の覚醒など、各陣営の主力が「次のステージ」へと一斉に押し上げられる。

その中でガーフィールの役割は、「家族のドラマと戦闘の最前線を同時に背負う」というArc4以来の宿命を、Arc9で完成形に昇華させること。母リーシアとの再会で「過去」と決着をつけ、地霊の加護の新技で「戦士としての未来」を切り拓いた。Arc9以降は、家族・恋人・仲間を全て背負った戦士として、最終決戦の前衛に立つことになる。

Arc9予習・復習のリソースまとめ

ガーフィールの全章活躍を改めて辿りたい読者向けに、関連リソースをまとめておく。

母との15年越しの邂逅と、神龍を相手取る前線突撃を同時にやり遂げたArc9のガーフィール。最終章での彼の選択が、エミリア陣営の勝敗を左右することは間違いない。続報はラノバレで継続フォローしていく。

【補足解説】Arc9のガーフィールが背負った「3つの矢印」

Arc9のガーフィールを精神面で読み解くと、彼が同時並行で抱えていた感情の方向は概ね次の3つに整理できる。これらが交錯し合い、結果として「母リーシアとの邂逅」という一点に集約していく構造が見事に組み上がっていた。

矢印1: 過去への矢印(母リーシア・聖域)

聖域で育ったガーフィールにとって、母リーシアの不在は最大のトラウマだった。Arc4で「母は捨てたわけではなく、土砂崩れで記憶を失った」とクリンドから告げられた時点で過去は一部清算されたが、心の奥には「もし会えたら何を言うか」という未解決の問いが残り続けていた。

Arc9でその矢印は実体化する。再会したリーシアに対し、彼が選んだ言葉は「ありがとう」でも「会いたかった」でもなく、ただの「お疲れさまです」だった。職人として復興作業をする一住民への、当たり障りのない一言。だがその一言には、15年の重みと「今の幸せを壊さない」という決意が圧縮されていた。

矢印2: 現在への矢印(仲間・ミミ・恋愛)

同時にガーフィールは、現在の自分を支える仲間との関係も深めていく。ミミとの関係はArc9で「恋仲」として周囲に認知され、オットーとは「親友以上の絆」を再確認した。リカード・ウェルキンとは戦場で命を預け合うコンビとなり、エミリア陣営の前衛筆頭としての立場も確立する。

過去のトラウマに引きずられず、目の前の戦場で今を生き抜く――この矢印が、Arc9の戦闘でガーフィールが見せた冷静さの源だ。Arc7クルガン戦で亜獣に対し躊躇したような場面は、Arc9のアル戦では一切なかった。

矢印3: 未来への矢印(最終決戦・姉フレデリカ)

三つ目の矢印は、まだ完成していない未来へ向かっている。神龍ボルカニカを操るアルデバランに勝つこと、姉フレデリカと並んで剣を振ること、そして実父リッカードの安否を確かめること。Arc9ラストに向けて、これらの矢印は徐々に重なり始めている。

セリフ分析――Arc9ガーフィールの代表的な台詞

Arc9でガーフィールが発した印象的な台詞をいくつか拾い、その背景を解説する。

「お袋……いや、リアラさん。今日もお疲れさまでした」

復興作業終わりにリーシアと別れる場面の台詞。「お袋」と呼びそうになって、すぐに「リアラさん」と言い直す揺らぎが、息子としての本能と一人の男としての覚悟の同居を象徴している。

「ミミ……ちょっとだけ、泣かせてくれ」

母リーシアと別れた夜、ミミに連れ出された場面で吐き出した一言。「ちょっとだけ」という子供っぽい言い回しに、ガーフィールがどれだけ自分の感情を抑えてきたかが滲む。ミミは何も言わず横に座り続けた。

「アンドレッ! オレらの剣は、まだ折れちゃいねえ!」

アルデバラン戦で重傷を負った後、リカードを鼓舞した台詞。「アンドレッ」はガーフィール独特の感嘆詞で、テンションが極限まで上がった時にしか出ない言葉。アルの圧倒的な強さの前でも諦めない姿勢を端的に示した。

「オットーが許してくれんなら、オレはもう自分を許す」

テュフォン権能を打破した瞬間の台詞。「自分を許す」というフレーズは、Arc1~Arc8を通してガーフィールが口にしたことのない表現で、Arc9での精神的到達点を示すキーワードとなっている。

Arc9以降の見どころ予想――ガーフィール視点

Arc9はまだ完結していないが、ガーフィール視点で予想される今後の展開を整理しておく。

1. 神龍ボルカニカ=アルデバランとの再戦

Arc9中盤で重傷を負って戦線離脱したガーフィールが、傷を癒して再びアル=ボルカニカに挑む展開は確実視されている。地霊の加護の新技と虎獣化を組み合わせた決戦が描かれるだろう。アルとは因縁が深いだけに、決着の場面は読みどころになるはずだ。

2. フレデリカとの共闘

姉フレデリカもまた、ロズワール邸からエミリア陣営の前線へ駆け出している。Arc9終盤~最終章で姉弟が並んで戦う場面は確実に来ると見られる。母リーシアという共通の起点を持つ二人が、母の前で剣を交わす――そんな構図がもし描かれれば、Arc9の感情ドラマは完成形を迎える。

3. 実父リッカードの再登場?

実父リッカードの安否は依然として不明。亜人連合関連で生存しているという読者考察も多く、Arc9終盤~最終章で姿を現す可能性はゼロではない。もし再登場した場合、ガーフィールは「父」と「友」のどちらの位置で接するのか、注目される。

キャラ比較――Arc9で他キャラと並んだガーフィールの位置

Arc9のエミリア陣営前衛の中で、ガーフィールがどんな位置を占めているかを他キャラと比較してみる。

キャラ 主な戦法 Arc9での到達点
ガーフィール 地霊の加護+虎獣化 神龍級と渡り合う前衛筆頭
エミリア 氷の権能+ベル魔法 氷の権能を「守るため」に解禁
ベアトリス 陰陽の魔法 スバルとの精霊契約を完全活用
ロズワール 四属性万能魔法 計画から解放され純戦力化
フレデリカ 銀狼獣化+剣術 Arc9で前線復帰の予兆

こうして並べると、エミリア陣営の前衛筆頭は依然としてガーフィールであり、彼の調子如何で陣営全体の戦力が大きく変動することがわかる。Arc9でアル戦に挑んだのもガーフィールが先陣を切ったからこそ。エミリアArc8から続く陣営強化の流れの中で、ガーフィールは戦力面のキャップを担う重要キャラと位置付けられる。

まとめ|Arc9のガーフィールは「戦士」から「息子」へ

Arc9のガーフィール・ティンゼルは、剣戟だけを見ても十分に主戦力としての存在感を放っていた。しかし本章の核は、母リーシアとの15年越しの再会で剝き出しになった「息子としての顔」、そしてオットーの一言で罪を許される「許される側の顔」にある。

地霊の加護の応用、アルデバラン戦の戦術、テュフォン権能の超克――これらの戦闘描写も、すべて「家族と仲間に許され、自分を許す」という精神的テーマと地続きで描かれている。Arc9以降の最終章で、ガーフィールがどんな立場で剣を振るうのか。フレデリカや母リアラとの再会の続編を含め、注目すべき要素は尽きない。

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