「リゼロ」クルシュは、獅子王の復活を目指す「竜の巫女」であり、戦乙女と尊敬されるカルステン公爵家の若き当主です。
クルシュが王選に参加した理由、フェリスとの絆、ヴィルヘルムが陣営に加わった経緯など、リゼロのクルシュを詳しく知りたい方は本記事をご覧ください。
クルシュとは？
獅子王の復活を目指す「竜の巫女」
クルシュは、獅子王の復活を目指しているルグニカ王国の王候補「竜の巫女」の一人です。
幼いより竜に王国の未来を委ねる政治体制に疑問を抱き、第四王子であるフーリエ殿下に「余がクルシュの獅子王になる」と約束してもらえたことで、神龍と盟約する前の獅子王の復活を目指しました。
フーリエ殿下が亡き後、ルグニカの「竜の巫女」に選ばれ、フーリエが最後に語った夢を叶えるため、人間による王国統治の復活を目指して王選に参加しています。
カルステン公爵家当主
クルシュは、ルグニカの上級貴族であるカルステン公爵家の若き当主でもあります。
幼い頃はフーリエ殿下の婚約者の立場でありましたが、フーリエの自爆で婚約は白紙となっています。
ただし、二人は思い合っており、くっつかない二人を見てフェリスがヤキモキしていました。
戦乙女
公爵家令嬢という立場ながら、剣術に明け暮れるクルシュは、幼い時は「剣術狂い」と揶揄されていました。
しかし、17歳の誕生日にカルステン領に現れた三大魔獣の一角「多兎」を退けたことで「戦乙女」として尊敬を集めることとなります。
クルシュの強さ・能力
風見の加護
風見の加護は、風を読むことのできる加護です。
相手の感情も風として読むことができ、嘘をついているかなどの心情も察知が可能で、クルシュの無類の交渉能力の高さの要因となっています。
なお、風見の加護は「特別な者にしか授けられない加護」の一つでもあります。
百人一太刀
百人一太刀は、風見の加護と剣戟を組み合わせ、剣戟を風に載せて遠距離の相手を一網打尽にする技です。
クルシュのオリジナル技であり、この技によってカルステン領に現れた多兎を退けることに成功しています。
クルシュ陣営
一の騎士はフェリス
クルシュの一の騎士は、「青」の称号を持つフェリスです。
幼い頃、領内の貴族であるアーガイル家に監禁されていた所を保護、それ依頼クルシュの従者として長年共に過ごすこととなります。フーリエ殿下の願いを叶えるという目標も共有しており、心から信頼のおける騎士です。
剣鬼ヴィルヘルム
剣鬼ヴィルヘルムは、白鯨討伐を契機にクルシュ陣営に入りました。
テレシアの仇を討つため、10年以上孤独に白鯨の出没予測を研究していたヴィルヘルムは、ルグニカ王族滅亡によって当初予定していた協力を得ることができず、腐りかけていた所をクルシュに拾われます。
クルシュに剣を捧げたヴィルヘルムは、白鯨討伐後もクルシュ陣営の大戦力として活躍していきました。
クルシュの主なストーリー
フーリエ殿下と王城の中庭で出会う
カルステン公爵家の御令嬢であったクルシュは、幼い頃、王城の中庭で偶然フーリエ殿下と出会い仲良くなっていきます。
クルシュは、自分が密かに獅子王に憧れていることを打ち明けると、フーリエ殿下が「余が其方の獅子王になろう」と約束してくれ、それ以降二人は現在の龍による王国守護から、人間が自分たちの未来を担う体制を目指していくようになりました。
アーガイル家からフェリスを救出
領内のアーガイル家から黒い噂が立ち、クルシュは父メッカート共に屋敷に侵入、地下牢にずっと囚われ続けていたフェリスを救出します。
フェリスはクルシュ付きの従者となり、ここから二人の関係が始まっていきました。
クルシュが、次代の公爵家当主、現在の公爵家令嬢、そして剣術の求道と異なる三つの立場でそれぞれ求められることが異なることに悩んでいると打ち明けると、フェリスがクルシュの女の子役は僕が担うと宣言します。
クルシュはフェリスに自分のリボンを渡し、自らは男装、フェリスは女装をするという奇妙な主従の関係が成立しました。
17歳の誕生日に多兎を退け公爵家当主となる
17歳の誕生日になると、カルステン領に多兎が出没し、クルシュもフェリスと共に出撃します。
次代の公爵家と剣術家としての両立をして見せろとフーリエに命じられると、クルシュはフェリスを伴って見事に多兎を撃破、その後すぐに屋敷に戻り、美しいドレスで誕生日会に出席して見せました。
この出来事をきっかけに、父メッカートより当主の座が移譲され、「戦乙女」の名声がルグニカに広まっていきます。
フーリエが亡くなると同時に「竜の巫女」となる
想い合っていたフーリエ殿下が呪いに倒れ、クルシュは最期にフーリエの抱いていた夢を教えられます。
それは、フーリエが王となり、クルシュを妃に迎え、フェリスを二人の騎士にして、ずっと三人一緒に幸せに暮らすというものでした。フーリエが息を引き取った後、クルシュもその夢を見てみたかったと涙します。
直後の王族滅亡対策会議で自らが次代のルグニカ王となる「竜の巫女」に選ばれたことで、クルシュはフェリスを一の騎士に叙勲、二人でフーリエが描いた夢を叶えるため、王選に身を投じることとなりました。
剣鬼ヴィルヘルムを陣営に加える
王候補の捜索がされている頃、王都に剣鬼ヴィルヘルムが戻り、白鯨の出没予測を手に王城のボルドーを訪れます。
クルシュは、王族滅亡を口外できないボルドーが、懇願するヴィルヘルムを見て声をかけ、ヴィルヘルムが10年以上の間、テレシアを想って白鯨討伐のために動いていたことを知りました。
クルシュは、魂の輝きこそを最も大切にしており、かつて「剣鬼恋歌」を通じて憧れた剣鬼が、自らの在り方を曲げて魂を曇らせることは許容できませんでした。
フェリスを通じてヴィルヘルムを屋敷に呼ぶと、ヴィルヘルムに王族滅亡の事実を伝えます。ボルドーの態度、協力者が得られない現状の理由を把握したヴィルヘルムに対し、お前は何をしたいのかとクルシュは問い続けました。
ヴィルヘルムは白鯨討伐に手を貸してほしいとクルシュに剣を差し出し忠誠を捧げます。
クルシュはこれを受け取り、フェリスに命じて王選と白鯨を無理矢理理由づけて、商人達の支持を得たいという理由で白鯨討伐を行うことを決定しました。
白鯨討伐に成功
王選が開始されると、スバル、アナスタシアの協力を得て、リーファウス平原へ白鯨討伐に向かいます。
想像以上の威容、脅威となる二種類の霧、三体に分裂する白鯨に、クルシュは心を折られそうになりますが、スバルとレムの奮闘によって立て直し、見事に討伐隊を指揮して白鯨討伐に成功します。
これによりヴィルヘルムの悲願は達成され、クルシュは見たかった魂の輝きを得ることとなりました。
ライ・バテンカイトスに「記憶」を奪われる
魔女教討伐戦に向かうスバル達に対し、クルシュはフェリスとヴィルヘルムを預け、レムと共に王都へ戻ります。
しかし、帰還途中で暴食の大罪司教ライ・バテンカイトスと強欲の大罪司教レグルス・コルニアスに遭遇、クルシュは一瞬で倒され、暴食の権能によって記憶を失ってしまうこととなります。
記憶を失ってもクルシュの気高さには変わりはありませんでしたが、王選を戦う上ではかつての覇気が失われたことで精彩を欠くようになり、王選本命候補から脱落して入ってしまいました。
水門都市で「龍の血の呪い」を受ける
暴食に関わる重大情報を得たとアナスタシアから連絡があり、クルシュは水門都市へと向かいます。
しかし、ここでも大罪司教達の襲撃に遭い、クルシュは都市庁舎奪還作戦に参加、「色欲の大罪司教」カペラ・エメラダ・ルグニカと対峙することとなりました。
カペラの「変貌」によって騙されたクルシュは敗北、そのまま「龍の血の呪い」を受けて苦しみ続けることとなります。
呪いに適応したスバルが触れることで、クルシュの呪いがスバルに移ることが明らかになりましたが、戦いを控えるスバルにこれ以上呪いを移すことはできないと判断、クルシュはスバルの厚意を固辞して、フェリスに見守られながら苦しみに耐え続ける日々を送ることとなりました。
クルシュの主な関係者
| クルシュ陣営関係者 | |||
|---|---|---|---|
| クルシュ | フェリス | ヴィルヘルム | フーリエ |
| 竜の巫女 | ||||
|---|---|---|---|---|
| エミリア | クルシュ | アナスタシア | プリシラ | フェルト |
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本ページの情報は2022年4月1日時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
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