本記事は、当サイト既存のエキドナの人物像記事やエキドナ詳解記事とは一線を画し、Arc4で実際に起きた「茶会」という「イベント」そのものに徹底的に迫る。エキドナがどのような愛を告白したか、エキドナ以外の魔女たちがスバルをどう評価したか、試練とは何だったか——「記憶の城で何が起きたのか」を一冊分に凝縮して解説する。
Arc4「聖域」編を語る上で避けては通れないのが、エキドナの記憶の城で繰り広げられた魔女たちの茶会だ。ナツキ・スバルは試練を受けるたびにその神秘的な空間へと引き込まれ、強欲の魔女エキドナをはじめ、暴食のダフネ、憤怒のミネルヴァ、傲慢なドーマ、そして嫉妬のサテラと邂逅する。エキドナはスバルに「愛している」と告白し、契約を迫る——しかしその愛の正体とは何か?スバルが最終的に契約を拒否した真意とは何だったのか。本記事で余すところなく解説する。
1. 魔女たちの茶会とは何か——「記憶の城」の全貌
Arc4「聖域」編の中心舞台のひとつが、強欲の魔女エキドナが作り上げた夢の空間——「記憶の城」だ。エキドナの魂が神龍ボルカニカによって封印された墓所を舞台に、スバルが試練を受けた夜ごとに引き込まれるこの異空間は、一見すると美しい城の中での優雅な茶会のように見える。しかしその実態は、エキドナの知識欲を満たすための巧妙な舞台装置でもある。
「記憶の城」は、エキドナ自身の記憶と魂から形成された精神世界だ。現実の肉体と魂は失われているが、魂の残滓がこの空間を維持し続けている。ここにはエキドナだけでなく、他の大罪魔女たちの魂の欠片も宿っており、それが各魔女との邂逅を可能にしている。
1-1. 茶会に招かれる条件
スバルが茶会へ招かれたのは偶然ではない。墓所の試練を受けた結果として蓄積された「なんで(疑問・憤慨)」のエネルギーがある規定値に達したとき、エキドナの興味を引くほどの「知的刺激」を持つ者だけが茶会へと導かれる。
スバルの場合、死に戻りによって幾つもの「ありうべからざる今」を経験してきた事実が、エキドナにとって計り知れない魅力となった。スバルが見てきた無数の分岐、積み重ねた知識と感情——それらはまさに知識を渇望するエキドナにとっての「至高の素材」だったのだ。
1-2. 嫉妬の魔女だけが来られない理由
茶会の空間は、強欲・暴食・色欲・傲慢・憤怒・怠惰の六魔女が存在できる場だが、嫉妬の魔女(サテラ)だけは通常この空間に入り込めない。しかしArc4の第三回茶会ではサテラが特殊な形で現れており、これはスバルとサテラの特殊な魂のつながりに起因するものと考えられている。この点については後の節で詳しく解説する。
| 茶会の要素 | 詳細 |
|---|---|
| 場所 | エキドナの「記憶の城」(夢の精神世界) |
| 招待条件 | 墓所の試練を受け、エキドナの興味を引くほどの「なんで」を持つこと |
| 参加可能な魔女 | 強欲・暴食・色欲・傲慢・憤怒・怠惰の六魔女(嫉妬は原則不可) |
| 茶会で出されるお茶 | エキドナの体液から作られた「ドナ茶」 |
| Arc4でのスバルの参加回数 | 計3回(試練の周回に対応して招待される) |
2. Arc4三度の茶会——何が起きたのか時系列で追う
2-1. 第一回茶会:エキドナとの出会い、試練の説明
スバルが初めて記憶の城に招かれたのは、墓所の試練を初めて受けた夜だ。ここでスバルはエキドナと初めて対面し、彼女の知識と情報に圧倒される。エキドナはこの段階では主に試練の内容と構造を説明する情報提供者の側面が強く、スバルに対して友好的かつ積極的に接触してくる。
エキドナの狙いはスバルの「死に戻り」という未知の現象への強い知識欲だ。他の魔女と違い、エキドナはスバルを一方的に害しようとするのではなく、知識の交換・情報の共有を望んでいる——少なくとも表向きは。
このとき初めて提供されるドナ茶は、エキドナの体液という驚愕の事実をスバルに告げられた後も飲まされるという、エキドナならではのブラックユーモアに満ちたシーンとして印象的だ。
2-2. 第二回茶会:死に戻りの秘密と五魔女の登場
Arc4三周目の死後、スバルは再び茶会へと招かれる。この第二回茶会こそ、Arc4の中でも最も情報量が多く、物語の核心に迫る重要な場面だ。
エキドナはここでスバルに対し、死に戻りの正体が「嫉妬の魔女サテラから与えられた加護(力)」であることを明かす。さらに、Arc4で猛威を振るう「大兎」についての重要情報も提供される。
そして——この茶会でエキドナ以外の四人の魔女が姿を現す。暴食のダフネ、憤怒のミネルヴァ、傲慢なドーマ、そして突如として嫉妬のサテラ。スバルは一度にこれほど多くの大罪魔女と対面するという、前代未聞の体験を味わうこととなる。
2-3. 第三回茶会:愛の告白・契約の提示・そして拒否
スバルが精神的に最も追い詰められた状態で迎えた第三回茶会は、Arc4の感情的なクライマックスのひとつだ。極限まで疲弊したスバルに対し、エキドナはついに「エキドナ契約」——最善の未来を目指す協力と引き換えに、スバルが見聞きした記憶・感情をすべて共有させるという契約を持ちかける。
エキドナは約2分10秒にも及ぶ長台詞で、自身の力を全て使ってスバルを慰め、励まし、支えると述べ、最終的に「これは、愛の誓い、かもしれない。愛の誓いだ!」と宣言した。
しかしこの瞬間——他の魔女たちが割り込んでくる。カーミラ(色欲の魔女)らは「エキドナの言ったことは全部本当だけれど、思惑の全てを話したわけではない」と告発。エキドナの真の目的が自らの知識欲を満たすことであり、スバルの苦しみや大切な人の犠牲についてはどうでもよいという冷酷な本心が暴かれる。
スバルはこの裏切りを前に、最終的にエキドナとの契約を拒否する。この決断によりスバルは「強欲の使徒」の権利を失い、以後墓所の試練を受けられなくなるという重大な代償を負うことになった。それでもスバルはエミリア自身の力で試練を乗り越えさせる道を選ぶ。
3. 試練の内容——Arc4の三つの関門
魔女たちの茶会の背景にあるのが、聖域の「結界解放」のための三つの試練だ。Arc4ロズワール邸編全体の目的は、スバルとエミリアがこの試練を乗り越えることにある。
3-1. 第一の試練「過去」
最初の試練は「まずは己の過去と向き合え」というものだ。受験者は自身の過去のトラウマ——最も直視したくない記憶——と強制的に向き合わされる。スバルの場合、異世界に召喚される以前の現実世界での記憶、自分の弱さや後悔と向き合うことが求められた。
対してエミリアが向き合ったのは、封印されていたフォルトナとの記憶、エルフの村の凍結という悲劇的な過去だ。Arc4エミリアの試練克服については、別記事で詳しく解説している。
3-2. 第二の試練「現在(選択の結果)」
第二の試練は「自分がした選択の結果を見せつけられる」というものだ。スバルの死に戻りにおいて「選ばれなかったルート」——別の選択をしていた場合の結末——が突きつけられる。積み重ねてきた無数の犠牲や後悔が形を持って押し寄せ、スバルの心を激しく蝕む試練となっている。
3-3. 第三の試練「未来」
最後の試練は「ありとあらゆる可能性として今後自分に襲いかかる災難を見せつける」ものだ。来たるべき未来の苦難が次々と展開される。エキドナの視点からは、受験者がどう判断しどう乗り越えるのか——その過程を観察することへの知的好奇心を満たすためのものでもあった。
| 試練 | テーマ | スバルへの影響 | エミリアへの影響 |
|---|---|---|---|
| 第一の試練 | 過去 | 現実世界での後悔・弱さと対面 | フォルトナの記憶・村の凍結と対面 |
| 第二の試練 | 現在(選択の結果) | 選ばれなかったルートの犠牲を見る | 封印時の選択の重さと向き合う |
| 第三の試練 | 未来 | 来たるべき災厄の可能性を見せられる | 自身の未来と対峙し克服 |
4. 各魔女のスバル評価——五つの異なる目線
茶会に登場した魔女たちは、それぞれ全く異なる個性と価値観でスバルと向き合う。大罪という異なる「罪」を体現する彼女たちの目を通して見えるスバル像は、Arc4の人物描写の中でも屈指の深さを誇る。
4-1. エキドナ——「知識欲の対象」としての愛
強欲の魔女エキドナはスバルに対して最も積極的な感情を抱く。その核心にあるのは知識欲——スバルという「死に戻り」という常識外の経験を積んだ存在は、エキドナにとって生涯最高の研究対象であり、知的刺激の源泉だ。
第三回茶会での「愛の誓い」は本物の感情であり、エキドナにとってのスバルへの「愛」は確かに存在する。しかしその愛の定義が問題だ。エキドナの愛とは「知識を通じた執着」であり、スバルの苦しみや喜びを感情として共感するものではなく、知識として収集・体験したいという欲求だ。
エキドナがスバルに告げた言葉——「これは愛の誓いだ」——は嘘ではない。しかし彼女の愛は、スバルの存在を「大切にしたい」という保護の愛ではなく、「全てを知りたい」という探求の愛だった。この根本的なすれ違いが、スバルに契約拒否を決意させた最大の要因だ。
なお、エキドナはArc後半にてオメガとして意識が生き続けることになる(詳細はエキドナ詳解記事を参照)。
4-2. サテラ——「全てを知った上で愛し続ける」孤独
嫉妬の魔女サテラのスバルへの感情は、本作中で最も複雑かつ深遠だ。サテラはスバルの記憶・知識・感情の全てを知っている——その理由は、死に戻りの力がサテラからスバルへと与えられた加護だからだ。スバルが経験した全ての死に戻りの記憶は、サテラの元に蓄積されている。
茶会でのサテラの登場は衝撃的だ。本来入り込めないはずの記憶の城に、スバルとサテラの特殊な魂のつながりを通じて現れたサテラは、ただ「好き、好き」と繰り返す。その愛は狂気じみて見えるが、400年間全ての孤独を抱えながら待ち続けた感情の深さでもある。
サテラとエミリアの関係、そして死に戻りとの関連については、サテラの詳細記事と嫉妬の魔女詳細記事で深掘りしている。
4-3. ダフネ——「食料」として見るシンプルな本能
暴食の魔女ダフネのスバルへの評価は、ある意味で最もシンプルだ。三大魔獣(Arc3で白鯨討伐で描かれた白鯨もその一体)を生み出した張本人であるダフネは、世界の飢餓をなくすために生物を創造したと語る。
茶会でのスバルへの反応は端的で、スバルを「食料」として認識している節がある。暴食という大罪を体現する彼女にとって、生物はすべて「食べられる/食べられない」という基準で見られる存在だ。「つまんない話しないでくださいねぇ」という発言は、知的な議論よりも本能的な感覚を優先する彼女の性格をよく表している。
危険なのはダフネの「飢餓の魔眼」——左目を見た者に極限の飢餓感を与える権能だ。スバルはダフネと目が合った際、あまりの空腹で無意識のうちに自分の指を食いちぎってしまうほどの飢餓感を体験している。
4-4. ミネルヴァ——「苦しみへの怒り」を抱く同情者
憤怒の魔女ミネルヴァは、魔女の中でも特にスバルの苦しみに対して同情的な感情を持つ。その権能「暴力」は逆説的にも治癒の力——ミネルヴァが加えた暴力はすべて治療行為に変換されるという不思議な力だ。
第二回茶会でダフネによって傷ついたスバルを癒し、第三回茶会ではエキドナの契約を阻止するために介入するなど、ミネルヴァはスバルに対して最も「守ろうとする」態度を見せる魔女だ。
ただしミネルヴァの怒りの方向性は独特で、「目の前で苦しんでいる者がいることへの怒り」——その苦しみを引き起こすものすべてに対して憤慨する。エキドナの契約がスバルをさらなる苦しみに引き込むと判断したから介入したのであり、スバルを「愛している」というよりは「苦しませることへの怒り」が行動原理だ。
ミネルヴァの権能の代償として、彼女が癒しのために消費するマナは世界の中核から奪ってくるものであり、それが天災や天変地異を引き起こす可能性を孕んでいる——「暴力」という権能名の意味の深さがここにある。ミネルヴァについてはミネルヴァ詳細記事も参照のこと。
4-5. ドーマ——「静観」する傲慢
傲慢の魔女ドーマは、茶会においてスバルに対して最も静的な態度を取る魔女だ。傲慢という大罪を体現する彼女は、他者への関心を最低限に抑え、他の魔女たちのやりとりを静観する立場にある。スバルへの積極的な評価や干渉はほとんどなく、ある意味で「存在するが関与しない」という傲慢らしい態度を貫く。
| 魔女 | 大罪 | スバルへの態度・評価 | 茶会での行動 |
|---|---|---|---|
| エキドナ | 強欲 | 知識欲の対象として愛する・契約を迫る | 茶会の主催者・情報提供・愛の告白・契約提示 |
| サテラ | 嫉妬 | 全てを知った上で愛し続ける | 「好き」と繰り返す・スバルへの揺るぎない愛情 |
| ダフネ | 暴食 | 食料として認識・本能的な関心 | 「飢餓の魔眼」でスバルを傷つける・興味薄 |
| ミネルヴァ | 憤怒 | スバルの苦しみへの同情・怒り | 傷を癒す・エキドナの契約を阻止 |
| ドーマ | 傲慢 | 静観・関与せず | 他の魔女のやりとりを傍観 |
5. エキドナの「愛」——その正体と限界
5-1. 愛の告白の全貌
Arc4の第三回茶会でエキドナが行った「愛の告白」は、リゼロ全編を通じても屈指の名シーンだ。約2分10秒の長台詞の中でエキドナは、スバルの力になることを約束し、慰め、発破をかけ、「どんな形でも支える」と誓い、最後に「これは、愛の誓い、かもしれない。愛の誓いだ!」と高らかに宣言した。
この告白に偽りはない。エキドナはスバルに対して、自身が「愛」と定義できる感情を持っていることは確かだ。しかしその「愛」の質こそが問題の核心だ。
5-2. 知識欲という名の愛——エキドナの本質
エキドナの愛とは、スバルという存在の全てを「知る」ことへの強烈な欲求だ。スバルが見てきた世界、経験した死、感じた感情——それらすべてを自分の知識として取り込みたいという衝動が、エキドナにとっての「愛」だった。
エキドナ契約の真の内容は「スバルが見聞きしたもの・得た感情をすべてエキドナに共有させる」こと——つまりスバルの死に戻りの経験を全て「知識として収集」させてもらう対価として、エキドナが力を貸すという構造だ。
カーミラや他の魔女たちが暴いたエキドナの本心は冷酷だ。死に戻りの過程でどんな犠牲や苦しみが生じても構わない——エキドナはスバルの苦しみそのものをも「知識として価値がある」と見なしており、スバルが大切にしている者たちの命や幸福については、知的対象としての価値は認めても、感情として保護しようとは考えていない。
5-3. スバルが契約を拒否した理由
スバルがエキドナとの契約を拒否した決定的な理由は、エキドナの愛がエミリアやレムなど大切な人たちを「切り捨てても構わない知識の素材」として扱うものだったからだ。
スバルにとって死に戻りは、決してエキドナの知識欲を満たすためのものではない。それはエミリアを守るための、レムをはじめとした大切な人たちを救うための手段だ。その価値観の根本的な相違が、スバルをしてエキドナの「愛の告白」を退けさせた。
なおスバルの総合的な戦闘力・精神力の成長については、スバルの強さ詳解記事で詳しく解説している。
6. 茶会がもたらした影響——Arc4後半への連鎖
6-1. 試練の継続:エミリアへのバトンタッチ
エキドナとの契約を拒否したスバルは「強欲の使徒」の権利を失い、以後墓所の試練を受けられなくなった。これは表向き重大な損失だが、スバルはこれをエミリア自身が試練を乗り越えるための「舞台整備」に転換する。
エミリアは三つの試練を通じて自身の封印された記憶と向き合い、フォルトナの真実を知り、自分の弱さと誇りを取り戻していく。Arc4エミリアの試練克服はArc4の感動的な軸のひとつだ。
6-2. ベアトリスとの関係——エキドナが残したもの
茶会で明かされなかった重要な事実のひとつが、ベアトリスとエキドナの「母娘」関係だ。ベアトリスはエキドナが創り上げた人工精霊であり、エキドナのことを「お母様」と呼び、エキドナが残した「その人が来るまで禁書庫を守る」という契約のために400年間孤独に待ち続けていた。
ベアトリスの強さと詳細については別記事を参照してほしいが、茶会を通じてエキドナの側面を深く理解することで、ベアトリスの400年間の孤独と待ち望んだ「その人(スバル)」との契約の意味が、より一層深みを増して理解できるはずだ。
6-3. ロズワールとエキドナのつながり
Arc4全体を通じて描かれるロズワールの狂気——彼の「魔法書」はエキドナが残したものであり、ロズワールはその未来予言書を根拠に「最悪の展開」を引き起こしてきた。エキドナとロズワールの関係は、Arc4ロズワール邸の全体解説で深掘りしている。
7. 比較:茶会に参加しなかった魔女——セクメトについて
Arc4の茶会に参加したのはエキドナ・サテラ・ダフネ・ミネルヴァ・ドーマの5人(ないし4人+特別参加のサテラ)であり、怠惰の魔女セクメトはArc4の茶会には参加していない(BATCH_45_SHARED.mdの重要事実より確認済み)。
セクメトは他のArcでの登場が確認されており、「怠惰」を体現する最も寡黙で動かない魔女だ。彼女の不参加は、怠惰という大罪の体現そのものといえるかもしれない。
8. 他のArc・他キャラとの比較で見る「茶会」の位置づけ
8-1. スバルの精神的変遷における茶会の意味
Arc4の茶会は、スバルにとって精神的な試練の場でもあった。Arc3でのスバルの成長(白鯨討伐・白鯨撃破)を経た後も、Arc4の茶会によってスバルの自己認識と「何のために死に戻るのか」という根本的な問いと向き合わせられる。
エキドナとの対峙を通じて、スバルは自分の死に戻りを「知識欲の道具にさせない」という意志を確立し、それが後のArc6での精神崩壊・記憶喪失・そして覚醒へと続く精神的な骨格を形成している。
8-2. 各陣営のキャラクターと茶会の影響
茶会で得た情報(死に戻りの正体・大兎の情報・魔女の存在)は、Arc4以降のスバルの戦略立案に直接影響している。クルシュ陣営(クルシュの強さ)やユリウス(ユリウスの強さ)との連携作戦も、死に戻りによる情報収集があってこそだ。
Arc5でオットーとの連携が成立した背景(オットーの強さ)も、Arc4での経験を通じてスバルが「仲間を信頼すること」を学んだ成果といえる。
さらにArc5大作戦(Arc5プリステラ大作戦)では、エキドナの魂が別の形で関わってくることになる(アナスタシア陣営の強さとの絡み)。Arc4茶会の余波は、想像以上に広く物語に波及している。
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FAQ
Q. 魔女たちの茶会はアニメ何話に登場しましたか?
A. アニメ2期(第2クール)の第37話「魔女たちの茶会」が茶会の最重要エピソードです。第34話「らぶらぶらぶらぶらぶらぶゆー」でもエキドナとの茶会シーンが描かれています。Arc4全体を通じて複数回の茶会が描かれます。
Q. 「ドナ茶」とは何ですか?
A. エキドナが茶会で提供するお茶の通称です。その正体はエキドナの体液から作られたものであり、スバルに告げられるとスバルはいったんは衝撃を受けるものの飲み続けるというシーンが印象的です。特殊な効果の詳細は明言されていませんが、エキドナらしいブラックユーモアに満ちた演出として機能しています。
Q. エキドナの「愛の告白」は本当の愛ですか?
A. エキドナ本人にとっては「本物の愛」です。しかしその愛の定義は「スバルの全てを知りたい」という知識欲に基づくものであり、スバルが大切にする人たちの犠牲についての感情的な共感を持ちません。スバルが求める「仲間を守る愛」とは根本的に異なる愛の形です。
Q. スバルはなぜエキドナとの契約を断ったのですか?
A. カーミラら他の魔女たちがエキドナの「隠された思惑」——知識欲のためならスバルの大切な人たちの犠牲も厭わないという本心——を暴露したためです。スバルにとって死に戻りはエミリアやレムを守るための手段であり、エキドナの知識収集の道具にはできませんでした。
Q. エキドナとの契約を断った後、試練はどうなりましたか?
A. スバルは「強欲の使徒」の権利を失い、以後墓所の試練を直接受けられなくなりました。その代わりにエミリア自身が三つの試練を乗り越えることになり、Arc4の後半はエミリアの成長を軸に展開します。
Q. サテラはなぜ茶会に入れたのですか?
A. 記憶の城は本来嫉妬の魔女が入れない空間ですが、スバルと死に戻りの力(サテラから与えられた加護)を通じた特殊な魂のつながりにより、第三回茶会ではサテラが特殊な形で現れることができたとされています。
Q. ダフネが作った三大魔獣とは何ですか?
A. 白鯨・大兎・黒蛇の三体です。ダフネは飢餓から世界を救うために食物連鎖の頂点となる生物を創造しようとして、この三大魔獣を作り出しました。白鯨はArc3でスバルたちが討伐し(Arc3スバル詳細参照)、大兎はArc4で脅威として登場します。
Q. ミネルヴァの「暴力」権能が治癒になる理由は?
A. ミネルヴァの権能は「彼女が生物に与えた行為はどんな行いでも治療行為に変わる」というものです。頭を殴れば頭痛が治り、全身を連打すれば全身の傷が癒える。しかしそのマナは世界の中核から直接奪うため、発動のたびに世界のどこかで天災が起きる可能性があるという恐ろしい代償があります。
Q. ベアトリスはエキドナの何なのですか?
A. ベアトリスはエキドナが創り上げた人工精霊であり、エキドナのことを「お母様」と呼んでいます。エキドナが残した「その人が来るまで禁書庫を守る」という契約のために400年間待ち続けており、その「その人」がスバルであることをベアトリス自身が判断してArc4でスバルと契約します。
Q. 怠惰の魔女セクメトはなぜ茶会に来なかったのですか?
A. セクメトはArc4の茶会には参加していません。怠惰を体現する魔女として、積極的に行動・参加することを好まない性格であることが関係していると考えられます。
まとめ
Arc4の魔女たちの茶会は、単なる「スバルが魔女と会う場面」ではなく、スバルの精神・価値観・選択の根幹を試す試練の場であり、リゼロ全体の物語を深く規定する重要なイベントだ。
三つのポイントで整理しよう。第一に、エキドナの愛の告白は本物だが、その「愛」の定義がスバルの求める愛とは根本的に異なるという悲劇的なすれ違い。第二に、五人の魔女たちがそれぞれの大罪を体現した形でスバルを評価するという、人物描写の深みの極致。第三に、試練と茶会という二つの軸が絡み合うことで、Arc4全体がエミリアの成長とスバルの選択を両立させる傑作章となっていること。
Arc4以降のスバルの軌跡——Arc6の記憶喪失と覚醒、Arc7のレム記憶回復——を理解する上でも、この茶会の意味を把握しておくことは不可欠だ。ぜひ関連記事も合わせて読んでほしい。
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