「Re:ゼロから始める異世界生活」、通称リゼロのアニ36話(2期11話)のあらすじを解説、考察をご紹介していきます。
35話では、聖域でリューズから強欲の使徒や複製体の秘密を教えてもらった後、ガーフィールのブロックを突破し、ロズワール邸の禁書庫でベアトリスと再会した場面が描かれました。
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リゼロアニメ36話(2期11話)「死の味」の見どころネタバレ
フレデリカ、ペトラはアーラム村へと向かう
パトラッシュが引く竜車にフレデリカ、ペトラが乗り、ロズワール邸を離れ、すぐ近くのアーラム村へと移動していく。
竜車の最後尾からは、ペトラが心配そうな目でロズワール邸を見つめていた。
ベアトリスの本は白紙と判明
スバルの登場に長い契約の終わりを予感したベアトリスは、震えるように叡智の書に最も近い本を抱きしめる。
しかし、スバルはベアトリスの願いを叶えるのではなく、外に連れ出すと宣言し、ベアトリスは何を言っているのかと困惑する。
本を開いて全てのページを確認するが、本に記述は見当たらない。スバルがベアトリスから本を取り上げると、本の全てのページが白紙であることが判明した。乱暴に扱われた本の各ページは切れて舞い散り、ベアトリスは茫然とその一枚一枚を見つめる。
本が未来を示さなくなり、もう何年も経過するのだと、力なく呟いた。
ベアトリスの役割と願い
ベアトリスは、強欲の魔女エキドナと契約した精霊であり、「知識の書庫」の維持と管理が契約内容だった。
エキドナを思い出すベアトリスの目はキラキラと輝くが、すぐにその光は失われる。契約に従い、いずれ現れる「その人」を待つのがベティーの役割だったが、400年という時間、その人は現れず、書も未来を示さなかった。
誰かが扉に手を掛けるたびに裏切られ続けたベアトリスは次第に絶望し、希望を失い、そして、書が未来を示さないのは、持ち主の未来が既に終わっているからだと考えるようになる。
精霊は自分自身でその存在を終わらせることもできない。だから、スバルが「その人」でなくとも、自分に終わりをもたらして欲しいと、両手を広げて願った。
スバルの想いはベアトリスに届かない
スバルはベアトリスの悲痛な願いを聞いて、自分に助けて欲しいと言ってくれと伝える。
ベアトリスはスバルに、初めて弱気な言葉を伝える。助けてほしい、救い出してほしい。それでも、最後には自分の願いに戻り、だから終わらせて欲しいと言葉にする。
ベアトリスは目には涙を浮かべ、400年間の孤独を、希望を、絶望を、求め焦がれる気持ちを、そして枯れ果てた願いを、スバルに叫ぶようにぶつけた。
そして、スバルが自分を一番にすることはないと断言し、だから最後を預けるのだと言う。スバルに最後を預かれる理由を聞かれ、少しの逡巡の後に答えに辿りつくが、その言葉が音となる前に扉が開いた。
禁書庫にエルザ登場
開かれた扉の入り口にはエルザが立っていて、禁書庫の中に無造作に入ってくる。
ベアトリスは許可をしていないエルザが入れたことを不思議に思うが、エルザが扉渡りの仕組みを解説すると、誰が裏で手を引いていたのかを理解し、忘れられていなかったことに安堵する。
エルザの口からはメィリィが村へ向かったことが言及され、スバルはアーラム村を魔獣が襲撃していることを察して絶望の表情を浮かべる。
エルザが二人の方向に歩を進めると、スバルがシャマクを唱える前に、ベアトリスがそれを唱えた。
アーラム村への道でメィリィと遭遇
スバルはベアトリスを担いで禁書庫を脱出し、そのままロズワール邸を出てアーラム村へと向かう。
道の途中でウルガルム襲撃時にアーラム村にいた少女が現れ、メィリィ・ポートルートと名乗った。
魔獣使いメィリィは背後に魔獣を従え、自らの仕事は完了したことを伝える。アーラム村から上がる煙が、その言葉が真実であることをスバルに告げた。
エルザ vs ベアトリス
膝から崩れ落ちたスバルに代わり、ベアトリスがメィリィの前に進み出るが、メィリィは相手は自分ではないと言う。
背後からエルザが奇襲をかけるが、ベアトリスが陰魔法の攻撃手段である「ミーニャ」、時の静止したマナの矢を放ち、エルザを粉々に砕いた。
ベアトリスは改めてメィリィに向き合うが、立ち上がったスバルが、相手が子供であることを理由にベアトリスの手を止める。
次の瞬間、粉々になったはずのエルザの攻撃が背中からベアトリスに入っていた。
ベアトリスがスバルを転移させる
ベアトリスの体からマナが飛散していき、スバルは慌てて抱きしめる。
絶望的な状況に、今回の周回はここまでかと考えるが、その生を諦めた目を気に入らないと言われ、エルザの攻撃がスバルに入った。
苦しむスバルの視界に、倒れながらも手をこちらへ向けるベアトリスの姿が映る。スバルの持っていた魔晶石から光が溢れ出し、聖域のメイエルの複製施設へとスバルは転移された。
墓所の中でエミリアが病みリアに変わっている
聖域には既に雪が降っており、スバルはこの事態をどこまで知っていたのかをエキドナに聞くため、墓所の中に足を踏み入れる。
しかし、墓所の一番奥の石室にはエミリアがいて、突然現れたスバルに駆け寄ってきた。
エミリアは、ボロボロの状態のスバルに全く気付かず、寂しかったと甘える。突然笑い出し、ずっと信じてくれたと信頼を寄せる。スバル以外の何もいらないと言って、大好きと言葉にした。
ガーフィールと共にロズワールの元へ向かう
墓所の外ではガーフィールと複製体のリューズがいて、雪を降らせている半魔を出せと怒り猛る。
スバルはガーフィールの言葉を意に介さず、エミリアが自分を好きだと言ってくれたと呟き、ガーフィールはさらに怒る。しかし、その怒り以上の怒気で、スバルはエミリアが俺のことを好きだなんていう訳ねえだろうがと泣き叫んだ。
スバルは、雪を降らせているのはロズワールだと判断し、ガーフィールと共にロズワールの元へと向かう。
ロズワールがガーフィール、ラムを排除
ロズワールの部屋で、スバルは雪を降らせた犯人であることを問い詰めるが、ロズワールは自分から聞いたのかとだけ聞き、スバルの反応を見て残念だとこぼした。
沈黙の肯定と捉えたガーフィールはロズワールに歩みを進めるが、ラムがその前に立ちはだかって静止する。
しかし、二人が言い争っている間に、ロズワールはラムもろともガーフィールを制圧する。体から力が失われていくラムの耳元で、ロズワールは約束通りに魂を捧げると呟く。
ガーフィールは瀕死の自分の体を放って、ラムに全力で治癒魔法をかけるが、それもすぐにロズワールによって止められた。
スバルは震えながらロズワールに行動の理由を聞き、獣化されては厄介で、スバルと話をするのに邪魔だったからとだけ答える。
ロズワールがスバルに「やり直し」を求める
ロズワールは枕の裏から叡智の書に最も近い本を取り出し、暗にスバルが世界を何度もやり直していることを知っていると伝える。
誓約があるために全てを話すことはできないが、自分は悲願の成就に全霊を尽くしているのだと話す。また、ベアトリスの結末に対しても、自分と違って悲願を叶えられて羨ましいと言い、スバルはその異常な在り方に驚愕した。
雪を降らせたのは、エミリアを孤立させスバルに依存させるための手段だった。そうなれば、スバルはエミリアのために試練に挑み、聖域を解放し、その後も依存するエミリアのために「やり直し」を駆使し、ついに王座に手をかけるだろうと、ロズワールはそう考えていた。
しかし、既に書の記述から現実はずれており、ロズワールはスバルに「やり直し」の発動を求める。
スバルは、他人の「やり直し」を前提に計画を立てている異常さに、どうかしていると困惑した。
多兎が聖域に到着
建物の外には多兎が到着し、ロズワールは炎魔法で一匹を対処した後、外に出て多兎を迎え入れる。
スバルは一時停戦を提案するが、ロズワールは多兎がもたらす結末を受け入れる。そして、自分はやり直すことはできないと、スバルの勘違いを一つ正した。
散っていく中で表情一つ変えないロズワールは、スバルに助言を送る。本当に大事なたった一つ以外を全て捨てて、そのたった一つを守り抜く、そうすれば私みたいになれると言った。
墓所でエミリアに迎え入れられる
墓所の石室に戻ったスバルは、仮眠から起きていたエミリアに迎え入れられる。
スバルは、生きていることが不思議な状態だったが、エミリアはそのスバルの状態に全く気付かず、まるで庭園でお喋りをしているかのように楽しそうに触れてくる。
エミリアは膝枕を用意し、スバルはそこに頭を置く。
エミリアの唇がスバルに向けて降りていった時、スバルはこの周回を終え、死に戻りの権能を発動した。
リゼロアニメ36話(2期11話)「死の味」の感想・考察ネタバレ
ロズワールさん異常すぎ
36話は、とにかくロズワールさんの異常さが際立った回でした。
ベアトリスの宿業解放、ラム道連れのガーフィール撃破、エミリア孤立状況の設計、スバルへの「やり直し」強要、表情一つ動かさず多兎受け入れなど、ロズワール自身が肯定したいたように、どうかしているとしか思えない行動をし尽くしています。
ロズワールが全てを捨ててまで選んだたった一つのこと、その悲願に対する想像を絶する想いがどれ程なのかが異常さとして描かれたように思われます。
これで、聖域、ロズワール邸で起きていた出来事の謎が大まか判明したのですが、現時点でスバルが事態を解決できる手段を見つけられる気がしないですね。。もうすぐ折り返しですが、スバルの苦しみはまだもう少し続くかもしれません。
リゼロアニメ36話(2期11話)「死の味」まとめ
これで、聖域、ロズワール邸で起きていた出来事の謎が大まか判明したのですが、現時点でスバルが事態を解決できる手段を見つけられる気がしないですね。。もうすぐ折り返しですが、スバルの苦しみはまだもう少し続くかもしれません。
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本ページの情報は2022年4月1日時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
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