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Re:ゼロから始める異世界生活のネタバレ【小説・アニメ・漫画】

「リゼロ」九神将とは?全メンバー・強さ・Arc7での活躍を完全解説

ヴォラキア帝国には、皇帝直属の最強戦士が九人存在する。その名を「九神将」——帝国の力の象徴であり、一人でも戦場に現れれば戦況が一変するほどの、桁外れの実力者たちである。

Re:ゼロから始める異世界生活の第七章「帝国編」では、スバルとヴィンセント皇帝がこの九神将を味方につけることを勝利の鍵と定め、それぞれの強者と対峙していく。本記事では九神将の全メンバー、それぞれの固有能力、そしてArc7・Arc8での動向を完全解説する。

リゼロ原作小説でアニメの先を読みたい方、ヴォラキア帝国の世界観を深く理解したい方はぜひ最後まで読んでほしい。

目次

九神将とは何か——ヴォラキア帝国の「強さの頂点」

九神将とは、神聖ヴォラキア帝国の皇帝が直属として認めた、最強の九人の戦士たちである。帝国全軍の中から「強さ」のみを基準に選ばれた精鋭であり、数値化するなら一人が一個師団に匹敵するとも言われる存在だ。

ヴォラキア帝国は「強者こそが正義」という思想を国の根幹に置く国家である。帝位継承戦からして生き残った者が皇帝となる血の論理が支配しており、その帝国において九神将に選ばれることは、最高の名誉に他ならない。

九神将には壱から玖までの序列があり、数字が小さいほど序列が高い——つまり壱が最も強いと公式に認められた将である。ただし序列はあくまで帝国が定めたものであり、状況や相性によって逆転が起こりうる。

また九神将の関係は上官と部下ではなく、皇帝への「強さに対する忠義」で結ばれている。彼らは忠誠よりも力への敬意を基本とするヴォラキア的価値観の体現者であり、「皇帝に命じられたから動く」のではなく「皇帝が最も強い者であるから従う」という論理が根底にある。

九神将の全メンバー一覧

以下は原作小説・公式情報をもとにした九神将の全メンバー一覧である。Arc7時点の情報を基本とし、確認できた能力・異名・Arc7での立場を記載した。

序列名前異名主な能力・特徴Arc7での立場
セシルス・セグムント青き雷光夢剣マサユメ、邪剣ムラサメ、超人的剣技・速度ヴィンセント側(のちスバルと邂逅)
アラキア精霊喰らい精霊を取り込み力に変える固有能力プリシラ陣営と行動・帝都に出現
オルバルト・ダンクルケン悪辣翁シノビの術全般・相手を幼児化させる秘術当初は敵対、後にヴィンセントと交渉
チシャ・ゴールド白蜘蛛皇帝の影武者・他者の思考を90%トレースヴィンセント側(影武者として活動)
ゴズ・ラルフォン獅子騎士黄金の鎧・巨大なメイス・軍の統率能力ヴィンセント側(捜索隊指揮)
グルービー・ガムレット呪具師ハイエナ型獣人・多様な呪具の使用情報不明(Arc7後半から登場増)
ヨルナ・ミシグレ極彩色魂婚術(魂を分与し力を向上)・高い再生能力カオスフレームの城主・ヴィンセント側に合流
モグロ・ハガネ鋼人全身鉱物質・地中潜行・超怪力・高い再生力Arc7終盤に登場
マデリン・エッシャルト飛竜将飛竜の群れを操る・竜人の素顔を持つArc7に登場・ラインハルトと交戦

なお過去の玖はバルロイ・テメグリフ(「魔弾の射手」)であったが、Arc7以前にすでに序列が変動している。バルロイについてはバルロイ・テメグリフ記事で詳しく解説している。

各メンバー詳細解説

壱:セシルス・セグムント——「青き雷光」の剣聖

九神将の筆頭であり、現在の帝国で最も強いと公式に認められた剣士。異名「青き雷光」が示す通り、その動きは人間の知覚を超える速度を誇り、一瞬で敵の懐に踏み込む剣技は他の追随を許さない。

愛刀は二本。夢剣「マサユメ」と邪剣「ムラサメ」——この二刀を使いこなすことで、常人には到達できない境地を切り開く。「天剣」の領域を目指す求道者でもあり、純粋な強さへの探求が彼の行動原理だ。

性格は飄々としており、強者との戦いを心から楽しむ戦士気質。Arc7ではスバルと奇妙な縁を結び、物語に大きな影響を与える重要キャラクターとなる。詳細な解説はセシルス・セグムント完全解説記事を参照してほしい。

弐:アラキア——「精霊喰らい」の破壊者

九神将の序列弐を持つ女性戦士。「精霊喰らい」の異名通り、周囲に漂う精霊を取り込んで自らの力に変換する固有能力を持つ。これはリゼロ世界において極めて特殊な能力であり、魔法使いや精霊使いとの相性において圧倒的優位をもたらす。

Arc7ではプリシラ陣営と絡みながら帝都に姿を現し、激しい戦闘を繰り広げる。その戦い方は直接的で力押しの傾向があり、序列弐の実力を体現した圧倒的な破壊力が持ち味だ。

参:オルバルト・ダンクルケン——「悪辣翁」の恐怖の術

老齢でありながら九神将序列参を維持する、帝国屈指の忍者的戦士。「悪辣翁」の異名は、目的のためなら手段を選ばない苛烈な流儀に由来する。

最大の特徴は「相手を幼児化させる秘術」。これは単なる戦闘技術ではなく、戦略的に使われる「詰み手」とも言えるもので、どれほど強大な敵も幼子に変えてしまうことで無力化する。シノビの術全般に通じており、隠密性と奇襲能力も高い。Arc7ではスバルたちと直接対決し、その術が炸裂する。

肆:チシャ・ゴールド——「白蜘蛛」の謀略家

九神将の中で異色の存在。チシャ・ゴールドは直接的な戦闘能力よりも、知力と偽装能力に特化した将である。皇帝ヴィンセントの「影武者」を務め、外見だけでなく思考パターンまで約90%トレースできるという超人的な擬態能力を持つ。

Arc7では政変の混乱の中でヴィンセントの代わりとして各所に現れ、情報戦・謀略戦において重要な役割を担う。戦略家として優れた判断力も持ち、「頭脳で戦う九神将」として独自の地位を確立している。

伍:ゴズ・ラルフォン——「獅子騎士」の鋼の忠義

黄金の鎧を纏い、巨大なメイスを手に戦う九神将の序列伍。「獅子騎士」の名は、その圧倒的な力強さと戦場での存在感から付けられた異名だ。

九神将の中で最もヴィンセント皇帝への純粋な忠誠心が篤く、皇帝の命であればいかなる指示も即座に実行する。質実剛健な性格で帝国一般軍人からの信頼も厚く、部隊指揮の統率能力においても傑出している。Arc7でヴィンセントが連れ去られた際には自ら捜索隊を指揮し、仲間の安全確保に奔走した。

陸:グルービー・ガムレット——「呪具師」の異質な戦法

ハイエナ型の獣人という珍しい種族を持つ九神将の序列陸。「呪具師」の異名通り、自らが鍛えた多様な呪具を駆使した戦い方を特徴とする。通常の武器ではなく、特殊な効果を持つ呪われた道具を戦場に持ち込む戦術は、正面からの力勝負とは一線を画す独特のものだ。

詳細な活躍についてはグルービー・ガムレット記事で解説している。

漆:ヨルナ・ミシグレ——「極彩色」の魂の支配者

魔都カオスフレームを支配する九神将の序列漆。「極彩色」という艶やかな異名を持つ彼女は、固有能力「魂婚術」の使い手だ。魂婚術とは自らの魂を分け与えることで相手の力を大きく向上させる特殊な術であり、同時に自身の再生能力も極めて高い——首を斬られてもなお再生できるというのが公式に確認された驚異の耐久性だ。

Arc7では九神将の中でもとりわけ重要な役割を果たす。ヴィンセント皇帝がスバルたちに対し、最初に接触すべき九神将として名指ししたのがヨルナである。カオスフレームを巡る戦いでは、エミリアの氷魔法とヨルナの魂婚術が組み合わさることで、帝都決戦の局面が切り開かれた。

捌:モグロ・ハガネ——「鋼人」の無機質な力

全身が鉱物質で構成されるという、人間離れした肉体を持つ九神将の序列捌。「鋼人」の名はそのままの姿を示す。地中への潜行能力、超怪力、金属質の肉体に加えて高い再生力を持ち、単純な生命体としての強さは帝国トップクラスとも評される。

興味深いのは性格で、モグロは純粋で他者への悪意を基本的に持たない。それでいながら九神将として与えられた役割は着実にこなすという、「悪人ではないが敵に回すと恐ろしい」という複雑な立ち位置のキャラクターだ。

玖:マデリン・エッシャルト——「飛竜将」と謎の正体

九神将の末席序列玖を担う「飛竜将」。飛竜の群れを自在に操る圧倒的な航空戦力を持ち、空中からの一斉攻撃は地上の敵にとって防ぎようのない脅威となる。

性格は良くも悪くも子供っぽく、感情のコントロールが苦手で癇癪を起こしやすい。プライドが高く、格下と見なした相手には容赦がない。一方で彼女には「竜人」という失われた種族としての素顔が隠されており、その謎の正体が物語の鍵となっていく。Arc7ではラインハルト・ヴァン・アストレアと交戦するという、リゼロ屈指の激闘シーンを生み出した。

九神将の強さ——大陸規模の脅威

九神将の強さを客観的に評価するために、他の「強者」と比較してみよう。

王選五候補との比較

ルグニカ王国の王選に参加する五候補(エミリア・ベアトリス・プリシラ・クルシュ・アナスタシア)はそれぞれ強力な陣営を持つが、個人戦闘力という点では九神将上位に匹敵する者は少ない。ただしArc7でエミリアとヨルナが共闘するなど、互いの能力が補完し合う関係となることも示されている。

エミリアの強さについてはエミリアの強さ・権能解説記事で詳しく扱っている。

「剣聖」ラインハルト・ヴァン・アストレアとの関係

リゼロ世界の事実上の最強戦力は「剣聖」ラインハルト・ヴァン・アストレアである。彼は王家に仕える剣聖であり、あらゆる権能を持つとされる超常的な存在だ。剣聖記事でも詳しく解説しているが、ラインハルトは九神将全員がかかっても敵わないとも言われる次元の強さを持つ。

その意味で、九神将最上位のセシルスでさえ「世界最強」ではない——ラインハルトが存在する限り、そこに届かない「強さの頂点一歩手前」が九神将壱の位置付けとなる。それでも九神将は現実の戦場において「大陸規模の脅威」であることは間違いない。Arc7でマデリンがラインハルトと交戦するシーンは、その格差を見せつける場面でもある。

九神将が全員集結した場合

九神将が一堂に会して同一方向に動いた場合、その戦力は大陸規模の戦争を左右するレベルとなる。Arc7でヴィンセント皇帝が「勝利条件は九神将を味方につけること」と明示したのは、政変の局面で九人の力が決定的な意味を持つからだ。

ヴォラキア帝国の思想的根幹にある「強者主義」は、九神将というシステムに体現されている。最強を集めた集団が皇帝を支える——それが帝国の安定と覇権の源泉だ。

Arc7(帝国編)での九神将の動き

Arc7はヴォラキア帝国を舞台とし、スバルとヴィンセント皇帝(アベル)が帝国政変に立ち向かう物語だ。Arc7スバル解説記事でも詳しく扱っているが、ここでは九神将の動向を中心に整理する。

政変の構図——誰が敵で誰が味方か

ヴィンセント皇帝が政変によって玉座を追われると、九神将は各々の判断で動き始める。一部はヴィンセント側に留まり、一部は帝位簒奪側に与するか中立を保つ——その選択が、Arc7全体の戦局を左右する。

ヴィンセントは早い段階でスバルたちに「九神将を一人でも多く味方につけることが必勝条件だ」と語る。その言葉通り、Arc7はスバルたちが次々と九神将に接触し、交渉・戦闘・説得を繰り返す展開となる。

カオスフレーム攻略——ヨルナとの共闘

Arc7の前半から中盤の重要な山場が、魔都カオスフレームのヨルナ・ミシグレとの接触だ。ヴィンセントがスバルたちにカオスフレームへ向かうよう指示した背景には、ヨルナを味方につければ九神将の一角が確保できるという戦略的判断がある。

しかしカオスフレームには既にチシャ・ゴールドとオルバルト・ダンクルケンという二人の九神将と、謎の「星詠み」ウビルクが先回りしており、戦局は複雑を極める。エミリアとヨルナの共闘シーンはArc7屈指の見どころとなっている。

セシルスとスバルの邂逅

壱のセシルスとスバルの出会いはArc7における最大の驚きの一つだ。純粋な強さへの探求に生きるセシルスが、死に戻りという奇妙な「権能」を持つスバルをどう見るか——その関係はArc7・Arc8を通じて独特の形で展開する。

オルバルトの幼児化の術——スバルへの直撃

Arc7において最もインパクトのある戦闘の一つが、オルバルト・ダンクルケンとスバルの対決だ。オルバルトの秘術「幼児化」がスバルに直撃するという展開は、読者・視聴者に大きな衝撃を与えた。この出来事がArc7後半の物語を大きく動かす引き金となる。

Arc8(大災編)での九神将の役割

Arc8「大災編」では、ヴォラキア帝国に新たな脅威が迫る中、九神将たちがそれぞれの立場から行動する。公式からは「Arc7のヴォラキアでの歩みを一気に復習できる」として九神将メンバーが一覧になっていることが確認されており、Arc8でも九神将は重要な位置を占め続ける。

各メンバーの詳細な動向はWeb版・書籍版の進行状況によって異なるため、ここでは確認できた情報のみを記載する。Arc8での展開は引き続き追跡中であり、情報が確認でき次第更新する。

九神将制度が示すヴォラキア帝国の思想

九神将というシステムを理解することは、ヴォラキア帝国という国家を理解することに直結する。

「強さこそが正義」——帝国の哲学

ルグニカ王国が「祝福」や「加護」によって選ばれた者が国を治める構造を持つのに対し、ヴォラキア帝国は純粋な強さが一切の序列を決定する。帝位継承戦は文字通りの殺し合いであり、生き残った最強者が皇帝となる。

九神将も例外ではない。どれほど名家の出身であろうと、爵位があろうと、強さがなければ九神将にはなれない。逆に身分がなくても、強さがあれば皇帝直属の最高位に就くことができる。これは残酷であると同時に、徹底した平等でもある。

皇帝と九神将の関係——忠誠ではなく敬意

ヴォラキア帝国の皇帝と九神将の関係は、単純な主従関係ではない。皇帝が強い限りにおいて、九神将は従う。しかしそれは「恐れ」や「強制」からではなく、最強者への「強さに対する敬意」から生まれた服従だ。

ゴズ・ラルフォンのように純粋な忠誠心を持つ者もいるが、セシルスのように「面白い相手であれば従う」という動機で動く者もいる。九神将の多様性は、帝国の「強者主義」という単一の価値観が生み出す、複雑な人間模様でもある。

ヴォラキア帝国の詳細解説記事では、帝国の制度・歴史・地理についてさらに深く掘り下げている。あわせて読んでほしい。

名言・印象的なシーン

セシルス・セグムントの戦場哲学

「強くなければ、この帝国では生きていけない。それは私も同じことだ」——というセシルスの姿勢は、ヴォラキア帝国の哲学を一人の人物に凝縮したものだ。飄々とした彼が発する言葉には、本物の強者だけが持つ余裕と確信がある。

オルバルトの「悪辣」の流儀

「手段を選ばない」とは言葉では簡単だが、九神将序列参という地位を維持しながらその流儀を貫くオルバルトの戦い方は、老練な「悪辣」が持つリアルな凄みを見せてくれる。Arc7でスバルと対峙するシーンは、緊張感のある名場面として記憶に残る。

ヨルナとエミリアの共闘

九神将の漆ヨルナと王選候補のエミリアが同じ方向を向いて戦うという、Arc7が生み出した「夢の共闘」。魂婚術と氷魔法が組み合わさる戦闘シーンは、リゼロの戦闘描写の中でも際立つ迫力を持つ。

まとめ——九神将はヴォラキア帝国の「強さの結晶」

九神将は単なる「強いキャラクターの集まり」ではない。ヴォラキア帝国という国家が数百年かけて磨き上げた「強者主義」思想の具現化であり、帝国の維持と覇権の根拠そのものだ。

Arc7という壮大な舞台で彼らが見せた活躍は、リゼロの世界観をルグニカ王国を超えた広がりへと一気に押し広げた。それぞれが独立した強さと個性を持ち、敵か味方かという単純な分類を超えた「強者たちのドラマ」を作り上げている。

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