日本最大級の小説投稿サイト「小説家になろう」発の大人気作品「Re:ゼロから始める異世界生活」の小説第9巻のネタバレ解説です。
ネタバレを見たくない方は、ページを閉じて頂きますようお願い致します。
第8巻の詳細について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
第1章「温もりという福音」ネタバレ
9巻はついに3章完結だろ。章題の『温もりという福音』がいいよな。ペテルギウスが歪んだ“福音書”に縋ったのと対照的に、スバルを救うのは仲間の体温っていう本物の福音なんだよ。
そうそう、そこ泣ける…!叡智の書の劣化コピーに踊らされた魔女教徒と違って、スバルはレムやエミリアの温もりに支えられて立ち上がるの。9巻全体が“どんな救いを信じるか”の対比になってて、章題からもう構成が完璧なんだよね。
スバルが目を覚ましたのは、白鯨戦後の作戦会議中だった。
果物屋の前ではなく、白鯨戦後にセーブポイントが更新されたことに、スバルは安堵した。
スバルは魔女教討伐隊のメンバーに、新しく掴んだ事実を伝える必要があると感じていた。
白紙の親書、行商人の荷台に潜む魔女教、ペテルギウスの憑依能力だ。
最大の懸念であるペテルギウスの憑依能力については、ユリウスが、400年前の嫉妬の魔女の災厄の前後で失われた失伝魔法の中に、魂の転写技術に関連するものがあると話した。
必ずしもペテルギウスがその魔法を使っているとは限らないが、転写する相手がかなり絞られることは共通している可能性があると考える。そこから、指先がペテルギウスの転移先であり、であれば、まずは指先を殲滅することが必要であろうと結論に至った。
結論には至ったのだが、スバルが後出しで重大なことを伝える。自分も転移対象らしいと。
ネクトで会議
出発の時間になり、最終的な結論を出せないまま、討伐隊は出発する。
スバルがネクトで会議してはどうかと提案すると、ユリウスが自身が精霊使いであることを知られていることに驚いた。
イアをスバルにつけていたこともバレていると知り、さらにユリウスは驚愕する。
スバルは気にせず、イアが自分から弾かれる事態あるとすれば、その原因は何かと問う。ユリウスは、イアとスバルは仮契約の状態であり、それを上書きする正式な契約が可能性としてあげられると答えた。
全員での会議は進み、作戦が決まる。
エミリアが迎えた朝
エミリアは、ここ数日ほとんど眠れない日々を過ごしていた。
陣営の代表者となった重圧、スバルとの別離、森の異変、村人からの拒絶、クルシュからの白紙の親書、全てがエミリアをせわしなく追い込んでいた。
目覚めたエミリアを心配して、いつもより早くパックが出てくる。パックにどうしたらいいかと質問しても、パックはエミリアに判断を委ねる。そして、自分はエミリアの味方であり、エミリアを邪魔するものの敵だと話す。
そこに、ラムが村から戻ってきたのが見え、エミリアが出迎える。パックは、ここ数日全く姿を見せないベアトリスの元に向かった。
ラムが連れてきた使者
ラムが連れてきたのはヴィルヘルムだった。
ヴィルヘルムは、クルシュから届いた白紙の親書は真意ではないと話し、エミリアは少しほっとする。
ヴィルヘルムは、話を続け、メイザース領の森に王都で有名な犯罪集団が潜伏している状況を掴み、激戦となるため、屋敷から一時避難していただきたいと説明する。
ラムがノリノリで補足し、既に村に迎撃隊が展開していること、相手は「野盗の王」であり、避難しないと屋敷や村人に被害が飛ぶ可能性が高いと説明する。
エミリアはなぜクルシュが助けてくれるのかと不思議に思うが、ヴィルヘルムが、ロズワールとクルシュが裏で同盟締結への話し合いをしていたことを告げ、納得する。
それでもエミリアは、自身も戦力になると主張するが、ヴィルヘルムは、エミリアとクルシュがいち早く会談の場を持たなければ、自分はその席で失職することになると、ロズワールが仕組んでいると説明した。ラムがヴィルヘルムを睨みつけながら、それに同意する。
エミリアと村人の半数は王都に、残りの半数はラムが率いて「聖域」に避難することを決定する。
それでもまだ決心がつかないエミリアだったが、一人のローブを被った少年が中に入り、森林で犯罪者集団の動きが活発化してきたと、ヴィルヘルムの指示を仰ぐ。
そこまで状況が整い、エミリアは、村人を危険に晒さないため、避難をすることを決定した。
王都へ避難
エミリア達がアーラム村に到着すると、既に村人達は避難行動を開始しており、竜車に乗り込み始めていた。
手際の良さに驚くエミリアは、自分を嫌う村人達と竜車に同乗することを知り、さらに驚く。
白いローブを被った少年、スバルは、同乗するペトラや子供達に、エミリアと一緒に乗るのは嫌かと聞くが、そんなことは全然ないと話す。エミリアは、一瞬、空耳かと自分の耳を疑った。
ペトラは、エミリアがスバルとよく一緒に村にくる女性だということに気が付いていた。
そして、エミリアの手を引き、竜車に向かう。他の子供達も喜んでエミリアと同乗するという。
エミリアは、自分の手を引く小さな女の子の手の温もりに、救われていた。
機先を制する
ケティは、自分が仲間達に伝えたスケジュールよりも、2時間早く村を脱出しようとしている姿を確認し、対話鏡のミーティアで、慌てて他の指先に連絡を取ろうとする。
そこに現れたのは、白いローブを脱いだスバルだった。
スバルを敵と視認し、ケティと周囲の魔女教徒はが一斉に襲いかかるが、ヴィルヘルムやユリウス、フェリス、リカード達に簡単に返り討ちにあう。
2時間、スケジュールに空白がある。その間に、エミリアをメイザース領の外に逃がし、指先を潰し、大罪司教ペテルギウスを殲滅する。それがスバル達の立てた作戦だった。
新編集版第24話・第25話のあらすじ&先行カットを公開‼
アーラム村の人々に危険が迫っていると呼びかけるエミリア。しかし訴えは聞き入れられることなく一夜が明けてしまい…いよいよ第1期の最終回です‼
第24話 https://t.co/raakicDMc1
第25話 https://t.co/F7w71pWQiA#rezero #リゼロ pic.twitter.com/wXb1jzfuaD— 『Re:ゼロから始める異世界生活』公式 (@Rezero_official) March 30, 2020
第2章「お膳立ての舞台裏」ネタバレ
この巻のスバル、もう別人だよな。死に戻りの記憶を総動員して、ラムと無駄に衝突せず行商人に紛れた魔女教徒を先に拘束する。力じゃなく“段取り”で勝ちにいく。
そうそうそうなんだよ…!何周もループして失敗を潰してきたからこそ、9巻では“お膳立て”が完璧なの。エミリアの説得もヴィルヘルムたちの助けで成功する。スバルの成長が派手な強化じゃなく“準備力”で描かれるのがリゼロらしくて好きなんだよね。
場面は、ネクトでの会議に戻る。
スパイとして潜入している指先の対処について、スバルは逆に偽情報を流させる作戦を提案する。
指先を倒すのは、戦力上は問題ない。しかし、定時連絡が途切れれば、指先が事態を把握し、魔女教全体で試練の実行、つまりアーラム村への襲撃が開始される可能性が高いのだ。
そのため、行商人に紛れているスパイ、ケティに偽情報を流させ、それにより生まれた時間で、エイリアや村人を脱出させる案を考えた。
親書の問題
ミミの弟、ティビーが親書の問題はどうするのかとスバルに聞く。
スバルの答えはシンプルなものだった。
ラムは、目覚めると共に、森に異変が起きていることを感じていた。鬼族は森の間に集落を築くことが多いため、自然に森の変化に気づきやすい。
エミリアに変わり、アーラム村に避難の説得に向かう途中、遠くに複数の気配を感じて、「千里眼」を使う。
50名近い集団、クルステン家の家紋に、白紙の親書と合わせてもこれはエミリア陣営への攻撃だと判断した。が、そこにスバルがいる。そして、どの方向から見ても読める看板を掲げ、「てがみはまちがい。おれがわるかった」とイ文字で、ラムにこの軍団が敵ではないことを告げた。
アーラム村で合流
アーラム村でラムと魔女鏡討伐隊は合流するが、ラムはまだ警戒を解いていない。
スバルは、フェリスとヴィルヘルムを呼び、軍団がクルシュからの正式な同盟の証だということを証明し、ラムは納得した。
スバルは、村民の説得に移る。
村人は、森の異変が魔女教で、その原因がロズワール邸にいるハーフエルフの半魔であるとことを知っていた。そして、なぜエミリアを王選候補に支援するなどしたのかと、責め立てる声が上がる。
スバルは、その気持ちに理解を示しつつも、エミリアの人柄を語り、村人と一緒に過ごしたエミリアを語り、みんなと一緒に笑いたいと願っている、とエミリアを語った。
スバルは、エミリアが、皆が恐れるようなハーフエルフではないことを語り、許してくれるように頭を下げる。
沈黙と動揺が場を包むが、ペトラがスバルに向けて歩き出す。そして、村人の方へ体を向き直し、恩人であるスバルが頼み込んでいること、ラジオ体操に一緒にきていたエミリアが芋判を押してくれた思い出を語る。
子供達が、エミリアを受け入れると大騒ぎする。
スバルは、大人達に向けて土下座し、頭を地面に擦り付け、エミリアに機会を与えて欲しいと懇願する。
命の恩人とも言えるスバルの懇願に、村の大人達もスバルに近寄り、エミリアを受け入れると話した。
ここからの、村人の避難と保証については、ラムが代わってくれる。
エミリアを避難させる
ユリウスがスバルに声をかけ、エミリアを避難させる作戦の詳細を話し合う。
フェリスは、エミリアには戦う力があり、避難させる必要はないと主張するが、スバルの胸には、エミリアは絶対に魔女教と関わらせてはいけないという予感があり、それ故に避難させると言い、話は平行線をたどる。
しかし、ヴィルヘルムが、フェリスがクルシュに対して在り方を求めるように、スバルもエミリアに対して安寧でいて欲しいと望んでいる。そこに理解を示すべきだといい、フェリスはスバルの意見を受け入れた。
パックの説得
ユリウスが準精霊を屋敷に飛ばし、パックをアーラム村に連れてきた。
姿を現したパックは、簡単にスバルと挨拶を交わした後、スバルに対して強いプレッシャーを醸し出す。その異様な鬼気は、その場を支配し、全員に最大限の警戒態勢を取らせることを強いた。
スバルは、パックに対して、エミリアとの約束を破ったこと、言われたことを再度破ってきたこと、これは罪であり、その罰は受け入れるという。ただし、それは今ではなく、このエミリアの危機を救った後にしてくれと頼む。そして、パックの助力を願い出た。
パックは、ずいぶん調子がいい話だといなしながらも、スバルの提案を受け入れる。
一方で、スバルの変化にも気付き、用意周到さに驚いてもいた。
ベティーの説得
パックの頼みで、ベティーは村の扉と禁書庫を繋ぎ、スバルを招き入れた。
事情を理解しつつも、ベティーは禁書庫から出ないと話す。それが結論であり、揺るがないと話す。
スバルは食い下がり、強い弱いの話ではなく、ベティーは小さな女の子であり、俺は絶対に連れていくと主張する。
ふと、ベティーが何かを堪えるように、「これ以上惑わすのはやめてほしい」と呟く。
ベアトリスは、契約があるので禁書庫を出ることは許されないと言い、腕を掴むスバルを、恐怖と拒絶を写した涙目で見つめる。
次の瞬間、スバルは歪曲した空間に投げ出され、村に転移させられていた。
ベティーは、お母様、とすすり泣く声でこぼし、ベティーはあとどれだけ、と悲しげに呟いて倒れ込んだ。
再びのアーラム村
アーラム村に転移させられたスバルは、その近くにユリウスの姿を確認する。
ユリウスは、数あるスバルへの驚きの中でも、いまのが一番だったと嫌味ったらしく伝えた。
パックが現れ、スバルでダメならベティーは外には出ないと、意味深に告げる。
スバルはパックが頼めばベティーも来るだろと言うが、契約だからそれは無理だと言われてしまう。
そこに、ユリウスが、行商人を案内している狐人のラジアン達が、そろそろ到着する頃であり、もう時間がないことを伝える。
スバルは、ここまで周到に準備してきた作戦を実行に移す号令をかけた。
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第3章「自称騎士と最優の騎士」ネタバレ
『自称騎士と最優の騎士』――白鯨戦で殴り合ったスバルとユリウスが、ここで背中を預け合うのが熱いよな。最優の騎士ユリウスが、自称騎士のスバルを認める瞬間。
そうそう、ここ最高…!しかも見えざる手攻略のために、スバルがユリウスと“五感を同調”させて視覚を共有するの。スバルにしか視えなかった指を、信頼で繋いだ仲間にも視せる――孤独な権能が初めて“絆の武器”に変わる名シーンなんだよね。
王都に戻るエミリアと村人の護衛には、10人強の騎士と、最強戦力ヴィルヘルムがつく。
今まで以上にエミリアの安全性が確保されており、スバルは少し安堵の気持ちを持つ。
捕虜とした指先、ケティは、目印のついた地図を持っており、最寄りの一つを確かめに行ったリカード達が戻ってきた。やはり、指先の拠点だったようで、一人残らず壊滅させたとスバルに報告する。
また、ケティが持っていた対話鏡の対となるミーティアも発見し、魔女教側の連絡網を完全に破壊することができた。
オットー登場
リカードが、困ったように一つ問題が起きたというと、魔女教のアジトで生贄に捧げられそうになっていたところを保護された、オットーが両手両足を縛られた状態でスバルの元に届けられる。
スバルは、思わず吹き出し、見ないと思ったら捕まっていたのかと笑った。
オットーは、ロズワール邸での儲け話に先んじようと、集団とは離れ、一人森を駆けていたところを魔女教に捕まったのだという。
リカードやスバル、そのほかの主力メンバーが、オットーが魔女教側の人間でないことを確認すると、オットーは解放され、簡単な仕事を与えられた。
スバルは、自分が笑いながらも相手を疑う嫌な奴になったというが、ユリウスは、だからこそ我々は誰も傷つかないで今いることができている、とスバルを励ました。
フェリスの力量
捕虜となったケティは、フェリスによってマナ中を弄られている。
指先は、マナの中に毒薬となる魔鉱石が仕込まれる代わりに、自害用の爆裂術式が組み込まれていることがわかった。
また、ゲートの中におかしいマナの塊があり、それがペテルギウスが憑依できるかの違いだと推定する。
そして、その両方を無効化していることを伝えると、ユリウスが信じられないという目でフェリスを見た。
抵抗する術をなくしたケティは、今後王都に連行され、フェリスによって情報収集に大活躍することになるだろう。
スバルは、捕虜をとったことで、魔女教徒を一人残らず殲滅させる号令をかける。
ペテルギウス
ペテルギウスの二つの権能は、初見殺しと言っても過言ではない能力だ。何も知らずに臨めば、百回挑んで、百回負けると確信する。
しかし、だからこそ、スバルがいるのだ。
スバルはペテルギウスと戦う決意をし、拠点のある岩山に向かう。
現れたペテルギウスに対して恭しく挨拶し、指先の末席に加えてもらうように頼んだ。
感涙して感動するペテルギウスの、スバルは、試練の内容を聞き出そうとする。
ペテルギウスは、此度の半魔が、「魔女を降ろす器に足りるか」を試さなければいけないと話した。
いずれ来る魔女の再誕の日に、エミリアを器に嫉妬の魔女を誕生させる、それが、ペテルギウス、魔女教の目的だったのだ。
ペテルギウスが、あまりに敬虔なスバルの処遇をどうするべきか、自身の福音書をみる。そして、動きが止まり、スバルに福音書の提示を求めた。
VSペテルギウス
スバルは見えざる手を回避し、パトラッシュと共に森の奥へ逃げる。
逃走の途中で魔女教の集団が襲いかかって来るが、想定内の出来事であり、待ち伏せしていた討伐隊のメンバーが一つ一つ刈り取っていく。
森の散らばっていた指先も、一つ、また一つと討伐隊によって壊滅させられる。
スバルが誘い込んだ場所は、かつてスバルが命を落とした場所でもある。
そこには、ユリウスが待っており、スバルとユリウスのコンビで、ペテルギウスと向き合う。
ユリウスは、ネクトでスバルと感覚共有を行い、スバルの目を通じてペテルギウスの見えざる手を視認していた。
そして、6属性を束ねた虹色の件で、ペテルギウスに襲いかかる。
「君の目で、私が斬ろう。我が友、ナツキ・スバル」
2/9(日)は「さっぽろ雪まつり」の会場でも小林裕介さん、高橋李依さんのトークショーを実施しますよ🎤「氷結の絆」の雪像とともに、お二人のリゼロトークをお楽しみください。
❄日時 2/9(日)11:00~
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— 『Re:ゼロから始める異世界生活』公式 (@Rezero_official) January 23, 2020
第4章「怠惰の終焉」ネタバレ
そして怠惰の終焉。ユリウスが本体を討っても、ペテルギウスは悪意地霊だからスバルに乗り移ろうとする。でも今回は対策済みっていうのが8巻からの積み重ねだよな。
そうそうそうなんだよ…!前回の死に戻り経験で憑依のメカニズムを知ってたから、意識の乗っ取りを無力化できるの。倒しても甦る不死身の大罪司教を“経験”で攻略する――死に戻りが呪いじゃなく明確な戦略兵器になった到達点で、3章の集大成なんだよね。
ユリウスは、スバルを信じて自分の目を閉じる。二重に見える視界を、目を閉じることでスバルだけの視界にする。スバルが戦いから目を背けないことを前提にした行為であり、命を預ける行為でもあった。
ペテルギウスは、自身が400年かけて準備してきたことが、精霊ごときに負けるわけがないとのたまう。
しかし、ユリウスの攻撃は確実にペテルギウスを捉える。刺突が胸を捉え、虹色の光が輝く。ユリウスの虹色の攻撃は、肉体だけではなく、魂に届くのだ。
ペテルギウスの往生際
全ての指先を失い、自身も窮地に追い込まれたペテルギウスは、最後の手段に打って出る。
ペテルギウスの体から力が抜け、生気が失われる。
スバルとユリウスは予定通りにネクトを解除すると、スバルはその手を懐に入れた。そして、対話鏡をユリウスに投げ渡した。
ペテルギウスはスバルに憑依し、その意識を奪い取り、ユリウスはこの体に手出しできないことを指摘し、ユリウスもそれを肯定する。
しかし、ユリウスは対話鏡をペテルギウスに向け、そこにフェリスが映った。
フェリスは、一度ゲートに干渉した相手であれば、触れずともその相手の体内のマナを操作することができる。
ペテルギウスは、自身の、つまりスバルの、体内のマナが暴走し想像を絶する苦しみに叫び悶える。
スバルの一撃
スバルの体内で、スバルはペテルギウスの憑依の種を明かす。
ペテルギウスは邪精霊であり、憑依は特殊な契約の一種だった。
精霊を忌み嫌うのはある種の同族嫌悪であり、精霊術師を敵視するのは、既に正式契約を精霊と結んでいる人間は、憑依できる素質があろうとも、契約を奪えないからだった。
ペテルギウスは、スバルに精霊と言われたことに激怒する。自身は、魔女に愛された精霊を超克した存在であると主張する。
スバルが、そんなに会いたいなら会わせてやると、死に戻りを叫ぼうとし、魔女を呼んだ。世界が止まる。
ペテルギウスは天にも昇る気持ちだった。待ち望んでいた魔女との再会が目前に迫る。
しかし、彼女からは期待する言葉は生まれなかった。消えてしまえ、という辛辣な言葉を投げかけられ、ペテルギウスはその魂を散らせた。
現実に戻ったスバルは、ペテルギウスが憑依を解除して、元の体に戻っていることを理解する。
ペテルギウスは、なぜ自分の愛が報われないのかと嘆くが、お前が捧げたのは、愛なんかではなく、通りがかった人達だと、ペテルギウスの独り善がりを指摘した。
ユリウスが、ペテルギウスに虹色の件で魂に致命傷を与える。ペテルギウスは、見えざる手を天に向けて、何かを掴むように伸ばし、それによって生じた岩壁の崩落の下敷きになって、命を落とした。
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— 『Re:ゼロから始める異世界生活』公式 (@Rezero_official) July 7, 2019
第5章「ただそれだけの物語」ネタバレ
『ただそれだけの物語』、章題が切ないよな。壮大な魔女教との戦いの果てに残るのが、結局“好きな子を救いたかった”っていうシンプルな想いだっていう。
そうそう、ここで竜車のシーンが来るの…!スバルがエミリアに想いを伝えて、さらにレムの話までする“第二夫人”のくだりが賛否ありつつ忘れられないの。世界を巻き込む死闘の終着点が一人の少年の恋心っていう落差が、リゼロの体温なんだよね。
ペテルギウスとの戦いを終えたスバルは、虚脱感を覚えていた。
彼の残した福音書を手に取り、後でベティーやロズワールに確認してもおうと考える。
そこにユリウスが声をかけ、アーラム村に急いで戻ることを提案する。竜車の一部に不審な点が見つかり、エミリアに危険が迫っているという。
オットーの発見
アーラム村に戻ると、目録を確認していたオットーが、ここにあるべきはずのものがないと説明する。
ケティ、魔女教徒の行商人は捕虜として無力化されていたが、彼の竜車は王都への避難に流用している。
目録を確認していたオットーは、ここにあるべきはずの火の魔石がないことを指摘する。
それは、竜車7、8台は軽く吹き飛ばせるほどの量だと言った。
実は、オットーは、ロズワール邸で荷物を言い値で買い取る話を聞いたとき、ケティと一緒にいた。そして、そこで、彼の荷台に大量の火の魔石があることを見ていたのだという。
フェリスが、エミリア達が出発して既に1時間半が経過しており、今から追いつくのは難しいという。
そこに、オットーが真剣な面持ちでスバルに交渉を仕掛ける。ロズワールとの面会の機会と、オットーの持つ油の言い値での買取を条件に、エミリア達に追いつくというのだ、スバルは迷うことなく承諾した。
エミリアの元へ
ユリウスが、念のためにイアをスバルに同行させる。
オットーは「言霊の加護」を持っており、「どんな生き物とも会話ができる」能力を持っている。その力を使って、エミリア達に追いつくという。
オットーは、鳥や虫の声を聞き、目的地までの最短ルートを教えてもらうことができる。
が、それは悪路に次ぐ悪路を進むということだった。ほぼ垂直の崖、落下寸前の吊り橋、魔物の群生地帯、スバルは死を100回は覚悟し、オットーはトランス状態に入っていた。
森の中のひらけた場所に出ると、突如として生き物の声が騒ぎ立ち、そして静かになった。スバルは振り返り、その原因を理解する。
ペテルギウス・ロマネコンティ。人間の形をなくした、その黒い影の残骸が、スバル達を追いかけてきていた。
ペテルギウスの最期
森から出て街道に出る。スバルは、もうすぐエミリア達に追いつくことを感じ、ペテルギウスを連れて行くわけには行かないと感じる。
ペテルギウスの屍は、異形の形で竜車を追い、荷台に手をかける。
スバルは荷台にあった油をペテルギウスにかけ、ユリウスより借りているイアの力を借り、つきかけのマナで炎の魔法を唱えた。
ペテルギウスは炎上し、その体はどんどん崩れ落ちていく。
しかし、無知性に振り回される見えざる手が、上空より荷台に対して振り落とされる。スバルにも擦り、ふくらはぎがえぐり取られたような傷を残す。
再度荷台に接近してきたペテルギウスに、スバルは福音書を上空に投げる。それを取ろうとしたペテルギウスは風除けの加護を外れ、風の突風を受けて体制を崩す。そこに、スバルが踏み込んでいき、右ストレートを叩きこんだ。
ペテルギウスは、正気に戻り、涙を流して、サテラの名前を呼ぶ。そして、スバルだけは生かしてはいけないと叫ぶ。しかし、ペテルギウスの法衣は竜車に絡まり、体もどんどん切り刻まれていく。
最期、スバルはペテルギウスの福音にイ文字で「おわり」と書いてペテルギウスに見せる。
激情の表情を見せ、しかしそれも言葉にならず、ペテルギウスは今度こそ本当に消滅した。
王都へ向かうエミリア
王都へ向かうエミリア達は、一度竜車を止めた。ヴィルヘルムが、野犬が近寄ってきているので、露払いをしに列を離れることを、エミリアに伝えにきたのだ。
エミリアは、私は必要ありませんかとヴィルヘルムに聞くが、ヴィルヘルムは、やはり主従なのですな、と言い残し、その場を去った。
避難を再開したエミリア達の竜車は、一度止まったことで風除けの加護が切れており、激しい揺れに襲われている。エミリア達は、騒ぐ子供達を励ましていた。
パックは、外でヴィルヘルム達が戦闘に入ったことをエミリアに伝える。数は相手が倍以上あるけれど、ヴィルヘルムの並外れた力量を考えれば、心配はいらないといった。
エミリアは、子供達に何があっても私が守るからと声をかけるが、子供達は、お姉ちゃんこそ心配しないで、約束をしたから絶対に手を離さない、といって、エミリアの手足に全員がしがみついている。
約束の内容を聞くと、エミリアは一緒にいないと無茶をするから絶対に離さないで、というものだという。
誰と約束したのかを聞くと、子供達はスバルの名前を出した。
王都で、スバルが一番エミリアの助けを求めたときに、エミリアは彼を突き放し、傷つけたと感じている。
それなのに、なぜ、エミリアが誰かに助けて欲しいと感じたときに、スバルの名前が出てくるのだろう。
エミリアは、この一連の動きに、スバルが変わらず自分を助けてくれたことを理解した。それでも、傷つけたスバルが、なぜ変わらずにエミリアを助けてくれるのか、エミリアには理解ができなかった。
彼女の人生は、裏切られ、否定され、遠ざけられることが、当たり前だったからだ。だから、スバルの優しさを、自分にはそれを受ける価値がないと考えてしまい、決定的な何かが二人の間に築かれる前に、拒絶してしまっていたのだ。
追跡者
竜車がこれまでで最大に揺れ、何かから逃げるように蛇行を繰り返す。
パックが、凄い勢いで何かが近づいてきていることをエミリアに報告する。
エミリアは立ち向かおうとするが、子供達が手足を掴んで離さない。
パックが、もうすぐそこに来ていると警告をエミリアに向けて出す。
一人の少年が、竜車の荷台に乗り込んでくる。
エミリアの口から、「どうして、スバル」と細い弱々しい声で彼の名前を呼んだ。
疾走
ペテルギウスが消滅した後、リーファウス平原の奥に、黒い人影が見える。スバルは、オットーにあれだ!と指し示し、オットーは全速力で竜車を走らせる。
距離が近づくにつれ、それがヴィルヘルムと魔女教徒の戦いであることが分かる。
スバルは、ヴィルヘルムにこの場を任せ、エミリアの場所を聞く。既に、リーファウス平原の中間地点、フリューゲルの大樹の近くまできており、エミリアはそこに向かっていると聞く。
全速力で近づくスバル達に、竜車の隊列は動揺して、蛇行運転を始める。スバルは大声で自分だと叫び、竜車を調べる必要があるといって、竜車を停止させた。
オットーに、パトラッシュを竜車から外しておくように頼み、イアに火の魔石の場所を探してもらう。
イアが指し示した竜車の荷台にスバルが入り込むと、エミリアが自分の名前を呼ぶ声が聞こえる。
一瞬、スバルは固まるが、すぐにすべきことを判断し、イアに魔石の場所を示してもらい、パックに床の板を剥がしてもらった。
魔石は既に熱が高まっており、爆発を防ぐことはできない。スバルは、熱に体を焼かれながら、魔石を抱えて竜車を飛び出す。
その背中に、エミリアが「どうして」と投げかける。止めてはいけない足を止め、振り返ってはいけない後ろを振り返る。
一言だけ、スバルは、「好きだよ、エミリア」。そう言い残して、スバルはパトラッシュに飛び乗った。
パトラッシュは、倒れるフリューゲルの大樹のもとに走る。傍には、頭部を切り落とされ、腐敗を防ぐために氷漬けにされている白鯨の死体があった。
スバルは、白鯨の死体に剣鬼によってつけられた大きな傷跡を確認すると、その中に、魔鉱石が敷き詰められた魔獣の皮袋をねじ込む。
二歩、三歩とパトラッシュがその場から離れるように疾走を開始したとき、魔石が限界を迎え、爆発が起こった。
久しぶりの膝枕
スバルが目を覚ますと、目の前にエミリアの顔が、頭の後ろには柔らかな膝枕の感触があった。
スバルがエミリアに気を失っている間の出来事を確認し、全員の無事に安堵する。
エミリアは、離れている間のスバルの変化に驚いていた。
スバルは、王都でエミリアにされた質問に、もう一度答えようとする。エミリアが好きだから、君を助けたいんだと。
エミリアは泣きそうな表情で、自分は銀髪のハーフエルフなのだと、凄く嫌われていて、友達が少なくて、常識がなくて、パックが毎日髪型を決めていて、王様になりたいのも自分勝手で、と自分の欠点をあげる。
スバルは、君が10個君の嫌いなところをいうなら、俺は2千個好きなところを言う。そう言う特別扱いをしたいんだとエミリアに伝えた。
エミリアは王都で、スバルに他の女の子と同じように接してくれることを期待していた、と話していた。エミリアは、されて嬉しい特別扱い以外で、生まれて初めてだと涙を流して、心からの喜びを噛み締めた。
竜車
エミリアとスバルが竜車に戻り、王都への道をトコトコと進む。
しかし、ペトラのスバルへの距離感が異常に近い。先程までのスバルとエミリアのラブラブを遠目で見ていたペトラが、エミリアに対して対抗心を燃やしているのだ。
しかし、ペトラはエミリアに対して悪感情はない。スバルは、ペトラに、エミリアの手を離さないでいてくれたことを褒めて、ペトラはそれを喜んだ。
スバルは、エミリアとの話し合いに臨む。レムのことだ。
スバルが、これまでの勇気が嘘に思えるほど男らしくない態度で話し出す。
しかし、エミリアの口から出たのは、レムって誰のこと、という想像外の言葉だった。
王都へ帰還するクルシュ・レム・へータロー
白鯨戦を終え、クルシュ・レム・へータローと負傷者達は、切り落とした白鯨の頭を持って、王都への帰還の道を竜車で進んでいた。
クルシュとレムが同乗する竜車の目の前の一台が、前触れもなく崩壊する。
即座に敵襲と叫んだクルシュに、討伐隊の各員も警戒の姿勢をとる。
前に一人佇む男の姿があり、クルシュが御者に轢き殺せと命じる。
竜車と男が激突する寸前に、レムがクルシュを連れて竜車を緊急脱出した。
男は何もしなかった。立っていただけだった。それでも、地竜も御者も竜車も、全てが粉々に砕け散っていた。
クルシュが百人一太刀を放つが、男は無傷だ。男が手を上げると、その延長線上にいたクルシュの左腕が宙を舞った。
レムが、この状況で騎士が動かないことを不審に思い振り返ると、騎士がいるべき場所には一人の少年が立っており、騎士達は全員地に伏して動かなかった。
レムが二人の正体を聞くと、
男は、大罪司教「強欲」担当、レグルス・コルニアスと名乗る。
少年は、大罪司教「暴食」担当、ライ・バテンカイトスと名乗る。
レムは鬼化し、大罪司教に向かっていった。
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スバルの異世界召喚
エミリアの膝枕
パックのみょんみょんみょん
レムの笑顔
飛んでるラムなどなど…みなさんのお気に入りシーンを何度もみてください👀👀‼https://t.co/C2dBxbPyq7#rezero #リゼロ pic.twitter.com/jx4xBCwsVm
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第6章「それぞれの、誓い」ネタバレ
ラストの『それぞれの、誓い』、そして断章『ナツキ・レム』だよな。あのレムが逃避行を選んでいたらっていうifが、本編より刺さるって言われるやつ。
そうそうそうなんだよ…!“ゼロから”始める二人の物語のifで、レムがどれだけスバルを想ってたかが滲むの。本編で救えた未来と、救えなかった可能性を並べることで、スバルが背負うものの重さが際立つ――3章を締めるのにこれ以上ない余韻なんだよね。
スバルは、寝台に眠るレムの姿を見つめている。
確かな温もりがあり、確かに生きている。しかし、レムのことを誰も覚えていない。
スバルの後ろから、クルシュがスバルに声をかける。談話室での話し合いに、スバルを呼びにきたのだ。
クルシュは、自分のことを覚えていない。
談話室での話し合い
クルシュとスバルが談話室に行くと、エミリア、フェリス、ヴィルヘルムがそこにいた。
心配するエミリアに、スバルは落ち着いたと応える。
状況の確認が始まる。クルシュやレムと共に王都帰還の道を進んでいた鉄の牙は、副団長へータローの指揮のもと、大罪司教と遭遇した時に離脱していた。
その後、王都から増援を集めて戻ったところ、半数は死傷しており、残っていたのは、クルシュと同じく自分のことを覚えていない人達だった、ということだ。
フェリスが、過去にも同じように記憶をなくした人がおり、今回の件も、魔女教徒の仕業と見て間違いないと断言する。
レムの症状は、白鯨の霧の効果と似ている部分があり、白鯨が「暴食」の係累であることから、大罪司教「暴食」担当の仕業だろうと推測する。そして、エミリア陣営は、魔女教との戦いに、ますますの覚悟を高めて行く。
フェリスはクルシュの身を案じて同盟関係の破棄を考えるが、ヴィルヘルム、クルシュの意向を受け、エミリア陣営との同盟は継続するものとなった。
死神の加護
会談が終了した後、ヴィルヘルムに同盟継続を支持してもらったことに感謝を伝えるスバル。
しかし、ヴィルヘルムは、同盟継続の支持は、実は自分勝手な理由なのだと告白する。
ヴィルヘルムは、左肩の癒えぬ傷を見せ、これは相手に癒えることのない傷を与える「死神の加護」により受けた傷だと説明する。
そして、死神の加護により受けた傷は、相手が自分に近付くほど、傷口が開くというものであり、この傷がいまになって開いたことが重要な事実なのだと話す。
スバルが、誰によって負った傷なのかと聞くと、ヴィルヘルムは、先代剣聖によって受けた傷だと答えた。
レムの部屋に戻るスバル
スバルは、レムの部屋に帰り、レムがいないと強がりも出ないと弱音を吐く。
スバルは、レムのいない未来ならと、短刀で自分の喉元を刺したことを思い出している。ループした先には、寝台で眠るレムがいて、変えることのできない現実に、打ち拉がれていた。
エミリアが、スバルの元を訪れて、自分もレムを目覚めさせるために力を尽くすという。
スバルは声を出さずに泣き、エミリアは後ろから何も言わずにそっと抱きしめた。
スバルは、必ずレムと共に笑う未来を取り戻すと、心に決めた。
次巻、第10巻のネタバレについて詳しく知りたい方は、下記の記事をお読みください。
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