「Re:ゼロから始める異世界生活」、通称リゼロのアニ35話(2期10話)のあらすじを解説、考察をご紹介していきます。
34話では、二度目の茶会から戻ってきたスバルは、聖域が黒い影に沈んだ状況と遭遇します。嫉妬の魔女から、辛うじてガーフィールに危機一髪で助けられました。
スバルの方ではなく、ロズワール邸へと向かおうとする嫉妬の魔女に対して、スバル、ガーフィールは結界付近で迎えうとうと走り出しました。
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リゼロアニメ35話(2期10話)「地獄なら知っている」の見どころネタバレ
「聖域の目」リューズの複製体が大量に登場
スバルとガーフィールは、聖域の外に出ようとする嫉妬の魔女を先回りするために走る。嫉妬の魔女がハーフエルフなのであれば、聖域の結界が干渉するはずであり、そこで弱体化したところを叩こうと考えていたのだった。
走る途中、ラムやリューズ、オットーも、墓所の前にいた全員黒い影に呑まれてしまったことが明らかになる。ガーフィールは、ラムの風魔法で辛うじて助けられていたのだった。
結界近くに到着すると、ガーフィールの持つ結晶石が輝きを放ち、周囲から大量のリューズ・メイエルの複製体が現れる。ガーフィールは本当はあまり見せたくなかったと言い、嫉妬の魔女に対して数で勝負すると言い放った。
嫉妬の魔女 vs ガーフィール&複製体
スバルとガーフィールの前に嫉妬の魔女が現れ、スバルの姿をみて愛してると呟く。
ガーフィールは大虎に獣化して突撃するが、即座に影に縛られて身動きができなくなる。「行け!」と叫ぶと、リューズの複製体も全員で突撃するが、ガーフィール共々、全員が一瞬で散っていった。
嫉妬の魔女はゆらゆらと揺れながら、「愛してる、スバル君」と楽しそうにしている。
スバルはその言葉を全て否定し、エキドナ達の方がまだ愛せると告げると、急にサテラの態度が変わり、スバルを影に呑み込んだ。
エキドナの干渉がスバルを死に戻りさせる
影の中で、スバルは存在を溶かされ、他者と一つにされようとしていた。他者の意識や記憶が混ざり、聖域の知らない光景がスバルの中に入り込んでくる。
スバルは、これは死ではなく、強欲の魔女に永遠に愛され続ける結末になることを感じる。
その時、ペトラに巻いてもらったハンカチが白く輝き、スバルはエキドナがこの状況を予測していたことを理解する。ハンカチは短剣へと変わり、スバルは死に戻りを発動させようとした。
スバルの行動に嫉妬の魔女は愛してるの声をやめ、小さな悲鳴と共に涙を流す。
スバルは死に戻りする直前、嫉妬の魔女のベールを取って顔を見る。エミリアの顔で涙する嫉妬の魔女に、俺が必ずお前を救ってみせると呟いた。
墓所の石室で涙を流す
スバルは墓所の石室に戻ってくる。隣には試練に苦しむエミリアがいて、スバルは起こそうと手を伸ばすが、その手が震えてしまう。
死に戻りの権能が嫉妬の魔女に与えられたのだとしたら、嫉妬の魔女も自分と一緒に戻り、エミリアは既に嫉妬の魔女になっているのではないかと考えていた。震える手を必死に抑え、スバルはエミリアを起こす。
エミリアはすぐに気が付き、直前の試練のことで混乱しそうになるが、隣で号泣するスバルを見て、自分の感情を放置してスバルを優しく慰めた。スバルは、エミリアがエミリアであることに安堵していた。
墓所の石室では、涙したことをラムに散々からかわれる。エミリアには、「弱いところを見せたくらいで嫌いになったりしません」と可愛く言われる。
ガーフィールは、二人が無事に戻ってきたことに安心して笑顔を見せた。
偶然手に入れた記憶を頼りにメイエルの複製施設へと向かう
これまでの周回を踏襲して、建物での会談と作戦会議を終えた後、スバルはラムにガーフィールの足止めを依頼する。
そして、森の中を走り、ガーフィールに監禁されていた建物へと向かった。嫉妬の魔女の影の中で、偶然得た他者の記憶から、スバルは聖域の隠された事実を知っていたのだった。
建物の奥の部屋、蝶々の紋章が入った部屋にフレデリカの輝石を置くと、隠された扉が開く。扉の先の部屋には魔水晶が設置されており、その中でリューズが眠っていた。
扉の方から声がかけられ、「聖域に来て半日のスー坊に暴かれるとは思わなんだ」とリューズと複製体の一人が現れる。複製体は建物の監視を任されている一体で、スバルが現れたことで、リューズを呼びに行っていた。
スバルは色々と話が聞きたいと言うと、「スー坊の言葉には逆らえない」と返され、強欲の使徒に逆らえないのは、リューズ・メイエルの複製体である自分達の契約だからと言及された。
聖域の目的とリューズ・メイエル
リューズの住居へと移動し、スバルとリューズは話し合いを始める。
聖域は、強欲の魔女エキドナの夢を叶えるための実験場だと言及される。夢とは、体を入れ替えて生き続けるある種の不老不死であり、魔水晶に眠るリューズのオリジナルから、複製体である今のリューズ達が生まれたのが成果だった。
リューズ達の肉体は、術式で生み出した擬似的なオドを核に、マナを纏って実体化したものであることが判明する。
この複製した器に、人格や記憶、知識、つまり魂を注ぐことがエキドナの狙いだった。しかし、メイエルの器ではエキドナの魂を注ぐことはできず、不完全な形でしか引き継ぐことができなかったことが判明した。
リューズ・メイエルの複製体の最初の4体
エキドナの死後も、複製施設だけは残り、定期的にリューズの複製体は増えていくこととなった。
目の前にいるリューズは400年前に作られた最初の4対の一人であり、増え続ける複製体と聖域の管理をするために知識と人格を与えられた特別な存在だった。
体はマナでできているので、本来は生活物資は必要なく、お茶などは趣味であり、個性の一種だと明かされる。
最初は、記憶はないのに役割だけがあることに苦労したが、今では役目を果たすことを意義深く思っていると笑顔を向ける。
スバルが強欲の使徒となった理由
話は、スバルが「強欲の使徒」となったことに向かう。
強欲の使徒とは、簡単に言えばリューズ・メイエルの複製体の指揮権を持った者のことであり、魔女の使徒としての証が授けられているはずと言われる。
話を聞いていくと、夢の城で飲まされた「ドナ茶」がそれに当たると判明し、スバルは驚愕した。同時に、強欲の使徒であるガーフィールも、過去に墓所の中に入ったことに気付いた。
リューズとの別れ際、スバルは「ビルマ」という姓について聞く。「リューズ」は役割のことを指し、各個体の個性は別のところに求める必要がある。それが趣味や嗜好、名前に現れていた。
そして、微笑みながら、嫌でなければ、また同じ質問をワシにしてくれんか?とリューズはスバルに伝える。
夜中にエミリアと偶然出会う
スバルが聖域の集落へと戻る道を歩いていると、パジャマ姿で月の光を浴びた美しいエミリアと偶然出会う。
スバルは、まるで妖精さんだねと口説き文句を放つが、妖精は邪精霊の一種であり、そんな悪く言ったらいけないんだと窘められてしまった。
エミリアの精神状態はこれまでで一番安定しているように見えるが、全然寝付けないようで、本当はここにパックがいてくれたらと不安を溢した。
スバルは自分はどこまでいってもパックの代打だと感じながら、エミリアならきっとできると精一杯励ます。その言葉を聞いて、エミリアは「すごーく、勇気がもらえた」と微笑んだ。
聖堂ではオットー母さんがスバルを寝ずに待っていた
スバルはアーラム村の人々が寝ている聖堂に向かい、自分の睡眠スペースに横たわる。
隣のスペースにはオットーがいて、帰りが遅いから心配したと声をかけられるが、スバルは母さんみたいだなと茶化すだけだった。
オットーは、真剣な声で「何かあったら話は聞きます」と暗に自分に相談しろと伝えるが、スバルは背を向けて、だからオットーには相談できない、自分一人で向かうと呟く。
早朝、エミリアへの手紙を書いて扉の前に残し、パトラッシュに乗ってロズワール邸へと向かう。集落を出るスバルの背中を、聖域の目であるリューズの複製体の一人が見送っていた。
森の道でガーフィール登場
聖域の結界を出る直前、道の先にガーフィールが現れる。
ガーフィールの態度には怒りがあり、昨晩とは違ってスバルへの激しい警戒心があり、スバルを「魔女臭い」と言って、聖域を脅かす悪巧みのために出て行くのだろうと怒鳴る。
スバルは自らの命を賭け金にして、ガーフィールの考えを解き明かそうとする。ガーフィールはスバルの異常行動を察知して手を離し、何を考えてやがると憤った。
スバルが聖域を脅かさない保証を求めるが、スバルは自分はエミリアの味方であり、聖域にも敵対することはない、信じろとだけ言う。
ガーフィールは、何も知らない、痛みも苦しみも知らない奴が言うなと吠えるが、スバルは地獄なら何度も見てきたと射抜くような目をして歩き出し、ガーフィールはスバルを止めることができなかった。
フレデリカ達を村に逃して禁書庫へ向かう
ロズワール邸に到着したスバルは、フレデリカとペトラ、レムをアーラム村へ逃す。
ペトラにハンカチの感謝を伝えると、お礼にデート1回をおねだりされ、快く受け取った。走り去って行くペトラの背中に、またこの約束をしようなと、スバルは死に戻りする前提の言葉を投げかける。
禁書庫の扉を開くと、ベアトリスは終わりの終わりがやってきたことに感じ入って両手を広げて迎え入れる。その終わりをもたらす相手がスバルになるのは、皮肉すぎる結末だと言った。
リゼロアニメ35話(2期10話)「地獄なら知っている」の感想・考察ネタバレ
リューズの指揮権と魔晶石の関係
嫉妬の魔女と対峙した際、ガーフィールは強欲の使徒の権利を行使しますが、その手の中にある魔晶石は光り輝いていました。
このことから、強欲の使徒となる条件は、墓所の試練でエキドナに資格を与えられることであり、発動条件にはガーフィールまたはフレデリカの魔晶石が必要になるものと想定されます。
スバルがこれまでの周回で使徒として動けなかったのは、ドナ茶の定着がしていなかったか、又はエキドナの記憶が封じられていたことが原因と考えられます。
ガーフィールは獣化しても自我を保てる?
ガーフィールは獣化して嫉妬の魔女の影に捕まった後、複製体に対して「行け」と命令を出しました。
大虎になると自我を忘れて暴走するというのがガーフィールの獣化ですので、この発言は、獣化が解け始め、元のガーフィールに戻ろうとしていたのではないかと思われます。
ガーフィールがスバルに敵意を持つタイミング
墓所の試練から出てきたスバルに対しては友好的な態度でしたが、翌朝に聖域を出ていことするスバルに対しては、ガーフィールは「魔女臭い」と言って敵対的な態度を示します。
つまり、初日の夜の間にガーフィールはスバルへの態度を変化させており、過去の周回でガーフィールが誰と夜に会っていたのかを考えると、スバルを監禁したリューズが最も怪しくなります。
スバルの魔女の瘴気を嗅ぐことのできるリューズは、このリューズである可能性が高いでしょう、
妖精は邪精霊の一種?
エミリアに伝えた妖精さんの口説き文句は、邪精霊の一種だと突き返されてしまいました。
この「妖精さん」という言葉は、今後のエミリアの墓所の試練の中で再登場します。
そのことを考えると、エリオール大森林の関係者と異世界転生者の関係性が浮かび上がりますので、ぜひその場面をチェックしてみてください。
スバルがオットーを連れていかない理由
スバルは二度目の茶会を通じて、自分が権能を駆使して全員を助けるという選択をしています。
オットーは過去の周回でスバルを庇って散っているため、スバルにとっては危険に巻き込みたくない存在となっていました。
そのため、本来一緒に連れていった方が良いオットーにも相談せず、単独でロズワール邸へ向かう判断をしています。
リゼロアニメ35話(2期10話)「地獄なら知っている」まとめ
二度目の茶会、嫉妬の魔女との邂逅を遂げたスバルは、「自分を何度でも犠牲にする」スタンスを確立し、聖域とロズワール邸に渦巻く謎を解き明かそうと動くようになりました。
積極的に死に戻りを活用して謎解きに励むスバルに、どんな困難が訪れるかとても楽しみですね。
禁書庫ではベアトリスがスバルを迎え入れ、次の36話では、この二人の対話が描かれることとなるでしょう。
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本ページの情報は2022年4月1日時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
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