月刊コミックアライブ2016年12月号掲載のリゼロ外伝、「オルコス領の赤雪(後編)」のあらすじネタバレ、感想、考察です。
目覚めたエルザの側には、倒したはずの壮年の男性、ヴィクター・オルコスがいて…!?
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リゼロ外伝「オルコス領の赤雪(後編)」の見どころネタバレ
ヴィクターの屋敷でエルザが目覚める
目覚めたエルザの側には、「祝福」の力で蘇生したヴィクター・オルコスがいた。
部屋に赤毛の少女ノーラ、竜車の中で他の子供達を庇うように前に出た少女が現れ、ノーラがエルザを助けるようにヴィクターに懇願したことが明らかになる。
エルザが気絶した後、「核」が破壊されておらず蘇生したヴィクターが神殿騎士の青年を退け、ノーラの懇願を受け、エルザを竜車に乗せ、それを引いて拠点まで戻ってきたとのことだった。
エルザは、やはりヴィクターは奴隷取引をしている様子はないと告げると、ノーラがそれを大声で肯定する。
エルザとノーラの時間
エルザは、手持ち無沙汰に趣味の編み物の人形作りをしたいと頼み、針と糸を持ってきてもらう。しかし、両手の怪我で自分ではできないため、ノーラを膝の上に置いて、代わりに編み物をしてもらっていた。
部屋の外には、エルザへの警戒心と、ノーラへの心配の感情の匂いが立ち込め、大勢の人が行き来しており、何かしらの動きがあったことをエルザは察知する。
ノーラが初めての人形を完成させると、エルザはノーラに助けられた借りを精算すると持ち出し、ノーラに願い事を聞いた。
ノーラは、大人達と違い、グステコ聖教と戦っても勝ち目がないと感じており、涙目でエルザに助けを求めた。
深夜にエルザがヴィクター邸を出る
深夜、いつも通りの猛吹雪が吹き荒れ、静寂とはかけ離れた静けさの中、エルザは見張りの意識の間を縫って外に出る。
そこには、二本の刀を刺したヴィクターがいたが、争う気はないと言われ、エルザは少し残念がった。大将がこんな夜更かししていのかと聞かれると、ヴィクターは「聖人」の資格を身に宿しているとだけ答えた。
エルザが屋敷を出ると、ヴィクターは「飛矢」が間に合えばいいのだがと、エルザを助けた本当の理由が、グステコ聖教団への刺客にするためだと明かされた。
エルザがイゴールの屋敷に戻る
エルザの帰還をイゴールは歓迎する。その様子から、神殿騎士の青年、マカリスタの報告が上がってきていないことが分かった。
しかし、イゴールは計画になかったものを徹底的に排除する慎重さを有しており、背後の双子の神殿騎士に対して、エルザを動けなくしてから確保するように指示する。
元々、作戦終了後にはエルザを無理やり妾とする予定だったため、単にそれを前倒しするという簡単な意思決定だった。
だが、双鞭を使う双子の神殿騎士はあっさりとエルザに敗北し、イゴールは恐れ慄いて、脱出手段のある屋敷の最奥の執務室へと向かう。しかし、そこに到着することは叶わなかった。
屋敷にはエルザ、メィリィ、影獅子ギルティラウの姿だけが残った。
ヴィクターとログレス、マカリスタが激突
エルザが抜けた後、マカリスタが神殿騎士の立場を明かして参戦していた。
屋敷までたどり着いた一同は、数の力でヴィクターを押し込み、勝利を掴んだ。紅猟団は半分が壊滅していることから一方的ではない激戦が繰り広げられたことが分かる。
ログレスは、ヴィクターがはめられたことにも気づいていたが、どうすることもできない。
マカリスタは、エルザを気絶させた後、目覚めたヴィクターにボロボロにされており、その恨みと怒りをヴィクターにぶつける。そして、止めの精霊魔法が行使される寸前、エルザが戻ってきた。
エルザはヴィクターに、イゴールを討ち取った証拠を届け、神殿騎士マカリスタと対峙する。今度はたった二分、それだけでエルザがマカリスタに完勝した。
ノーラに恨まれる
エルザは、オルコス領とケナシュ領を、メィリィに借りたギルティラウを使って往復していた。
その影獅子の背中からノーラが転がり落ちてきて、瀕死のヴィクターに駆け寄るが、ヴィクターはここで命を落とす。
ノーラは、エルザにどうして助けてくれなかったのかと睨みつけながら聞く。「助けて」という言葉は、ノーラだけが対象だと思っており、ノーラを助けたあとは自分の趣味を優先させてしまったと、ヴィクターを助けられたのに助けなかったことを打ち明け、心からの謝罪をノーラに伝えた。
ノーラはエルザへの憎しみが爆発し、剣を取るが、すぐにログレス達に止められる。ログレスに味方同士で争いたくないと言われると、エルザはその場を立ち去った。憎しみという感情でノーラと繋がれたことに、喜びを感じていた。
メィリィとルグニカへ
影獅子の背中でメィリィにお馬鹿扱いされながら、エルザは次の場所へと移動していく。
メィリィは、エルザから人形を渡されると、口では喜んでないふりをしながら大喜びしていた。
グステコ貴族や神殿騎士を多数害したことで、エルザはグステコで指名手配され、これ以上いられなくなる。
そして、直感に任せてルグニカに向かうことを決めた。
リゼロ外伝「オルコス領の赤雪(後編)」の感想・考察ネタバレ
「祝福」には「核」がある
ヴィクターの蘇生は「核」が破壊されていなかったからできたと言及されました。
エルザは頭だけになっても蘇生していたので、神殿騎士が授かる祝福と、エルザの「呪い人形」は別物だと思われます。
グステコには秘術の蔵書を抱え込んでいた貴族もいたので、ベアトリスが言及していたように、呪術については相当に発展して様々なものがあるのでしょう。
オメガがグステコに入っていますが、その目的はグステコの持つ呪術関連の知識なのかもしれません。
メィリィの謝罪行脚はルグニカだけじゃない？
メィリィは７章開始時に、エミリアと一緒に、これまで迷惑をかけた皆にきちんと謝ることが決まりました。
そのための贖罪の一つがアウグリア砂丘通行の安全を保証する役割となっていますが、活動範囲がルグニカに留まらないとなると、ルグニカがメィリィを許して囲んでも、それが他国との争いの火種となってしまいそうです。
メラクェラやストライドが言及していたように、歴史が繰り返されるのであれば、今のリゼロ世界においてもいずれ「嫉妬」の災厄が訪れるので、メィリィが世界各国から許されるためには、この世界的な大厄災に際して活躍することが必要な気がします。
リゼロ外伝「オルコス領の赤雪(後編)」まとめ
エルザの活動拠点が生まれ故郷のグステコ聖王国からルグニカへ移動したお話が描かれました。
ヴォラキアの九神将にも匹敵すると言及されている神殿騎士相手に、結構あっさりと圧勝してしまったので、盗品蔵でパックが言及していたように、エルザは相当な強者だったことが判明しました。
オルニアを残し、フェザーランの姉妹の完成形とならずにこの強さなので、もしオルニアも撃退していたら、エルザがどの程度の強さになったのかは気になるところです。
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本ページの情報は2022年4月1日時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
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