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Re:ゼロから始める異世界生活のネタバレ【小説・アニメ・漫画】

【ネタバレ】Re:ゼロから始める異世界生活【ライトノベル/小説第15巻】

日本最大級の小説投稿サイト「小説家になろう」発の大人気作品「Re:ゼロから始める異世界生活」の小説第15巻のネタバレ解説です。

ネタバレを見たくない方は、ページを閉じて頂きますようお願い致します。

第14巻の詳細について詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。

リゼロ小説版14巻ネタバレ解説
【ネタバレ】Re:ゼロから始める異世界生活【ライトノベル/小説第14巻】日本最大級の小説投稿サイト「小説家になろう」発の大人気作品「Re:ゼロから始める異世界生活」の小説第14巻のネタバレ解説です。 ネタバレ...
目次

第1章「ロズワール邸、最後の日」ネタバレ

リゼロ原作小説15巻第1章を雪のロズワール邸、三つの戦線、救出の始まりとして整理した図解
原作小説15巻第1章を、雪のロズワール邸、三つの戦線、救出の始まりという観点で整理しています。
リゼ男

リゼ男

スバルがベアトリスに『魔書や契約に縛られるな、自分で生き方を選べ』って叫ぶ章だよな。ベアトリスが叡智の書に自分が記されてたことを『お母様が忘れてなかった証拠』と安堵するの、健気で逆に苦しい。

リゼ子

リゼ子

そうそうそうなんだよ…!400年も禁書庫で“その人”を待ち続けたベアトリスにとって、契約は存在理由そのものだったの。だからスバルの言葉は救いであると同時に、彼女の400年を否定しかねない劇薬で——この衝突が『俺を選べ』の章への伏線になってるのが本当に巧いんだよね。

ガーフィールは、エルザと激しい攻防を繰り広げる。

フレデリカは、その攻防に一歩たりとも動くことができなかった。

ガーフィールは姉のために、エルザを押し込んで舞台を屋敷の奥へと移す。

そうしてようやく、フレデリカはレムの部屋に入り、屋敷から出る動きをすることができた。

ベアトリスの説得

スバルは、ここから必ず連れ出す、何があってもとベアトリスに伝える。

ベアトリスはそれを拒否し、外で何があってもここは隔絶した空間であり、ベアトリスの身を案じるならそれは杞憂だとスバルに説明した。

スバルは、扉渡りには弱点があり、敵がそれを知っていることを告げる。

すぐにベアトリスは、ロズワールが教えたことに気付く。そして、それはロズワールの叡智の書に自分が記されたということであり、お母様が自分を忘れていなかった証拠だと安堵した。

その姿を見て、スバルはベアトリスに怒る。魔書や契約に縛られるのではなく、自分で自分の生き方を選べと叫ぶ。

ベアトリスは、精霊にとっての契約の重要性を、スバルが知らない訳が無いと突き返す。

スバルは、約束の大切さは知っているが、それでベアトリスを失うくらいなら、俺は約束を破るといった。

ベアトリスは、400年の答えを出すかのように、スバルに「その人になってくれるの?」と聞く。

スバルは、そんな訳の分からないものに誰がなるんだ馬鹿とベアトリスに返した。

岩豚ちゃん登場

禁書庫から射出されたスバルの元に、オットーとペトラが現れる。

魔獣使いの襲撃に遭い、屋敷が魔獣だらけになった上、結晶石が効かない魔獣が現れて屋敷に戻ってきたのだという。

突如、二階の床が崩れ、西棟が建物ごと倒壊していく。スバルはペトラを瞬時に抱きしめかばったが、フレデリカが現れ、三人を助けて庭園の芝生に着地した。フレデリカの背中にはレムがいて、ペトラが再会に喜んで抱きつく。

西棟にはでかいカバ、それに乗っているメイリィ・ポートルートがつけた愛称では「岩豚ちゃん」がいた。

フレデリカは、レムをスバルに預け、今の自分は幸せの絶頂だからと、岩豚ちゃんと対峙する。

スバルはレムを、オットーはペトラを担いで、脱出口のあるロズワールの執務室に向かった。

ギルティラウ登場!

スバル達は、本棟の最上階にあるロズワールの執務室に向かう。

途中、魔獣とも遭遇するが、結晶石の効果で安全を保ちながら移動することができた。

しかし、廊下の奥で異様な気配が発生し、他の魔獣が命を奪われ、咀嚼される。

スバル達に気付き、建物を震わせる咆哮を上げながら、突進してくる。

オットーとペトラが、この魔獣が結晶石の効かない一体だとスバルに告げる。

魔獣の中の魔獣。「ギルティラウ」だった。

https://twitter.com/Rezero_official/status/938008556569333761

第2章「水面に映る幸せ」ネタバレ

リゼロ原作小説15巻第2章を過去の幻影、選ぶ現実、前へ進む理由として整理した図解
原作小説15巻第2章を、過去の幻影、選ぶ現実、前へ進む理由という観点で整理しています。
リゼ男

リゼ男

この章、エミリアの試練の中の“ありえたかもしれない幸せ”だよな。フォルトナとジュースが想い合いながら、まだ一緒に暮らす勇気を持てずにいる——その普通の幸福が、もう永遠に来ないと知ってるから辛すぎる。

リゼ子

リゼ子

うん…ジュースがフォルトナの装いに見惚れて、フォルトナが照れて肩をつつくの、ただただ尊いの。これが14巻で見た悲劇の“前”の光景だってわかってるから、読者だけが涙腺をやられるんだよね。タイトル『水面に映る幸せ』が、掴めなかった理想を映してて切ないの。

エミリアは、大樹をくり抜いた自分達の家で、フォルトナに髪を切ってもらっていた。

フォルトナ母様は、いつもと違う可愛らしい服装をしており、おめかしもしていて可愛い。

ドアがノックされ、エミリアが出ると、柔和な顔をしたジュースが現れた。

フォルトナの腕には美味しい手作りパンが入ったバスケットがあり、湖にピクニックに行くのだ。

ジュースが、フォルトナの装いを見て、思わず見惚れてしまいましたと話す。

フォルトナは固まり、言葉を出さずにジュースの肩をつついた。

湖畔のピクニック

湖に到着すると、フォルトナの得意料理である香草焼きが振る舞われる。

ジュースにとってもこれはご馳走で、ピクニックには定番の料理となっていた。

二人は仲睦まじく、互いに思い合っていた。それでも、まだ二人で一緒に暮らす勇気を持てていなかった。

ただ、それも時間の問題で、時間さえあれば、二人は幸せになることは、誰が見ても間違いのないことだった。

エミリアは、二人とも大好き、と伝えて、湖を一周してくると話す。

ありうべからざる理想の今

エミリアは、湖畔を一望できる高台で、風を纏いながら風景を見下ろす。

そこに、兄とも言えるアーチが現れて、こんなところに一人で危ないじゃないかと声をかけてくる。

エミリアの目のは涙が流れ、フォルトナとジュースが幸せになっていく時間も、全て、そんな未来は存在しないのだと、寂しげに話した。

アーチは、「ありうべからざる理想の今」を見て、どうしてそれでも現実を望むのかとエミリアに聞く。

エミリアは、傷つけ合わない未来を探すために、共に歩んできた人々を一緒に歩むために、自分は理想より、辛い現実を選ぶと話した。

エキドナの涙

一度言い出したら自分の妹は言うことを聞かないと、アーチは仕方ないと観念する。

エミリアは、ずっと自分を大切に愛してくれた兄・アーチに感謝を伝える。

そして、この幸せな風景を見せてくれたエキドナにも、感謝を伝えた。

アーチの姿がエキドナに変わる。エミリアが振り返ると、エキドナは泣きそうな表情で、目に涙を溜めながら「ただ君が憎い」と言い、そして消えていった。

高台から水面へ落ちていく

エミリアは、二度目の試練の終わらせ方を理解し、高台から水面に向けて綺麗に落ちていく。

エリオール大森林で目覚めてから、エミリアは自分の容姿を一度も確認していなかった。

育った容姿を見るのが、嫉妬の魔女に似ていると蔑視される容姿を見るのが怖くて、怖くて、ただそれだけの理由で、ずっと鏡を見てこなかった。

パックが契約だといって、毎日自分の髪型や服装を整えていてくれたのは、優しさだったと知る。

水面に映る自分の顔は、フォルトナ母様にはあまり似ておらず、エミリアは少し残念だった。

墓所の外

エミリアが石室で目覚めた後、墓所の外に出ると、そこには待っていてくれるはずのラムの姿はなく、アーラム村の住民と、リューズ率いる集落の住民、合わせて100名程が出迎えてくれた。

戸惑うエミリアに、アーラム村の住民は、エミリアが試練を突破するまで信じて待っていると、試練に挑むエミリアを励ます。

聖域の住民の一人が前に進み、ガーフィールの叫びと、エミリアの行動に感銘を受けたと話す。しかし、まだ外の世界で生きていけるかの不安、エミリア達を本当に信頼できるかという不安があると正直に話す。

だから、エミリアの試練を見届けさせて欲しいと伝えた。

エミリアは、これまで以上に多くの人たちの想いを背負いながら、三度目の試練に臨む。

「いずれ来る災厄に向き合え」

https://twitter.com/Rezero_official/status/1298903621417832450

第3章「森の漆黒の王、ギルティラウの襲撃」ネタバレ

リゼロ原作小説15巻第3章を森の黒い脅威、森を走る危機、結界の外へ、屋敷へ迫る影として整理した図解
原作小説15巻第3章を、森の黒い脅威、森を走る危機、結界の外へ、屋敷へ迫る影という観点で整理しています。
リゼ男

リゼ男

エルザが致命傷を負っても傷が即座に消える“不死身”体質、ここで本格的に見せつけられるよな。なのに彼女、全力のガーフィールの命を奪いたいから逆に彼の体調を心配するっていう、戦闘狂すぎる愛し方が怖い。

リゼ子

リゼ子

そうなんだよ…!そしてスバルが現代知識でギルティラウ(影獅子)攻略の打開策を出すのが頼もしいの。死に戻りで得た知識じゃなく、元の世界の知恵で戦うスバルって珍しくて、ペトラやオットーの信頼に応えようとする“大将”としての成長が滲んでて胸熱なんだよね。

エルザは、ガーフィールの圧倒的な技量に興奮していた。

二人の戦いは拮抗していながらも、ガーフィールの方が一枚上手で、本来であれば致命傷となる一撃がエルザに入る。

しかし、エルザに生じるハズの傷はたちどころに消え、疲労は全く感じていない。

エルザは、全力のガーフィールの命を奪いたいという思考があり、それ故、自分の体質でやる気を無くしていないか、屋敷中に放たれた魔獣に仲間を心配して気が散っていないかと、ガーフィールを心配する。

ガーフィールは、それらを否定し、自分は自分の役割を果たすのだと、大将への信頼を口にした。

スバル達の打開策

スバル達は、ギルティラウの突貫を何とか逃げ続けているが、本棟をぐるぐると見回るように徘徊するギルティラウがいるため、ロズワールの執務室への道のりが途切れてしまった。

信頼を寄せてくれるペトラ・オットーの期待に応えるため、スバルが現代知識を使った打開策を提案する。

森の漆黒の王・影獅子・ギルティラウ

ギルティラウにとって、狩りは至上の喜びをもたらす神聖なもので、だからこそ、下手くそな足跡を立てる逃亡者には落胆をしていた。

しかし、角の呪縛から解放してくれた「主人」の願いを叶えるために、自分の役割を果たす。

ギルティラウは、足音をたどる。しかし、一向に獲物は姿を見せない。

途中、主人が自分を呼ぶ声がしたが、獲物を仕留めることを優先した。

ギルティラウは、食堂の奥の食料室に誘い込まれていた。

そこに、「粉塵爆発だ!」と聞きなれない言葉が聞こえてくるが、何も起こらない。

次に、「有り金全部つぎ込んだ商用油をどうぞ」とヌメヌメとした液体を書けられる。

その油が燭台の炎に触れ、ギルティラウは激しい炎に包まれた。

ロズワールの執務室へ

炎の勢いは激しく、消火活動をしていたスバル達は諦めて食堂を出る。

最上階にあるロズワールの執務室にたどり着き、本棚を操作して、隠し通路を出現させた。

スバルはここで、ペトラとオットーに別れを告げ、ベアトリスの禁書庫に向かう。

ペトラは嫌だと言うが、ベアトリスを連れて戻ったら、きっと友達になってくれとスバルが優しく諭した。

ペトラから魔除けの結晶石をもらい、スバルは屋敷に戻っていく。

第四章「次はきっとお茶会を」ネタバレ

リゼロ原作小説15巻第4章を最後の茶会、魔女との対話、選ぶ未来、別れの決意として整理した図解
原作小説15巻第4章を、最後の茶会、魔女との対話、選ぶ未来、別れの決意という観点で整理しています。
リゼ男

リゼ男

エミリアの第三の試練、未来に漂う20ほどの光に触れると身近な人の慟哭が見える章だよな。『未来に悲しみしかないなら、母様の望んだ世界を作りたいって願いは間違いなのか』って疑念——重すぎる。

リゼ子

リゼ子

そうそうそうなんだよ…!それでもエミリアが『悲しみしかなくても、一緒に笑える未来が欲しい』って望むのが彼女の答えなの。そしてミネルヴァが『合わせる顔がない』と顔を背ける場面、フォルトナの死に関わった魔女たちの罪悪感が滲んでて、タイトル『次はきっとお茶会を』が泣けるんだよね。

第三の試練に挑んだエミリアは、そこの世界で意識だけが存在していた。

目の前には20ほどの光が漂っている。それに触れると、悲劇の光景が浮かぶ。

一つ一つの光に、自分の、身近な人の、知っている人の、悲しみと慟哭の世界が存在していた。

これが未来なのならば、未来に悲しみと苦しみしかないのならば、自分の選択は、フォルトナ母様が望んだ世界を作りたいと言う願いは、間違っているのだろうか。そう疑念を抱いてしまう。

最後の世界に映った少女と、エミリアは、一緒に笑える未来が欲しいと望んだ。

たとえ、未来に悲しみしかないのだとしても、それだけは、と。

お茶会のあと

エミリアは気がつくと、エキドナの夢の城の草原の上に立っていた。

しかし、そこにはエキドナの姿はなく、白いテーブルに六脚の椅子とティーカップ、お茶会が催されていた後だけが残っていた。

憤怒の魔女ミネルヴァが、エミリアの後ろに現れ、エミリアに振り返らないようにと話す。顔を見られたくないと。合わせる顔がないのに、と。

そして、エキドナはエミリアに会いたくないから、自分が代わりに出てきたのだと話した。

ミネルヴァは、先程見た未来は可能性だと話す。全てが起こる可能性もあれば、一つも起こらない可能性もある。ただし、全く荒唐無稽なものではないと言う。

エミリアは、それを聞いて安心する。未来に悲劇の可能性があっても、そうでない可能性もあるのなら、助けて、助け合いながら、自分は歩いていけると言った。スバル達が、二人の母親や三人の父親が、自分を支えてくれるから。

ミネルヴァは、嗚咽を流しながら、エミリアを抱きしめる。そして、目の前に試練の終わりを告げる扉を出現させた。

エミリアは、エキドナへの伝言を頼む。次は、きっとお茶会をしましょうと。ミネルヴァはそれに応えた。

墓所に眠るエキドナ

エミリアが試練から目覚めると、石室の奥にあった扉が開いていた。

その中に入っていくと、高い純度の魔水晶の棺に眠っている女性の姿があった。

エミリアは、その女性をエキドナと似ている別の女性、お姉さんかなと感じる。

聖域を展開する術式が部屋に刻まれており、その高すぎる技術に感嘆しながらも、エミリアは核を見つける。

そして、茶会への招待や実の母の手がかりを失うことに一瞬迷うが、核を壊し、聖域の結界を破壊した。

試練を終えたエミリアは、墓所の遺跡の外に出る。

外は、猛吹雪が吹いていた。

第5章「血と臓物まで愛して」ネタバレ

リゼロ原作小説15巻第5章を屋敷の死闘、襲撃者の影、禁書庫の扉、守るための戦いとして整理した図解
原作小説15巻第5章を、屋敷の死闘、襲撃者の影、禁書庫の扉、守るための戦いという観点で整理しています。
リゼ男

リゼ男

メイリィが登場して岩豚の魔獣で建物ごと崩す章、エルザとの連携が厄介だよな。ガーフィールが姉フレデリカの傷に奮い立って、忌み嫌ってた血と獣化を受け入れて大虎になる——彼の一番の成長がここ。

リゼ子

リゼ子

うん…!混血ゆえに獣の血を嫌ってたガーフィールが、守るために自分の獣性を肯定するの、聖域編で背負ってきたコンプレックスの解放そのものなの。タイトル『血と臓物まで愛して』はエルザの異常性と、ガーフィールが自分の血を愛せた瞬間、両方に掛かってて唸るんだよね。

ガーフィールとエルザの戦いはヒートアップしていた。

しかし、戦いの場である東棟の庭園側から、巨大な岩のような魔獣が突っ込んできて、上階もろとも建物を崩壊させた。

魔獣の上からは、メイリィの声がして、エルザがそれに応える。

ガーフィールを見つけたフレデリカが声をかけ、奇しくも姉弟と姉妹の組み合わせでの対峙となった

燃えるガーフィール

ガーフィールは、フレデリカの傷を見て、奮い立つ。

強敵の二人を前に、負傷の姉を背後に、ラムの叱咤を心に、大将の信頼を胸に、ガーフィールは勝負の咆哮を上げる。

岩豚ちゃん、ラッグピッグ以外にも魔獣がぞろぞろと集まってくる。その数はフレデリカによって減らされていたが、それでも夥しい数だった。

エルザとガーフィールの戦闘が開始される。激しい攻防の中、ガーフィールが部分獣化で腕を大虎に変え、その爪でエルザを切り刻む。

メイリィがワッグピッグの巨大な体でガーフィールを潰しにかかるが、ガーフィールは自らが忌み嫌っていた血を受け入れ、獣化して大虎の姿になる。そして、ワッグピッグの命を奪った。

獣化が解かれ、目の前には回復したばかりのエルザが立ちはだかる。

エルザの正体

ガーフィールは、ラムが持ってくる多様な種類の本を貪るように読んでいた。

だから、エルザの回復力は、大昔の魔女の中にもいた「吸血鬼」によるものだろうと判断していた。

驚くエルザが、激闘の最中で自分の過去を話し始める。

エルザは北方のグステコ国の生まれで、貧困層の捨て子だった。

極寒の土地で泥水をすすりながら生きて、その日も、物を盗んだ店の店主に見つかり、裸にされ、乱暴されるところだった。

たまたま落ちていたガラス片を拾って、たまたま店主の腹に刺した。そこから血と臓物が自分に降りかかり、極寒に震える自分を温めてくれた。その温かさが、人生で初めて感じた幸福だった。

幸せとは、温もりのこと。だから自分は、相手の腹を割くのだと。

決着

ガーフィールとエルザの攻防の中、ついに東棟が衝撃と炎に耐えられなくなり、全体が崩壊する。

メイリィが頭を抱えてしゃがみ、姉の名前を呼ぶ。

瞬間、エルザが戦いの場から、メイリィの元に駆けつけ、斬撃を崩落してくる屋敷に向けて放つ。

フレデリカが獣化し、風より早い速度でその脇を走り抜け、メイリィを連れて離脱する。

ガーフィールの斬撃がエルザの手首を吹き飛ばし、投げつけたワッグピッグの質量に押し潰され、ついにエルザは復活することなく沈黙する。

ガーフィールの雄叫びが、響き渡った。

15巻第六章「復讐から始まり」ネタバレ、あらすじ

リゼロ原作小説15巻第6章を復讐から始まり、森の決戦、過去を越える、未来へ進むとして整理した図解
原作小説15巻第6章を、復讐から始まり、森の決戦、過去を越える、未来へ進むという観点で整理しています。
リゼ男

リゼ男

ラムとパックがロズワールに挑む章だよな。ロズワールが契約に細工してパックとスバルをエミリアから引き剥がそうとしてた真相が語られる——エミリアを弱いままにしておきたかったっていう歪んだ計画。

リゼ子

リゼ子

そうそうそうなんだよ…!極めつけがラムの告白。ロズワールが『恨みを果たせず終わるな』と同情したのに、ラムは『自分は恨みじゃなく恋慕の中で生きている』って真っ直ぐ愛を告げるの。タイトル『復讐から始まり』が、復讐じゃなく愛に着地するラムの生き様を表してて、もう号泣なんだよね。

当代最強の宮廷筆頭魔術師、ロズワールの技量には、パックもよくぞ人間がここまでと素直な賞賛を与えるものだった。

パックは、ロズワールが自分とエミリアの契約に細工を施したことについて話す。

ロズワールにとって、聖域の状況を作り出すのに最も苦心したのはスバルとパックの存在だった。

エミリアに弱いままでいて欲しいロズワールは、エミリアの支えとなる2人の存在を、どうにかしてエミリアから遠ざけたい。

そのために、エミリアが弱っている王都から戻ってきたタイミングで、契約の細工を行ったのだ。

ラムの想い

パックが話で時間稼ぎをし、ラムを休憩させた。しかし、だとしても状況は変わらない。

ロズワールは、魔法の四重展開、五重展開と考えられない技術の高さの術式でラムとパックを追い詰めていく。

途端、ラムが自分への恨みを果たさずに終わることに、心からの同情を示した。

ラムは、この男は本当に、と呆れ果て、真っ直ぐに愛の言葉をロズワールに告げる。

自分は、恨みの中ではなく、恋慕の中で生きているのだと。

ロズワールは、ラムが何を言っているのか理解できず、固まってしまう。

そこに、ラムがパックに呼びかけ、最後の攻勢が始まった。

ラムの攻撃目標

パックが一面に氷の鏡を出現させ、多くの氷像を作り、聖獣化の擬態をするなど、ロズワールの注意を一身に引きつける。

ロズワールの意識が自分から外れた瞬間、氷像としてロズワールの足下に転がっていたラムが、鬼の力を覚醒させ、攻撃を仕掛ける。

ロズワールは反応するも、ラムが上回り、手の骨を砕き、ロズワールの胸に手を当てた。

ロズワールは敗北を覚悟するも、起きるはずの痛みが発生せず、目を開ける。

ラムは、ロズワールの懐から叡智の書を取り出していた。そして、これが全ての元凶だと言って、魔書を火にくべた。

ロズワールは絶叫し、気付いたときには火の最大魔法でラムを吹き飛ばしていた。

エミリアが墓所の外に出た後

エミリアが墓所の外に出ると、氷の壁で猛吹雪をしのぐアーラム村・聖域の人々がいた。

村人が言うには、聖霊様が猛吹雪が起きたと同時に作ってくれ、感謝はエミリアに、と言って去っていったという。

エミリアは、氷壁に触ってパックの存在を確かめる。すると、視界の彼方に氷の塔が出現した。

パックが自分を呼んでいる、そう確信したエミリアは、その場所を離れてパックの元に急ぐ。

聖域にいる住民は、全員墓所の中に避難するように言い渡した。

猛吹雪の原因

ロズワールは、身体から力がなくなったラムを抱きかかえて、名前を呼ぶ。

名前を呼んでも、ラムは返事をしない。

パックは、ロズワールの執念を称賛しながらも、ラムの勝利であり、ここまでだと降伏勧告を行った。

しかし、聖域に雪が降る。ロズワールは魔水晶の元に術式を展開しており、時間稼ぎのために戦闘を行っていた。だから、切り札である六重展開をだすことができなかった。

パックは、吹雪を止めるために施設の中に入る。

ロズワールは、無意識にラムの折れたツノの跡に手をあて、これまで毎日のように繰り返してきた、無色のマナを送り込む。

魔書がなくなり、先生に道標を求めて叫ぶ。ロズワールは、この世界の終わりを望んでいなかった。

シーマの役目

エミリアが氷の塔の元につくと、すぐにその塔は砕け散り、マナとなって建物の中に入っていく。

パックの元へエミリアが急ぐと、そこにはシーマ、リューズ、そして、20体ほどの複製体がいた。

複製体がリューズを止めており、シーマが魔水晶の前にいる。

シーマは、結晶石をエミリアに渡し、パックは役目を果たして眠りにつかれたと話す。

また、墓所の術式が起点となり、このリューズ・メイエルの核がなくなってこそ、初めて聖域は本当に終わるのだとエミリアに説明する。そして、核を止める鍵が、最初の4人の最後の役目なのだと。

リューズは、なぜその役目をお前がするのじゃと、シーマに泣くように叫ぶ。

シーマは、管理者としての役目を外されてからの10年、ガーフィールを見守った10年は幸せだったと話し、後のことをアルマ、ビルマ、デルマに託すと告げた。

そして、シーマが魔水晶に掌を触れ、メイエルに優しく何かを言うと、閃光が光り、魔水晶も、その土台も、シーマも、その場所から完全に消えていなくなった。

多兎が訪れる

建物から出たエミリアは、木々の中に雪が積もっているロズワールとラムの影に気付く。

ロズワールは表情には力がないが、全力でラムにマナを注ぎ込み治療に当たっていた。

ふと、エミリアの呼びかけに、ロズワールが「もういい」とつぶやく。

エミリアは激怒し、ロズワールの胸ぐらを掴み、生きている限り、もういいことなんて何もないと怒鳴った。

過去を刻み、理想の今を捨て、悲劇の未来を歩むと選んだエミリアの、それが答えだった。

エミリアは、複製体にロズワールとラムを墓所まで連れていくようお願いする。

そこに、ついに多兎が到着する。

エミリアは、必ず守り抜くという誓いを、パックが眠る結晶石に触れて誓った。

第7章「俺を選べ」ネタバレ

リゼロ原作小説15巻第7章を俺を選べ、禁書庫の扉、契約の選択、手を伸ばすとして整理した図解
原作小説15巻第7章を、俺を選べ、禁書庫の扉、契約の選択、手を伸ばすという観点で整理しています。
リゼ男

リゼ男

ベアトリスの全て、ついに明かされる章だよな。エキドナが決戦の助勢じゃなく『知識の書庫を守り抜け、“その人”が現れるまで』とベアトリスに命じ、『せめて健やかに』と願う——母の最後の愛が呪いにもなった。

リゼ子

リゼ子

そうなんだよ…!そして衝撃が、ロズワールが魂の転写技術で400年存在し続けてる初代だったって事実。次代に代替わりしながらベアトリスに会い続けた青と黄色の瞳——禁書庫で待ち続けたベアトリスの孤独が400年の重みで迫ってきて、タイトル『俺を選べ』のスバルの言葉がどれだけ革命的か分かるんだよね。

聖域の結界を展開し、魔人ヘクトールを撃退した後、ベアトリスはエキドナに呼ばれる。

これから母が望む決戦に、助勢を頼まれるとばかり考えていたベアトリスに、命じられたのは知識の書庫を受け継ぎ、守り抜くという願いだった。

期限を「その人」が現れるまでとし、道しるべにと、エキドナの権能「叡智の書」の複製本を渡される。

エキドナは、ベアトリスに、「せめて健やかに」と願った。

ロズワールとベアトリスのその後

エキドナの言い付け通り、ベアトリスは禁書庫をロズワールの屋敷に繋げる。

本来、「その人」が現れるまでは禁書庫に誰も立ち入らせるべきではないと考えていたが、在りし日の幸せな記憶を共有するロズワールは別だった。

ロズワールは、ゲートが潰れ、歩くのもやっとの状態で、禁書庫で魂の転写技術を執念で探していく。

それから十数年が経過し、ロズワールは息を引き取った。

次代のロズワール・B・メイザースがベアトリスに挨拶をする。その目は黄色と青色の二つの色に分かれていた。

それが繰り返されていく、四百年ずっと。

中には禁書庫にたどり着く人間もいたが、誰もが役目を知らず、誰もが最後には禁書庫の解放を求める。

そうして、ベアトリスは期待と、失望と、孤独の日々を重ねる。

スバルが気持ちをベアトリスに伝える

スバルは、何度も禁書庫を追い出されながら、炎の屋敷を駆けずり回り、何度も禁書庫に入る。

そして、ようやくベアトリスに言葉の続きを伝える。

俺は、お前の「その人」ではない。でも、お前と一緒にいたい。そばにいたいと。

ベアトリスの表情が歪むのと同時に、禁書庫の空間が歪んでいく。

スバルは、ベアトリスが泣き顔で「さよなら」というのを最後に、空間転移させられた。

最後のチャンス

スバルは、本棟、東棟、西棟、どれも大火災で焼け落ちる寸前の状態を確認する。

出てきた玄関の入り口も、既にほとんどが焼け落ち、「扉渡り」に使える扉としての機能は失われていた。

焼け残っている可能性がある最上階に向け、スバルは屋敷の中に飛び込む。スバルの周りには尋常ではない量の黒い瘴気が溢れ、スバルを守っているようだった。

本棟廊下に、エルザだった亡骸が、這いずるようにスバルの元に向かってくる。

スバルはエルザだった亡者に執拗に追いかけられながら、三階にたどり着く。しかし、その眼前には瀕死ながら舞い戻ったギルティラウの姿があった。

最後の扉

スバルは、ギルティラウの突貫を間一髪でかわす。

すると、エルザの進む道の邪魔になったギルティラウは、切り刻まれる結果となった。

エルザとギルティラウが争う間に、スバルは最上階の閉まっている扉を次々に開けるが、禁書庫には繋がらない。

執務室の避難路からいける地下通路の先に、スバルは扉があったことを思い出して向かう。

背後にはギルティラウの命を奪ってきたエルザが迫っていて、目の前の扉の先では、粉塵爆発に失敗した炎が別の科学現象を引き起こしていた。

スバルは、ベアトリスを信じて扉を開ける。

スバルの後に扉を開けたエルザの亡者は、「バックドラフト」の炎に包まれ、炭化した上、すぐに消失した。

最後の懇願

スバルは、ベアトリスに最後の懇願をする。

傍にいてやる、助けたい、そんな言葉は本心ではなかったと話す。

ベアトリスは、強くて、優しくて、すごくて、一人でも十分に生きていける。だから、スバルがしてあげられることなんて、何もなかった。

だから、ベアトリスがいなくちゃ、寂しくて生きていくことができない俺を助けてくれ、そう言ってスバルは手を差し出した。

ベアトリスは、いつか居なくなる、自分を置いていくと断る理由を並べる。

スバルは、永遠なんてない。でも、いつか訪れる別れに怯えるよりも、明日を笑って一緒に生きようと話す。

世界が崩壊していく。スバルは、俺を選べと叫ぶ。

ベアトリスの叡智の書は、ベアトリスの手を離れ、炎にくべられた。

煌めく閃光

ロズワール邸から、一筋の光が夜空に向けて放たれる。

その光は、東の方角、聖域の方へ真っ直ぐと伸びていった。

オットーとペトラは、アーラム村の住民と共に、ロズワール邸の裏山にある避難場所、山小屋の中でその光を見て、ようやく安堵する。

力技で魔獣の包囲網を突破したガーフィールとフレデリカは、互いに獣化の影響で服をなくし、片方は半裸、片方はカーテン1枚だけを巻いた状態で、その光に興奮した。

聖域では、にじり寄ってくる多兎の大群に、エミリアが自らも凍り始めてしまう程のマナを使って応戦している。

そこに、契約者スバルと、精霊ベアトリスが到着する。ベアトリスは、スバル、と呼んで手を繋ぐ。

二人の初陣が始まる。

第8章「雪の顔型」ネタバレ

リゼロ原作小説15巻第8章を雪の顔型、凍る聖域、大兎の影、最後の時間として整理した図解
原作小説15巻第8章を、雪の顔型、凍る聖域、大兎の影、最後の時間という観点で整理しています。
リゼ男

リゼ男

スバルとベアトリスが手を繋いで大兎(多兎)を殲滅する章、最高にアツいよな。陰魔法エル・ミーニャを連発して、無限増殖する大兎にも上限があるはずって理屈で森中の個体を一箇所に集める作戦。

リゼ子

リゼ子

そうそうそうなんだよ…!スバルとベアトリスが作戦のアイデアを聞き合ったら『互いに同じことを考えてた』って分かる呼吸の合い方、契約を結んだ二人の絆そのものなの。エミリアの氷魔法と合わせた総力戦で、聖域編の戦いに決着をつける構成が爽快で、ずっと痛かったスバルがやっと報われるんだよね。

戦線をエミリアから預かり、スバルとベアトリスは一歩前に出る。

陰属性の攻撃魔法「エル・ミーニャ」を唱え、無数に浮かぶ紫矢が多兎に攻撃を与えていた。

ベアトリスと繋いだ手を通じて、スバルは精霊術師として魔法を使えるようになる。

第一段階

ベアトリスは、多兎は無限に増えることができるが、その数には上限があるはずだと話す。

上限がなければ、今頃世界中が多兎で埋まっていなければおかしい。

だから、森中の多兎をここに集めて、一気に殲滅することができれば滅ぼすことができると話した。

そして、スバルとベアトリスが多兎に攻撃を仕掛けたのは、この第一段階のためだったと説明する。

今や墓所の前には数万匹の多兎がおり、作戦は成功していた。

第二段階

第二段階の作戦は、集まった多兎を一匹も漏らさずに撃滅すること。

ベアトリスがスバルにアイディアを聞くと、互いに同じことを考えていたと分かる。

ベアトリスは詠唱の準備のため、瞑想し、体をスバルに預ける。

スバルはベアトリスを抱えながらエミリアの元に戻り、力を貸して欲しいと頼んだ。

氷の牢獄

スバルは懐かしき囮作戦を行い、多兎を引き付けながら紫矢で目印をつけていく。

エミリアがマナを練り上げ終わると、スバルが最後の目印をつけた。

エミリアの魔法が行使され、紫矢を氷が繋いでいき、氷の檻が出来上がる。

そしてさらに、檻ごと雪原を浮遊させ、上から氷の蓋をして、全ての多兎を20m四方の立方体の中に閉じ込めた。

陰魔法の極地をベアトリスが唱える

スバルに準備完了を告げられ、瞑想から目を覚ましたベアトリスは、陰属性の極致とも言える魔法を唱える。

「アル・シャマク」

氷の牢獄の中に、無理解の闇が広がる。多兎は、五感の全てを奪われて、ただ身の中に存在する食欲に任せて、共食いを続ける。満たされぬ飢餓感に従い、共食いを続け、最後の一匹になる。

最後の一匹が分裂し、また共食いを始める。そしてまた最後の一匹になる。それを延々と繰り返す。

飢餓感が、満たされることは決してなかった。

氷の牢獄に出現した闇は、最後には牢獄さえも呑み込んで消失する。

シャマクは空間に作用する魔法であり、この魔法は最後には別次元に誘うのだった。

ベア子愛してる

全ての問題が片付いた。

アーラム村の住民と聖域の住民が同じ場所でこちらを見ている。

ラムの手がロズワールの頬に触れ、ロズワールが表情を崩して涙する。

スバルは、一人で全ての問題を片付ける必要はないのだと感じる。ロズワール邸で奮戦した面々や、ラムや、エミリアや、リューズや、ベアトリスがいたからこそ、乗り越えることができた。

腕を組んで膨れているベアトリスを抱き上げ、くるくると回りながらベア子に最大限の賛辞を送る。

最後には、足を滑らせて、親切の雪景色にスバルとベアトリスは頭から突っ込んだ。

幕間「それぞれの歩み寄り」ネタバレ

リゼロ原作小説15巻幕間をそれぞれの歩み寄り、陣営の再出発、交わる道、少しずつ前へとして整理した図解
原作小説15巻幕間を、それぞれの歩み寄り、陣営の再出発、交わる道、少しずつ前へという観点で整理しています。
リゼ男

リゼ男

幕間で全部の答え合わせが来るよな。ベアトリスがスバルを『“その人”じゃない、自分が一番にしたいから禁書庫を出た』って言うの、契約に縛られた彼女が初めて“自分の意志”で人を選んだ瞬間で泣ける。

リゼ子

リゼ子

うん…!そしてロズワールが初代だと明かして、ベアトリスが『禁書庫を燃やした仕返し』ってビンタしてから『お帰りなさい』って言うの、400年分のわだかまりと愛憎が一発のビンタに込められてて最高なの。タイトル『それぞれの歩み寄り』、誰も彼もが一歩前に進めた聖域編の余韻が沁みるんだよね。

墓所の外では、スバルが積雪でつくったパック像が20体並んでいる。

エミリアの膝に頭を乗せているラムが、辛辣に評価した。

エミリアは、以前のような過小評価がなくなり、どこか自信を持っている。

スバルも、これからは、一人だけで悩むことはなくなるだろうと考えている。

ロズワールとベアトリス

ロズワールとベアトリスは、墓所の遺跡の最奥、エキドナが眠る棺を挟むように立っていた。

ベアトリスは、エキドナとの約束を守ることができなかったと謝った。

ロズワールは、スバルが「その人」だったのかいと聞く。

ベアトリスは、スバルは「その人」ではない。自分がスバルを一番にしたいから、禁書庫から出てきたのだと話す。

ロズワールは、君はあの頃と変わらないと言い、自分が初代ロズワールであり、魂の転写技術を用いて400年間存在し続けていることを明かした。青い瞳は、ベアトリスが知るロズワールの瞳の色だった。

ベアトリスは、禁書庫を燃やされた仕返しだと言って、ロズワールを跪かせてビンタする。

そして、お帰りなさいとロズワールに告げた。ロズワールは、ただいま、おかえり、と返す。

エミリアの妊娠

墓所の遺跡の外では、エミリアが耳まで真っ赤にして、今後のことを相談しましょうとスバルに話しかける。

王選の最中だけれども、生まれてくる子供は可愛がってあげたいと、だから父であるスバルに相談したいと話した。

混乱するスバルに対して、エミリアは「チュー」したら子供ができるのでしょ、と問い返す。

スバルは絶句した。

ケジメと話し合い

全員が一発ずつ、ロズワールにビンタや拳骨、突進などを入れる。

話し合いを始めるための、ロズワールへのケジメが行われた。

聖堂では、主だった面々が集まり、今後に向けての話し合いが行われる。

ロズワールを仲間に迎え入れることについて、ガーフィールは反対するが、フレデリカが賛同し、ガーフィールを抑える。

オットーは現実的に、ロズワールがどの程度の条件まで飲むつもりがあるのかを問い詰める。

ロズワールは、上半身に刻まれた「誓約の呪印」を見せ、誓約により、自分はエミリア陣営の誰にも危害を加えることができないと説明する。

誓約を破れば、すぐに魂が消失し、オド・ラグナへ還ることもできずに虚無に落ちるのだと説明した。

ロズワールが、決して危害を加えることはしないと改めて誓い、ガーフィールやペトラ、ロズワールを許せないと言っていた人達も言葉を飲み込んだ。

エキドナの棺の前で

スバルとベアトリスは、エキドナの棺の前にいた。

夢の世界で出会った強欲の魔女と、いま柩の中で眠っているエキドナは、似ているが別人だと、スバルはエミリアと同じ認識を持っていた。なぜ二人が違っているのかは、まだ分からない。

ベアトリスは、自分の契約のことについても二つのデメリットを話す。

一つは、他の精霊とは契約ができなくなること。もう一つはマナの燃費が悪いこと。

そして、ベアトリスが溜め込んでいた400年分のマナは、先の戦いで全て使い切ったとのことだった。

終章「月下、出鱈目なステップ」ネタバレ

リゼロ原作小説15巻終章を月下のステップ、雪原の踊り、解放の夜、新しい朝へとして整理した図解
原作小説15巻終章を、月下のステップ、雪原の踊り、解放の夜、新しい朝へという観点で整理しています。
リゼ男

リゼ男

終章でスバルがついにエミリアの騎士に叙勲される章だよな。ずっと『隣に立つ資格がない』と足掻いてきたスバルが、本当の意味で資格を得た瞬間——1巻からの積み重ねを思うと感慨深い。

リゼ子

リゼ子

そうそうそうなんだよ…!ただロズワールが『誰かが死んだら全員を焼き自分も誓約の呪印で死ぬ』って脅迫付きで協力を誓うの、容赦なくて笑っちゃうの。聖域編の感動の裏で、次のArc5へ向けた不穏な楔がしっかり打たれてて、長月先生の構成の容赦なさが効いてるんだよね。

大聖堂の大広間で、スバルはエミリアの騎士としての叙勲を受ける。

スバルは、果たして、エミリアの隣に立つ資格を得た。

懇親会のテラス

メイザース家の分家、ミロード家に身を寄せてから1ヶ月程度経過した後、先の叙勲式は行われていた。

これから王都で白鯨と大罪司教討伐の論功式があり、それに先駆けてスバルをエミリアの騎士にする必要があった。メイザース家の本邸は、焼け落ちたものを改修中である。

当主アンネローゼはまだ9歳と幼少ではあるが、妙にエミリアと親しげであり、想像妊娠の元凶でもあったことが判明した。

興奮冷めやらぬ状態で、スバルはテラス席で冷たい風に当たる。そこにロズワールが訪れる。

ロズワールは、自分の目的がエキドナとの血と魂が通った再会であり、そのためにスバルがエミリアを助ける必要があると話す。そして、魔書を失った自分は、スバルが道を違えぬように、誰かがこれから命を落とした場合は、他の全員を自分が焼き、自分も誓約の呪印によって命を落とすと脅迫した。

その上で、自分も全力で君に協力すると告げる。

さらに、王都と今回で二度、エルザに襲撃を依頼したのは自分ではあるが、メイリィの二度の襲撃は自分ではないと話す。

今回に関しても、目的はベアトリスのみであり、メイドや村人は対象外だったのだ、と話した。

忘れ得ぬ景色

スバルが会場に戻ると、エミリアがスバルの元にきてくれる。

ロズワールとの話を始めると、きっと自分がしたことを忘れられないようにしているのでしょう、といった。

スバルは、エミリアの言葉がロズワールの真意を突いているように思えて、納得する。

二人は、全員が笑顔でそれぞれに楽しんでいる懇親会を見て微笑む。

そこでは、身分や人種の区別がなく、全員が笑顔でいる。

エミリアは、今ここで目にしているものを忘れないと言う。

スバルは、この景色を広げていくのを手伝うと返す。

ペトラとベアトリスが、会場の真ん中で情熱的なステップを踏んでいる。

スバルとエミリアは、ステップなんて何も知らないけど、それに混じり、出鱈目なステップを踏んだ。

蛇足「再臨」ネタバレ

リゼロ原作小説15巻蛇足を再臨の兆し、残された謎、次章への影、物語は続くとして整理した図解
原作小説15巻蛇足を、再臨の兆し、残された謎、次章への影、物語は続くという観点で整理しています。
リゼ男

リゼ男

蛇足『再臨』、これが一番ゾッとする締めだよな。シーマに植え付けられたエキドナの一部が支配を強め、リューズ・メイエルの体に魂を転写して——強欲の魔女が現世に肉体を得て蘇る。聖域編は終わってなかった。

リゼ子

リゼ子

そうなんだよ…!ハッピーエンドかと思わせて最後の最後にエキドナ復活の布石を置くの、本当に油断ならないの。この一手がずっと後の展開に効いてくるから、リゼロは“終章のあとの蛇足まで読め”って言われるんだよね。次の16巻=プレアデス監視塔編への助走としても完璧なの。

かつて、シーマが墓所の内側に入った時、エキドナは自分の一部をシーマに植え付けた。

そして、少しずつ、少しずつ、支配を強めていった。

複製施設の結果を解き放つ時、シーマの魂をリューズ・メイエルの体に転写させる。

目的の魔水晶も回収し、強欲の魔女は、再び現世に肉体を得て、再臨した。

次巻、第16巻のネタバレについて詳しく知りたい方は、下記の記事をお読みください。

リゼロ小説版16巻ネタバレ解説
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