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Re:ゼロから始める異世界生活のネタバレ【小説・アニメ・漫画】

【ネタバレ】Re:ゼロから始める異世界生活【ライトノベル/小説第9巻】

リゼロ小説版9巻ネタバレ解説

第5章「ただそれだけの物語」ネタバレ

ペテルギウスとの戦いを終えたスバルは、虚脱感を覚えていた

彼の残した福音書を手に取り、後でベティーやロズワールに確認してもおうと考える。

そこにユリウスが声をかけ、アーラム村に急いで戻ることを提案する。竜車の一部に不審な点が見つかり、エミリアに危険が迫っているという。

オットーの発見

アーラム村に戻ると、目録を確認していたオットーが、ここにあるべきはずのものがないと説明する。

ケティ、魔女教徒の行商人は捕虜として無力化されていたが、彼の竜車は王都への避難に流用している。

目録を確認していたオットーは、ここにあるべきはずの火の魔石がないことを指摘する。

それは、竜車7、8台は軽く吹き飛ばせるほどの量だと言った。

実は、オットーは、ロズワール邸で荷物を言い値で買い取る話を聞いたとき、ケティと一緒にいた。そして、そこで、彼の荷台に大量の火の魔石があることを見ていたのだという。

フェリスが、エミリア達が出発して既に1時間半が経過しており、今から追いつくのは難しいという。

そこに、オットーが真剣な面持ちでスバルに交渉を仕掛ける。ロズワールとの面会の機会と、オットーの持つ油の言い値での買取を条件に、エミリア達に追いつくというのだ、スバルは迷うことなく承諾した。

エミリアの元へ

ユリウスが、念のためにイアをスバルに同行させる。

オットーは「言霊の加護」を持っており、「どんな生き物とも会話ができる」能力を持っている。その力を使って、エミリア達に追いつくという。

オットーは、鳥や虫の声を聞き、目的地までの最短ルートを教えてもらうことができる。

が、それは悪路に次ぐ悪路を進むということだった。ほぼ垂直の崖、落下寸前の吊り橋、魔物の群生地帯、スバルは死を100回は覚悟し、オットーはトランス状態に入っていた。

森の中のひらけた場所に出ると、突如として生き物の声が騒ぎ立ち、そして静かになった。スバルは振り返り、その原因を理解する。

ペテルギウス・ロマネコンティ人間の形をなくした、その黒い影の残骸が、スバル達を追いかけてきていた

ペテルギウスの最期

森から出て街道に出る。スバルは、もうすぐエミリア達に追いつくことを感じ、ペテルギウスを連れて行くわけには行かないと感じる

ペテルギウスの屍は、異形の形で竜車を追い、荷台に手をかける。

スバルは荷台にあった油をペテルギウスにかけ、ユリウスより借りているイアの力を借り、つきかけのマナで炎の魔法を唱えた。

ペテルギウスは炎上し、その体はどんどん崩れ落ちていく

しかし、無知性に振り回される見えざる手が、上空より荷台に対して振り落とされる。スバルにも擦り、ふくらはぎがえぐり取られたような傷を残す。

再度荷台に接近してきたペテルギウスに、スバルは福音書を上空に投げる。それを取ろうとしたペテルギウスは風除けの加護を外れ、風の突風を受けて体制を崩す。そこに、スバルが踏み込んでいき、右ストレートを叩きこんだ。

ペテルギウスは、正気に戻り、涙を流して、サテラの名前を呼ぶ。そして、スバルだけは生かしてはいけないと叫ぶ。しかし、ペテルギウスの法衣は竜車に絡まり、体もどんどん切り刻まれていく。

最期、スバルはペテルギウスの福音にイ文字で「おわり」と書いてペテルギウスに見せる

激情の表情を見せ、しかしそれも言葉にならず、ペテルギウスは今度こそ本当に消滅した

王都へ向かうエミリア

王都へ向かうエミリア達は、一度竜車を止めた。ヴィルヘルムが、野犬が近寄ってきているので、露払いをしに列を離れることを、エミリアに伝えにきたのだ。

エミリアは、私は必要ありませんかとヴィルヘルムに聞くが、ヴィルヘルムは、やはり主従なのですな、と言い残し、その場を去った。

避難を再開したエミリア達の竜車は、一度止まったことで風除けの加護が切れており、激しい揺れに襲われている。エミリア達は、騒ぐ子供達を励ましていた。

パックは、外でヴィルヘルム達が戦闘に入ったことをエミリアに伝える。数は相手が倍以上あるけれど、ヴィルヘルムの並外れた力量を考えれば、心配はいらないといった。

エミリアは、子供達に何があっても私が守るからと声をかけるが、子供達は、お姉ちゃんこそ心配しないで、約束をしたから絶対に手を離さない、といって、エミリアの手足に全員がしがみついている

約束の内容を聞くと、エミリアは一緒にいないと無茶をするから絶対に離さないで、というものだという。

誰と約束したのかを聞くと、子供達はスバルの名前を出した。

王都で、スバルが一番エミリアの助けを求めたときに、エミリアは彼を突き放し、傷つけたと感じている。

それなのに、なぜ、エミリアが誰かに助けて欲しいと感じたときに、スバルの名前が出てくるのだろう。

エミリアは、この一連の動きに、スバルが変わらず自分を助けてくれたことを理解した。それでも、傷つけたスバルが、なぜ変わらずにエミリアを助けてくれるのか、エミリアには理解ができなかった。

彼女の人生は、裏切られ、否定され、遠ざけられることが、当たり前だったからだ。だから、スバルの優しさを、自分にはそれを受ける価値がないと考えてしまい、決定的な何かが二人の間に築かれる前に、拒絶してしまっていたのだ。

追跡者

竜車がこれまでで最大に揺れ、何かから逃げるように蛇行を繰り返す。

パックが、凄い勢いで何かが近づいてきていることをエミリアに報告する。

エミリアは立ち向かおうとするが、子供達が手足を掴んで離さない。

パックが、もうすぐそこに来ていると警告をエミリアに向けて出す。

一人の少年が、竜車の荷台に乗り込んでくる。

エミリアの口から、「どうして、スバル」と細い弱々しい声で彼の名前を呼んだ

疾走

ペテルギウスが消滅した後、リーファウス平原の奥に、黒い人影が見える。スバルは、オットーにあれだ!と指し示し、オットーは全速力で竜車を走らせる。

距離が近づくにつれ、それがヴィルヘルムと魔女教徒の戦いであることが分かる。

スバルは、ヴィルヘルムにこの場を任せ、エミリアの場所を聞く。既に、リーファウス平原の中間地点、フリューゲルの大樹の近くまできており、エミリアはそこに向かっていると聞く。

全速力で近づくスバル達に、竜車の隊列は動揺して、蛇行運転を始める。スバルは大声で自分だと叫び、竜車を調べる必要があるといって、竜車を停止させた。

オットーに、パトラッシュを竜車から外しておくように頼み、イアに火の魔石の場所を探してもらう。

イアが指し示した竜車の荷台にスバルが入り込むと、エミリアが自分の名前を呼ぶ声が聞こえる。

一瞬、スバルは固まるが、すぐにすべきことを判断し、イアに魔石の場所を示してもらい、パックに床の板を剥がしてもらった

魔石は既に熱が高まっており、爆発を防ぐことはできない。スバルは、熱に体を焼かれながら、魔石を抱えて竜車を飛び出す

その背中に、エミリアが「どうして」と投げかける。止めてはいけない足を止め、振り返ってはいけない後ろを振り返る。

一言だけ、スバルは、「好きだよ、エミリア」。そう言い残して、スバルはパトラッシュに飛び乗った。

パトラッシュは、倒れるフリューゲルの大樹のもとに走る。傍には、頭部を切り落とされ、腐敗を防ぐために氷漬けにされている白鯨の死体があった。

スバルは、白鯨の死体に剣鬼によってつけられた大きな傷跡を確認すると、その中に、魔鉱石が敷き詰められた魔獣の皮袋をねじ込む。

二歩、三歩とパトラッシュがその場から離れるように疾走を開始したとき、魔石が限界を迎え、爆発が起こった

久しぶりの膝枕

スバルが目を覚ますと、目の前にエミリアの顔が、頭の後ろには柔らかな膝枕の感触があった。

スバルがエミリアに気を失っている間の出来事を確認し、全員の無事に安堵する

エミリアは、離れている間のスバルの変化に驚いていた。

スバルは、王都でエミリアにされた質問に、もう一度答えようとする。エミリアが好きだから、君を助けたいんだと。

エミリアは泣きそうな表情で、自分は銀髪のハーフエルフなのだと、凄く嫌われていて、友達が少なくて、常識がなくて、パックが毎日髪型を決めていて、王様になりたいのも自分勝手で、と自分の欠点をあげる。

スバルは、君が10個君の嫌いなところをいうなら、俺は2千個好きなところを言うそう言う特別扱いをしたいんだとエミリアに伝えた。

エミリアは王都で、スバルに他の女の子と同じように接してくれることを期待していた、と話していた。エミリアは、されて嬉しい特別扱い以外で、生まれて初めてだと涙を流して、心からの喜びを噛み締めた。

竜車

エミリアとスバルが竜車に戻り、王都への道をトコトコと進む

しかし、ペトラのスバルへの距離感が異常に近い。先程までのスバルとエミリアのラブラブを遠目で見ていたペトラが、エミリアに対して対抗心を燃やしているのだ。

しかし、ペトラはエミリアに対して悪感情はない。スバルは、ペトラに、エミリアの手を離さないでいてくれたことを褒めて、ペトラはそれを喜んだ

スバルは、エミリアとの話し合いに臨む。レムのことだ。

スバルが、これまでの勇気が嘘に思えるほど男らしくない態度で話し出す。

しかし、エミリアの口から出たのは、レムって誰のこと、という想像外の言葉だった。

王都へ帰還するクルシュ・レム・へータロー

白鯨戦を終え、クルシュ・レム・へータローと負傷者達は、切り落とした白鯨の頭を持って、王都への帰還の道を竜車で進んでいた

クルシュとレムが同乗する竜車の目の前の一台が、前触れもなく崩壊する。

即座に敵襲と叫んだクルシュに、討伐隊の各員も警戒の姿勢をとる。

前に一人佇む男の姿があり、クルシュが御者に轢き殺せと命じる。

竜車と男が激突する寸前に、レムがクルシュを連れて竜車を緊急脱出した。

男は何もしなかった。立っていただけだった。それでも、地竜も御者も竜車も、全てが粉々に砕け散っていた。

クルシュが百人一太刀を放つが、男は無傷だ。男が手を上げると、その延長線上にいたクルシュの左腕が宙を舞った

レムが、この状況で騎士が動かないことを不審に思い振り返ると、騎士がいるべき場所には一人の少年が立っており、騎士達は全員地に伏して動かなかった。

レムが二人の正体を聞くと、

男は、大罪司教「強欲」担当、レグルス・コルニアスと名乗る。
少年は、大罪司教「暴食」担当、ライ・バテンカイトスと名乗る。

レムは鬼化し、大罪司教に向かっていった

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りさ
寝食忘れるほどのラノベ好きが高じてブログを作って執筆を始めてみました! 今まで累計200冊近くのラノベを読破! 好きなタイトルは『Re:ゼロから始める異世界生活』『転生したらスライムだった件』 好きなキャラは『モフモフのグレーの猫型精霊パック!』 オススメVODサービスは『U-NEXT』です!
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