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Re:ゼロから始める異世界生活のネタバレ【小説・アニメ・漫画】

「リゼロ」ベアトリス完全解説|エキドナの書・EMT・スバルとの契約・大精霊の正体


目次
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ベアトリスとは何者か――400年待ち続けた「β(ベータ)」

「ベアトリス」。リゼロを語るうえで欠かせない、禁書庫(フォルビドゥン・ライブラリ)に棲む金髪ドリルの少女。彼女はただのかわいいキャラクターではない。かつての「魔女」エキドナによって生み出された人工大精霊であり、400年以上にわたって「その人」の訪れを待ち続けた存在だ。

本記事では、ベアトリスの人工大精霊としての正体・能力体系(シャマク系・ミーニャ系・EMT・EMM)・エキドナとの誓い・スバルとの出会いと契約・各Arcでの役割変遷を徹底的に解説する。既存のベアトリス記事(Arc4特化・Arc10特化)では拾いきれない「全Arc横断の完全版」として、原作小説の情報を中心に構成した。


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ベアトリス プロフィール

名前 ベアトリス(Beatrice)
別名 β(ベータ)、ベア子、ベティ
CV(声優) 新井里美
外見年齢 9歳前後(実際は数百年以上)
種族 人工大精霊(エキドナが創造)
属性 陰(いん)属性
住処 ロズワール邸 禁書庫(フォルビドゥン・ライブラリ)
契約相手 (Arc4以前)なし → (Arc4以降)ナツキ・スバル
特徴 金髪ドリルツイン、青い瞳、語尾「かしら」「なのよ」
関係 エキドナ(創造主)、パック(兄弟的存在)、ロズワール(番人)

「人工大精霊」とは何か――エキドナが生み出した存在

ベアトリスを語るとき、まず押さえるべき事実がある。彼女は自然界のマナから生まれた「自然精霊」ではなく、「魔女」エキドナが意図的に創造した人工大精霊だということだ。

通常、精霊は自然界の魔素(マナ)が凝固して自然発生する。しかしベアトリスは、エキドナが持つ莫大な魔法知識と「知識の魔女」としての才能を駆使して人工的に生成された。このことがベアトリスの根本的な制約を生む。

人工大精霊ゆえの制約

自然精霊が大気中のマナを自律的に吸収・回復できるのに対して、ベアトリスは外部から魔力を供給してもらわなければ自分の魔力を回復できない。Arc4以前は禁書庫の「本(ホン)」からマナを吸収していた。Arc4でスバルと契約してからは、スバルが「マナの供給源」となっている。

これはただの制約ではない。スバルとベアトリスの関係を「対等なパートナーシップ」として成立させる根拠でもある。ベアトリスはスバルから魔力を受け取り、スバルはベアトリスの精霊加護(シャマクや各種魔法)に守られる。互いが互いに必要な関係が、制約から生まれている。

「β」という名の重み

エキドナはベアトリスに「β(ベータ)」という符号を与えた。エキドナの被験体・試作品は複数存在したが、ベアトリスはそのひとつとして誕生した。しかしエキドナがベアトリスに向けた感情は「実験対象への無関心」ではなかった。エキドナは自分の死後もベアトリスが生き続けることを前提に、複数の役割を与えた。

「禁書庫(フォルビドゥン・ライブラリ)」の守護

ベアトリスがArc4まで棲み続けた禁書庫は、エキドナの「知識」が凝縮した空間だ。エキドナは生前、世界中の知識・魔法・禁術の書物を収集し、ロズワール邸の一室を「どの扉からでも繋がる異次元空間」として構築した。

禁書庫の仕組み

禁書庫は「扉渡り(ドアクロッシング)」と呼ばれるベアトリスの能力で管理されている。ロズワール邸の無数のドアのうち、禁書庫に繋がるドアは常に変化する。外部の人間には入り口がわからない構造になっており、ベアトリスが認めた者しか中に入れない。

書物の内容は一般には公開されない。エキドナが禁術・危険な知識も含めて保存したため、無用心に外部へ流通させると社会秩序を乱す恐れがある。ベアトリスはこれを管理する「番人」として長年機能してきた。

400年という孤独

エキドナの死後、ベアトリスは禁書庫に閉じこもり「その人」が来るのをただ待ち続けた。数百年という単位でひとりきりの空間にいたことは、彼女の精神に深い影を落とした。スバルと出会う以前のベアトリスは、他者を拒絶することで自分を守っていた。「なんの用かしら」「帰るのよ」という言葉は防衛機制の発露だ。

シャマク系魔法――陰属性の4段階

ベアトリスが使う魔法の柱のひとつが「シャマク系」だ。陰(いん)属性に分類されるこの系統は、「隔離」を根幹コンセプトとし、段階が上がるほど隔離の次元が上がっていく。

シャマク(基礎)

シャマクは「視覚・情報の隔離」を行う魔法だ。術者を中心とした空間に暗闇を展開し、対象の視覚・情報認識を遮断する。複数の人間を同時に対象にできる広域効果を持つ。Arc1でスバルが最初に覚えた(と言っても詠唱しただけで効果は薄い)魔法でもある。

エル・シャマク(中級)

エル・シャマクは「行動・身体の隔離」に発展する。対象の動きを拘束し、行動の自由を制限する効果を持つ。シャマクが「情報の遮断」に留まるのに対し、エル・シャマクは物理的な制約を加える。

ウル・シャマク(上級)

ウル・シャマクは「空間そのものの吸収・隔離」に達する。空間を引き裂くように作用し、対象の存在そのものを圧迫する。重力的な性質を持ち、Arc5のプリステラでの戦闘でも使用された。

アル・シャマク(最上級・異次元転送)

アル・シャマクはシャマク系の最上位であり、対象を「別次元」へと転送する魔法だ。ただ距離を離すのではなく、世界の座標系ごと「切り離す」ため、対象は事実上消滅に近い状態になる。Arc5でのプリステラ侵攻において、ベアトリスは大兎(バウンサー)の群れに対してこのアル・シャマクを使用。大兎たちを異次元に吹き飛ばし、数十匹単位の大兎の猛攻を完全に無効化した。

アル・シャマクは、スバルにとってのMVPであるシャマクさんの最上級魔法なわけですが、シャマクは「隔離」を行う魔法なので、大兎はベアトリスが異次元に吹っ飛ばしたぐらいに思ってくだされば。
——長月達平(作者Twitterより)

ミーニャ系魔法――時停止マナの物質化攻撃

ミーニャ系もまた陰属性の魔法だが、シャマク系の「隔離・防御」とは異なり、「停止したマナの矢」を撃ち込む攻撃魔法だ。ミーニャが着弾した部位は時間が停止して凍結し、最終的に砕け散る。

ミーニャの特性

陰属性は本来デバフ・弱体化・隔離といった補助系が主体であり、純粋な攻撃魔法は少ない。ミーニャはその例外的な存在だ。時間を「止める」という陰属性の本質を攻撃に転用しており、当たった部位を時間停止で凍結させる発想が独自性を持つ。エルサ(腸狩り)との戦いや大兎戦でも有効に機能した。

エル・ミーニャ・ウル・ミーニャ

ミーニャにも上位魔法が存在する。エル・ミーニャは光の輪で対象を縛る拘束形態、ウル・ミーニャは空中から大規模な光撃を落下させる広域攻撃形態だ。大兎戦のような多数相手の局面では、ウル・ミーニャが有効に機能する。

E・M・T(エミリアたんマジ天使)――絶対否定魔法

E・M・T(エミリアたんマジ天使)は、スバルとベアトリスが共同で開発した「二人だけのオリジナル魔法」だ。名称はスバルの独自センスによるもので、ベアトリスは「そんな名前はつけるのよ!」と抵抗したが、スバルが押し切った(という裏設定的な経緯がある)。

E・M・Tの能力詳細

E・M・Tは半径約10メートルの球形フィールドを展開し、フィールド内のマナ効果を完全に無効化する絶対否定魔法だ。主な特性は以下の通り。

  • フィールド内に存在するマナの作用を無力化する
  • 魔法攻撃・呪術・精霊効果など、マナを媒介とした現象を全否定
  • スバルとベアトリスが接触または近接した状態で発動
  • 展開中はベアトリスが中心となってフィールドを維持する

Arc5でのプリステラ戦において、魔法使い集団「白鯨討伐隊崩れ」の魔法斉射をE・M・Tで完全封殺したシーンは、この魔法の圧倒的な制圧力を証明した。

弱点

E・M・Tは「マナ効果の無効化」であるため、物理攻撃には対処できない。純粋な剣技・弓矢・投擲物といった非魔法攻撃には無力だ。また、フィールドの維持にはベアトリスの魔力(=スバルからの供給)が必要。

E・M・M(エミリアたんマジ女神)――絶対防御魔法

E・M・M(エミリアたんマジ女神)は、E・M・Tをさらに進化させた絶対防御魔法だ。スバルとベアトリスの周囲に「時空間が静止した領域」を構築する。

E・M・Mの能力詳細

  • スバルとベアトリスの周囲に、時空間が凍結したフィールドを展開
  • フィールド内では外部からの干渉を完全に遮断する(絶対防御)
  • E・M・Tが「内側のマナを無効化」するのに対し、E・M・Mは「外部の時空間を凍結して遮断」する
  • 欠点:発動中は術者側も動けない(完全静止状態)

絶対防御という性質上、攻防分離の戦術において「守る局面」での切り札として機能する。しかし発動中は行動不能になるため、使いどころの見極めが重要だ。

エキドナとの「誓い」――「その人が来るまで待て」

ベアトリスの400年間を支配していたのは、エキドナとの「誓い」だ。エキドナはベアトリスに「ある人が来たとき、禁書庫を出てその人の助けになれ」と命じた。ただし、「ある人」が誰かの具体的な指定はなかった。

誓いの構造と残酷さ

ベアトリスが「その人」を待ち続けた理由は、エキドナへの信頼と「約束を守りたい」という一心だった。しかし時が経つにつれ、ベアトリスは「その人は本当に来るのか」という疑念を抱き始める。

Arc4の禁書庫での戦闘でスバルがベアトリスと向き合った際、ベアトリスは禁書庫に保管されていたエキドナの「遺書」を読み、ある事実を知る。エキドナはベアトリスに「その人」の条件を意図的に曖昧なままにしていた。エキドナはベアトリスに「誰を選ぶか」を自分で決める権限を与えた――とも解釈できるし、「ベアトリスを閉じ込めておくための言い訳に使った」とも解釈できる。

「ベアトリス、わたしの大事な宝物。あなたにお願いがある。ある人が来るまで、その本を守り続けてほしい」

この誓いは、エキドナの死後もベアトリスを禁書庫に縛り続けた鎖だった。同時に、エキドナがベアトリスに遺した「最後の宿題」でもあった。

パックとの別れ

エキドナが生み出したベアトリスとパックは、かつて生活をともにしていた。しかしパックが独自の目的のために旅立ち、長い間離れ離れになった。ベアトリスは禁書庫に残り、パックは外の世界へ。この別れも、ベアトリスの孤独に拍車をかけた。

スバルとの出会い――Arc2・禁書庫での初接触

スバルとベアトリスが初めて出会ったのはArc2(ロズワール邸編)。スバルが迷い込んだ禁書庫で、ベアトリスはいつも通り不機嫌に「帰るのよ」と告げた。スバルは怪我の治療を求め、ベアトリスは「シャマク」でスバルを追い払った。

この時点でのベアトリスは完全に「壁」を作っている。他者への関心を示さず、用が済めば即退去を求める。しかしスバルはめげずに何度も禁書庫を訪れる。その繰り返しの中で、ベアトリスの中に小さな変化が生じていった。

Arc2では、スバルがベアトリスから「呪い」の浄化を受けるエピソードもある。命の危機に瀕したスバルを、ベアトリスは渋々ながらも助けた。「なんでかしら」と自分でも理由がわからない状態で。これがスバルとベアトリスの最初の「縁」だ。

詳細は Arc4特化記事 を参照。

Arc3・Arc4――禁書庫が戦場に、そして契約へ

Arc3(白鯨・魔女教討伐編)ではベアトリスの出番は限定的だが、ロズワール邸でのエルサとの戦闘でスバルと共闘する機会が生まれる。ベアトリスは「まったく、何をやらかしてるのよ、スバル」という態度を崩さないが、スバルのために戦う姿が垣間見える。

Arc4(聖域編)のクライマックス

Arc4こそがベアトリスの物語における最大の転換点だ。聖域での混乱が頂点に達し、ロズワール邸も危機に陥る。禁書庫に隠れていたベアトリスは、エキドナの遺書を読んで「その人」の意味を知る。

エキドナの遺書には、「ベアトリスに選ぶ自由を与えた」という意図が込められていた。しかしベアトリスは長年の孤独の末に疲弊し、「誰も来ない。その人など存在しない」と諦めの境地に達していた。

そこにスバルが現れる。スバルはベアトリスに叫ぶ。

「俺はお前がいなくちゃ、寂しくて生きていけない! どこの誰とも知れない『その人』なんか関係ない。俺を選べ、ベアトリス!」

スバルの言葉は「その人を待て」という誓いの構造を根本から破壊した。ベアトリスは泣きながら「そう思う人と」という言葉を口にし、スバルと契約を結ぶ。禁書庫を出た瞬間が、ベアトリスの「笑顔以前」と「笑顔以後」を分ける瞬間だ。

Arc4での詳細な変遷は リゼロ Arc4 ベアトリス特化記事 で詳しく解説している。

Arc5(プリステラ編)――大兎・魔法使いとの戦い

スバルと契約したベアトリスは、Arc5の水都プリステラでの激戦に参加する。この章でベアトリスの魔法能力が本格的に開花する。

大兎への対処

プリステラ侵攻において最も脅威となった大兎(バウンサー)の群れに対し、ベアトリスはアル・シャマクを発動して異次元へと転送する。数十匹の大兎を一撃で排除したこの場面は、ベアトリスの「大精霊」としての格を示す最初の決定的シーンだ。

E・M・Tの初運用

Arc5では、スバルとの共同技E・M・Tが初めて実戦投入される。魔法使い集団の斉射をE・M・Tで完全封鎖し、スバルを守りながら戦局を変えた。

「スバルのベア子」の自覚

Arc5を経て、ベアトリスは「スバルの精霊」としての自覚を強めていく。戦闘の中で何度もスバルを庇い、スバルのために魔力を使い果たすことも厭わない姿勢が描かれる。

Arc6(星詠みの塔編)――精霊格の向上とスバルとの絆深化

Arc6は「星詠みの塔」が舞台。記憶を失ったスバル(アムネジア状態)とベアトリスの関係性が改めて問われる章だ。

記憶なきスバルとの再接続

Arc6ではスバルが記憶を失い、過去の経緯を覚えていない状態から物語が始まる。ベアトリスにとって「記憶のないスバルでも自分を必要とするか」という問いに向き合う章となった。記憶のないスバルはそれでもベアトリスを傍に置き続け、ベアトリスはその事実に「スバルという人間の本質」を見出す。

精霊格の向上

Arc6を経てベアトリスの精霊としての「格」が向上する描写がある。長年のスバルとの共闘・魔力供給の安定化・大精霊としての経験値の蓄積が、ベアトリスの能力をさらに押し上げていく。

ビョルン戦

Arc6終盤での強敵・ビョルンとの戦闘でもベアトリスは活躍。スバルと連携した魔法運用が精度を増していることが描写される。

Arc7〜Arc10――スバルを守る絶対意志

Arc7以降、ベアトリスはスバルのパートナーとして完全に確立された存在となる。ヴォラキア帝国の過酷な戦場、Arc8の「大災」、Arc9の混乱、Arc10の決着――いずれの局面でもベアトリスはスバルの傍を離れない。

Arc10でのベアトリス

Arc10ではスバルとの絆がさらに深化し、ベアトリスの「スバルを守る」という意志が物語全体の支柱のひとつとなる。Arc10特化の詳細は ベアトリス Arc10記事 で詳しく解説している。

エキドナへの複雑な感情――「母様」と呼ぶ理由

ベアトリスはエキドナのことを「母様」と呼ぶ。しかし両者の関係は単純な親子関係ではない。

エキドナはベアトリスの「創造主」だ。しかし同時に、ベアトリスを400年以上孤独な禁書庫に閉じ込めた「制約の元凶」でもある。誓いの内容が曖昧だったことも、ベアトリスを苦しめた要因だ。

それでもベアトリスがエキドナを「母様」と呼び続けるのは、憎しみと愛情が混在した複雑な感情があるからだ。エキドナがベアトリスに与えた知識・能力・禁書庫はすべて「贈り物」でもある。創造主への畏敬と、孤独を強いられた怒りと、それでも「母を愛している」という事実が共存している。

Arc4でスバルと契約したことは、ある意味でベアトリスが「エキドナの誓い」を自分の意志で「卒業した」瞬間でもある。エキドナへの感情は完全に清算されたわけではないが、ベアトリスは「誓い」という鎖を自分で解くことを選んだ。

スバルへの感情変遷――「俺の精霊」「スバルのベア子」

Arc2での「なんの用かしら」から始まったスバルとの関係は、Arc4の契約を経て、Arc5以降の「スバルのベア子」という自認へと進化する。

ツンデレの変遷

Arc ベアトリスのスバルへの態度
Arc2 完全拒絶「帰るのよ」「なんの用かしら」
Arc3 渋々の協力、感情はまだ壁の奥
Arc4 誓いの解放・涙・「そう思う人と」→ 契約成立
Arc5 「スバルを守る」が行動原理になる
Arc6〜 「スバルのベア子なのよ」という自認の確立

スバルもベアトリスを「俺の精霊」として誇りにしている。Arc5以降のスバルは、ベアトリスの力に頼るだけでなく「ベアトリスに恥ずかしくない行動をとる」という意識を持つようになる。精霊使いと精霊の関係が、互いのプライドを高め合う対等なパートナーシップになっている点が、リゼロにおけるベアトリスの関係性の特筆点だ。

ベアトリスの名言集

語尾の「かしら」「なのよ」

ベアトリスの喋り方は非常に特徴的だ。語尾に「かしら」「なのよ」を多用し、常に上から目線(または距離を置いた)物言いをする。これは長年の孤独の中で形成された「他者との距離の取り方」でもある。

代表的な名言

「スバルのベア子なのよ」

Arc5以降のベアトリスを象徴する一言。400年の孤独と誓いを経て、ベアトリスが「自分が誰のものか」を自ら宣言した言葉だ。誰かの「もの」であることを誇りとするこの宣言は、Arc4の変化なしには生まれなかった。

「なんの用かしら。ここは本の管理者であるベティが許した者しか入れない場所なのよ」

Arc2の禁書庫での定番の一言。壁を張っている時代のベアトリスの代名詞。

「そう思う人と……スバルと一緒に行くかしら」

Arc4の契約シーン。エキドナの誓いを超えてスバルを選んだ瞬間の言葉。

まとめ――400年の孤独を超えた大精霊の物語

ベアトリスの物語は「孤独からの解放」だ。エキドナに生み出され、意味の曖昧な誓いに縛られ、400年を禁書庫で過ごした人工大精霊は、ナツキ・スバルという存在によって初めて「待つこと」をやめた。

人工大精霊としての制約・シャマク系・ミーニャ系・EMT・EMMという能力体系・エキドナへの複雑な感情・スバルとの対等なパートナーシップ――これらすべてが、「スバルのベア子」というひとつの言葉に収束する。

Arc2の「帰るのよ」から「スバルのベア子なのよ」への変遷。それがベアトリスという大精霊の、400年越しの答えだ。

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「扉渡り」――ベアトリスのオリジナル魔法

扉渡りは、ベアトリスが陰属性の「分断」という本質から独自に開発したオリジナル魔法だ。陰属性の性質は「切り離す」「隔てる」という方向性を持つ。ベアトリスはこの性質を逆手に取り、「切り離された空間」同士を扉で繋ぐという発想で扉渡りを生み出した。

扉渡りの仕組みと範囲

扉渡りが機能するのは「ベアトリスが認知している扉」に限られる。禁書庫を管理していたロズワール邸の扉はもちろん、エキドナやリューズたちと過ごした聖域の扉、アーラム村の扉にも接続可能だ。Arc2でスバルが禁書庫を探せなかったのは、この扉渡りによってロズワール邸のどの扉からでも禁書庫に繋がってしまい、スバルが「同じ扉に入り続けている」状態だったからだ。

Arc4でスバルと契約してからは、扉渡りの行動範囲が拡大した。禁書庫というひとつの空間に縛られていた機能が、スバルとともに移動するなかでより広域に応用できるようになっていく。

戦術的な応用

扉渡りは単なる「移動手段」ではない。瞬間的に別の空間へ転移させることで、強敵の攻撃を回避したり、囲まれた状況から脱出したりする戦術的な使途がある。Arc5プリステラでの戦闘でもスバルとの脱出ルートとして機能した。

Arc5「ミーティア」の活用――エキドナの遺産を解放する

Arc5(水都プリステラ編)で特筆すべき能力発揮のひとつが、「ミーティア」の使用だ。ミーティアはエキドナが生前に作り上げた特殊な魔法器だ。通常の人間では制御が難しい高度な魔法機器だが、ベアトリスはエキドナの「子」として、この魔法器の制御技術を持っている。

Arc5で「暴食の大罪司教」ライ・バテンカイトスとの戦闘において、ベアトリスはミーティアを活用して戦局を動かした。エキドナがかつてボルカニカへの対策として構築したとも言われる魔法器を使いこなすことは、ベアトリスが人工大精霊として持つ「エキドナの技術的遺産の継承者」という側面を示している。

Arc5でのスバル治療

「強欲の大罪司教」レグルスとの戦闘でスバルが深い傷を負った際、ベアトリスは保有するマナをすべて注ぎ込んでスバルを治療した。自分の魔力を使い果たすことを惜しまない。この行動が「ベア子がスバルを本当に大切にしている」ということを、言葉ではなく行動で示した場面だ。

スバルとの日常――精霊騎士と大精霊の関係

契約以降、ベアトリスはスバルと非常に近い距離で生活するようになる。精霊はマナを契約者から受け取るため、物理的にも近い距離を保つ必要がある。ベアトリスはこれを口実として――あるいは素直に甘えた結果として――スバルと毎晩一緒に眠る習慣を作っている。

ペトラと寝床を取り合うこともある(とされている)このエピソードは、ベアトリスが「精神的にもスバルに依存しはじめた」ことを示す微笑ましい描写だ。Arc2の「帰るのよ」という拒絶の姿からは想像もできない変化だが、それこそがスバルとの出会いがベアトリスにもたらした最大の変化だ。

「スバルのベア子」という自称の意味

「スバルのベア子なのよ」という言葉は、ベアトリスが他者の「もの」であることを誇りとして受け入れた宣言だ。誰かに属することを「弱さ」と感じていた孤独の時代を経て、ベアトリスは「スバルのもの」であることに誇りを見出した。この変化は、孤独を守りとしていた存在が他者を信頼することを覚えた成長の証だ。

大精霊としての「格」――なぜベアトリスは最強クラスなのか

リゼロの精霊には様々な「格」がある。准精霊(ユリウスの6体のような小さな精霊)から、ベアトリスやパックのような大精霊、さらには「精霊の王」「大いなる精霊」といった上位存在まで。ベアトリスが「大精霊」である理由は、エキドナが大精霊を創造できるほどの魔法力を持っていたためだ。

魔法の格・運用力

陰属性の大精霊として、ベアトリスはシャマク系・ミーニャ系のあらゆる魔法を使えるだけでなく、オリジナル魔法(E・M・T、E・M・M)を「スバルと共同開発」できる技術力を持つ。陰属性の魔法は使い手が少なく、ベアトリスほどの練度で陰魔法を使いこなせる術者はリゼロ世界で極めて希少だ。

パックとの比較

同じくエキドナに生み出された大精霊パックは「氷属性の大精霊」として知られ、解放状態では大陸を凍らせうる力を持つ。ベアトリスの陰属性はそれとは異なる方向性の強さだが、隔離・停止・転送という能力の質は、純粋な破壊力とは別の「詰め将棋」的な戦闘スタイルを可能にする。

エキドナの「本(ホン)」との関係

禁書庫に棲んでいた時代のベアトリスは、禁書庫に保管された「本(ホン)」からマナを吸収して生存していた。エキドナが集めた知識・魔法書の群れが、ベアトリスの魔力の源だった。

Arc4で禁書庫を出てスバルと契約したことで、ベアトリスのマナ源はスバルに切り替わった。これは単なる「供給源の変更」ではなく、「エキドナの遺産への依存」から「スバルとの相互依存」への移行を意味する。エキドナが与えた鎖を自ら解き放ち、スバルという人間を選んだことの象徴でもある。

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